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Phoenix Edition: アルバム一覧

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    ヘンデル:カンタータ「アポロとダフネ」(カペラ・コロニエンシス/ヴィッヒ)

    1710年に作曲された、ヘンデル(1685-1759)の世俗カンタータ「アポロとダフネ」は、当時彼を庇護していた2人の後援者の後押しに拠って書かれた魅惑的な作品です。一人はメディチ家最後のトスカーナ大公となった、ジャン・ガストーネ・メディチ(1671-1737)で、もう一人は後にイギリス王ジョージ1世となるゲオルク・ルートヴィヒでした。この曲のモデルになったのは、ガストーネ・メディチと、その妻であるアンナ・マリア・フランツィスカでしたが、実際のメディチは、アポロとは似ても似つかないほど太っていたようです。ここでは名ソプラノ、ヘレン・ドナートと、こちらも情感豊かなバリトン、クリストフ・ルンゲの独唱で愛のドラマをじっくりとお楽しみください。(2011/01/26 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix192

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    ヘンデル:ソロ・カンタータ集/オペラ・アリア集(ケーラー)

    ヘンデルが活躍した当時のローマでは、法王がオペラの上演を禁止してしまいました。そこでヘンデルは偉大なるA.スカルラッティのスタイルを用い、カンタータの形を借りて、歌手たちが活躍できる場を作り上げました。彼の書いた数多くのイタリア語によるカンタータは、当時有名だった歌手たちの声域に適していて、彼らは思う存分美声を張り上げることができたのです。その歌の多くは、通奏低音のみを伴う小規模なものですが、ごく一部の作品は壮麗な管弦楽をバックに歌われます。ここで活躍する2人の男声アルト歌手、コヴァルスキーとケーラーは各々全く違うアプローチでヘンデルのアリアに臨み、素晴らしい解釈を与え、この難しいアリアを現代に蘇らせています。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix404

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    ヘンデル:モテット「風よ静まれ」/ハッセ:カンタータ「嫉妬」/J.S. バッハ:「悲しみを知らぬ者」(カークビー/プールナール/カペラ・コロニエンシス/リンデ)

    (2009/04/15 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix171

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    ボエリー:ピアノ・ソナタ Op. 1 /練習曲による30のカプリース(抜粋)(ショルンスハイム)

    アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリ(1785-1858)はパリ生まれの作曲家、オルガン奏者、ピアニストです。彼が活躍した時代は古典派からロマン派への移行期で、愛国心に満ちた曲が次々と書かれた頃でもありましたが、フレスコバルディやクープランを愛した彼はその波に乗ることもなく生涯厳粛な曲を書き続けたのです。ハイドンやシューベルトでこの上なき名演を披露したショルンスハイムの絶妙な演奏で。(2008/10/22 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix127

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    ポルポラ:ステッレ・ルシード/ベネデッティ:パストーリ・オ・ヴォイ/フィナーレ:Oh quam jubilat (エールハルト)

    各地の図書館が所蔵する過去700年に及ぶ資料のなかから「知られざる作品」を探しだし録音するプロジェクトの一つが,この「アッシジのクリスマス」です。聖地として知られるアッシジはナポリ音楽の伝統に影響を受けつつも(その地のほとんどの音楽家はナポリから来ていた)独自の文化を育んできました。コレッリ以外の名前は、ほぼ無名と言っても差支えありませんが、どの音楽も優美で敬虔。クリスマスの喜びを心から歌い上げています。(2009/01/28 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix149

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    マーラー:さすらう若人の歌/亡き子をしのぶ歌/子供の魔法の角笛(抜粋)(クヴァストホフ/ハーゲゴード/ケルン放送響/ベルティーニ)

    今なお忘れがたきベルティーニのマーラー(1860-1911)。この歌曲集でも涙が溢れるほどの共感できる名演を聴かせてくれます。柔軟な「若人」、思いの他引き締まったテンポが新鮮な「なき子」。息つく暇もなくマーラーの世界へと引き込まれることでしょう。ソリストも万全。瑞々しいクヴァストホフ、表現力豊かなハーゲゴート。2人の持ち味を存分に生かした選曲も見事です。CAPRICCIO 71124の再発盤。(SACDから通常盤への変更あり)(2008/10/22 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix105

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    マンケル:ピアノ作品集(クリステンソン)

    さて、ヘニング・マンケルというと、スウェーデンの有名な推理作家&児童作家を思い出す方も多いかもしれません。実は、この作曲家マンケルは作家の祖父です。彼はピアノと和声学の教師で、ストックホルムで暮らし、1917年にスウェーデン王立音楽学校のメンバーとなりました。彼は評論家としても高名でしたが、現在では彼の作品はほとんど忘れ去られてしまいました。若きピアニスト、クリステンソンはスコアの劣悪なコピーを洗い出し、困難な過程を経て、これらの曲に新たな命を吹き込みました。彼の作品はドビュッシーやグリーグの流れを汲んではいますが、どれも幻想的かつ陰鬱で、まさに北の大地なくしては生まれない深い響きを持っています。たとえば「夏」と題された前奏曲の1曲でさえも明るい光はどこにも見えません。しかし憂いに満ちたメロディは心地よく耳に残ることでしょう。渋さ満点ですが、この孤高の精神に一たび触れてしまうと、その魅力に引き込まれてしまうはずです。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix184

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    メシアン/ズビンデン/ショスタコーヴィチ/エベン/ジョリヴェ/エスケシュ:トランペット作品集(フリードリヒ/アプカルナ)

    あまり聴く機会のないトランペットとオルガンの共演です。それも選ばれているのは、すべて20世紀以降の作品という興味深いもの。共に「神の声」である2つの楽器の織りなす不思議な響きと、まばゆいばかりの音のきらめき。これは思いがけず深い感銘をもたらすことでしょう。名手ラインホルトの超絶技巧が炸裂することは言うまでもありません。(2009/01/28 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix143

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    メトネル:忘れられた調べ Op. 38, 39 /4つの情緒ある風景/3つの小品 Op. 31 /ソナタ三部作(デルジャヴィナ)

    最近、とみに愛好家の増えているメトネルの作品集です。ロシア生まれとは言うものの、母方も父方も祖先はドイツ人。晩年になってようやく正教に改宗したものの、やはりその音楽の根底にはドイツロマン派の影響が見受けられるのも彼の音楽の特徴です。残された作品の多くはピアノ曲で、ロシア的哀愁を帯びた旋律、堅固な形式感が複雑に入り組んだ豊かな音楽は、朝露に濡れた花びらのような瑞々しさで聴き手を翻弄します。モスクワ・グネーシン音楽院の教授で、すでにメトネルの権威として知られるエカテリーナ・デルジャヴィナの説得力ある解釈には異論の唱える隙がありません。(2009/01/28 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix156

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    モーツァルト:劇音楽「劇場支配人」(ナーデルマン/サラ/シェンク/ベルリン・ドイツ響/マリナー)

    この作品は、モーツァルト(1756-1791)が皇帝ヨーゼフ2世の依頼により1786年に作曲したもの。とはいえ、序曲とアリアが4曲あるのみで、あとはセリフで補ったり他のバレエ曲をあわせたりと上演の際は色々と趣向が凝らされます。この演奏はあの名演出家オットー・シェンクが劇場支配人となって絶妙な語りを聴かせます。あの有名な「こうもり」での名演出&看守フロッシュ役での名演技を彷彿させるなんとも楽しい一人芝居。ドイツ語がわからずともこの雰囲気はしっかり伝わるはずです。(2008/10/22 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix104