シューマン, ロベルト(1810-1856)
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おとぎ話の冒頭で語られる“Es war einmal… むかしむかし”。この言葉にインスピレーションを得たシューマンが作曲した三重奏曲はタイトルもそのまま「おとぎ話」です。同一の主題が発展する4つの楽章は、晩年のシューマンの作風そのままに、内に秘めた優しさが感じられます。このシューマンの描いた世界を、現代最高のクラリネット奏者で作曲家でもあるヴィトマンが21世紀の新しいメルヘンとして再創造。いかにも現代的な不安や暗さを併せ持つ興味深い作品として表現しています。他に収録されたシューマンの2作品も含め、名手タベア・ツィマーマンとデーネシュ・ヴァーリョン、ヴィトマン自身が心を込めて演奏しています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Myrios Classics |
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カタログ番号 | :MYR020 |
1844年、ライプツィヒを去りドレスデンに移住したシューマンは、かねてから研究していたJ.S.バッハ作品に再び向き合いました。彼は「フーガの厳密な形式と19世紀のロマン派の精神をどうすれば両立させることができるのだろうか?」を念頭に置き、1845年に足鍵盤(ペダル)を備えた「ペダルピアノ」を手に入れ、バッハのオルガン曲を研究。そのフーガへの熱意からこのアルバムに収録された作品が生まれました。とりわけOp. 56はシューマン自身がピアノ三重奏に編曲したほか、他の作曲家たちも様々な編曲を施したほど芸術性の高い作品です。ここでウィンペニーは、ドイツのグローナウにある歴史的な"フルトヴェングラー・オルガン(1860年製)"を使用。このオルガンは、ドイツ・ロマン派時代に作られた現存するオルガンの中で2番目に大きな楽器で、シューマンの表現豊かな作品に合う幅広い響きを奏でます。(2023/07/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574432 |
リュッケルトによる最も成功した愛の名詩を、熱烈に愛し合うシューマン夫妻が音楽化したのが「恋の曙」です。全12曲を夫婦で分け合って作曲し、当盤は夫であるロベルト作曲による9曲を収録しています。ここには、シューマンにしか書き得なかった、歌曲による愛が溢れかえっているのです。デュエット作品が特に聴きもの。その後、再び同じ詩集に戻った「恋のたわむれ」と、ゲーテの詩による歌は、同じ年に書かれています。バリトン歌手バウアーと日本生まれのピアニスト、ヒールシャーの夫婦共演に、ドイツのソプラノ歌手ベルンハルトが加わり、見事なアンサンブルを披露します。 Website: www.naxos.com/libretti/schumannlieder2.htm(独語歌詞、英語対訳)(2005/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557074 |
ピアノ曲の作曲に集中していたシューマンは、妻となるクララへの熱烈な恋を契機に、歌曲の創作に没頭します。「歌の年」と呼ばれる1840年に書かれた2つの歌曲集、「リーダークライス」(作品番号24の方)と「詩人の恋」を収録しました。この名作に込められたロマン的感情は比類なく、特に後者は正にシューマンの創作の頂点を示すものです。小曲2つも同じハイネの詩による歌曲です。ここで惜しみなく見事な美声を披露するのは、レーゲンスブルク大聖堂聖歌隊で合唱団員として活躍したドイツ人バリトン歌手バウアー。夫人でもある東京生まれのピアニスト、ヒールシャーの伴奏とのコンビは、日本でも知られています。(2005/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557075 |
タイトルからは子供っぽさしか読み取れませんが、ピアノ曲集「子供のためのアルバム」と同様、「子供のための歌のアルバム」は、単に教育用と片付けることはできません。子供向けながらも、ゲーテやリュッケルトらを含む第一級の詩人たちの作品を選択。確かに単純な作品もありますが、詩と音楽との関係を追求し続けたシューマンならではの芸術性が息づいています。最後の「ミニョン」など、白眉と言えるでしょう。デュエットも含め、全曲が聴けるのは、ナクソスの全集録音だからこそ。シューマンの、いわゆる「歌曲の年」に作曲されたのが「リートと歌 第1集」は、短いながら単独で演奏される機会も多い「ジャスミンの茂み」を含みます。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557076 |
まるで民謡のような素朴な味わいを持つケルナーの詩に魅せられたシューマンは若い頃から円熟期に至るまで折に触れて彼の詩に曲を書きました。そのどれもが深い感情に彩られ陰影に満ちた表現力豊かなものとして知られています。今回、このアルバムを歌うのはハンス・イエルク・マンメル。日本での来日公演の際も、その柔らかい羽毛のような美声で聴衆の心を鷲掴みにした彼ですが、ここでもシューマンの歌の世界を見事に描き出しています。(2008/07/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557077 |
シューマンの歌曲の中でもとりわけ有名な「女の愛と生涯」。現代に生きる女性から見ると「何言ってるの!」と叱られてしまいそうな内容かもしれませんが、曲のすみずみまで味わって聴いてみると、実に色々なことを発見できる曲集なのです。絶妙な転調、凝ったピアノ・パート(特に最後に幸せな生活が回想されるところは涙ものです)。シビラ・ルーベンスの清潔でデリケートな歌声でお楽しみください。晩年の一連の作品での陰影に富んだ表現も素晴らしいものです。(2008/12/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557078 |
1840年。長らく恋焦がれていたクララとの結婚が認められたロベルト・シューマン(1810-1856)は、その喜びからか、数多くの歌曲を書き上げます。いわゆる「歌の年」の代表作の一つである「ミルテの花」は、まさにクララへの捧げ物で、結婚前夜に花束と共に彼女へ贈られたと言います。とりわけ第1曲の「献呈」での溢れるような想いに満ちた歌は、一度聴いたら忘れられないほどの印象を与えます。対して、その10年後に書かれた「6つの詩とレクイエム」は、あまりにも重く悲しみに満ちています。さて、あなたはどちらのシューマンがお好きですか?(2011/08/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557079 |
1830年、20歳のシューマン(1810-1856)は高名なピアノ教師フリードリヒ・ヴィークのもとに弟子入りします。その直後作品番号No.1となる「アベッグ変奏曲」を出版、その後、手を痛めピアニストになる夢をあきらめるも、次々に素晴らしいピアノ曲を作曲するのですが、1839年にヴィークの愛娘クララとの恋愛が成就し、その翌年結婚することになります。そう、それが「歌の年」と呼ばれる1840年のことです。この年に書かれた歌は重唱も含めると100曲を優に超え、またそのどれもが真の名曲であり、どれもが香り高い芸術性を誇るものばかりです。このリーダークライスOp.39は、中でもとりわけ人気の高い曲集であり、彼の作品の中でも最もロマンティックなものとして知られています。特に最後にそっと置かれた「春の夜」のチャーミングなこと。この1曲だけでも虜になる人は多いでしょう。他に、親しみやすい「6つの歌」と素朴な「3つの詩」、長大な物語譚である「ライオンの花嫁」と、シューマンの夢見る性格が溢れ出た美しい歌集です。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557080 |
1849年、当時のヨーロッパは至るところで政治的混乱が生じており、争いを嫌ったシューマンは住み慣れたドレスデンを離れ、デュッセルドルフへ移ることを決めました。この年に作曲された3つの歌曲集にはソロ、デュエット、カルテットを組み合わせた多彩な曲が散りばめられており、そのテーマも様々です。彼のお気に入りの詩人リュッケルトの詩による「恋のたわむれ」、若い頃に熱中するもしばらく遠ざかっていたガイベルの詩を用いた「スペインの歌遊び」と「スペインの恋の歌」、要所要所にスペイン風のリズムが用いられた歌を4人の歌手と2人のピアニストが歌い継いでいきます。耳にする機会はあまり多くありませんが、シューマンの円熟の作曲技法と精緻な筆致が魅力的な曲集です。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573944 |