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Search results:55 件 見つかりました。
(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16313 |
【17世紀から殆ど手が加えられていない貴重なオルガンが、17世紀オリジナルのガンバと交わす妙音】指板やボディの構造の違いから、ヴァイオリン属のヴィオラやチェロとは微妙に違う、鼻にかかったような美しい音を奏でる弓奏弦楽器ヴィオラ・ダ・ガンバ。倍音豊かなその音色が、こもりすぎず響きすぎない短めの残響の教会堂に設置された歴史的オルガンと相性の良いデュオを聴かせるこのアルバムのテーマは「宇宙の音楽」。天文学にも通じた博覧強記の学者アタナシウス・キルヒャー(1602-1680)の著名からタイトルを取り、キルヒャーが生きた17世紀のドイツ語圏に花開いた弦楽芸術の粋を示す重要作品を中心に、オルガン独奏曲の傑作を交えた厳選選曲を、ほぼ当時の姿のまま今に残るガンバとオルガンでお送りします。既に当時はドイツ語圏でもヴァイオリンが新たな器楽作法の中軸を担う存在になりつつあり、本盤にもシュメルツァーやアルベルティーニ、ビーバーといった名演奏家≒作曲家たちによるヴァイオリン音楽が多数選ばれていますが、ここでは17世紀当時ないし奏者自身による編曲を通じてガンバの響きに置き換えられており、原作を知る人にも新鮮な感覚で味わえる演奏となっています。ガンバ奏者テペルマンは世界的に知られた古楽器演奏の2拠点ロンドンとケルンで学んだミュンヘン出身の俊才で、本盤では弦楽器の里フュッセンからウィーンに移り住んだ17世紀の名工ケークルによる響きの良いオリジナル楽器を使用。対するオルガンも1662年建造時からほぼ手が加えられていないオーストリアの一段鍵盤楽器。こちらも同じくミュンヘン出身で近年ますます多忙になりつつある新世代奏者ニートハンマーの的確な音使いにより、残響にぼかされない美音がガンバの味わいと好適な調和とコントラストを描き出します。(2021/11/12 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16326 |
【妙なる響きで作品の機微そのままに伝えられる、ベルガモの名リュート音楽家の古雅なる名品群】パレストリーナやマレンツィオなどの巨匠たちが声楽のために精緻な多声音楽を作曲する傍ら、さまざまな楽器の使い手たちが器楽特有の音楽作法を確立しはじめていた16世紀イタリア。カプスベルガーやピッチニーニといったバロック期の作曲家が登場する前、ルネサンス独奏器楽の集大成ともいうべき作品群をリュートのために残したのが、北イタリアのベルガモを拠点に活躍したこの楽器の名手テルツィ。彼の名を冠した出版譜の存在や世界各地に残る筆写譜の多さから推察される生前の人気に比して生涯は謎に包まれたままですが、作曲者の深い音楽的知識と感性は、さまざまな時代の舞曲やフランス語の多声シャンソンの独奏編曲、プレリュードなど多岐にわたる形式の音楽そのものに如実に現れていると言ってよいでしょう。さまざまな中世・ルネサンス音楽の演奏団体と共演するフランスの名手フローラン・マリーは、古楽器製作家の父が手がけた8コースのリュートを手に、ルネサンス様式の総目録のごときテルツィの音楽の多彩さを丁寧な解釈で味わい深く聴かせます。先例が決して多いとは言えない、テルツィ作品だけで構成されたアルバムという意味でも貴重なリリース。佐藤豊彦やリー・サンタナなど、世界的リュート奏者たちにも愛されてきたCarpe Diemレーベルの抜群のエンジニアリングが映える、自然な佇まいの弦音も魅力です。(2022/05/27 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16327 |
【300年以上前の響きから立ちのぼる歴史の息吹!これがモーツァルトに至る道】大バッハやその息子たちが愛奏していたことで知られるクラヴィコードは、小型で卓上に置け持ち運びもしやすい古くからある鍵盤楽器。小片で弦を突き上げて音を出す構造のため、打鍵した瞬間やその後鍵盤を押さえている指の力しだいで音にニュアンスがつけられ、表情豊かな演奏ができるかわり奏者自身のごく周辺にしか音が届かず、プロ音楽家が大人数相手に演奏することが増えた19世紀以降に音楽史の表舞台から姿を消しました。しかしオルガニストの練習用などプライベート空間でこれを愛奏した音楽家は欧州各地に多く、モーツァルトも旅先で鍵盤練習ができる旅行用の楽器を持っていたことが知られています。その伝統を踏まえ、1700年前後から残るオーストリアでは現存最古のオリジナル楽器を用い、バロック以前の音楽から多くを学んだ18世紀の音楽家たちの個人的な演奏空間の響きに迫ったのがこのアルバム。楽器は全て製作者の地元周辺で切り出された木材で出来ており、共鳴弦型で同時に鳴らせない音が生じるため奏者も工夫が必要ですが、リンツ生まれの若き名手アレクサンダー・ゲルゲリフィは巧みにニュアンス豊かな演奏で、300年以上前から残る楽器の素材感豊かな味わいを引き出してゆきます。楽器そのものの微音を間近で克明に捉えたエンジニアリングで、モーツァルトも学んだバロックの巨匠フックスやムッファトの多声書法から、ドイツ語圏南部のロココ期ならではの典雅な鍵盤曲まで、多様な音楽様式を通じての音による歴史旅行をお楽しみ下さい。(2022/11/11 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16329 |
【言葉のない笛の音が逆説的に浮かび上がらせる、昔日の「物語」の奥深い魅力】ユトレヒト、ミラノ、ウィーン、トロッシンゲンなど欧州屈指の古楽拠点で名匠たちに学んだ後、さまざまな楽器を手に中世ヨーロッパと中近東の音楽を自在に行き来する、ギリシャ出身のリコーダー奏者ディミトリス・クントゥラス。その笛の音を軸に、イタリアからコーカサス山地まで幅広く曲を集め、歌い手も朗読者もなしに古来の「物語」を浮き彫りにしてゆくプログラム。「現代は誰もが歌や小話を求める時代で、長々と続けられる物語に人が耳を傾けてきた伝統は忘れられている」との発想のもと、いずれも短い演奏時間に収まる作品を選んでいながら、その全ての背後に何かしらの物語や伝統が息づいている充実した選曲になっています。十字軍遠征の最中に囚われの身となり、忠臣ブロンデルに救われたという伝説で知られるリチャード獅子心王の歌に始まり、クントゥラスの故郷ギリシャの歴史に関わるビザンツ帝国やオスマン帝国からの伝統、アルメニアやシリアの伝承曲、数多くの詩人や音楽家が集ったアキテーヌ地方の教会音楽や詩人としても高名だったマショーの語り歌など、背景の豊かさに裏打ちされた音楽の味わいはどこまでも深く、シンプルな音が驚くほど想像力を刺激してやみません。しなやかな笛の調べと中世楽器の素材感の心地良さ、安定した舞曲のリズムが穏やかな陶酔をさそう、聴くほどに引き込まれるアルバムです。(2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16335 |
フリドリン・ブルマーはスイスのベーシスト、コンポーザーで、パーカッショニストのハインツ・ガイザー率いるアンサンブルの一員として来日ツアーも成功させています。初めてのソロ・アルバムにあたり、書かれた楽譜とあらゆる音楽概念を超えた音の探求に全キャリアを捧げてきたジャズ・ミュージシャンである彼は、全編ソロのインプロヴィゼーションという形を取りました。作品のタイトルは、録音されたのがドイツのアンクラム郊外というところから取られており、曲は形式上トラックに分かれてはいるものの、I~XIIの数字が割り振られただけの曲名となっています。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16337 |
【古典派時代に命脈を保ったガンバの味わいを際立たせるチェロ】17世紀の終わりにかけて音楽シーンの表舞台から徐々に姿を消していったヴィオラ・ダ・ガンバですが、この楽器が18世紀後半まで偏愛されていた地域もヨーロッパ各地にありました。このアルバムで聴けるのは、そうした地域で古典派の時代になお活発に作曲されていたガンバ音楽のうち、同じ中低音の弓奏弦楽器であるチェロとの二重奏として仕上げられた作品の数々と、2023年が生誕300年となるアーベルの無伴奏曲。使われているガンバはアーベルが活躍したロンドンで18世紀初頭に活躍しチェロも製作していたバラク・ノーマンによるオリジナル楽器で、ヴィクトール・テペルマンはこれを18世紀末に高い名声を誇ったダッド一族による弓(こちらも1800年頃のオリジナル)で演奏。ガンバ特有の伸びやかな妙音を素早いフレーズでも巧みに弾きこなし、カンタービレの味わいも豊かに引き出します。アーノンクールとビルスマに師事したゲルハルト・ダルムシュタットが弾くチェロも、低音伴奏にもなればガンバと対等なデュオ・パートナーとしても立ち回り、微妙な音の違いからくるコントラストをたっぷり楽しませてくれます。ハイドンやエステルハージ侯爵との関係でも知られるボッケリーニ世代のガンバ奏者ハンマーの作品に聴く歌心も、大バッハの末男ヨハン・クリスティアンとの共演で知られたアーベルの流麗と深遠を兼ね備えた作風も、ドイツと英国をまたにかけて活躍したリドル(リーデル)の作品のみずみずしい響きも、知らずにいては惜しい魅力的な音世界ばかりです。(2023/11/10 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16332 |
ギリシャ出身のウード奏者・作曲家ティミオス・アトザカスのデビュー・アルバム。ウードとはリュート属に分類される撥弦楽器で、中近東(特にイラク)で重用されています。このアルバムではアトザカス自身がアレンジメントした作品が演奏されていますが、全く違う音楽に変貌した「グノシェンヌ」のように、どの曲もヨーロッパのジャズや東洋の伝統を感じさせる斬新な響きに仕上がっています。全編に渡りウードの超絶技巧が用いられており、それを取り巻くアンサンブルもユニークな音色で彼の音を支えています。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16309 |
ユニークな世界を表現することで知られるチェンバロ奏者、カタリナ・ビセンスのコンセプト・アルバム。この「パルテノペのチェンバロ」と題された1枚は、今回演奏に使用された16世紀初頭の楽器に合わせ、この当時のナポリで弾かれていた音楽を集めたもの。その上、ビセンスはただ曲を並べるのではなく、詩的なインスピレーションに基づく一つの物語を作り、イメージに合わせて演奏していく形を取っています(彼女がナレーションを務める物語は、アルバムに付属したコードによるダウンロードでのみお楽しみいただけます)。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Carpe Diem |
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カタログ番号 | :CD-16312 |