テレマン, ゲオルク・フィリップ(1681-1767)
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楽しいと評判のテレマンを聴きたいのだけど、曲が多すぎてどこから始めていいかわからない、という貴方にお薦めしたいのがこれです。特に「昔と今の諸国民」が推薦曲。フランス風の序曲に始まり、3つの国民の性格描写の後、最後の曲での半音階的動きが年寄りの繰り言のよう。こんな曲こそ思わずニヤリ、有名なのは肯けます。当盤最初の組曲の標題は、当時としては大胆にも各曲ごとに調性が違うことからきており、作曲者の先進性がわかります。古楽奏法も身につけた奏者たちによる現代楽器演奏が、テレマンの元気を現代人に分けてくれます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553791 |
18世紀前半、ハンブルク市の音楽監督として活躍、生前はヨーロッパ随一と言われる人気と名声を誇り、ヘンデルやバッハとも親交を結んだテレマン。数多くの作品を残したため、その全貌は未だきちんと把握されておらず、現代においても各地の図書館などから、しばしば未発見の作品が掘り起こされます。このアルバムに収録された3作品も世界初録音。どの曲も、ドイツ音楽の伝統の中に、若い頃から親しんだフランス・イタリア・ポーランドの民族音楽からの影響や、当時最先端のロココ趣味が織り込まれているため、作品から作曲年代を推測するのはなかなか困難です。さまざまなアイディアが盛り込まれた作品を演奏するのは、オルフェオ・バロック管弦楽団。前作(777218)に続く2作目の序曲集となります。(2020/11/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555389-2 |
4歳の時に父親を失ったテレマンは、牧師の家系に連なる母に育てられました。彼女はテレマンを音楽家にすることについてはあまり熱心ではなく、幼い頃の彼はほとんど音楽教育を受けることはありませんでした。テレマンが独学で楽譜の書き方を習得、12歳でオペラを作曲したほどの才能を見せても、まだ母親はテレマンが音楽の道に進むことに反対し、ついに彼は「音楽から離れること」を目的にドイツの地方都市ツェラーフェルトに追いやられてしまいます。しかし、ここでも音楽をやめることはなく、その後、母の意向に沿い大学の法学部に行ってからも、より一層音楽の道に邁進、ついにはポーランドのプロムニッツ伯爵の宮廷学長になるなど、音楽家としての道を歩み始めました。そしてポーランドからアイゼナハへ、そしてフランクフルトへ移るとともに、彼の地位も向上。最終的にはハンブルク市の音楽監督という栄誉を獲得。その後もパリやバイロイト、ロシアからも赴任の要請を受けるなどあらゆる地域から招聘を受け、生涯に3000作以上もの作品を書きあげるなど、偉大な音楽家へと成長しました。このアルバムでは生涯さまざまな都市を巡ったテレマンの生き方と、人の心を動かす音楽、この2つの意味をタイトル=「Moving」に据え、彼の声楽曲と多彩な器楽曲を聴いていきます。(2020/04/17 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99215 |
1730/31年の教会暦において、ハンブルク市の音楽監督を務めていたテレマンは特別な構想による新作を発表しました。それは聖書のテキストではなく、新作の詩を用いたオラトリオを教会の礼拝で演奏するというものでした。この時に演奏されたのは、詩人であり音楽家でもあるアルブレヒト・ヤコブ・ツェル(1701-1754)のテキストによる聖ヨハネの祝日のためのオラトリオ「わが神なる主はたたえられん」TVWV 1:602/1216。ツェルは演劇的ともいえるほどのドラマティックな情景を描き出し、テレマンは3人のバス歌手を含む独唱と、4本のホルン、3本のフルートなど多彩な楽器編成によるアンサンブルを用い幅広い表現でテキストに素晴らしい音楽を付けています。エジプト人の嘆きが歌われる箇所では、半音階進行を含むヘ短調の旋律で描かれ、逃げ惑う民衆と追手の描写では16分音符を多用し、緊張感が盛り立てられています。もう1曲は復活祭後の第2日曜日のためのオラトリオ。演奏は、テレマンを得意とするミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズの指揮によるケルン・アカデミー。エレナ・ハルシャーニ、クラウス・メルテンスら独唱陣も見事です。(2022/05/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555271-2 |
テレマン(1681-1767)の作品は非常に広範囲に渡っていて、当時存在したほとんどのジャンルをカバーしていたといっても過言ではないほどです。彼はその作品中、様々な楽器を縦横無尽に用いていますが、その音楽の本質はカンタービレにあり、どの楽器もその特色を存分に披露しながら高らかにメロディを歌い上げています。当時流行の兆しを見せていたフランス風の形式も取り入れながら、ある時はポーランドの民俗的なものの影響も感じさせるこれらの豊かな音楽を、バイエルン放送響の首席オーボエ奏者シュテファン・シッリを中心としたアンサンブル、ル・アカデミア・ジョコーサが壮麗に、賑やかに演奏しています。現在、古楽奏法の最先端を行くオランダの奏者たちと2人の日本人演奏家も、アンサンブルに高く貢献しています。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC897 |
テレマンの代表作、「ターフェルムジーク」(食卓の音楽)の表題は、文字どおり王侯貴族の食卓のBGMを意識したものですが、貴族でなくともNaxos価格で彼の音楽をタップリ味わえる我々は、よい時代に生まれたというべきでしょう。様々な編成をとる3曲とも、使用楽器それぞれ音色の妙を調和よく引き立たせる手腕には、唸らされこと頻りです。バッハの管弦楽組曲に負けないスケールと内容の多彩さを誇る序曲(組曲)、簡素な編成(Vn. Fl. Ob. Vc)なため、楽器の扱いの上手さが一層引き立つ四重奏曲、チェロにまで華麗なパッセージが割り当てられる協奏曲(Fl. Vn. solo)と、いずれも大変な御馳走です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553724 |