シューマン, ロベルト(1810-1856)
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ドイツのピアニスト、ヘーエンリーダーが弾くシューマン夫妻のピアノ作品集。今回の録音にあたり、彼女が用いたのは、およそ1855年に製作されたエラールのフォルテ・ピアノの復元モデルで、ショパンが所有していた楽器とほぼ同じモデルであり、典型的なフランスの優雅さを備えています。シューマン夫妻やショパンたちが耳にしていた音と親密な雰囲気を現代に再現するために、演奏会場もその趣旨にふさわしいプライヴェート・サロンを探したという彼女、すみずみまで考え抜かれた詩的な演奏を披露しています。(2019/10/25 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM312 |
ピアノ、チェロの2つの楽器を弾きこなすエレナ・ガポレンコ。ロシア生まれの彼女の目を通して描かれる1815年から1840年頃のウィーンの音楽集は、ウィーンという都市が音楽の首都であり、世界中の音楽家の憧れの街であることを教えてくれます。アルバムはクララ・シューマンの夢見るようなスケルツォとロマンスで始まり、ウィーンを象徴するシューベルトの作品から、出版業者ディアベリがとりまとめた「当時、ウィーンで活躍していた音楽家たち」の作品を経て、ベートーヴェンの珍しいポロネーズをはさみ、最後はシューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」で幕を閉じるというストーリー性豊かな選曲になっています。(2019/06/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1707 |
エリアス弦楽四重奏団のアンサンブル名はメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語呼称からとられたもの。1998年、マンチェスターのノーザン音楽大学で結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、そのほかアルバンベルク四重奏団やジョルジュ・クルターク、アンリ・デュティユーなどにも師事し、活動を始めるやいなや世界中で高く評価されています。彼らは既に、ウィグモアホールでの「ベートーヴェン弦楽四重奏曲」全曲録音をリリースしていますが、今作は彼らが特別な感情を抱いているというシューマンの四重奏曲。「これらの曲には作曲家の個人的心情が反映されていて、作品の全てにニュアンスが溢れている」と語る彼らの演奏はとても魅力的です。https:youtube.com/watch?time_continue=3&v=gZ-iDXJ_k94(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA280 |
素晴らしい録音で聴くシューマン(1810-1856)のシリーズ第2弾です。以前交響曲全集(777365-2)できびきびとした演奏を聴かせたベールマン。今回は序曲集と、珍しい「ツヴィッカウ交響曲」の録音です。序曲は割合聴く機会もありますが、こちらの「ツヴィッカウ交響曲」は若きシューマンによる未完の作品で、1832年に着手され、ひとまず第1楽章を作曲初演、とは言え全く評判にならず、改訂を繰り返しながら第2楽章を書き終えるも、結局そのままお蔵入りになってしまったというもので、録音も数えるほかありません。このベールマンの演奏はマティアス・ヴェントによる校訂版を用いたもので、ゆったりとした序奏も削除することなくシューマンが構想した最初の形を見せてくれるものです。この作品の失敗後、シューマンはピアノ曲に力を注ぐことになるのです。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777719-2 |
血気盛んな20歳のシューマンが、指の故障でピアノを諦めなくてはならなくなった時に、彼は音楽をやめるか、もしくはチェロに転向するか悩むほど、実はチェロを愛していました。逡巡の末、作曲の道に進んだシューマンでしたが、そのチェロ愛は1850年に書かれた「チェロ協奏曲」に結実しました。切れ目なく奏される3つの楽章は、饒舌な旋律とロマンティックな感情に溢れており、とりわけ第2楽章にあたる中間のゆったりとした部分の美しさは格別です。ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを振るフォークトにも注目。シューマンが求める内声充実の響きを紡ぎ出します。他の作品は「民謡風の5つの小品集」を除くと、どれも他の楽器のために書かれたものですが、チェロで演奏しても全く違和感なく、シュヴァーベの見事な編曲と落ち着きのある優しい音によって、シューマンの描いた夢のような世界がダイレクトに体感できます。(2018/05/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573786 |
ウクライナ、セヴァストポリの音楽一家に生まれたマリヤ・キム。6歳の時に母タチアナ・キムからピアノを習い始め、セヴァストポリの音楽学校に入学、1998年にハノーヴァー音楽大学でウラディーミル・クライネフに学び、その後ワルシャワのショパン音楽大学でピョートル・パレチニに師事しています。パレデフスキー国際ピアノコンクールやブゾーニ国際ピアノコンクールなど数々の国際コンクールに上位入賞を果たし、最近ではロサンゼルスのイトゥルビ国際コンクールで第1位を獲得しています。ソリストとしてもモスクワ・フィル、韓国国立交響楽団、アマデウス室内管弦楽団、他、世界中の楽団と共演を果たしています。このアルバムは2008年に開催されたソウル国際コンクールの優勝記念として録音されたもので、シューマン(1810-1856)の作品の中でも比較的珍しい曲集をセレクトしているところに独自性を感じさせます。もちろん激ウマです。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572374 |
1976年チェコ生まれのピアニスト、マルティン・カシークのリサイタル・アルバム。4歳からピアノを始め、ヤナーチェク音楽院とプラハ音楽・舞台芸術アカデミーで研鑽を積み、ラザール・ベルマン、パウル・バドゥラ=スコダらにも指導を受けました。1998年「プラハの春国際コンクール」で優勝したほか、国内外のコンクールに多数入賞、チェコを代表するソリストとして世界的に活躍しています。2004には小林研一郎が指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーに同行、ショパンやドヴォルザークの協奏曲を演奏しました。このアルバムは「プラハの春国際コンクール」優勝直後に録音された1枚で、シューマンとラフマニノフ作品を詩情豊かに演奏、溢れる才能を存分に発揮しています。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0018-2 |
シューマン(1810-1856)のあまり聴かれることのない小品を集めた1枚です。「4つのフーガ」は1845年の作品。当時そろそろ精神的な変調を自覚していたシューマンですが、この作品にはそのような不安は微塵もありません。「4つの行進曲」は1849年の作品ですが、この頃は住み慣れたドレスデンが革命騒ぎで大きく揺れ動き、そのためシューマン一家も静寂を求め、マクセンに移動します。そんな時期に書かれたこの曲は、勇壮さの中に不安が見え隠れします。1848年には子ども好きのシューマンによる「ユーゲントアルバム(子どものためのアルバム)」が長女マリーへの贈り物として書かれました。最初は7曲、そこに40曲を加え、第2版ではもう1曲の全43曲の小品集としましたが、出版社との兼ね合いもあり、別々に出版されています。このCDでは、興味深いWo.030の追加曲と、2007年に発見された「予感」聴くことができます。(2013/05/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573094 |