シューマン, ロベルト(1810-1856)
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1999年に結成されたフランスの「エベーヌ弦楽四重奏団」のヴィオラ奏者、マチュー・ヘルツォクが突然退団を表明したのが、2014年の5月のこと。やがて後任として選出されたのが、当時23歳の新鋭ボワソーでした。彼はパリ音楽院を卒業後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院とクローンベルク・アカデミーで学び、2009年にベルリンのマックス・ロスタル国際コンクールで優勝。2013年には、ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールで第2位を獲得した期待の人。2015年の1月から正式にエベーヌ弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍しています。彼も古典派から現代作品まで驚異的なレパートリーを誇りますが、ここで選ばれているのはシューマン(1810-1856)の作品集。まるで歌うかのように響く美しい音色と、渋い表現力は、確かに同世代のヴィオラ奏者の中でも群を抜く才能によるものでしょう。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1819 |
おとぎ話の冒頭で語られる“Es war einmal… むかしむかし”。この言葉にインスピレーションを得たシューマンが作曲した三重奏曲はタイトルもそのまま「おとぎ話」です。同一の主題が発展する4つの楽章は、晩年のシューマンの作風そのままに、内に秘めた優しさが感じられます。このシューマンの描いた世界を、現代最高のクラリネット奏者で作曲家でもあるヴィトマンが21世紀の新しいメルヘンとして再創造。いかにも現代的な不安や暗さを併せ持つ興味深い作品として表現しています。他に収録されたシューマンの2作品も含め、名手タベア・ツィマーマンとデーネシュ・ヴァーリョン、ヴィトマン自身が心を込めて演奏しています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Myrios Classics |
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カタログ番号 | :MYR020 |
1844年、ライプツィヒを去りドレスデンに移住したシューマンは、かねてから研究していたJ.S.バッハ作品に再び向き合いました。彼は「フーガの厳密な形式と19世紀のロマン派の精神をどうすれば両立させることができるのだろうか?」を念頭に置き、1845年に足鍵盤(ペダル)を備えた「ペダルピアノ」を手に入れ、バッハのオルガン曲を研究。そのフーガへの熱意からこのアルバムに収録された作品が生まれました。とりわけOp. 56はシューマン自身がピアノ三重奏に編曲したほか、他の作曲家たちも様々な編曲を施したほど芸術性の高い作品です。ここでウィンペニーは、ドイツのグローナウにある歴史的な"フルトヴェングラー・オルガン(1860年製)"を使用。このオルガンは、ドイツ・ロマン派時代に作られた現存するオルガンの中で2番目に大きな楽器で、シューマンの表現豊かな作品に合う幅広い響きを奏でます。(2023/07/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574432 |
【名花ケイト・リンジーが歌い上げる「女の愛と生涯」】アメリカはヴァージニア州生まれで現在は英国を拠点に活動するメゾ・ソプラノ、ケイト・リンジー。古楽から現代、ジャズまで幅広いレパートリーを持ち、その類稀な表現力で高い評価を得ている彼女がALPHAからリリースする4枚目のソロ・アルバムは、よく知られたシューマンの名作『女の愛と生涯』と、知名度では落ちるもののフランス歌曲ファンの間では根強い人気を持つ、フォーレの『イヴの歌』の2作を柱とした一枚です。どちらの歌曲集も、恋する女性と楽園のイヴという女性を主人公としており、「無垢、発見、喜び、悲しみ、そして最終的には経験によってのみ得られる人生のより深い理解を扱っています」とリンジーは語っています。そして彼女はこのアルバムを、生から死、そして新たな生へと続く命のサイクルを想起させる『サンサーラ(サンスクリット語で輪廻)』と名付けました。『ミルテの花』からの数曲や、「月の光」なども収録。シューマンとフォーレのいずれに関してもスペシャリストという絶好の共演者、ル・サージュのピアノも素晴らしいサポートを聴かせます。リンジーの持つ声と表現の美しさを堪能するこのとできるアルバムです。(2025/03/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1125 |
リュッケルトによる最も成功した愛の名詩を、熱烈に愛し合うシューマン夫妻が音楽化したのが「恋の曙」です。全12曲を夫婦で分け合って作曲し、当盤は夫であるロベルト作曲による9曲を収録しています。ここには、シューマンにしか書き得なかった、歌曲による愛が溢れかえっているのです。デュエット作品が特に聴きもの。その後、再び同じ詩集に戻った「恋のたわむれ」と、ゲーテの詩による歌は、同じ年に書かれています。バリトン歌手バウアーと日本生まれのピアニスト、ヒールシャーの夫婦共演に、ドイツのソプラノ歌手ベルンハルトが加わり、見事なアンサンブルを披露します。 Website: www.naxos.com/libretti/schumannlieder2.htm(独語歌詞、英語対訳)(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557074 |
ピアノ曲の作曲に集中していたシューマンは、妻となるクララへの熱烈な恋を契機に、歌曲の創作に没頭します。「歌の年」と呼ばれる1840年に書かれた2つの歌曲集、「リーダークライス」(作品番号24の方)と「詩人の恋」を収録しました。この名作に込められたロマン的感情は比類なく、特に後者は正にシューマンの創作の頂点を示すものです。小曲2つも同じハイネの詩による歌曲です。ここで惜しみなく見事な美声を披露するのは、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊で合唱団員として活躍したドイツ人バリトン歌手バウアー。夫人でもある東京生まれのピアニスト、ヒールシャーの伴奏とのコンビは、日本でも知られています。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557075 |
タイトルからは子供っぽさしか読み取れませんが、ピアノ曲集「子供のためのアルバム」と同様、「子供のための歌のアルバム」は、単に教育用と片付けることはできません。子供向けながらも、ゲーテやリュッケルトらを含む第一級の詩人たちの作品を選択。確かに単純な作品もありますが、詩と音楽との関係を追求し続けたシューマンならではの芸術性が息づいています。最後の「ミニョン」など、白眉と言えるでしょう。デュエットも含め、全曲が聴けるのは、ナクソスの全集録音だからこそ。シューマンの、いわゆる「歌曲の年」に作曲されたのが「リートと歌 第1集」は、短いながら単独で演奏される機会も多い「ジャスミンの茂み」を含みます。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557076 |
まるで民謡のような素朴な味わいを持つケルナーの詩に魅せられたシューマンは若い頃から円熟期に至るまで折に触れて彼の詩に曲を書きました。そのどれもが深い感情に彩られ陰影に満ちた表現力豊かなものとして知られています。今回、このアルバムを歌うのはハンス・イエルク・マンメル。日本での来日公演の際も、その柔らかい羽毛のような美声で聴衆の心を鷲掴みにした彼ですが、ここでもシューマンの歌の世界を見事に描き出しています。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557077 |
シューマンの歌曲の中でもとりわけ有名な「女の愛と生涯」。現代に生きる女性から見ると「何言ってるの!」と叱られてしまいそうな内容かもしれませんが、曲のすみずみまで味わって聴いてみると、実に色々なことを発見できる曲集なのです。絶妙な転調、凝ったピアノ・パート(特に最後に幸せな生活が回想されるところは涙ものです)。シビラ・ルーベンスの清潔でデリケートな歌声でお楽しみください。晩年の一連の作品での陰影に富んだ表現も素晴らしいものです。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557078 |
1840年。長らく恋焦がれていたクララとの結婚が認められたロベルト・シューマン(1810-1856)は、その喜びからか、数多くの歌曲を書き上げます。いわゆる「歌の年」の代表作の一つである「ミルテの花」は、まさにクララへの捧げ物で、結婚前夜に花束と共に彼女へ贈られたと言います。とりわけ第1曲の「献呈」での溢れるような想いに満ちた歌は、一度聴いたら忘れられないほどの印象を与えます。対して、その10年後に書かれた「6つの詩とレクイエム」は、あまりにも重く悲しみに満ちています。さて、あなたはどちらのシューマンがお好きですか?(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557079 |