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New Releases - 2020年01月 発売タイトル

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    ヴェネツィア:フルート・ソナタ集 Op. 1, No. 1-6 (グロシュ/ソアレス)

    18世紀はイタリア音楽花盛りの時代。ヨーロッパ中の宮廷でイタリア音楽と音楽家が人気を博していました。そんな中、歴史に埋もれた女性作曲家、演奏家でもあったアンナ・ボン・ディ・ヴェネツィアの存在はとてもミステリアスで魅力的です。1738年から40年頃にロシアまたはイタリアで生まれたとされており、両親はオペラの舞台制作などに携わり、旅が多く、アンナは4歳からヴィヴァルディがヴァイオリン教師をしていたヴェネツィアのピエタ慈善院で音楽を学びました。その後、両親とともに当時ハイドンがおかかえ作曲家として活躍していたエステルハージ家に仕えます。結婚もしたようですが、結婚後の人生の記録が残っておらず、その半生は謎に包まれています。このアルバムに収録された16歳の時に書かれた「フルートと通奏低音のためのソナタ」はフリードリヒ大王(プロイセン王)に献呈されており、もう1作の「6つのチェンバロ・ソナタ」とともに彼女の出版された作品として歴史に名をとどめています。演奏は、ブラジル期待の若手リコーダー奏者のソアレスと、チェンバロ、オルガン、リコーダー奏者で古楽器研究者のグロシュ。謎に包まれた魅惑的な女性作曲家からの、シンプルでチャーミングなメッセージが聞こえてきます。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA007

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    カッチーニ/フレスコバルディ/メールラ/モンテヴェルディ:17世紀イタリアの声楽作品集(ディ・ラッチオ/コルデッラ)

    17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽は、総じて「バロック=ポルトガル語で“いびつな真珠”」音楽と呼ばれます。しかし、その当時の作曲家たちは自らのスタイルを決して「バロック」であるとは考えていませんでした。このアルバムに収録された音楽を聴いてみても、全く「ゆがんだ、不規則な」という感想を持つことはないでしょう。歌手ガブリエラ・ディ・ラッチオ自身がブックレットでも説明している通り、この時代の音楽はルネサンス時代の技術的な複雑さと規律から脱却し、比較的単純な和声進行を伴う、自由な感情を表現するのにふさわしい形式によって書かれており、まるでロマン派の音楽のように劇的な感情を表出することができるものです。とりわけイタリアで発達したオペラと通奏低音は、当時のヨーロッパ全体に大きな影響を与え、数多くの作曲家がイタリアの様式を取り入れた作品を書きました。このアルバムに収録されているのは、当時のイタリアを代表する名作で、超絶技巧を要するアリアや悲歌は高い人気を誇りました。ディ・ラッチオが見事に全曲を歌い上げています。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA006

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    ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:天からの啓示による協和合唱曲/ベルグ:スパイラル・ピース(ペサッティ/ハッチ)

    中世のベネディクト会系女子修道院長で神秘家、作曲家のヒルデガルト・フォン・ビンゲンの音楽とブラジルの現代作曲家、シルヴィア・ベルクの作品を併せたDRAMA MUSICAらしいユニークな1枚。ベルクは1958年サンパウロで生まれ、サンパウロ大学で指揮者として学んだ後、奨学金を得てヨーロッパに渡り1985年以降デンマークで活躍中。中世のヒルデガルトの世界観をひき継ぐ形で世界初演作品を発表しています。コントラルト歌手キスマラ・ペッザッティはラトルやアーノンクール、マゼールといった指揮者と共演し、ベルリン・フィル、ミラノ・スカラ座などに出演する名手。そして彼女の歌を引き立てるのはロンドンで活躍するフリーランスのパーカッショニストのサラ・ハッチ。2人が織りなすユニークで神秘的なサウンドは聖女ヒルデガルトの、いまだに説かれていない謎を解くヒントを音楽から聴きとることができるかもしれません。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA009

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    カッチーニ/ストロッツィ/ジャケ・ド・ラ・ゲール:声楽と器楽アンサンブル作品集(ディ・ラッチオ/エイカーズ/ライト/アウダチウム・バロック・アンサンブル)

    歴史に名を遺すことができた女性作曲家たちは多くありません。ここでは、バロック時代にイタリア、フランス、そしてイギリスの宮廷で活躍した女性作曲家たちの作品をソプラノのガブリエラ・ディ・ラッチオと、古楽器演奏と研究で定評のあるバロック・アンサンブル、アウダチウムが鮮やかに描きだしています。初期バロック時代のフランチェスカ・カッチーニは、有名なジュリオ・カッチーニの娘で、女性で初めてオペラ『ルッジェーロの救出』を作曲。バルバラ・ストロッツィは、ヴェネツィアで自身も歌手として活動、いくつかの声楽作品で知られています。2019年は彼女の生誕400年周年を迎え、日本でも画期的な記念演奏会が開催され話題となりました。ド・ラ・ゲールはフランスのルイ14世の御前演奏で認められ、ヴェルサイユで華やかに活躍した演奏家。デ・ガンバリーニはイギリスで活躍したイタリア系の音楽家。1746年、ヘンデルの『機会オラトリオ』の初演に第2ソプラノとして出演したという記録が残っています。そんな女性作曲家たちによる音楽を紹介する“Donne Collection”シリーズの新しい1枚です。(2020/01/17 発売)

    レーベル名:Drama Musica
    カタログ番号:DRAMA008