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New Releases - 2022年08月 発売タイトル

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    ブリッジ/ブリテン/ドビュッシー:チェロ・ソナタ集(モルク/ギムセ)

    【名手モルクが奏でる、20世紀を反映するチェロ作品群】ノルウェー出身の名手トルルス・モルクが、20世紀に生まれた4つのチェロ作品を収録したアルバムをALPHAからリリース。第1次世界大戦中に書かれたブリッジとドビュッシーのソナタは、戦争への絶望、抵抗、平和や美への希求など当時の世相と作曲家の心理状態が大きく反映したもの。ブリッジに才能を見出されたというブリテンが1961年に書いたソナタは名手ロストロポーヴィチとの出会いから生まれており、彼に捧げられています。ヤナーチェクが1910年に書いた3楽章の作品は「おとぎ話」と名付けられ、ヴァシリー・ジュコーフスキーの詩に基づいて作曲されたもの。モルクはこれらの作品に寄り添いうように歌い、大きな包容力で聴かせます。ピアノは長年共演を続けるホーヴァル・ギムセ。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA560

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    サン=サーンス/アーン:合唱作品集(光に寄す)(アクサンチュス室内合唱団/コーン/グラプロン)

    【新時代に向かう精鋭集団アクサンチュス、フランスの後期ロマン派を代表する二人の世界へ】合唱という形態が聴かせる表現の驚くべき幅広さを、気鋭指揮者ローラン・エキルベイとともに世界に印象づけてきたアクサンチュス。彼らの拠点でもあるフランスにおいて、21世紀の音盤世界でユニークな立ち位置を占めるレーベルAlphaからのリリースは、19世紀フランス楽壇に新境地を切り開いた名匠サン=サーンスと、早くから才能を開花させ世紀をまたいで音楽シーンを賑わせたアーンの合唱作品集です。どちらもそれぞれの関心から、バロック以前のポリフォニー音楽を作風の一助としてきた作曲家だけに、注目される機会が多いとは言えない合唱曲の分野にも名品が続々。ロマン派時代ならではの音作りながら古楽との相性が意外にも良い彼らの音楽と、美しい響きに独特の人間的温もりをたたえたアクサンチュスの歌唱が相まって、このアルバムに大きな存在感を与えています。指揮はエキルベイのもとで経験を積み、ミンコフスキを支える合唱指揮者としても19世紀フランスの声楽作品で実績を上げてきたクリストフ・グラッペロン。俊英室内合唱団の輝かしい新時代の幕開けを飾る注目の新録音です。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA864

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    ヘンデル:戴冠式アンセム集(ル・コンセール・スピリチュエル/ニケ)

    【生々しい18世紀式の迫力そのままに響く、ヘンデルの充実傑作群!】ヘンデルの合唱曲の中でも、金管や打楽器を交えたオーケストラが壮麗な響きを作り出す大作はロマン派時代にも人気が高く、19世紀にも多くの作品が蘇演され評判を呼んでいました。その迫力はヘンデル生前の演奏様式に立ち返っても有効なだけでなく、時に現代楽器演奏をも凌ぐインパクトさえ与えうるものであることを、欧州古楽シーンの最前線をゆく才人エルヴェ・ニケがありありと伝える痛快な名演が登場します。『メサイア』作曲の2年後、オーストリア継承戦争中の英国軍勝利を祝して書かれた1743年の『デッティンゲン・テ・デウム』と、英国王室の式典で今なお演奏される「司祭ザドク」をはじめとする『戴冠式アンセム』(1727年、ジョージ2世の戴冠式のために作曲)のカップリングですが、注目は初演時に近づけた編成の大きさ! 総勢35名の合唱、コントラバス2を含む弦20名、2パートのオーボエ各5にファゴット6、トランペット8にティンパニ2組という大編成を採用。金管には18世紀流の指孔なしナチュラルトランペットの名手マドゥーフ、木管には『王宮の花火の音楽』録音から楽器再現も含めてニケの協力を続けるジェレミー・パパセルジオーら、最前線の名手たちが加わっての演奏はまさに圧倒的。古楽器ならではの響きを伴うファンファーレの痛烈な迫力から、合唱と器楽の玄妙な交錯まで、聴き手をはっとさせる強い存在感の解釈がそこかしこに詰まっています。ニケとヘンデルの相性の良さを改めてよく示す新時代の名盤です。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA868

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    ゲタリー - 18-21世紀のピアノ作品集(マルタン)

    パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA871

  • ネトサ

    エチオピア出身のヴォーカリスト、ミニシュの5枚目のアルバム。エチオピア東部の都市ディレ・ダワ出身のミニシュは、幼少期に首都アディスアベバに移住。14歳のとき、初めてライヴ・コンサートを体験したことをきっかけに舞台芸術への情熱を持ち、エチオピア国立劇場に入団しました。音楽、歌、踊りを通してエチオピア文化の豊かさを表現することで祖国から深いインスピレーションを受け、また同時期にエチオピア・ジャズの父と呼ばれる作曲家ムラトゥ・アスタトゥケに出会いました。その後、新たな経験への渇望からベルギー、オランダに渡り、シンガー、ダンサー、プロデューサー、俳優、振付師としてのキャリアを築き上げました。アムハラ語で「自由」を意味する「ネトサ」と名付けられたこのアルバムは、これまでの人生を振り返り、これからの自分自身をどのように輝かせていくか、より創造的な自由や表現に取り組んだ作品です。ミニシュの歌声を中心に、ドラム、ベース、ヴァイオリン、ピアノなどの楽器と、マセンコ(1弦フィドル)、ワシント(竪笛)、キラール(竪琴)などのエチオピアの伝統的なサウンドが融合し、爽快なエチオピアのグルーヴと美しく柔らかいジャジーなメロディーを絶妙にブレンドしています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:ARC
    カタログ番号:EUCD2945

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    落葉の頃 - 英国ルネサンス末期の鍵盤楽曲を、16世紀イタリアのオリジナル・ヴァージナルで(ヌーティ)

    【芳醇な美音!イタリア音楽の影響を受けつつあったルネサンス末期の英国音楽を、当時の響きのままに】『フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブック』や『パーシニア』など重要な曲集の存在もあり、イギリスは16世紀エリザベス朝時代から17世紀初頭にかけて鍵盤音楽発展の重要な拠点だったことが知られています。同時代のイタリアやドイツ語圏の一部とは違い、バロックの作法にあまり影響を受けないまま、ルネサンス様式が17世紀もかなり遅くまで保たれていたのがこの時期の英国音楽の特徴ですが、やがて音楽史研究が進むにつれ、ダウランドの交流やフェラボスコ1世の渡英など、この時期の英国音楽にもさまざまなかたちでイタリア音楽からの影響が見て取れることも分かってきました。このアルバムではArcanaですでに何作かのアルバムをリリースしているイタリア古楽新世代の名手ジュリア・ヌーティが、フィレンツェのルチェッライ宮の天井裏から見つかった16世紀末イタリア製のヴァージナル(卓上に置く小さなチェンバロの一種で、イタリアではスピネットともアルピコルドとも呼ばれていました)という貴重なオリジナル楽器で演奏。当時エリザベス1世もイタリア製の鍵盤楽器を所有していたことが判っており、英国人たちが南国の銘器で心ゆくまで愉しんだであろう響きを当時のままに味わえます。イタリア式のチェンバロから聴こえてくることの多い鋭角な響きよりも、むしろ一音一音に豊かさが宿る芳醇な音色が特徴的で、これら英国人作曲家たちの小品群のイメージの知られざる一面に触れることができるでしょう。400年以上の年月を越え、昔日の南北交流に思いを馳せたい一枚です。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Arcana
    カタログ番号:A532

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    ロミテッリ:歌劇「アン・インデックス・オブ・メタル」(オラー/ミロワール・エタンデュ/モンベ)

    イタリアの作曲家ファウスト・ロミテッリは、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学んだ後にフランコ・ドナトーニの元で研鑽を積み、1990年代にはパリでユーグ・デュフール、ジェラール・グリゼーに師事、1993年から95年にかけてはIRCAMのコンポーザー・イン・レジデンスでした。この作品は、様々なアコースティック楽器とエレクトロニクスを掛け合わせ、時に大きく歪む音響効果とソプラノ独唱を共演させた晩年の代表作の一つ。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:B Records
    カタログ番号:LBM043

  • バレエ『パキータ』(全3幕)ウラル・バレエ

    【ロシアバレエ新時代の旗手、ウラル・バレエによる新版『パキータ』登場!】舞台はナポレオンによるフランス統治下のスペイン、サラゴサ地方。フランス人将校のリュシアンは、美しいジプシーの娘パキータに出会い一目ぼれ。以前からパキータに恋心を抱いていたジプシーの頭目イニゴは嫉妬の余り、フランス統治を憎むサラゴサ知事のドン・ロペスと計らい、リュシアンを亡き者にしようとしますが…バレエ『パキータ』はマリウス・プティパが1846年パリ・オペラ座で初演し好評を博した後、自身のペテルブルク・デビュー作品として1847年ロシア帝室バレエで上演した作品です。このウラル・バレエによる上演はプティパの振付を忠実に復元しつつ、全3幕をかつてないオリジナルなスタイルで演出。ジプシーの娘パキータとフランス人将校リュシアンの恋が始まる第1幕は19世紀古典バレエの様式で、恋人たちが危機に見舞われる第2幕は20世紀の無声映画のワンシーンとして、パキータの出生の秘密が明らかになる第3幕は現代のバレエ団が舞台になる、というユニークな構成。そしてラストはこの『パキータ』の代名詞として知られる古典バレエの極み、『グラン・パ・クラシック』で締め括られます。打楽器の多彩な使い方が印象的なオーケストレーションに乗って、ウラル・バレエのダンサーたちの躍動的な踊りが繰り広げられ、日本人ダンサーの西口実希や寺田智羽の端麗なソロも必見です。「ゴールデン・マスク賞」2019年審査員特別賞受賞作!(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Bel Air Classiques
    カタログ番号:BAC223

  • バレエ『パキータ』(全3幕)ウラル・バレエ

    【ロシアバレエ新時代の旗手、ウラル・バレエによる新版『パキータ』登場!】舞台はナポレオンによるフランス統治下のスペイン、サラゴサ地方。フランス人将校のリュシアンは、美しいジプシーの娘パキータに出会い一目ぼれ。以前からパキータに恋心を抱いていたジプシーの頭目イニゴは嫉妬の余り、フランス統治を憎むサラゴサ知事のドン・ロペスと計らい、リュシアンを亡き者にしようとしますが…バレエ『パキータ』はマリウス・プティパが1846年パリ・オペラ座で初演し好評を博した後、自身のペテルブルク・デビュー作品として1847年ロシア帝室バレエで上演した作品です。このウラル・バレエによる上演はプティパの振付を忠実に復元しつつ、全3幕をかつてないオリジナルなスタイルで演出。ジプシーの娘パキータとフランス人将校リュシアンの恋が始まる第1幕は19世紀古典バレエの様式で、恋人たちが危機に見舞われる第2幕は20世紀の無声映画のワンシーンとして、パキータの出生の秘密が明らかになる第3幕は現代のバレエ団が舞台になる、というユニークな構成。そしてラストはこの『パキータ』の代名詞として知られる古典バレエの極み、『グラン・パ・クラシック』で締め括られます。打楽器の多彩な使い方が印象的なオーケストレーションに乗って、ウラル・バレエのダンサーたちの躍動的な踊りが繰り広げられ、日本人ダンサーの西口実希や寺田智羽の端麗なソロも必見です。「ゴールデン・マスク賞」2019年審査員特別賞受賞作!(2022/08/26 発売)

    レーベル名:Bel Air Classiques
    カタログ番号:BAC523

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    A. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲「古典」/カンチェリ:リベラ・メ(グリンゴルツ/ワルシャワ・フィル/ボレイコ)

    アンジェイ・チャイコフスキ(ロシア風にはアンドレ・チャイコフスキー)は本名をロベルト・アンジェイ・クラウトハメルといい、ユダヤの家系に生まれました。第二次世界大戦中に身分を隠すために潜伏、この時に使った偽名「チャイコフスキ」をそのまま芸名としました。1955年に開催された第5回ショパン国際コンクールにおいて8位入賞後、ブリュッセルに留学、翌年のエリザベート王妃国際音楽コンクールではラザール・ベルマンやタマーシュ・ヴァーシャリらの上を行く3位入賞を果たし、ピアニストとして活躍をはじめました。作曲家としても数多くの作品を遺し、本人はピアニストとしてよりも作曲家として評価されることを望んでいたようです。このヴァイオリンのための協奏曲「古典」は、大編成のオーケストラを用いているにもかかわらず、室内楽的な性格を持った作品。イリヤ・グリンゴルツが弾くヴァイオリンとオーケストラは絶妙のバランスをとり、バロックの合奏協奏曲のような楽器間のやりとりを繰り広げます。ギヤ・カンチェリはグルジア生まれの作曲家。この「リベラ・メ」はレクイエム風と副題を持つ声楽曲で、通常のレクイエムのようなラテン語を用いるのではなく、グルジアの偉大な2人の詩人ヴァジャ・プシャヴェラとガラクティオン・タビッツェの言葉を引用した自由なテキストとして用いています。演奏はアンドレイ・ボレイコが指揮するワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団。ボレイコはサンクトペテルブルク生まれですが父方はポーランド系で、2019/20のシーズンよりワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めています。(2022/08/26 発売)

    レーベル名:CD Accord
    カタログ番号:CDAccordACD293