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フランツ・レハールの没地であるバート・イシュルで開催されているレハール・フェスティヴァルでは、長年に渡り珍しいオペラ、オペレッタが上演され、作品の普及に努めています。この音楽祭、2015年の演目は、1939年にシュトゥッツガルトで初演されたニコ・ドスタル(1895-1981)の「ハンガリーの結婚式」というレアな作品でした。ドスタルはオーストリア帝室軍楽隊付きの作曲家、ヘルマンの甥で、もともとはウィーン音楽アカデミーで教会音楽を専攻したという人。1946年からオーストリアに在住し、オペレッタやワルツの作曲家、そして編曲者として活躍しました。物語はカールマン・ミクサートの小説を基にし、ヘルマン・ヘルメッケが台本を制作した、女帝マリア・テレジアがハンガリー女王として君臨していた1750年頃のお話で、農家の若き娘ヤンカと、マリア・テレジアに派遣されたシュテファン伯爵、そして彼の側近アルパード、玉の輿狙いの娘エテルカの恋の騒動が描かれています。ロマンティックな騒動を最後に収めるのは女王マリア・テレジアというところも、当時人気が出た理由でしょう。美しいメロディ満載の見事な作品です。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777974-2 |
第6番はトッホのごく初期の作品で、ブラームスなどの影響が感じられるロマンティックな曲です。明確な調性をもった、やや感傷的な面もある美しい音楽で、「頑固一徹で厳格な人も、若い時にはこんな時期もあったんだなあ」と思わせる微笑ましい作品です。第12番は、第2次大戦中の長い創作の中断後の最初の作で、戦争による心の傷を感じさせる悲痛な音楽です。無調ですが、どことなく調性感があり、メロディアスなのが特徴です。戦争中にため込んだ創作意欲を弦楽四重奏という最も愛するジャンルに一気にぶつけた壮絶な気迫が、胸に迫ります。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999776-2 |
第8番は実に美しい曲です。調性が明確に保たれていて、柔らかく深みのある響きの中に叙情的な楽想が流れていきます。形式的にも、ソナタ形式や変奏曲、スケルツォといった楽章から成っており、伝統的な作風を見せています。トッホは同時代の作曲家の中では保守的な人ですが、この曲は特にそれが顕著で、安心してお薦めできます。ただし、20世紀音楽の先鋭性を求める人には、物足りないかもしれません。第9番は第1次大戦後の5年間の作曲活動の休止の後に書かれた曲で、はるかに急進的で緊迫した音楽が展開します。特に後半の2つの楽章の密度の高さは特筆に値しますが、それでも調性感が感じられ、比較的聴きやすい作品に仕上がっています。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999686-2 |
トッホは独学で作曲を学んだ人です。若い頃、モーツァルトの弦楽四重奏曲集の楽譜を買った彼は、それを写譜し始めました。途中まで写して続きを自分で作曲し、原譜と比べてみた彼は、あまりの違いにひどい衝撃を受け、まるで自分がノミかネズミのように価値のないものに思えたそうです(かなり自虐的)。長じて彼は、ここに聴くような凝縮された気迫の込もった弦楽四重奏曲を作るようになりました。やっぱり人間、努力が肝心です。第11番は新古典主義的な作品、一方第13番は12音技法が用いられています。20世紀の室内楽を愛好する人は必聴の1枚です。(2001/09/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999687-2 |
オーストリア生まれの作曲家、エルンスト・トッホはマンハイム、ベルリンで教鞭を取った後、ナチスから逃れるために1933年パリに亡命、その後アメリカに定住し生涯を終えました。独学で作曲を学び、あらゆる分野に数多くの作品を残しています。初期の作品はまだまだ先人の影響から抜け出せていないものの、少しずつ独自路線を開拓、アメリカに渡った頃には色彩感とユーモアに溢れた見事な作品が書かれています。その後は12音技法を試みるなど先進的な手法も取り入れ、ここに収録されているOp.83とOp.98の2つの晩年の作品は、虚飾を排したアバンギャルドな音に満たされた「新しい音楽」となっています。(2011/04/20 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777092-2 |
2000年代初めに相次いでリリースされた、ピリオド楽器アンサンブル“レヴォルーショナリー・ドローイング・ルーム”による一連のドニゼッティの弦楽四重奏曲は、cpoレーベルにおける初期の録音であり、アメリカの「fanfare」誌で高く評価された記念碑的アルバムです。オペラ作曲家として名高いドニゼッティの知られざる傑作の再発見は、多くの聴き手を興奮させました。/しかし、こちらは第7番から第18番までのみの録音で、残念なことに全集としては完結しなかったシリーズ。20年以上を経てようやく残りの作品のリリースが始まりました。今回の第1番から第3番を録音しているのはプレイエル弦楽四重奏団。新鮮な解釈とバランスの良い響きが特徴です。 (2017/07/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777909-2 |
2000年代初めに相次いでリリースされ高い評価を受けた、ピリオド楽器アンサンブル“レヴォルーショナリー・ドローイング・ルーム”による一連のドニゼッティの弦楽四重奏曲は、オペラ作曲家として名高いドニゼッティの知られざる傑作の再発見は、多くの聴き手を興奮させました。しかし、そちらは第7番から第18番までのみの録音で、残念なことにこのシリーズは全集として完結しませんでした。その後、20年以上を経てようやくケルン・プレイエル四重奏団の演奏で残りの曲が録音され、前作の第1番から第3番(777909) に続き、今回のアルバムで全集が完結します。ウィーンの文化に精通していたドニゼッティは、自身の弦楽四重奏曲でイタリアとオーストリアの伝統を融合、かっちりとした形式の中に流麗な旋律が散りばめられた美しい作品に仕上げています。ケルン・プレイエル四重奏団は前作第1番から第3番と同じく、バランスの良い響きと新鮮な解釈で作品を聴かせます。(2019/12/27 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555240-2 |
歌劇作曲家として知られるドニゼッティですが、彼の創作活動はそれだけにとどまりませんでした。そのことはCPOがリリースしたピアノデュオ作品全集をお聞きいただければ容易に理解していただけることでしょう。ここではさらに彼の18の弦楽四重奏曲からセレクトした4曲をお届けします。同時代のイタリア人作曲家が舞台用作品のみを手掛けるなか、彼の創作意欲と多才ぶりは傑出したものでした。それはまさにドニゼッティのうら若き師匠マイヤーのおかげと言えましょう。彼こそドニゼッティに、ハイドンやモーツァルト等が確立した弦楽四重奏曲の形式をすべて伝授した人だったのです。陽気でメロディアスかつドラマチックな彼の弦楽作品は、ボッケリーニの時代から続くイタリア室内楽曲の伝統を受け継ぎ、ロマン派のテイストで甦らせたものです。一言でいえば、まさにCPOにうってつけの作品といえます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999170-2 |