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【編曲版の素晴らしさを最大限引き出す快演!】古典から現代まで幅広いフランス音楽の解釈者として近年大きな注目を浴びており、コロナ禍にあっても二度の来日を成功させている1985年生まれの俊英マキシム・パスカルによる、室内管弦楽版「大地の歌」が登場です。シェーンベルクによるこの編曲版は、元の大管弦楽の音響を極限までそぎ落とした見通しのよい響きが特色ですが、精鋭集団ル・バルコンがライヴ録音ながら鉄壁のアンサンブルを聴かせ、その面白さを存分に堪能させてくれるのが嬉しいところ。ソリストは男声2人の起用で全体のメリハリが気になりますが、ラファエル・ピション指揮の「マタイ受難曲」(Harmonia Mundi)でのイエス役の名唱も記憶に新しいステファヌ・ドゥグーがバリトンを担当しており、彼が歌う「告別」の深く沁みる味わいは格別の美しさを湛え、大きな聴きどころとなっています。(2022/06/24 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM042 |
古くから知られた「美しきマゲローネ」の物語を元に、ルートヴィヒ・ティークが著した小説『美しきマゲローネとプロヴァンスのペーター伯爵の恋物語』。そこに含まれる15編の詩にブラームスが作曲した『ティークの「マゲローネ」によるロマンス』は、物語風ではあるもののそのままではストーリーが繋がらないため、元の小説による語りを挟んで演奏されることがあります。フランスの名バリトン歌手ステファーヌ・テグーはこの歌曲集に取り組むにあたり、プロヴァンスが舞台であるこの物語のティークよりもさらに前のテキストに立ち返りたいと考え、1453年に作られたこの伝説の最古の写本を参照、その15世紀のフランス語を語り手ロジェ・ジェルムゼールの妻エリザベットが現代フランス語に整えたものを使用しました。かくしてこのテキストは聴衆の心を捉えドイツ語の歌唱部を大きくフォローし、出演者たちの情感豊かな表現も相まって、ライヴに大きな成功をもたらしています。(2023/10/06 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM054 |
1997年から開催されている「ドーヴィル・イースター音楽祭」はルノー・カピュソンやニコラ・アンゲリッシュら、若い才能を紹介することを目的に始められました。2002年からは8月の「夏の音楽祭」も始まり、バロック作品の研究結果を交えながら、数多くの世界初演が行われています。2014年に開催されたコンサートを録音したこのアルバムで取り上げられているのはヤナーチェクの作品。2008年、リヨン国立音楽院の学生たちによって結成された「エルメス四重奏団」を中心に、若手管楽器奏者たちが集い、洗練された演奏を披露しています。(2018/10/31 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM001 |
【演技力豊かな朗読はまるで音楽。17世紀のサロンを思わせる、フランス最前線の名手たちによる小編成音楽】バッハの声楽曲やラモーのオペラなど大がかりなプロジェクトを次々と成功させ、彗星のごとく登場した当時からインパクトのあった存在感に、近年ますます輝きが増しつつあるフランス新世代の古楽指揮者ヴァランタン・トゥルネ。ヴィオール(ガンバ)の演奏家でもある彼は自ら指揮するラ・シャペル・アルモニークで、大規模作品での評判に安んじることなく、自身も楽器を手に取って小編成の注目すべきプログラムも提案しつづけています。その最先端でライヴ録音されたこのアルバムは、劇作家モリエールやラシーヌ、大画家ルブランやミニャール、音楽家リュリやシャンボニエールらと同じように、ルイ14世の宮廷を虜にした詩人ラ・フォンテーヌ(1621-1695)の名高い『寓話』がテーマ。日本でも良く知られている「蟻とキリギリス(蟻とセミ)」や「牛より大きくなりたがる蛙」などの詩を、バロック歌手でもあるティエリー・ペトーが数トラックごとに演技力たっぷり明瞭な朗読で詠み上げています。これに関連する17~18世紀のフランス宮廷音楽が、声楽・器楽を織り交ぜ精妙な古楽器演奏で織り上げられてゆくのですが、通して聴いているとペトーの声の美しさと味わいもあり、さながら朗読も音楽の一部のよう。ライヴ収録で客席のほどよい笑い声も時折漏れ聴こえてくる中、さながら17世紀の機知に富んだフランス宮廷人たちのサロンに居合わせてしまったかのような臨場感を味わうことが出来ます。本場直送だからこそのこの気配、バロック・ファンならずとも虜になってしまうのではないでしょうか。思わずワインを開けたくなる1枚です。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM046 |
【柔軟に新しい音を模索する、1990年代生まれ世代のチェロ音楽】古楽と現代音楽を中心に、フランス音楽シーンの最前線で刺激的なプログラムの演奏会を披露しつづけているロワイヨーモン修道院で、レジデント・アーティストを務めるチェロ奏者マリー・イティエによる、彼女に捧げられた新作チェロ作品群初演の様子を収録したアルバム。3人の作曲家はいずれも1990年代生まれで、実験音楽的な音響構築とロックやテクノなど21世紀の多様なジャンルを境なく行き来できる世代ならではの、生楽器の活かし方に三者それぞれのアプローチが光ります。無伴奏作品での広範な表現に加え、名手ツェートマイアーを音楽監督に迎えたフランス国立オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ管弦楽団(旧称オーヴェルニュ室内管弦楽団)の弦楽セクション、多様な新作初演で知られるアンサンブル・シラージュらの共演も頼もしいところ。最後を飾るバスティアン・ダヴィドの作品では、フランス前衛音楽シーンを支えてきた知る人ぞ知るaeonレーベルに名盤の多いベルギーの俊才チェロ奏者アルヌ・ドフォルスも加わり、触知しやすいリズム感のなかで楽音というものの概念を最大限に追求してゆく、多様な音響体験を味わわせてくれます。拍手入りのライヴ収録で初演現場の空気を追体験できるのも嬉しいポイント。「幼いころからあらゆる騒音に耳を傾け、自分で新しい言語を創造するのが好きだった」と語る演奏者イティエ自身へのインタビュー(仏・英語)も一読の価値があります。(2024/05/10 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM061 |
フランスのジャズ・フルート&ヴォイスの奇才マジック・マリック率いるクインテットによる、パリのジャズ・クラブ「ル・ベゼ・サレ」でのライヴ。ウェイン・ショーター、カーティス・フラー、ジョン・コルトレーンらのスタンダードが、独自の感性でスピード感溢れるパフォーマンスに昇華されます。オーディエンスの熱い反応もビビッドに記録された一枚。(2024/06/21 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM064 |