Home > Series > 18世紀クラシックス

 CD & DVD/BD

18世紀クラシックス

Search results:94 件 見つかりました。

  • 詳細

    リヒター:シンフォニア集(ヘルシンキ・バロック/ハッキネン)

    マンハイムの宮廷でバス歌手として活躍、後に作曲理論書を出版したF・X・リヒターの初期の作品です。1744年に出版された「6つのシンフォニア」は様式的にはバロック的ですが、随所に表現力豊かな和声と成熟した対位法が散りばめられているもので、時代の変遷を音で聴けるまことに興味深い作品と言えるでしょう。(2007/10/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557818

  • 詳細

    ヴァンハル:フルート四重奏曲集 Op. 7(グロット/ジャナキ弦楽三重奏団)

    ヴァンハルの作品は、私たちがウィーンのみやびな音楽に持つイメージにぴったり。事実、彼はウィーンで長期にわたり成功を収めました。その秘密は、時代の空気を読んで作曲の力点を交響曲から室内楽、さらには鍵盤音楽に移すなどの器用さにもあったのでしょう。当盤はフルートと三人の弦楽奏者による四重奏曲を収録。この楽器編成は、ヴァンハルならではのエレガンスを最高に発揮します。何も考えず、この優美な音楽に身を浸すだけで幸せな気分になれます。チェリビダッケに師事し、ナクソスではお馴染みの指揮者グロットが吹くフルートと、アメリカの若き弦楽トリオによる演奏でお届けします。(2007/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570234

  • 詳細

    ヴァンハル:ヴァイオリン協奏曲集(西崎崇子)

    ハイドンとほぼ同時代、すなわち音楽家が王侯貴族の庇護の下で生計を立てていた時代にあって、史上初のフリーランス音楽家であったといわれるヴァンハルのヴァイオリン協奏曲です。いずれの曲も、過剰な名人芸に耽るというよりも、協奏的な魅力のツボは押えながらも、優雅さが前に出ている、といった作風になっています。また、変ロ長調の1曲には、モーツァルトがソリストとして演奏したという記録が残っているということでも注目されます。現在の知名度に反して、いかに彼が人気のあった作曲家であったか、同時代の音楽家か高く評価されていたかを示すエピソードといえるでしょう。(2006/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557815

  • 詳細

    ベック:6つのシンフォニア Op. 1 (ニュージーランド室内管/アームストロング)

    しばしば「交響曲の父」と称されるのが、いわゆるマンハイム楽派のヨハン・シュターミッツ。その最も有能な弟子が当盤でご紹介するベックです。この今日では名前を知る人も少ない作曲家の非凡な才能は、当盤を聴けばわかります。交響曲というジャンルがまだ初期の時代、劇的な激しさと大胆な和声に彩られた「6つのシンフォニア」は、幼稚さとは無縁の熟達した音楽なのです。特に「第1番ト短調」の両端楽章の劇性は出色。長調作品は、いずれも爽快で、気持ちよく聴けます。こういう人物がいたからこそ、ハイドンやモーツァルトらが交響曲を高めることができたのかもしれません。交響曲の歴史に思いを巡らすのに好適なアルバムです。(2005/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554071

  • 詳細

    ヴァンハル:交響曲集 3 (トロント室内管/マロン)

    ヴァンハルには、モーツァルト、ハイドン、ディッタースドルフの3巨匠と一緒に、弦楽四重奏を演奏したこともあるというエピソードが残されています。そのことからも、彼が現在の知名度とは対照的に、当時の楽壇でいかに高い評価を得ていた存在であるかが、うかがい知れようというものです。当盤ではなんといってもハ短調交響曲が注目されますが、まさに疾風怒濤の展開で、この作曲家の優れた手腕と感性を示すものです。特に終楽章の疾走感ティンパニの打ち込みを伴った主要主題など、非常に印象的です。もちろんその他の長調作品も充実しており、例えば変イ長調交響曲の第2楽章でのホルンの絶妙な用法など、聴きどころが沢山あります。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557483

  • 詳細

    サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲集(チェン・ジュウ/トロント室内管/マロン)

    サン=ジョルジュはフランス人の植民地入植者とセネガル人女性との間に生まれ、アスリート、剣人でありながら音楽家としても活躍した変り種。経歴も珍しければ音楽もオリジナリティに富んでいます。「ヴァイオリン協奏曲第10番」は聴く者を驚かせることでしょう。技巧的なヴァイオリン独奏パートを中心に展開される楽想はブリリアントかつエレガント。これは18世紀後半の協奏曲の名曲に数えたいものです。遺作の協奏曲ニ長調の第2楽章は、まるでロマン派のような劇性があります。中国人ヴァイオリニスト、ジョウの独奏も見事です。第1集(8.555040)と併せてお聴きください。(2004/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557322

  • 詳細

    ツィンマーマン:弦楽四重奏曲第1番 - 第3番(ムジカ・エテルナ)

    アントン・ツィンマーマンの名前を聞いてもピンと来ないのは当然です。18世紀半ばに彼が活躍したハンガリー(現在はスロヴァキア)のブラティスラヴァは、政治、経済、文化、宗教の中心地であり、音楽の華も咲き誇る都市でした。彼はあらゆる分野で作品を残しましたが、今日ではその名を忘れられています。当盤の収録曲は「6つの弦楽四重奏曲」からの前半の3曲で、ハイドンの影響が濃厚に感じられますが、その優美な楽想は、18世紀ならではの魅力を湛えた未知の音楽との新たな出会いの喜びをもたらします。メヌエット2曲を含む5楽章制の採用も注目されるところ。ブラティスラヴァに集った音楽家たちの演奏であることも見逃せません。(2004/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553952

  • 詳細

    ロゼッティ:ファゴット協奏曲集(ホルダー/ニュー・ブランデンブルク・フィル/パスケ)

    まだまだ芸術音楽が王侯貴族の娯楽であった時代にあって、お抱え音楽家として活躍したロゼッティによる、ファゴット協奏曲の主要作を集成した一枚です。そんな時代背景とファゴットのユーモラスで温かい音色は、耳に心地よい、明るく楽しい音楽をもたらしています。といってもノーテンキ一辺倒ではなく、例えば4の中程では、実に魅惑的な愁いの表情も見せてくれます。全曲を通じて、独奏パートは幅広い音域を自在に動き回り(7での低音域に活用など実に面白い!)、独奏楽器としては馴染みの薄い、この楽器の豊かな可能性を存分にしアピールしています。独奏者ホルダーの駆使する豊かな音色にも要注目です。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555341

  • 詳細

    C.P.E. バッハ:フルート協奏曲全集(ガロワ/トロント室内管/マロン)

    大バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエルは、いわば対位法の権化であった偉大な父とは異なり、はるかにリラックスした、エンタテイメント重視路線の作風の持ち主でした。フルート協奏曲も、長調の部分は楽しげに、短調部分は情熱的にと、屈託のない明るさとセンスの良い旋律美に貫かれ、また独奏者の腕前を存分に発揮する華麗な仕上がりとなっています。伴奏が弦楽と通奏低音のチェンバロのみという簡素な編成となっているのも、フルートの輝かしさを一層引き立てています。現代最高のフルーティストの一人である、パトリック・ガロワの名人芸をどうぞお楽しみください。(2002/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555715-16

  • 詳細

    クラウス:交響曲集 4 (スウェーデン室内管/スンドクヴィスト)

    ハイドンやモーツァルトと同時代に活躍したクラウスは、所謂「疾風怒濤」様式により、なかなかにドラマティックな作品を残しています。例えばヘ長調の交響曲の第1楽章などに見られる、目まぐるしい転調などは素晴らしい効果を上げています。また、ディスク両端に置かれたシンフォニアと行進曲は、スウェーデン王グスタブ3世が、戦意高揚キャンペーンの一環としてクラウスに作曲を依頼した、いわばプロパガンダ音楽ですが、その色彩的・祝祭的な響きは楽しいものです。特にフーガの手法を大々的に取り入れた前者は威風堂々たる仕上がりで、その使命を存分に果たしているといえましょう。(2002/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555305