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New Releases - 2025年03月 発売タイトル

Search results:31 件 見つかりました。

  • ハムレットの亡霊~失われた18世紀イタリア歌劇の残照を求めて~(マメリ)

    【緩急自在なマメリの歌唱が光る、発見の面白さ満載のバロック・アリア集】バロック作品の精緻な解釈で知られるイタリアのソプラノ歌手ロベルタ・マメリが、知られざるイタリア古楽の魅力を発掘・紹介してきたARCANAレーベルから世に問う新たなソロ・アルバムは、巨匠メタスタージオ以前の最も重要なイタリア劇音楽台本詩人の一人A.ゼーノ(1668-1750)が1705年に手がけたハムレット悲劇のオペラ台本《アンブレート》に光を当てるプログラム。この台本はシェイクスピアの戯曲より古い12世紀初頭の史料を典拠としており、ハムレットの母やシェイクスピア劇のオフィーリアに相当する女性ヴェレモンダが大きな役割を演じるユニークな内容。ガスパリーニ作曲による第1作の後もたびたび新作が書かれており、マメリはそれら後続作からのナンバー含め、作曲家の知名度に惑わされず優れた曲を厳選、ゼーノの台本で描かれた女性たち、あるいは初演時カストラートが演じた男性たちの心理をしなやかに解釈してゆきます。若き日のヘンデルやD.スカルラッティの秘曲、ポッラローロやガスパリーニらヴィヴァルディ前夜のヴェネツィアを沸かせた大家たちの充実作に加え、古典派前夜の時代に活躍したカルカーニ1742年作のアリア群もスタイリッシュで魅力的。さまざまなソリストと活躍する南仏リヨンの古楽器集団ル・コンセール・ド・ロテル・デューも端正にして熱のこもった演奏を聴かせ、未知の作品と出会う面白さを幾倍にも際出せてくれます。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A574

  • カリツケ:タイムカプセル/フェラーリ:快楽と悲嘆の物語(バイエルン放送響/カリツケ)

    2023年11月10日の「musica viva」コンサートのライヴを収録したアルバム。1959年生まれの指揮者・作曲家ヨハネス・カリツケが自作とリュック・フェラーリの作品を演奏しています。カリツケの「Zeitkapsel タイムカプセル」は2022-23年のバイエルン放送委嘱作品。様々な時代の音楽的要素が用いられ、曲の最後には、歴史上初めての音響記録である「1860年の蝋紙上の音波記録」の断片が響きます。フェラーリの「Histoire du Plaisir et de la Desolation 快楽と悲嘆の物語」は1979-81年にラジオ・フランスから委嘱されたもので、1982年にパリで初演されました。ミュジーク・コンクレートの先駆者として知られるフェラーリがオーケストラ作品に挑戦した意欲作で、快楽と悲嘆のテーマが独創的な展開をもって描かれています。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900646

  • 詳細

    ラロ:スペイン交響曲/サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番/サラサーテ:カルメン幻想曲(エーネス/BBCフィル/メナ)

    前作のシベリウスのヴァイオリン作品全集(CHSA5267)がガーディアン誌ほか各誌で絶賛されたジェイムズ・エーネス。今作ではスペインの指揮者ファンホ・メナ率いるBBCフィルハーモニックを従えて、サラサーテにまつわる3つの作品を演奏。スペイン生まれのサラサーテは、幼少期にパリ音楽院で学び、その後の一生をパリで過ごしました。多くの作曲家が彼に協奏曲を献呈、このアルバムに収録されたラロの「スペイン交響曲」とやサン=サーンスの第3ヴァイオリン協奏曲もサラサーテのために書かれた作品です。加えてサラサーテ自作の「カルメン幻想曲」も収録。どれもソリストの技巧の見せ場がふんだんに用意された華麗な曲で、エーネスは旋律を情熱的に歌い上げており、とりわけ「カルメン幻想曲」では様々な奏法を駆使した躍動的な演奏が楽しめます。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Chandos
    カタログ番号:CHAN20333

  • デュアリティズ- ピアノ・デュオのための作品集

    幅広いレパートリーと説得力ある解釈で高く評価されるアンドレイ・カスパロフとオクサナ・ルツィシンによるインヴェンシア・ピアノ・デュオのアルバム。アルメニアとウクライナにルーツを持つ二人は、モスクワ国立音楽院とインディアナ大学で学び、現在は米国バージニア州ノーフォークのオールド・ドミニオン大学で教鞭を執るほか、ノーフォーク室内楽団の芸術共同監督も務めています。カスパロフは作曲家・アレンジャーとしても評価が高く、このアルバムでも彼自身の編曲によるリストの「死の舞踏」やラヴェルの「ラ・ヴァルス」などを披露。2台ピアノと連弾の多彩な表現を探ります。2003年に設立されたデュオは、2014年、Veer Magazine Music Awardsのベスト・クラシック部門を受賞するなど、演奏と録音の両面で国際的な評価を得ています。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDX21122

  • アナトーリ・アレクサンドロフ:ピアノ・ソナタ全集

    ロシアの作曲家・ピアニスト、アナトーリ・アレクサンドロフ。モスクワ音楽院で学び、タネーエフやイグムノフに師事し、1916年に卒業。メトネルやラフマニノフ、スクリャービンの影響を受けつつも、師であるタネーエフに倣ったロシア音楽の伝統を尊重した独自の作風による作品を発表しました。この3枚組には世界初録音を含む、彼のピアノ・ソナタを全曲収録。約60年にわたる作曲活動の中で、活動の初期には印象派風の神秘的な曲を書いていた彼が、1930年代以降は社会主義リアリズムの影響を受けて作風を簡素化、調性を明確にした伝統的な様式へと移行していったことが窺える内容です。シンガポール出身のピアニストのクラリス・テオは、この全曲録音を通じてアレクサンドロフのソナタを20世紀音楽の重要な作品として提示し、作品の魅力を丁寧に伝えています。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Divine Art
    カタログ番号:DDX21375

  • レイノルズ:The Promises of Darkness

    ピューリッツァー賞受賞作曲家ロジャー・レイノルズと指揮者マティアス・ロイメルトのコラボ・アルバム。ここには1975年から2013年にかけて書かれた4作品を収録しています。アルバムのタイトル曲「The Promises of Darkness」はベトナム戦争終結後の世界情勢に想起された不安感を描き、レイノルズが尊敬するロベルト・ジェラールへのオマージュとして作曲されました。「ミストラル」はチェンバロとアンサンブルによる作品で、繊細な響きは地中海の風にインスパイアされています。「ディオニュソス」は調性を探求し、表情豊かなソロが際立ち、「Positings」はライヴ演奏と電子音を融合した革新的な作品です。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Ekkozone
    カタログ番号:Ekkozone05

  • 詳細

    モーツァルト:荘厳ミサ曲「孤児院ミサ」 K. 139/ハイドン:ネルソン・ミサ(ウィーン放送響/ギーレン)

    モーツァルトのハ短調ミサ曲はウィーンの孤児院教会(ヴァイゼンハウスキルヒェ)の献堂を記念して委嘱された作品。当時、わずか12歳のモーツァルトが宮廷で初演を指揮し大きな称賛を得ました。ハイドンの「ネルソン・ミサ」はナイルの海戦で功績をあげたホレーショ・ネルソン提督にちなみこの名で呼ばれるようになり、1800年にはネルソン自身がエステルハージ宮殿を訪れてこの曲の演奏を聞いたとされ、このタイトルで落ち着きました。ギーレンはネルソン・ミサを1999年にバーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団と録音しており、お気に入りの作品だったようです。モーツァルトでソプラノ・パートを歌うツェンチッチは、録音当時ウィーン少年合唱団に在籍中でした。その飛び抜けた美声がこのミサ曲でも際立っています。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Orfeo
    カタログ番号:C240111

  • M. J. エルプ:オルガン作品集 第2集 - カトリック典礼のコラール主題によるソナタ 他

    フランス、アルザスの作曲家マリー・ジョゼフ・エルプは、5歳の時にベルリオーズが指揮する「キリストの幼時」を聴き感銘を受け、パリでサン=サーンス、ウジェーヌ・ジグー、クレマン・ロレに学び、その後ストラスブールでオルガニスト、教師として活躍、フランツ・リストやアルベルト・シュヴァイツァーらとも親交を持ちました。このアルバムには名奏者、ヤン・レヘトラがエルプの3つの作品を収録しています。「カトリック典礼のコラール主題によるソナタ」は1905年に作曲され1911年に出版。彼の師であるウジェーヌ・ジグーに捧げられたこの作品は、フランクの影響を受けた見事なオルガン・ソナタとして当時の批評家から絶賛されました。「教会礼拝のための20のオルガン小品」は前奏曲、間奏曲、後奏曲などで構成された曲集で、1908年の出版。ストラスブール大聖堂のオルガン奏者マティアス神父に捧げられており、ここでは曲集から6曲が紹介されています。「大オルガンのための組曲」はオルガン奏者ジョセフ・ボネに献呈され、1920年にボストン音楽協会から出版され、ミュージカル・オブザーバー紙で絶賛されるなどこちらも高く評価されました。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0698

  • ガスト:歌曲集

    ドイツの作曲家ペーター・ガスト。本名はヨハン・ハインリヒ・ケーゼリッツといい、フリードリヒ・ニーチェの弟子・友人です。ザクセン州アンベルクで生まれ、ライプツィヒ大学で音楽を学んだ後、バーゼル大学に進みニーチェとの友情を築きました。そしてニーチェの視力が悪化した際には、代読や口述筆記を行い、ニーチェの全作品の準備を手伝い、特に「人間的な、あまりに人間的な」の作成時に大きな役割を果たしました。ケーゼリッツは作曲家としても才能を発揮、「ペーター・ガスト」のペンネームもニーチェから与えられたものです。しかし、彼の作品は半世紀にわたり共産主義の東ドイツで厳重に封印されていたため、最近まで演奏されることがありませんでした。このアルバムに収録された歌曲の多くは、ドイツ・ロマン派のリートの伝統を継承した、愛、人生、春、酒、若々しい情熱を主題としたもの。ドイツ・ロマン派のリートの伝統を継承しており、ワーグナーと決別した後のニーチェは、これらの明るい雰囲気を持つ作品を高く評価しました。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0706

  • ノア・マクス:弦楽四重奏曲集

    ロンドンを拠点に活躍する作曲家ノア・マクス。このアルバムに収録された4曲の弦楽四重奏曲はどれも20代の作品ですが、その作風は多岐にわたります。第1番はジャン・ジオノの「木を植えた男」が基になっており、英国の田園詩からの影響も受けています。「戦火の馬」で知られる英国の詩人マイケル・モーパーゴの味わい深い語りも印象的です。第2番と第3番は、クルターグやリゲティの影響が感じられる現代的な作品。ほとばしるような不協和音が刺激的です。第4番は更に狂気じみたリズムとパッセージが交錯する野性的な作品です。(2025/03/07 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0749