ストラヴィンスキー, イーゴリ(1882-1971)
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201112年のシーズン以来、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めているキタエンコ。ロシアのレパートリーを自家薬籠中の物としているキタエンコらしく、ザグレブ・フィルとの最初の録音もストラヴィンスキーが最初に書いた「交響曲 第1番」で決めてきました。この曲はストラヴィンスキーがリムスキー=コルサコフの下で修業時代を過ごしていた時期(1905年頃)に書かれた曲で、チャイコフスキーやグラズノフの影響が強く感じられる壮大で美しい曲想を持っています。若書きの作品とは言え、オーケストラの性能と響きがフルに生かされており、キタエンコは冒頭の金管の咆哮を含め、抒情的な第3楽章、賑やかな終楽章など曲全体をたっぷりと鳴らしています。余白に収録された2つの「小管弦楽のための組曲」は、もともとピアノ連弾曲をオーケストラ用に編曲したもの。どちらも様々な舞曲が取り混ぜられており、キタエンコは各々の曲の性格を強調し、短いながらも聴き応えたっぷりに仕上げています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1888 |
「交響曲ハ調」は、ストラヴィンスキーの新古典主義時代の代表作で、実にがっちりと4つの楽章が作られています。そのおよそ5年後に作られた「3楽章の交響曲」は、春の祭典などでおなじみの原始のパワーが垣間見える結構ノリの良い作品で、一説にはマンネリ化していた新古典主義の打開を図ったものと言われています。事実、この作品あたりでストラヴィンスキーの新古典主義時代は終わりを告げます。「管楽器のシンフォニーズ」は、いわゆる交響曲ではなく、バロック時代風の器楽合奏という意味の「シンフォニー」です。なお、この曲のコラール部分は、ドビュッシーの追悼のために書かれたものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553403 |
【バーバラ・ハンニガンLINNに登場!2つの名門音楽院のアンサンブルを率いたストラヴィンスキー】英国の王立音楽院とアメリカのジュリアード音楽院、大西洋を挟んだ2つの名門音楽院の学生たちによるアンサンブルをバーバラ・ハンニガンが指揮し、ストラヴィンスキーの小編成作品を収録したアルバム。「ダンバートン・オークス」や八重奏曲といった新古典主義の作品を中心に、「三大バレエ」の時期に山部赤人、源当純、紀貫之3人の和歌に作曲した「日本の3つの抒情詩」から、後期の七重奏曲までを収録。高度な演奏技術と溌溂とした表現の両立がたいへん心地よく、それぞれの作品の面白さが引き立った素晴らしいアルバムです。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
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カタログ番号 | :CKD722 |
どうしても管弦楽曲や器楽曲の後に置かれるのですが、ストラヴィンスキーという人物の全体像を知るために欠かせないのが合唱を伴う声楽曲です。当盤は声楽曲の名作を集め、その魅力を味わうには格好の一枚。もちろん、ストラヴィンスキーの専門家クラフト指揮というのも推薦点です。代表作は「詩篇交響曲」で、伝統的な意味での交響曲というよりはカンタータ的。初期の「春の祭典」のようなダイナミズムは全く見られないにも関わらず、人気曲の地位を不動のものとしています。木管楽器を伴い、透明感漂う「ミサ」、無伴奏による敬虔な「3つのロシア聖歌」、乾いた「カンタータ」や「バベル」。ストラヴィンスキーならではの境地に、貴方は惚れるかもしれません。MusicMasters(その他)とKoch International(詩篇交響曲)レーベルの再発売盤です。(2006/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557504 |
チェロのヴコティッチとピアノのフィルソヴァのSOMMRecordingsデビュー盤。20世紀ロシアの3人の巨匠作曲家のデュオを取り上げるとともに、20世紀ロシアの偉大なチェロの3人の巨匠、ピアティゴルスキー、グートマン、ロストロポーヴィチへのトリビュートともなっています。モダンなテイストを持つシュニトケのソナタ第2番に対し、ロマンティックなリリシズムを湛えたソナタ第1番や、ウィリアム・ブレイクにインスパイアされたスミルノフの《ティリエル》、新古典派寄りのストラヴィンスキーの組曲とシュニトケのムジカ・ノスタルジカ。これら対照的な5つの作品は現代ロシア音楽の多様性を示しています。ヴコティッチはティペット弦楽四重奏団の創設メンバー。ロストロポーヴィチの愛弟子、ステファン・ポポフにギルドホール音楽学校で学びました。フィルソヴァは2009年にBBCプロムスデビューを果たしたピアニスト。作曲家、指揮者としても活躍しており、ここで演奏している作曲家スミルノフの愛娘でもあります。(2020/02/28 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0606 |
ストラヴィンスキー、さらにはシェーンベルクらと交流のあったロバート・クラフトは、まさに20世紀音楽史の生き証人といえましょう。NAXOSでは彼のディスコグラフィーを続々と復活させていますが、ストラヴィンスキーの生誕125周年を記念し、「春の祭典」が新録音で登場です(旧録音は8.557501)。緻密なオーケストレーションの細部の面白さまでを浮かび上がらせるアプローチで、改めてこの超名曲の魅力に迫ります。新古典的なヴァイオリン協奏曲は、三大バレエとは打って変わって軽やかな音の戯れに満ちていますが(難曲ではありますが!)、近現代作品を得意とするフラウチが好演を聴かせてくれます。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557508 |
2017年4月より読売日本交響楽団の首席客演指揮者に就任したコルネリウス・マイスター。巨匠ゲルト・アルブレヒトの薫陶を受けたという彼は、編成の大きな曲を得意とし、同時に首席指揮者兼芸術監督を務めるウィーン放送交響楽団とは、これまでにブルックナーやマーラー、マルティヌーなどの後期ロマン派の作品を中心に録音、精緻な演奏で好評を博しました。今回彼が取り上げたのは20世紀ロシアを代表する2人の作曲家の作品です。ロシアの民話や伝承を大切にしたストラヴィンスキー、生々しい歴史の出来事を作品に盛り込んだショスタコーヴィチ。この方向性の異なる2作品にマイスターはじっくりと向き合い渾身の表現で演奏しています。爆発的な響き、恐ろしいまでの静寂、このコントラストも見事です。(2019/01/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5352 |
1974年、ドイツの学生たちによって結成されたユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー。彼らは若き情熱の下、音楽を演奏する喜びに燃え着実に成長してきました。1976年に「カラヤン賞」を受賞することで基本的な概念を確立することにより、ここを巣立った演奏家たちが、その概念を継承しています。毎年18歳から28歳までの学生たちをオーディションで選抜、リハーサル期間を経て、国際的コンサート・ツアーに出掛け大成功を収めるのを常としています。このアルバムは、ボレイコの指揮のもと、「魅惑とダンス」をモティーフにした3つの作品が収録されています。ストラヴィンスキーでは官能的とまで言える表現、ドビュッシーでの魅惑的な午睡への誘惑、そして荒々しいリズムと妖しさが交錯するバルトーク。しなやかな音楽性が爆裂です。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC406 |
チェコの三重奏団「トリオ・クラヴィオ」はポーランドのクラリネット奏者、指揮者、ヤクブ・ボクンの支援のもとに2013年に設立されたアンサンブルです。ブロツワフで開催された音楽祭でデビュー、以降、ヨーロッパ全土でリサイタルを開催し高い評価を獲得している彼女たち、3人それぞれがヤマハの奨学金を得た俊英でもあり、ソリスト、オーケストラのメンバーとしても活躍しています。このアルバムではバルトークやストラヴィンスキーをはじめとした近現代の作品を演奏、多彩な音色をいかした闊達な表現が魅力的です。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0204 |