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Linn Records: アルバム一覧

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    ブラームス:ピアノ作品集(ツォイ)

    【サムソン・ツォイ、ソロ・デビュー・アルバムはブラームスを中心に時代を超えた巨人たちを繋ぐプログラム】カザフスタン出身のサムソン・ツォイ、パヴェル・コレスニコフとのデュオで既にアルバムをリリースしている彼による初のソロ・アルバムが登場。ブラームスが大バッハを手本として書き上げたオルガンのための「11のコラール前奏曲集」からブゾーニがピアノ用に編曲した6曲の間に、若き日のブラームスがヘンデルのクラヴサン組曲HWV 434に含まれる8小節のアリアを元に書き上げた大曲、ブラームスが左手のみのために編曲した大バッハの「シャコンヌ」、レーガーがピアノ独奏用に編曲した「4つの厳粛な歌」などを配した意欲的な内容です。ツォイは持ち前の高い技術力と内省的とも言える感性で、これらの作品のピアニスティックな魅力を十二分に引き出しつつ、その精神的な繋がりを明らかにする見事な演奏を聴かせています。(2025/02/14 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD752

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    ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番/弦楽六重奏曲第2番(T. キルヒナーによるピアノ三重奏編)(グリニッジ・トリオ)

    京都出身で現在イギリスで活躍するピアニスト、三角よう子が所属するグリニッジ・トリオによるブラームス。3曲のピアノ三重奏曲を録音するプロジェクトの第1弾で、円熟期に書かれた第2番を収録。併せて作曲家自身もたいへん満足していたという、弦楽六重奏曲のキルヒナーによるピアノ三重奏への編曲版も収録されています。瑞々しいピアノと伸びやかな弦の表情がたいへん魅力的なアルバムです。(2023/03/10 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD715

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    フリーマン=アットウッド/ジョーンズ:モーツァルトによる4つのトランペット・ソナタ(フリーマン=アットウッド/シャウツカ)

    【痛快!もしもモーツァルトがトランペット・ソナタを書いていたら?】ヴァイオリンのレイチェル・ポッジャーなどを手掛けた名音楽プロデューサーであり、2008年から英国王立音楽院の学長も務めるトランペット奏者フリーマン=アットウッドによる、トランペットとピアノのためのレパートリー集。最新版はなんとモーツァルトによる「トランペット・ソナタ」!もちろんそのような曲は存在せず、フリーマン=アットウッドの原案に基づき、モーツァルト研究の権威で英国王立音楽院の副学長であるティモシー・ジョーンズが構成したもの。どの曲も単なる編曲の枠を超えた出来栄えで、冴えわたった演奏も相まって、たいへん楽しいアルバムに仕上がっています。(2021/11/12 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD668

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    ブリッジ:幻想的三重奏曲/グライム:3つのウィスラー・ミニチュア/エレート:ピアノ三重奏曲第1番(ミスラス三重奏団)

    2017年、ギルドホール音楽演劇学校の学生によって結成されたミスラス三重奏団。2019年にトロンヘイム国際室内楽コンクールで優勝し、2021年から2023年のBBCラジオ3のニュー・ジェネレーション・アーティストにも選出され、今最も目が離せない若手ピアノ・トリオの1つと言われる彼らのデビュー・アルバムです。ギリシャ神話の愛の神エロスをテーマに、スコットランドの女性作曲家ヘレン・グライムによる静寂と弾けるようなフレーズが交錯する作品、ロマンティックな曲想に贅沢に浸るブリッジの作品、ハイドンとバルトーク後のハンガリー民族音楽を融合させ、フランス印象派にジャズの要素も盛り込まれたエレートの作品などが収められています。ラストには、ヒナステラによる乙女の優雅な舞踏を表現した作品をアンコールのように収録。どの作品にも前のめりに没頭していくような、積極性の高い表現が大きな魅力です。(2023/11/24 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD733

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    ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズから4つの海の間奏曲/エルガー:ヴァイオリン協奏曲(M. バレンボイム/フィルハーモニア管/クルデーレ)

    【クルデーレのLINN第2弾は、ミヒャエル・バレンボイムとの共演】レスピーギ作品によるLINNデビュー盤が好評をもって迎えられたアレッサンドロ・クルデーレ。第2弾となる今回はフィルハーモニア管弦楽団を指揮して2つの対照的なイギリスの作品を収録しました。ブリテンの「4つの海の間奏曲」ではオーケストラを隅々までコントロールし、モダンな響きと多彩な曲想を見透し良くスタイリッシュに描いています。抒情的な曲想で一貫されるエルガーの協奏曲では、ウェスト=イースタン・ディヴィアン管弦楽団などで活躍するミヒャエル・バレンボイムが登場。その高い技術力に裏打ちされた、父ダニエル・バレンボイム譲りのリリカルな表現を存分に聴かせており、クルデーレの伸びやかなサポートも光っています。(2023/09/08 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD729

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    ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番/シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番(トリオ・マリー・ゾルダート)

    【フォルテピアノの名手、七條恵子によるピアノ三重奏が登場!】2004年のブルージュ国際古楽コンクールで最高位を受賞、オランダと日本を中心に活躍し、近年もベートーヴェンやサティのピアノ作品をそれぞれにふさわしい楽器と調律で演奏したアルバムが大きな話題となった七條恵子。彼女がチェチーリア・ベルナルディーニ、マルクス・ファン・デン・ミュンクホフという名手たちと2017年にアムステルダムで結成したトリオ・マリー・ゾルダートは、古典からロマン派までのピアノ三重奏曲をレパートリーとし、作品に応じたピリオド楽器での演奏に加え、19世紀の演奏慣習を再発見し、追求する事を目的としたアンサンブルで、19世紀の名ヴァイオリニスト、マリー・ゾルダート=レーガーの名前を冠しています。今回の録音でも、収録されたシューベルトの第2番が作曲された1827年に近い、1825年頃製作のオリジナルのフォルテピアノを使用。その艶やかな音色は、ベートーヴェンの華やかさとシューベルトの深い陰影を親密な表現で見事に描きだすアンサンブルに、大きく貢献しています。シューベルトの第4楽章はカット無しの原典版を使用。(2021/10/22 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD631

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    ヘンデル:オラトリオ「復活」 HWV 47 (ベヴァン/クロウ/デイヴィス/ハイマス/イングリッシュ・コンサート/ビケット)

    【英国の古楽器演奏シーン最前線から届いた、ヘンデル若き日の傑作オラトリオ新録音!】ロンドンに渡り破竹の勢いでオペラの世界を席巻する前、若い頃にはハンブルクの歌劇場を経てイタリアに渡り、本場の劇音楽を肌で体感して芸術性を養ったヘンデル。その青年期の大きな成功作の一つが、1708年にローマで初演されたオラトリオ『復活』でした。イエスの死を嘆く(聖母ではない)2人のマリアを中心に、イエスが復活したという話題を当人不在の中で歌い継ぎながらキリスト教信仰の核心へと迫る内容で、数々の金管奏者やヴィオラ・ダ・ガンバ独奏まで加わる当時としては異例の大編成オーケストラが起用され、初演時には名匠コレッリがヴァイオリンを弾きながら楽団をまとめました。起伏に富んだ音楽作りはストラデッラやアレッサンドロ・スカルラッティら17世紀イタリアの作曲家たちの先例に倣いつつも、既にヘンデルならではの雄弁な音使いが見られ、後年の作品に転用されてゆくナンバーも少なからず含まれています。既存盤にも意欲的な名演は少なくありませんが、21世紀の英国古楽界を担う多才な指揮者ビケット率いるイングリッシュ・コンサートの新しい録音は、最前線の瑞々しさと堅固な解釈設計のどちらにも秀でた魅力あふれる仕上がりで、この傑作に接する喜びを存分に味あわせてくれます。通奏低音にはテオルボと鍵盤2台が加わり、弦楽構成は6/6/3/3/2と18世紀初頭の作品にしては大規模な編成。全体として若いメンバーが目立つ中でもピノック時代からのトランペット奏者マーク・ベネットやトラヴェルソのリザ・ベズノシウク、ガンバのジョナサン・マンソンらヴェテランたちも絶妙な活躍をみせ、頼もしき名歌手ルーシー・クロウや英国カウンターテナー界を席巻するイェスティン・デイヴィスら独唱陣もそれぞれに確かな存在感で迫ります。昨年の《ロデリンダ》(CKD658)に次ぐビケットの快進撃、今後も楽しみでなりません。(2022/04/08 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD675

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    ヘンデル:歌劇「セルセ(クセルクセス)」(ダンジェロ/クロウ/ベヴァン/マリヒー/イングリッシュ・コンサート/ビケット)

    【本場英国の最前線から、エミリー・ダンジェロが歌う「オンブラ・マイ・フ」に始まる痛快名演!】1738年4月15日、かつてはロンドン興行界を席巻したものの、当時は苦境に立たされていたヘンデルが披露したオペラ《セルセ》は、真面目な筋に滑稽な場面が挿入されるなど当時の英国人たちには理解しにくい内容で、初演は手ひどい失敗に終わりました。しかしその約2世紀後、1924年に蘇演された折から熱狂と共に迎えられるようになり、全曲録音も折々リリースされています。意外なことに本場英国での古楽器録音は少なく、このたび大本命ともいえるハリー・ビケット指揮イングリッシュ・コンサートによる新録音が登場。初演時にカストラートのカッファレッリが演じた表題役には女声を充てていますが、演じるのはなんとDeutsche Grammophonからのユニークなソロ・アルバムで注目されたエミリー・ダンジェロ!冒頭の「懐かしき木蔭(オンブラ・マイ・フ)」から強い求心力で音楽に引き込まれます。全体の劇的起伏を捉えながら精妙・丁寧にドラマを紡いでゆくビケットの解釈は流石というほかなく、3枚組のそこかしこに聴きどころが満載! ルーシー・クロウやポーラ・マリヒーら他にも個性派・実力派が揃うソリストたちの鮮やかな歌唱を、新世代プレイヤー続々の古楽器オーケストラが熱をはらんだ気品ある演奏で支えます(通奏低音のテオルボ2挺が良い味わい)。20世紀末以来の英国古楽器演奏のスタイルに馴染んだ耳にも、また新時代のバロック・オペラ演奏の刺激を愛する耳にも魅力的に響く新録音と言ってよいでしょう。(2023/06/09 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD709

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    ヘンデル:初期の大規模カンタータ集(ウィリアムズ/ダニーデン・コンソート/バット)

    【ジョン・バット率いるダニーデン・コンソートによる、ヘンデル若き日の佳作集】躍進めざましい英国のソプラノ歌手ナーダス・ウィリアムズを独唱に迎え、ヘンデルが若い頃ローマで書いた三つの合奏付きイタリア語カンタータを集めたアルバム。ヘンデルのオラトリオやバッハの大作声楽曲の瑞々しい解釈で着実に注目を集めてきたジョン・バット率いるスコットランドの実力派古楽団体ダニーデン・コンソートは、今回も抜群の適性で曲にあふれる瑞々しさを引き出してやみません(編成は弦楽4/3/1/2/1にテオルボとチェンバロ、各一対のオーボエとリコーダーが適宜参加)。英米各地で話題を呼ぶナーダス・ウィリアムズも近年ヘンデル作品での名演が多い歌手。随所で抜群の存在感がきわだつその歌声で、歌詞のイタリア語の真に迫った情感表現を驚くほど生々しく音楽化し、強い求心力で聴く者を惹きつけます。アルバム末尾にはこの時期の大作オラトリオ『時と真理の勝利』からの抜粋も収録。ハンブルクの歌劇場での活躍を経て、本場ローマの最先端をゆくA.スカルラッティの傑作カンタータ群を知っていた音楽通たちを唸らせた、若き作曲家の最初の快進撃をリアルに彷彿させる、作品愛に満ちた充実の録音に仕上がっています。(2024/10/18 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD747

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    マーティン:ミサ曲、頌歌、モテット(ケンブリッジ・ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団/マーティン)

    ケンブリッジ大学ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ合唱団による、その音楽監督マシュー・マーティンの作品集。オックスフォード大学と英国王立音楽院で学んだマーティンが2004年から2022年の間に作曲した作品は、伝統的なミサやモテットから複雑な讃歌や頌歌まで様々で、世界初録音も含まれています。彼の多様なスタイルは英国国教会とカトリックの伝統の両方を行き来し、オルガンの活躍する祝祭的な曲から、古いヨーロッパの聖歌やポリフォニーの要素を感じさせる曲まで幅広く、聴き応えのあるものです。(2024/11/08 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD743