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ウィーン放送交響楽団

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    ドヴォルザーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」(シャトゥロヴァー/ブレスリク/プラチェトカ/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン放送響/マイスター)

    2010年からウィーン放送交響楽団の首席指揮者を務めるコルネリウス・マイスター。2016年の来日時も素晴らしい演奏で聴き手を魅了しました。幅広いレパトリーを誇るマイスターが選んだ今回のアルバムの収録曲はドヴォルザークの「幽霊の花嫁」。1884年に作曲されたこのカンタータはあまり演奏される機会がありませんが、「恋人の死を知らない少女が彼の生還を祈ると、幽霊が現れ彼女を黄泉の国に誘おうとする」というチェコの詩人、ヤロミール・エルベンの台本に合わせ、随所にチェコの民謡風の美しい旋律が使われた魅力的な作品です。当時イギリス訪問を好評のうちに終えチェコを代表する作曲家となり、多忙ながらも心に余裕が生まれたドヴォルザークの充実した作曲技巧が伺われる中期の傑作です。/(2017/05/19 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5315

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    ドーソン:ニグロ・フォーク・シンフォニー/ケイ:幻想変奏曲/ウンブリアの情景(ウィーン放送響/フェイゲン)

    アフリカ系アメリカ人作曲家ウィリアム・ドーソンの代表作「ニグロ・フォーク・シンフォニー」。古典的な形式の中に黒人霊歌の要素をふんだんに折り込んだこの作品は、1934年にレオポルド・ストコフスキーが指揮するフィラデルフィア管弦楽団によって初演され、爆発的な人気を獲得しました。しかしこの人気は一過性のものであり、人々はすぐさま作品への興味を失ってしまいました。とはいえ、ドーソンはこの作品を大切にしており、1952年に西アフリカへ旅行した際に体感した、アフリカのリズムを再度作品に折り込み作品を改訂。1963年にはストコフスキーがこの改訂版をシンフォニー・オブ・ジ・エア(旧NBC交響楽団)と再録音したことでも知られています。ドヴォルザークの「新世界より」を思わせる哀愁漂う旋律と、重厚なオーケストレーションが魅力で、ストコフスキーが愛奏したのも頷ける力作です。同時収録のユリシーズ・ケイもアフリカ系アメリカ人作曲家で、彼の「幻想変奏曲」は、指揮者アーサー・ベネット・リプキンの委嘱で書かれた作品。実際の主題は最後まで演奏されることがありません。決してイタリア風ではなく、ドイツ風の音楽が展開する「ウンブリアの情景」も楽しめます。(2020/06/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559870

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    ドホナーニ:パントマイム「ピエレットのヴェール」(ウィーン響/マティアク)

    ハンガリー出身のエルンスト・フォン・ドホナーニ(ハンガリー名ドホナーニ・エルネー)は指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの父として知られる作曲家。19世紀ロマン派の流れを汲む重厚な作品を数多く残しており、これらは近年演奏、録音機会が増えています。このアルバムに収録されたパントマイム『ピエレットのヴェール』もそんな作品の一つで、ドホナーニはこの作品を通じ、バレエとは違う物語と音楽の融合を目指し、当時人気を誇っていたアルトゥル・シュニッツラーの原作を選び、色彩豊かな音楽を付けています。全曲が演奏されることはほとんどありませんが、第2幕に置かれた「結婚式のワルツ」だけは、ヨーロッパのラジオ放送におけるリクエスト番組で定期的に取り上げられるなど今も変わらぬ人気を誇っています。今回、作品の全曲演奏に取り組んだのは、注目の女性指揮者アリアーヌ・マティアク。ドホナーニが目指した「物語の親密で自然な表現」を確かな形にして、聴き手に届けています。(2020/02/07 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5388

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    バーンスタイン:ミサ(ダイク/ウィーン国立歌劇場少年少女合唱団/カンパニー・オブ・ミュージック/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン放送響/ラッセル・デイヴィス)

    バーンスタインがワシントン・ケネディ・センターのこけら落としとJ.F.ケネディ追悼のために「ミサ」を書き始めたのは1970年。オーケストラ、合唱、児童合唱、18人の独唱者、ロックバンド、ブルースバンド、ダンサーなど、上演するためには総勢約200名を要するという、バーンスタインの個性が遺憾なく発揮された巨大な作品でしたが、翌年の初演の際に賛否両論を巻き起こし、その後なかなか上演の機会に恵まれることはありませんでした。この作品が書かれたのはベトナム戦争のさなか。神の存在に疑問を抱いたバーンスタインは、まずクラシック音楽とポピュラー音楽の境界線を外し、通常のミサ典礼文を歌い上げる合唱と、「平和が必要ならば祈るだけではなく、実行しなくてはいけない」とメッセージを発するロック歌手やブルース歌手の歌声を融合させるというユニークな方法を生み出しました。物語の進行役を務める司祭(=バーンスタイン自身でもある)はエレキギターを片手に苦悩をを歌い上げ、街の人たちが疑問を呈するなか、ボーイソプラノが清冽な声で希望を歌うという内容は、時にオーケストラだけではなく、電子楽器やドラムスを用いながら、さまざまな形で聴き手に迫ります。この演奏は、若きバリトン、ヴォイチェフ・ダイクが表現豊かに司祭役を担当、鬼才指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスが全体をまとめ、混沌の中の苦悩や希望をくっきりと際立たせた見事な演奏に仕上げています。(2020/03/13 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5370

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    ハウアー:ヴァイオリン協奏曲/黙示録幻想曲/ロマンティック幻想曲(クリスティアン/ウィーン放送響/ラプル)

    (2007/04/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777154-2

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    ヒンデミット:ヌシュ=ヌシの踊り/歌劇「聖スザンナ」/交響曲「画家マティス」(ストゥンディーテ/モーロック/ウィーン放送響/オルソップ)

    芸術家志望だった父の方針で早くから厳格な音楽教育を受けたヒンデミットは、ピアノ、弦楽器、管楽器の演奏に熟達し、20歳の時にはフランクフルト歌劇場のコンサートマスターになります。第一次世界大戦への従軍(1918年)の後はヴィオラ奏者として活動しつつ、多数の作品を生み出しました。1幕物のオペラである《聖スザンナ》は1919年から1921年の作品。同じく1幕物の《殺人者、女の望み》《ヌシュ=ヌシ》との三部作として書かれ、そのどれもが性的な表現を含むこともあり、ほとんど上演機会がありません。無調でありながらも、時々妖艶なハーモニーが聴こえてくる《聖スザンナ》、もともとはビルマの物語を題材とする人形劇の音楽として書かれたというユーモラスな《ヌシュ=ヌシ》の舞踊音楽はどちらも若きヒンデミットの意欲作です。1933年から1934年に作曲された交響曲《画家マティス》は、同名の歌劇に先立ち書かれたもの。イーゼンハイム祭壇画で知られるルネサンスの画家マティアス・グリューネヴァルトを題材にしていますが、ナチス・ドイツ時代におけるヒンデミット自身の芸術的闘争も反映した問題作です。オルソップの指揮は作品全体にメリハリを与え、生き生きとした音楽を紡ぎ出します。《聖スザンナ》では、歌手たちが緻密な人物表現を行い、複雑な音楽を従え見事な物語を創り上げています。(2021/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574283

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    プッチーニ:歌劇「外套」(ボータ/ブルンナー/リード/モナルカ/マリン/ウィーン・ジングアカデミー/ウィーン放送響/ド・ビリー)

    1918年にメトロポリタン歌劇場で初演されたプッチーニの“三部作”。1幕物の歌劇を3作、一晩で連続して上演するという試みで作曲されましたが(一説にはワーグナーの《指環》をパロディー化するつもりだったとも)、各々のオペラには目立った共通項はなく、現在では単独、または他の作曲家の1幕物歌劇と併せてなど、様々な方法で上演されています。この冒頭を飾る《外套》は、荷物船の老船長が部下の若者を手にかけてしまうショッキングな物語。船長の妻を奪う若者を歌うのは2016年にこの世を去ったヨハン・ボータ。輝かしい歌声は全てのアンサンブルを牽引します。2010年までウィーン放送響の首席指揮者を務めたド・ビリーのバランスの取れた音作りも聴きどころです。(2018/04/27 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5326

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    プライス:交響曲第3番/ミシシッピ川/アメリカにおけるエチオピアの影(ウィーン放送響/ジーター)

    フローレンス・ベアトリス・プライスは1887年アーカンソー州リトルロック生まれ。早くから音楽の才能を発揮し、14歳でボストンの名門ニューイングランド音楽院に入学を認められました。1932年に作曲コンクールに応募した交響曲第1番が第1位を獲得。翌年6月15日に音楽監督フレデリック・ストック指揮するシカゴ交響楽団によって初演されて好評を得たことで「初の黒人女性交響曲作家」とされています。近年、あらためてその作品が評価され、演奏される機会が増えています。ここに収録された交響曲第3番は、第3楽章に南スーダン由来とされるジュバ・ダンスのスタイルを取り入れるなどアフリカ音楽の雰囲気を随所に感じさせますが、特定の民謡や伝承曲を引用することなく、プライス自身の音楽として消化・構成した独創的なものです。『ミシシッピ川』では対照的に「Deep River(深い河)」や「Go Down Moses(行け、モーセ)」などの有名なスピリチュアル(黒人霊歌)を意図的に引用。ミシシッピ川を聖書世界におけるヨルダン川にたとえ、アメリカにおける黒人たちの歴史を織り込んだ交響詩のような作品としています。『アメリカにおけるエチオピアの影』は、アメリカにおける黒人の歴史のそのものが標題になっています。収録曲を通じて歌謡性豊かな旋律と陽気なリズムが随所に聞かれ、その文化的・歴史的な意義を知らずに聴いても楽しめる一枚となっています。(2021/11/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559897

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    ブラウワー:管弦楽作品集 - アート・オブ・セイリング・アット・ドーン/狂詩曲/交響曲第1番/プルート(ウィーン放送響/オルソップ)

    (2024/06/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559933

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    ブラウンフェルス:歌劇「ジャンヌ・ダルク」(バンゼ/ロイター/ブレスリク/ガントナー/ウィーン放送響/ホーネック)

    CAPRICCIOレーベルがリリースを続けるヴァルター・ブラウンフェルスのシリーズ第10作目となる歌劇《ジャンヌ・ダルク》。1943年に作曲されたこの作品は、ブラウンフェルス自身が1431年の裁判記録などをもとに台本を作成、ジャンヌ・ダルクが神の啓示を受けてから火刑に処されるまでの生涯を描いていますが、後期ロマン派の伝統的な音楽が当時の潮流に合わず、彼の生前に演奏されることはありませんでした。作曲から50年以上を経て、2001年にマンフレート・ホーネックがスウェーデン放送交響楽団と初演。作品に魅せられたホーネックが2013年ザルツブルク音楽祭で再び《ジャンヌ・ダルク》を1回限りの演奏会形式で上演した際の録音が当盤になります。初演時の題名役を歌ったバンゼを起用し、共感溢れる演奏を聴かせます。(2024/09/06 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C5515