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ドヴォルザークのチェロ協奏曲と言えば、誰もが思い浮かべるのが、あの泣きたくなるほどに美しいロ短調(Op.104)の憂愁に満ちたメロディでしょう。しかし、ここに収録されているのは、彼の習作時代である1865年に書かれたイ長調のものです。この作品は作曲家、およびチェリストであるルートヴィヒ・ペールのために書かれたもので、ペールの遺品の中からスコアが見つかり、大英博物館へ売却されました。管弦楽部分はピアノ譜のみが残存、1929年のドヴォルザーク没後25周年の時にようやく初演されたのです。その後、1977年になってJ.ブルクハウゼルがオーケストレーションを施しています。若きドヴォルザークの才気と豊かな音楽性を存分に味わうことのできる隠れた名作です。チェロのヤーフェは、アシュケナージも絶賛する名手です。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777461-2 |
1985年、ベルリンのハンス・アイスラー・ミュージックアカデミーの学生たちによって結成された「フォーグラー弦楽四重奏団」は、その翌年に開催されたエヴィアン弦楽四重奏団コンクールで1位を獲得したことで、一躍知名度を得て、国際的な活躍を始めます。ハイドンからバルトークまで幅広いレパートリーを持ち、時にはタンゴやポップスまでをも易々と演奏する彼らによるこのドヴォルザーク(1841-1904)、既にcpoレーベルからは2組の弦楽四重奏曲集がリリースされていますが、今作は、ヴィオラのマスレンコと、ピアノのトリエンドルをそれぞれ共演に迎えた五重奏曲であり、一層充実したアンサンブルを聴くことができます。ヴィオラの活躍が目覚しい弦楽五重奏曲第3番、ブラームスやシューマンの作品に比肩する意欲作であるピアノ五重奏曲第2番、と、それぞれ民族色豊かな作品の持ち味を、彼らの見事な演奏によって存分に楽しむことができます。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555022-2 |
ドゥシェクのこれらのピアノ・トリオは、ソナタと名づけられているように、ピアノに重心が置かれていて、ヴァイオリンとチェロは助奏的な役割にとどまっています。ドゥシェクはピアノの名手だったので、当然のことかもしれません。いずれもロンドンの聴衆を意識して書かれたもので、流麗で親しみやすい曲に仕上がっています。Op.31の3曲には、当時の流行に合わせて民謡が取り入れられています。私たちには馴染みのない民謡ですが、民謡特有の「どこかで聴いたことがあるような懐かしさ」が感じられます。Op.24-3の第2楽章の変奏曲の主題には、当時大流行していたパイジェッロの「うつろな心(ネル・コル・ピウ)」が使われています。ベートーヴェンも変奏曲を書いた有名な主題です。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999583-2 |
ウィーン初期古典派作品を得意とするピアニスト、ナターシャ・ヴェリコヴィッチが弾くドゥシェック(ドゥシーク)とヴェルフルのピアノ・ソナタ。ヤン・ラディスラフ・ドゥシェックはボヘミア出身、後にイギリスでキャリアを確立したピアニスト・作曲家。彼は楽器製造家ジョン・ブロードウッドと親しく、楽器の性能の拡大を試み「ピアノを歌わせた」最初の一人であると言われています。17曲のピアノ協奏曲と35曲ほどのピアノ・ソナタを書きましたが、どれもクレメンティの作品を思わせる古典的な形式が用いられています。ヨーゼフ・ヴェルフルはザルツブルク出身。レオポルト・モーツァルトとミヒャエル・ハイドンに音楽を学び、ピアニストとして活躍しますが、1799年にベートーヴェンとピアノで「決闘」し、敗北を喫したことで人気が落ちてしまい、人気が落ちてしまい、パリを経て1805年からロンドンで第2の人生を送ることとなりました。作品41のソナタは当時考えうる最高難度の技巧を凝らしています。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555208-2 |
イタリア後期バロック時代の作曲家ドゥランテ(1684-1755)は、シチリア王国のフラッタマッジョーレに生まれ、幼い頃から音楽教育を受け、アレッサンドロ・スカルラッティをはじめとした多くの音楽家から教えを受けたとされますが、あまり詳しいことは分かっていません。ただ、偉大なる教師であったことと、18世紀前半のナポリにおいて、最も偉大な教会音楽作曲家のひとりであったことは間違いないようです。彼のクリスマス音楽は、ナポリの伝統的な形式を順守したカンタータとモテットで、当時としては、明るさの中に少しだけ感傷的な雰囲気を持ち込んだことでも高く評価されました。中でも変ロ長調のマニフィカトは、最も愛されていた作品の一つで、19世紀になっても、頻繁に演奏されていました。(2011/11/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777571-2 |
北ドイツのオルガンの旅、第6集はトゥンダーとハッセの作品集です。トゥンダーはリューベックの聖マリア教会の首席オルガニストを生涯に渡って務め上げた人ですが、その生涯はほとんど知られておらず、作品も驚くほど僅かしか残っていません。ちなみにトゥンダーの後任は彼の娘と結婚したブクステフーデが務めています。ハッセの生涯のエピソードもあまり知られてはいませんが、彼の影響は至るところに残っていて、その偉業は容易に想像することが可能です。ここでは1724年製の由緒あるオルガンを使用。その渋く美しい響きに痺れること請け合いです。華麗な響きを極限までに再現した優秀録音がとても魅力的です。(2009/02/11 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777370-2 |