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Search results:6619 件 見つかりました。
エーリヒ・ツァイスルはウィーンのユダヤ人家庭に生まれ、幼少期から音楽の才能を示しました。14歳でウィーン音楽院に入学し、リヒャルト・シュテールらに師事、1920年代にはウィーンで作曲家として成功しましたが、1938年のドイツによるオーストリア併合によりキャリアが崩壊し、アメリカに亡命します。アメリカではハンス・アイスラーの紹介で映画音楽に携わりましたが、製作主との主張の違いなどの理由で、その才能を十分に発揮することはできなかったようです。亡命後、彼はリートの作曲をやめましたが、1940年代にはユダヤ音楽に関心を向け、ホロコースト犠牲者に捧げた「ヘブライ・レクイエム」を作曲しました。「5つの黒人霊歌」もこの時期の作品です。ウィーン時代に作曲された100曲近いリートは、夜や死、皮肉やユーモアをテーマにしたものが多く、いずれも後期ロマン主義の伝統に則った旋律豊かな作品です。ミシェル・デヤングはグラミー賞受賞経験もあるメゾ・ソプラノ。マーラーやワーグナーなどの後期ロマン派作品やバーンスタインの「エレミア」などの歌唱が高く評価されています。(2024/11/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551464 |
エーリヒ・ツァイスルは幼少期から音楽の才能を示し30歳までにはウィーンを代表する作曲家の一人とみなされていました。しかし、1938年のドイツによるオーストリア併合を受けてアメリカに亡命。ハンス・アイスラーの紹介で映画音楽に携わりましたが、製作主との意見の違いなどにより、その才能を十分に発揮することはできなかったようです。亡命後には歌曲の作曲を行わなかったため、1938年の「Komm susser Tod」が最後の曲となります。アルバムに収録されているピアノ曲は、彼の娘バルバラのためのもので、若い学習者向けに書かれた易しいながらも魅力的な作品が並べられています。(2025/05/09 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551471 |
ウィーンに生まれ、早くから音楽の才能を発揮、14歳でウィーン音楽院に入学し15歳で最初の歌曲を書いたという作曲家エーリッヒ・ツァイスル。ウィーンで華々しい活躍を始めるも、ユダヤ系であった彼はナチスの侵攻に伴いニューヨークに亡命、ハンス・アイスラーの口添えでハリウッドにて映画音楽の作曲に携わります。いくつかの映画のために曲を書いたものの、製作主との主張の違いから存分に力を発揮することができなかったツァイスルは、「ヘブライ・レクイエム」などの宗教色の強い作品などを手掛けることで自身の方向性を見出していきます。このアルバムに収録された彼の歌曲はすべて1939年の亡命前に作曲されたものであり、どれも不協和音にも時折美しい響きが感じられる、後期ロマン派風の半音階的和声を伴う旋律が特徴です。また曲間に挿入された伝承曲の編曲については、書かれた年代は不明ですが、ツァイスル自身の作品とは違い親しみやすい曲調が耳に残ります。「メロディーは音楽の核心であり、メロディーを構築することはできない。メロディーは音楽的才能の本質である」。と語ったというツァイスルのメッセージが込められた歌曲集、21曲が世界初録音です。(2022/09/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551459 |
アントン・ツィンマーマンの名前を聞いてもピンと来ないのは当然です。18世紀半ばに彼が活躍したハンガリー(現在はスロヴァキア)のブラティスラヴァは、政治、経済、文化、宗教の中心地であり、音楽の華も咲き誇る都市でした。彼はあらゆる分野で作品を残しましたが、今日ではその名を忘れられています。当盤の収録曲は「6つの弦楽四重奏曲」からの前半の3曲で、ハイドンの影響が濃厚に感じられますが、その優美な楽想は、18世紀ならではの魅力を湛えた未知の音楽との新たな出会いの喜びをもたらします。メヌエット2曲を含む5楽章制の採用も注目されるところ。ブラティスラヴァに集った音楽家たちの演奏であることも見逃せません。(2004/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553952 |
2009年に70歳の誕生日を迎えたアメリカの女性作曲家、ズウィリック。このアルバムは彼女の一連の作品を収録したものです。ミレニアム・ファンタジーは彼女が子どもの頃、祖母が歌ってくれた民謡に基づくのだそうです。まるでドビュッシーを思わせる「映像」は、ワシントンD.C.にある「女性芸術美術館」に所蔵された多くの絵画からインスピレーションを得ています。当盤のジャケットに使われたアリス・ベイリーの作品もここの所蔵品です。そして、メインの「ピーナツ・ギャラリー」です。M.シュルツのコミックでおなじみの彼らが音楽となって生き生きと動き回る様はまさに圧巻!ズウィリック自身がこのコミックに登場しているため、そのお返しとしてこの組曲が出来上がったのだそうです。シュローダーの弾くベートーヴェンがこの耳で聴けるなんて大感激です。演奏しているのは、名ピアニスト、ジェフリー・ビーゲルです(ビーグルではありません)。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559656 |
後のマーラー夫人・アルマの恋人であり、シェーンベルクやコルンゴルトの師匠というプロフィールは、後期ロマン派爛熟の極み、といったツェムリンスキーの音楽史上の位置を、そのまま示すものとなっています。ピアノ曲の創作についてはキャリアの初期に集中しており、「極み」とまではいきませんが、ロマンの香りの高い素敵な小品たちといえましょう。「田園風舞曲」は甘美な響きと、シューベルトやシューマン、ブラームスを思わせるような、レトロ感覚の融合がユニークですし、「4つのバラード」や「一筋の光」はヴィルトゥオーゾ的な迫力に圧倒されます。また「幻想曲集」の「かぶとむしの歌」では、題名どおりの可憐な曲想が楽しめます。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557331 |
ウィーン世紀末を代表する音楽家の一人ツェムリンスキー(1871-1942)。マーラーを(とりわけ妻のアルマについて)語る際には、避けて通れない人物としても知られています。彼は作曲をローベルト・フックスに師事し、ブラームスからも後押しを受けていたものの、結果的には「世紀末の雰囲気」にどっぷり浸かった音楽を書き、またシェーンベルクとは義理の兄弟でもあったため(彼の妹がシェーンベルクの妻となった)1924年にはオペラ「期待」の初演を行うなど、かなり先進的な活動を行ったことで知られています。そんなツェムリンスキーは生涯4曲の弦楽四重奏曲を書いていますが、その書かれた年代には40年ほどの開きがあり、第1番の若々しくブラームス風の作風と、第4番の爛熟した作風には驚くほどの違いが見られるのが面白いところです。この第1集では後期の第3番と第4番を収録。名作「抒情交響曲」を初演し、10年ぶりにとりかかった第3番は、それまでのロマンティックな作風から一転、表現主義的で厳格なものとなりました。第4番は更に鎮痛な面持ちを持つもので、アルバン・ベルクをはじめとした親しい友人たちの次々の死を反映したかのような重々しい音楽。"ブルレスケ(おどけた)"と題された第2楽章ですら、痛々しく荒々しい音が充満しています。しかし、音楽の端々に浮き上がるメロディは何と美しいことでしょう。(2013/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572813 |
25歳の若き才能溢れる作曲家ツェムリンスキー(1871-1942)は、ブラームスの後押しを受けて「クラリネット三重奏曲」の出版を行い、また最初のオペラ「ザレマ」が賞を獲得するなど、順風満帆たる人生を歩み始めたところでした。その年に書かれた弦楽四重奏曲第1番は、若々しい活力と流麗なメロディが漲る、叙情的で輪郭のはっきりした音楽であり、若さゆえの冒険心や遊び心が感じられる瑞々しいものです。しかし、その17年後に書かれた第2番の弦楽四重奏曲は、まるで別人の作品?とも思えるほどにその表情が変化しています。確かにその間に彼の身の回りに起こった様々な出来事は、野心溢れる青年から幾多の希望を奪っていったに違いありません。曲は調性感を保ちながらも、第1楽章は無調とも思えるやるせなさが支配していたり、第2楽章も薄い美しさの中にのたうちまわるような苦しみが感じられます。第3楽章は特徴的なリズムが支配する忙しないもの、そして第4楽章には先の見えることのない薄暮が覆っています。最終楽章は一層混沌が激しくなり、取り留めのない不安感の中に取り残されるかのようです。とは言え、この時期の彼はまだ、指揮者としては名声を獲得しており、曲の中にも、若干の明るい光が宿っています。以降のツェムリンスキーの生涯は転落の一途を辿り、書かれる曲調も暗く変化していきます。彼の3番と4番の四重奏曲は8.572813で聴くことができます。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573088 |
ツェムリンスキーは、マーラーとシェーンベルクをつなぐ存在(彼はシェーンベルクの師にして義兄)とされ、後期濃密系ロマン派というイメージが強いですが、この2曲の交響曲は若書きの作ということもあり、そういったイメージよりも先達の影響の強い、保守的な作風のものといってよいでしょう。どちらも堂々たるシンフォニックな大作ですが、若者らしく清々しい抒情とともに、マーラーやワーグナー、さらにはブラームスやブルックナーのような響きを随所に聴くことができるものとなっています。ドイツ・オーストリア交響曲史の重みがひしひしと感じられるかのような一枚、といったところでしょうか。*8.220391と8.223166 からの再発売品(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557008 |