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【コクトー&アーンによる幻のバレエ「青い神」】レイナルド・アーンがディアギレフ率いるバレエ・リュスのために作曲した『青い神』は、初演当時22歳のジャン・コクトーの手によるヒンドゥー教の伝説に基づいた物語。若い娘が、愛する青年が寺院の僧侶になるための儀式を妨害したため、魔物に捕らえられ処刑されようとするところ、青い神と女神が蓮の花から現れて笛を奏でて魔物を鎮め、彼女を助けるというもの。音楽はエキゾチックな主題を持ちつつも紋切り型の異国情緒に陥らぬため、フランス近代ならではの半音階的な動きや旋法的な技法に実験的なポリフォニーも取り入れるという、ディアギレフの要望に応じた画期的なものでしたが、当時は観衆の理解を得ることが出来ず、バレエ・リュスの他のレパートリーとは趣が大きく異なったこともあり、初演は大きな失敗に終わってしまいました。これはニジンスキーが大きく注目された『牧神の午後』初演のわずか2週間前、フォーキンの『ダフニスとクロエ』の3週間前のこと。翌年には『春の祭典』が大きなスキャンダルとなり、『青い神』はレパートリーから外され、その後陽の目を見ることはありませんでした(コクトーは初演失敗後ディアギレフに「僕を驚かせてごらん」と挑発され一念発起、5年後にはサティ作曲の『パラード』で大スキャンダルを呼び起こすことになります)。アーンの手による音楽は70人以上のオーケストラを要する大規模なものでしたがバレエと共に封印され、バレエ・リュスの他のレパートリーが音楽だけでも現在世界中で演奏されるにもかかわらず、フランス国内ですらこれまで演奏されてきませんでした。今回発売となるライヴ録音で、その音楽が実験的要素と音楽的魅力を両立させた、たいへん聴き応えのあるものであることが証明されることでしょう。ディラン・コーレイ率いるフリヴォリテ・パリジェンヌの好演も相まって、不当に忘れられた作品の魅力が最大限引き出された注目の一枚です。(2025/04/11 発売)
| レーベル名 | :B Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :LBM074 |
イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニ。アレッサンドロ・スカルラッティに師事し、ナポリの宮廷楽団のコンサート・マスターとして活躍。その後ロンドンに招かれ第3代エセックス伯ウィリアム・カペルの庇護を受けました。ジェミニアーニはかなり気性の激しい性格だったようで「熱血漢Il Furibondo」と呼ばれたことでも知られます。彼の晩年は謎に包まれており、中でも大切な手稿を使用人に盗まれ気落ちしてしまったことなど数多くのエピソードも残されています。このアルバムは、彼の音楽を中心に周辺の作曲家の作品も交え、語りを加えて3幕の物語として仕立てた演奏会をそのまま収録しています。演奏も素晴らしく、劇場の雰囲気も良く伝わってきます。(2018/10/31 発売)
| レーベル名 | :B Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :LBM007 |
【室内楽的対話とライヴならではの味わい。声楽中心の古楽アンサンブルだからこそのヴィヴァルディ!】「ライヴでの収録は、スタジオ録音に打ち込んでいる時とは全く違った集中力が問われます。聴き手がそこにいるからこその興奮をもって音楽に臨めるのです。演奏者たちはヴィヴァルディの音楽が語りかけてくるのを受けて、それをできるだけそのまま聴き手に伝える必要があります。ライヴで客席に人がいて反応があるということは、それだけで然るべき勢いを、精力を音楽にもたらす要因になるのです」(ジェローム・コレアス/解説より)自身も古楽歌手としての豊かな経験を誇る一方、チェンバロを弾きながら欧州シーンの第一線で大小のバロック作品を指揮してきた実力派ジェローム・コレアス率いるレ・パラダン。これまで主に声楽主体で活動してきた彼らが、今回はなんと器楽奏者だけで、ヴィヴァルディの室内協奏曲を集めたアルバムをライヴ収録。「そこに言葉を感じる音楽がある」とコレアスが語るのも頷ける、奏者同士のバロックらしい音使いでの対話に聴こえる阿吽の呼吸はやはり声楽作品演奏の豊かな経験あればこそのものと言えるでしょう。コロナ禍の自主隔離中ずっとこれらの楽譜と向き合ってきたコレアスは、実演の場で奏者たちと音を交わしながら、ヴェネツィアを離れ一時マントヴァ宮廷で小規模編成の名手集団と仕事をしていた頃のヴィヴァルディのように、互いの意見を聞きあい音楽を作ってゆく面白さを実感したとのこと。室内楽と協奏曲の間をゆくヴィヴァルディ作品中でもユニークな一連の室内協奏曲の数々、そのスリリングで奥深い味わいに最前線の名手たちの演奏で出会える1枚です。(2022/09/23 発売)
| レーベル名 | :B Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :LBM045 |
【全曲録音で蘇る、歴史に埋もれたフランスオペラの大家の存在感】ドビュッシーやデュカス、マーラー等と同世代で、生前はメサジェや同世代のガンヌなどと並ぶフランス歌劇界の大物だった作曲家カミール・エルランジェ。その作品は生前の人気が嘘のように録音が全くなされず、オペラ全曲録音は実に貴重というほかありません。パリ音楽院でドリーブや元ショパン門下生のマティアスらに師事後、1888年にカンタータ『ヴェレダ』でローマ大賞に輝きイタリアに赴いたエルランジェは、その年のうちにフローベールの小説に基づく全3幕の《聖ジュリアン伝》を完成させ一躍人気作曲家に。第一次大戦勃発直前の1912年に発表された《魔女》はプッチーニの《トスカ》の原作戯曲を書いたヴィクトリアン・サルドゥの息子アンドレの台本に基づく作品で、魔女裁判の時代のイベリア半島を舞台に、人々から魔女として恐れられる女性ソラヤを軸として緊迫のドラマが起伏豊かに展開します。晩期ロマン派ポスト=ワーグナー世代の粋が詰まった音楽はオーケストレーションも巧みで聴き応え充分。本格的な商業録音での活躍も多いジュネーヴ高等音楽院のオーケストラと合唱が、グリーグ《ペール・ギュント》劇付随音楽の録音でレコード・アカデミー賞にも輝いたギヨーム・トゥルニエールの指揮で躍動感あふれる演奏を実現、ベル=エポック期のパリを彷彿させるひとときを味わわせてくれます。(2024/10/04 発売)
| レーベル名 | :B Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :LBM068 |
バロック時代に「聖母マリア」について書かれた様々な作品を集めた演奏会のライヴ。ソプラノのヴィユトレイは9歳でブルターニュのマスター・クラスに参加しその歌声を認められたという神童。その後は順調に年齢を重ね、現在では様々なバロック・アンサンブル(アマリリス、ピグマリオン、リチェルカール・コンソートなど)と共演、またバロック以外の分野でも活躍しています。作曲家アンリ・デマレの名を冠したアンサンブル「アンサンブル・デマレ」はパリのシンガー・ポリニャック財団のレジデント・アーティストを務める注目の団体です。メンバーにはヴィオラ・ダ・ガンバのロビン・パロとロナルド・マーティン・アロンソ、アーチリュートのマルク・ウォルフ、オルガンを演奏しているのは話題のジャン・ロンドーなど錚々たる顔ぶれが揃っています。(2018/10/31 発売)
| レーベル名 | :B Records |
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| カタログ番号 | :LBM005 |
パリ近郊の静かな場所にあるロワイヨーモン修道院は、年間を通じて若い歌手たちの活動を支援し、コンサート会場と演奏機会を提供しています。とりわけ、オルセー美術館の協力のもと、ビジュアルアートと音楽を結び付ける試みには積極的に取り組んでいます。B Recordsではこのロワイヨーモン修道院の活動に賛同し、開催されたコンサートの録音を行い、素晴らしい活動の普及に努めています。このアルバムには、ドイツ古典派のバラードからドビュッシー、ラヴェルなど印象派の歌曲、後期ロマン派のツェムリンスキーの作品まで、幅広い時代の歌曲が収録されています。ガルニエのしっとりとした歌声、ジャカールのユーモラスな「博物誌」、切ない恋心溢れるラニエスの甘い声、迫力たっぷりのローゼン。各々の歌手たちの表現力豊かな歌唱をお楽しみください。(2019/11/22 発売)
| レーベル名 | :B Records |
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| カタログ番号 | :LBM021 |
パリ国立高等音楽院を卒業した3人の打楽器奏者によって結成されたトリオ・クセナキス。単独では初めてとなるこのアルバムで、彼らは自分達のお気に入りのレパートリーから幅広い選曲を行いました。ライヒの人気作が3曲並ぶほか、グループ名の由来となったクセナキス、フランスに渡って活躍した平義久などの作品を収録。マリンバ、太鼓、手拍子、そしてループ装置を使用した作品まで、彼らとパーカッション・アンサンブルの魅力を余すところなく伝えるアルバムです。(2024/11/22 発売)
| レーベル名 | :B Records |
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| カタログ番号 | :LBM070 |
【ジョージ・クラムの代表作2曲を緊迫のライヴ収録で!】2022年2月に亡くなったジョージ・クラムの代表作「ブラック・エンジェルズ」は、アンプを通して音を増幅させる弦楽四重奏のために書かれていますが、楽器を逆さに立てて弾くなど様々な特殊奏法に加え、グラス、銅鑼、マラカスの使用、叫ぶ、ささやく、舌を鳴らすなど、4人の奏者で出来るあらゆることを駆使します。不吉な数字である13、そして7が重要な要素となっており、日本語でのカウントも挿入。作曲当時に激しさを増していたベトナム戦争が影を落としているとも言われるこの難曲で、2013年に結成されたハンソン四重奏団が、持ち前の高度なテクニックにライヴならではの緊張感も味方につけ、素晴らしいパフォーマンスを聴かせています。クラムのもう一つの代表作「マクロコスモス」から第3番「夏の夜の音楽」は、アンプを通す2台のピアノと打楽器のために書かれており、バルトークの作品から着想を得たとされ、ピアノの内部奏法など、こちらもあらゆる可能性が試される難曲。同時代音楽のスペシャリストであるフィリップ・アタ、経験豊富な名手テオ・フシュヌレに、パーカッション・アンサンブル、トリオ・クセナキスで活躍する2人が加わり密度の濃い演奏を聴くことができます。(2022/05/20 発売)
| レーベル名 | :B Records |
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| カタログ番号 | :LBM040 |
フランスの作曲家・ピアニスト、オリヴィエ・グレフ。パリ音楽院を経てジュリアード音楽院で研鑽を積み、一時期はルチアーノ・ベリオにも師事。初期には前衛的な作品を書いていましたが、次第に古楽や文学、神秘主義をモティーフにし、機能和声を用いた調性感のある音楽を創り上げるようになりました。多くの演奏家たちが彼の作品を採り上げ出した矢先、2020年に急逝したことで、その独自性の高い作品に注目が集まっています。グレフの生誕70周年を記念して作られたこのアルバムには、第25回ドーヴィル・イースター・フェスティヴァルで若い演奏家たちによって演奏された2作品のライヴ録音と、1998年の同音楽祭で作曲家自身がピアノを弾き、シュテファン・ゲンツが歌った「アイルランドの聖人の書」のアーカイヴ録音を収録。また「声のための交響曲」では注目の指揮者デュムソーが全体をまとめています。グレフの魅力を伝える1枚です。(2021/09/10 発売)
| レーベル名 | :B Records |
|---|---|
| カタログ番号 | :LBM035 |