テレマン, ゲオルク・フィリップ(1681-1767)
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4歳の時に父親を失ったテレマンは、牧師の家系に連なる母に育てられました。彼女はテレマンを音楽家にすることについてはあまり熱心ではなく、幼い頃の彼はほとんど音楽教育を受けることはありませんでした。テレマンが独学で楽譜の書き方を習得、12歳でオペラを作曲したほどの才能を見せても、まだ母親はテレマンが音楽の道に進むことに反対し、ついに彼は「音楽から離れること」を目的にドイツの地方都市ツェラーフェルトに追いやられてしまいます。しかし、ここでも音楽をやめることはなく、その後、母の意向に沿い大学の法学部に行ってからも、より一層音楽の道に邁進、ついにはポーランドのプロムニッツ伯爵の宮廷学長になるなど、音楽家としての道を歩み始めました。そしてポーランドからアイゼナハへ、そしてフランクフルトへ移るとともに、彼の地位も向上。最終的にはハンブルク市の音楽監督という栄誉を獲得。その後もパリやバイロイト、ロシアからも赴任の要請を受けるなどあらゆる地域から招聘を受け、生涯に3000作以上もの作品を書きあげるなど、偉大な音楽家へと成長しました。このアルバムでは生涯さまざまな都市を巡ったテレマンの生き方と、人の心を動かす音楽、この2つの意味をタイトル=「Moving」に据え、彼の声楽曲と多彩な器楽曲を聴いていきます。(2020/04/17 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99215 |
1730/31年の教会暦において、ハンブルク市の音楽監督を務めていたテレマンは特別な構想による新作を発表しました。それは聖書のテキストではなく、新作の詩を用いたオラトリオを教会の礼拝で演奏するというものでした。この時に演奏されたのは、詩人であり音楽家でもあるアルブレヒト・ヤコブ・ツェル(1701-1754)のテキストによる聖ヨハネの祝日のためのオラトリオ「わが神なる主はたたえられん」TVWV 1:602/1216。ツェルは演劇的ともいえるほどのドラマティックな情景を描き出し、テレマンは3人のバス歌手を含む独唱と、4本のホルン、3本のフルートなど多彩な楽器編成によるアンサンブルを用い幅広い表現でテキストに素晴らしい音楽を付けています。エジプト人の嘆きが歌われる箇所では、半音階進行を含むヘ短調の旋律で描かれ、逃げ惑う民衆と追手の描写では16分音符を多用し、緊張感が盛り立てられています。もう1曲は復活祭後の第2日曜日のためのオラトリオ。演奏は、テレマンを得意とするミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズの指揮によるケルン・アカデミー。エレナ・ハルシャーニ、クラウス・メルテンスら独唱陣も見事です。(2022/05/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555271-2 |
テレマン(1681-1767)の作品は非常に広範囲に渡っていて、当時存在したほとんどのジャンルをカバーしていたといっても過言ではないほどです。彼はその作品中、様々な楽器を縦横無尽に用いていますが、その音楽の本質はカンタービレにあり、どの楽器もその特色を存分に披露しながら高らかにメロディを歌い上げています。当時流行の兆しを見せていたフランス風の形式も取り入れながら、ある時はポーランドの民俗的なものの影響も感じさせるこれらの豊かな音楽を、バイエルン放送響の首席オーボエ奏者シュテファン・シッリを中心としたアンサンブル、ル・アカデミア・ジョコーサが壮麗に、賑やかに演奏しています。現在、古楽奏法の最先端を行くオランダの奏者たちと2人の日本人演奏家も、アンサンブルに高く貢献しています。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC897 |
テレマンの代表作、「ターフェルムジーク」(食卓の音楽)の表題は、文字どおり王侯貴族の食卓のBGMを意識したものですが、貴族でなくともNaxos価格で彼の音楽をタップリ味わえる我々は、よい時代に生まれたというべきでしょう。様々な編成をとる3曲とも、使用楽器それぞれ音色の妙を調和よく引き立たせる手腕には、唸らされこと頻りです。バッハの管弦楽組曲に負けないスケールと内容の多彩さを誇る序曲(組曲)、簡素な編成(Vn. Fl. Ob. Vc)なため、楽器の扱いの上手さが一層引き立つ四重奏曲、チェロにまで華麗なパッセージが割り当てられる協奏曲(Fl. Vn. solo)と、いずれも大変な御馳走です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553724 |
まさに史上最強の食卓用BGM「食卓の音楽」の第2弾、大曲なので通常はCD4枚組コース発売のところ、アラカルトで買えてしかもこのプライス、ナクソスならではのメニューです。大衆的人気を博した名シェフのテレマンが「オレはここまでできるんだ」とばかりに天才的職人芸を見せつけた力作だから、どこをとっても美味としかいいよう無し。当盤では、例えば9などちょっと他では見当たらない快適な味覚。演奏はチェロ奏者のグレントン率いるイギリスの古楽器集団、派手さの無い、耳に優しい素朴な食感が、糸をひいて舌に残ります。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553725 |
史上最強の食卓BGM、テレマンの「食卓の音楽」を古楽器によるデジタル録音で楽しめ、全4枚のCDをバラでも買えるナクソスのシリーズの第3集です。メイン楽器がフルート、ヴァイオリン、オーボエ、トランペットと曲ごとに変わりますが、テレマンは常に気持ちいい音楽に仕立ててくれて最高!コンサートでは17世紀の衣裳を身に纏い、作品の本来あるべき姿へのアプローチには妥協しないアンサンブルをモットーとするイギリスの「黄金時代の管弦楽団」による演奏、忙しい現代人の心を解きほぐしてくれる素朴さ、暖かみをお楽しみください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553731 |
史上最強の食卓BGM、テレマンの「食卓の音楽」はCD4枚に及びます。一見、長過ぎるようですが、楽器編成と調性が曲毎に変わり(序曲と終曲を除き、全部違う!)、曲想も千変万化、まさにテレマンがその天才的作曲能力を惜しげもなく投入した傑作ですから、どの部分をとっても凄いわけです。第3巻全曲を収録した当盤が完結編、是非4枚揃えて、その日の気分に合った曲を選びましょう。テレマンのエッセンスが凝縮された、疾風のような終曲が全巻を閉じます。英国の古楽器集団が、暖かみのある素朴な味わいを失わず、聴き手に優しく語りかけます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553732 |
歴史的にも、ハンザ同盟の一員として富裕な有力都市のひとつであったハンブルクは、1410年、1510年、1618年と三度神聖ローマ皇帝から自由都市の特権を与えられ、自治権を獲得維持しており、17世紀のハンブルクは当時の中都市の中では、比較的安全で平和な都市でした。しかし、中世からの確執が絶えないデーン人(デンマークの前身)や、海から襲ってくる海賊たちなど、常に外敵にさらされていることも事実。そんなハンブルクの市民たちは、自ら自警団を結成し、外敵から身を守る努力を怠りませんでした。そんな自警団をまとめる隊長は市民から尊敬され、その激務を労うため、祝宴を催したのです。そんな時のためにテレマンが1738年に書いた作品集です。(2011/02/16 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777386-2 |
1721年、40歳のテレマンはハンブルクの都市音楽監督に就任しました。これによって彼は、当時ハンザ自由都市であったハンブルクにおける音楽の全責任を担うことになり、オペラ、コンサート、教会音楽、作曲、出版とあらゆる部分で活躍し高い評価を得たのです。都市を守るハンブルク市民自警団の隊長のために音楽を書いたのもそんな活動の一環としてです。このオラトリオはハンブルクの守護神「隊長」への謝意があふれた力強い音楽。独唱者たちの熱唱でその栄誉が讃えられるのです。(cpo 777176-2 隊長の音楽1724年もどうぞ)(2009/07/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777390-2 |