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マンハイム生まれの作曲家、カール・シュターミッツ(1745-1801)の作品集です(もともとチェコ系の出自ということもあり、最近はカレル・スタミツと表記されることもあります)。彼は父ヨハンから音楽教育を受け、1770年からヴァイオリニストとして活躍、同時に作曲家としても多くの作品を残しています。管楽器を主体とした室内楽曲が主に知られていますが、ここに聴けるような協奏曲や交響曲も50曲以上手掛け、その上品かつ優雅な作風は「マンハイム楽派」を代表するものとして広く愛されています。この演奏はカペラ・コロニエンシスが設立されて間もない1958年に録音された音源も含むもので、当時まだ確立されていなかった「古楽奏法」を模索している様子を伺い知ることもできる貴重な1枚と言えるでしょう。(2011/01/26 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix194 |
シュニトケ(1934-1998)の音楽を論じるのはとても困難なことと言われます。なぜなら彼は時代に即してその作風を変えてきたからです。このアルバムではショスタコーヴィチの影響を受けたと思われる最初期の作品からセリー、12音、多様式と時代に合わせて形を変えてきた彼の音楽性を楽しむことができます。26歳の時に書かれた最初のピアノ協奏曲(2005年にクピエツが公式に演奏するまで忘れられていた作品)と、4手のための協奏曲など3つの協奏曲がすべて収録されています。(2008/10/22 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix103 |
冷戦終了後のロシアは、非常に才能ある音楽家を多く排出しています。ここでチェロを弾く1980年生まれのマスレンニコフもその一人です。並外れた才能を持ち、既に幾つものオーケストラと共演を重ね高い評価を受けていますがフランス政府の給費留学生として3年間の研鑽を積み、その際、エッシェンバッハの目に留まりました。この若き才能をエッシェンバッハは大切に育み一層優れた音楽家として育て上げたのです。このデビュー盤で名技を確かめてください。(2008/10/22 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix128 |
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)はヴェローナに生まれ、ミュンヘンに没した後期バロック音楽の作曲家・ヴァイオリニストです。トレッリに学び、1704年にチェロ奏者としてミュンヘン宮廷の室内楽団に参加しました。初期の作品はイタリアの様式に基づいているのですが、後にフランスのギャラント様式を取り入れたものへと変化しています。彼の生涯も波乱にとんだもので、スペインの継承戦争のために主君マクシミリアン2世が亡命、楽団員も同行したり(彼の息子は亡命地ブリュッセルで誕生しています)、1726年主君が交代してからは、彼の影響力が低下したり、と周囲に振りまわされることも多かったようです。とは言え、彼の音楽はとても明るく、常に優美です。簡潔であり、バロックから古典派への橋渡しとしての重要な一端を担っていることは間違いありません。(2011/01/26 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix190 |
あの交響曲やバレエ音楽に比べると、チャイコフスキーの「管弦楽のための組曲」はあまりよく知られている作品とは言えないかもしれません。しかしこれらの4曲は、30代の彼が心血を注いだ労作として、もっと聴かれてもよい作品でしょう。中でも比較的知名度の高い第4番は、彼が敬愛していたモーツァルトの作品を元にして、華麗なる管弦楽作品として生まれ変わらせた作品です。それぞれ、ジグK574、メヌエットK355、アヴェ・ヴェルム・コルプスK618、主題と10の変奏K.455が原曲ですが、モーツァルトの作品の中ではあまり知られていない曲が多く「それらを生まれ変わらせるのは大いなる喜びだった」とチャイコフスキー自身が語っていたそうです。マリナーの熟練の指揮でどうぞ。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix412 |
ナポリ楽派の作曲家としてスカルラッティに続く重要な人物でありながら、現在ではその作品のほとんどが忘れられてしまったイタリアの作曲家ドゥランテ。彼は当時流行していたオペラの作曲には全く手を染めず、その代わりに宗教曲に専念したことで「宗教音楽の大家」という称賛が与えられましたが、現在では「それは過大評価であった」とされてしまい、後世の作曲家たち、例えばハッセなどは「ドゥランテがイタリア一の和声の大家だなんてとんでもない。その評価はアサッサンドロ・スカルラッティに贈られるべきだ」なんて言っていたそうです。さて、そんな可哀そうなドゥランテの作品ですが、ここで改めて聴いてみると、何とも人間的情感に溢れた良い曲だということに気が付くのではないでしょうか。(2010/06/09 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix427 |
19世紀後半のパリのオペラハウスでは、必ずバレエが上演されていて、貴族や政治家たちと、芸術家たちの接点となっていました。高名な紳士たちがお気に入りの踊り子に声をかけることが流行し、なかでも「競馬クラブ」のメンバーは熱心なスポンサーとなったため、彼女たちの社会的名声は瞬く間に向上しました。(しかし、長いバレエを上演していても、貴族たちが頻繁に踊り子に話しかけてしまうため、その都度中断してしまったようです。)オペラが壮大になっていくにつれて、バレエもますます大きくなり、舞台によっては150人の踊り子が舞い踊るという壮観な場面も見られたそうです。パリっ子たちのバレエ好きはとどまることはありませんでした。そんなフランスで大好評を博した様々なバレエ音楽をお届けいたします。ドリーブのバレエは、はっきりした筋書きがあるわけではありませんが、「コッペリア」などはまさしくテキストのないドラマとして成立しています。マスネの幻想的な「サンドリヨン組曲」、ドビュッシーの色彩的な「おもちゃ箱」など楽しい作品が一杯です。ショパンのピアノ曲を編曲し、バレエ音楽に仕立て上げた「レ・シルフィード」も聴きものです。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix416 |
本来、新作オペラというものは、その時代の作曲家によって書かれます。しかし、この作品は過去の名作曲家たちとの素晴らしい共同作業によって生まれた新作です。このオペラの再構築のためにソプラノとアルトのために書かれた美しいバロックのデュエットを探しだし、歌詞をチェックしながら注意深く曲をつなぎ合わせたのです。そして更に新しい「ラブ・ストーリー」を注ぎこみました。ヨークとフィアリンガーの2人の名花が妙なる歌声で聴き手を魅了します。(2008/07/30 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
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カタログ番号 | :Phoenix121 |