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New Releases - 2019年12月 発売タイトル

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    ベルナルディ:声楽アンサンブルと室内楽作品集(ヴォーチェス・スアーヴェス/コンチェルト・シロッコ)

    【ヴェローナ出身ザルツブルクで活躍した知られざる作曲家、ベルナルディのレクイエム初録音!】ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂で聖歌隊の楽長を務めたジョヴァンニ・クローチェの作品集(A439)に続き、ヴォーチェス・スアヴェスとコンチェルト・シロッコが私たちを誘うのはザルツブルク。モンテヴェルディと同時代にこの地で活躍した、ヴェローナ出身のステファノ・ベルナルディの作品集です。1628年から34年までの間、彼は新しく建造されたザルツブルク大聖堂の初めての聖歌隊楽長を務め、そのキャリアのピークを迎えていました。彼は特にここに収められたような多声声楽作品と器楽作品の発展の中で、イタリアの新しいスタイルをザルツブルクに根付かせることに大きく貢献し、現在ではこの地の音楽の祖と見なされています。彼の音楽の高い水準を示す証として、今日までザルツブルク大聖堂のアーカイヴに残されている素晴らしい『レクイエム』を挙げることが出来るでしょう。とりわけ強く印象に残るのは「続唱」のパートで、ここには有名なグレゴリオ聖歌「怒りの日」が引用されています。このベルナルディの『レクイエム』とモテットは世界初録音となります。収録作品のうちシンフォニアは器楽合奏によるものですが、全ての声楽作品においても、オルガンのほかサックバットを中心とした合奏が鳴り響き、同時代のヴェネツィア楽派を連想する壮麗な音楽を堪能することができます。モーツァルトより一世紀半前、ビーバーが着任する前のザルツブルクでいかにイタリア流儀の音楽が根づいていったか、この貴重な録音で明らかになるでしょう。ヴォーチェス・スアーヴェス&コンチェルト・シロッコは古楽復興の一大拠点バーゼルで学んだ俊才が集う実力派古楽グループ。近年急速に欧州で注目を集めつつある名団体で、日欧での活躍が目立つ朝吹園子氏の参加も心強いところです。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A470

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    レンツォフスキ/ルボヴィチ:弦楽四重奏と管弦楽作品集(アトム弦楽四重奏団/NFMレオポルディヌム管/ダノヴィチ)

    ポーランドのクロスオーバー系アンサンブル「アトム弦楽四重奏団」とNFMレオポルディヌム管弦楽団は2年間に及ぶコラボレーションを行い、極めて興味深い作品を生み出しました。このアルバムでは弦楽四重奏団のメンバーによるいくつかの曲や、カリスマ的作曲家ハンナ・クレンティがアンサンブルに捧げた「コンチェルト・ロッソ」などエネルギッシュな作品を聴くことができます。アルバムタイトルでもある「スペルノーヴァ」はアンサンブルのチェリスト、レンツォフスキの曲。民謡風のテイストを持つ旋律が、妖し気な雰囲気を振りまきながら朗々と歌われていく作品です。他の曲も耳なじみが良く、どこか懐かしさも感じさせます。弦で奏される鳥の声が聞こえる「草原のメロディ」や喜びの感情が溢れる「ハッピー」などユニークな曲が並びます。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD244

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    K.A. ハルトマン:弦楽四重奏団第1番「カリヨン」、第2番(アイリス弦楽四重奏団)

    ドイツの作曲家ハルトマン。8曲の交響曲やヴァイオリン協奏曲「葬送協奏曲」など、戦争への抗議を込めた作品で知られます。時にはクラスターなどの前衛的で野心的な作風を用いながらも、過去の作品、とりわけブルックナーやマーラーの影響も感じさせる強烈な色彩感を持つ音楽を書いています。第二次世界大戦後はドイツ音楽界の重鎮として活躍。ドナウエッシンゲン音楽祭の運営にも関与するなど、現代音楽の発展にも大きく寄与しました。ヘルマン・シェルヘンに捧げられた弦楽四重奏曲第1番「カリヨン」は1935年、ジュネーヴ作曲コンクールの最優秀賞を受賞した作品。冒頭の沈痛な旋律はユダヤ民謡が由来です。耽美的な第2楽章、激しい第3楽章と、全体がメリハリのある構成です。タイトルを持たない第2番は、妻エリザベスに捧げられており、第1番よりも成熟した作風を有しています。また、アルバムの最後には、彼の師であるウェーベルンの美しい「緩徐楽章」を収録。ポーランドの若い世代を代表する奏者たちによるアイリス弦楽四重奏団の緊密な演奏です。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD245

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    シマノフスカ/ウォプスカ/ヤノータ/ランドフスカ/サルネツカ:ピアノ作品集(リサク)

    ヨーロッパの上流社会における「サロン」は、人々の出会いを促すだけではなく、新しい文化が生まれる場所でもありました。とりわけ19世紀には、女性たちが運営するサロンが特別な役割を果たしていたことも知られています。例えばロシアではアレクサンドル1世の皇后エリザヴェータ・アレクセーエヴナとアレクサンドル2世の皇后マリア・アレクサンドロヴナ。この2人の宮廷ピアニストを務めたマリア・シマノフスカのサンクトペテルスブルグの華やかなサロンや、同じく技巧的なピアニストとして名を馳せたナタリア・ヤノータのサロンでは、次々と新しい音楽や話題が生まれました。しかし、残念なことに現代では彼女たちの名前はほとんど目にすることはありません。かろうじて1856年に発表されたバダジェフスカの「乙女の祈り」のみが、今でも世界中のピアノ愛好者たちを虜にしています。このアルバムでは、このようなポーランドのサロンで活躍した女性たちの作品を楽しむことができます。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD246

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    ヴァインベルク/タンスマン:ピアノ三重奏曲集/A. チャイコフスキー:トリオ・ノットゥルノ(ヴァインベルク三重奏団)

    2016年「第20回タンスマン祝祭音楽祭」でデビューした「ヴァインベルク三重奏団」。ポーランドを代表する3人の奏者たちによって結成された弦楽三重奏団です彼らが最も敬愛するのは、アンサンブルに名を冠する作曲家ヴァインベルクの作品。このアルバムで彼らは、そのヴァインベルクと同じくポーランド出身の作曲家タンスマンとアンジェイ・チャイコフスキーの作品を演奏。心地よいテンポと漲る緊張感が作品を際立たせています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD247

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    ミエルチェフスキ:声楽と室内楽作品集(ヴロツワフ・バロック・アンサンブル/コセンジャク)

    ポーランドの知られざるバロック作品を積極的にリリースするアンジェイ・コセンジャク。今回のアルバムは、第1集(ACD-227)が好評を博したミエルチェフスキの声楽作品集。ミエルチェフスキの生年や幼い頃の状況はわかっていませんが、1638年からワルシャワ王室礼拝堂の音楽家となり、1645年には国王ヴワディスワフ4世の弟カロル・フェルディナント・ヴァザの宮廷楽長に就任したという記録が残っています。作品の中にポーランド民謡を取り入れるなど、当時の最先端の様式を用いた作品を残しており、このアルバムでは不完全ながらも現存する「ミサ・トリウムファリス」の断片を含む、彼のいくつかの宗教的声楽曲を聴くことができます。今作でもコセンジャクは合唱の配置に心を配り、ミエルチェフスキが求めたであろう響きを追求しています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD248

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    ラクス:チェロ・ソナタ/ポーランド組曲/室内協奏曲(クヴィアトコウスキ/ゴリンスキ/グラピャーク)

    シモン・ラクスはフランスで活動したポーランドの作曲家。もともとはロシア市民として生まれ、ビリニュスとワルシャワで数学を学び、1921年に新しく設立されたワルシャワ音楽院に入学、ポーランド国籍を取得します。1926年にはウィーンに行き、その翌年にはパリに留学、この時期にはアレクサンドル・タンスマンと親交を結びました。しかし第二次世界大戦中にナチスに捉えられ収容所に送られたものの、なんとか生き延びパリへ戻ることができました。大戦後は作曲を続けるも、1967年頃には作曲を辞め、翻訳家、作家として残りの生涯を過ごしたというラクス。独立した思考を持っており、音楽でも独自の作風を生み出し、当時流行の作風を用いることなく曲を書き上げました。全体的に辛辣な曲が続きますが「ショパンへのオマージュ」だけは優しい風情を持っています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD249

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    ヴァインベルク:弦楽四重奏曲第11番 - 第13番(シレジア弦楽四重奏団)

    2010年のブレゲンツ音楽祭において作品が集中的に演奏され、急速に注目が高まったヴァインベルク。以前は悲惨な戦争体験から「悲劇の作曲家」としてのみ知られていましたが、最近では作品を耳にする機会も増え、彼の穏やかで抒情的な側面にも光があたるようになってきました。全17曲ある弦楽四重奏曲は、初期の作品では親友ショスタコーヴィチの影響が感じられるものの、後期になるに従い、全く違う様相を見せていきます。このアルバムには第11番から第13番までの3曲を収録。なかでも激しい第12番は「暗い」ヴァインベルクを代表する作品です。第11番は民謡風のモティーフが効果的に使われ、第13番は単一楽章で書かれています。ポーランドの主要な室内楽団の1つであるシレジアン四重奏団の演奏です。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD250

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    ペンデレツキ/シマノフスキ/パヌフニク:弦楽四重奏曲集(アトマ四重奏団)

    「アトマ四重奏団」は現代ポーランドにおける最も若い奏者たちで構成されたアンサンブルです。もともとはポーランド音楽アカデミーの卒業者たちが「New Music Quartet」という名前で活動していましたが、2016年から今の名前を用いるようになりました。数多くの国際コンクールで入賞経験のあり大きな期待が寄せられています。このアルバムには、彼女たちが2年がかりで模索した「芸術的にユニーク」と考える、様々な作曲年代に書かれた作品が収録されています。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD252

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    ヘークフ:ヴァイオリン・ソナタ集(ズゴウカ/ティエル/ルポチンスカ)

    18世紀ドイツのヴァイオリニスト、カール・ヘークフのヴァイオリン・ソナタ集。もともとは軍楽隊のオーボエ奏者として活躍し、連隊の一員としてポーランドに赴いた際、ワルシャワの知事の目に留まり、知事のお抱えの音楽家となりました。この地ではヴァイオリンとホルンを演奏、その後フランツ・ベンダの推薦によりツェルプストの音楽監督に就任。優れたヴァイオリン奏者、教師として名を馳せ、最終的には「ドイツにおけるヴァイオリン演奏法の創始者の一人」として讃えられるようになった人です。このアルバムには彼の技術の粋を極めたソナタを収録。どの曲もバロック盛期の特徴を備えており、最初と最後のソナタは調性も冒頭の旋律もほとんど同じですが、装飾の違いや、少しずつ違う曲に発展していくところはヘークフの創意工夫の表れと言えるでしょう。(2019/12/13 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD255