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Ricercar: アルバム一覧

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    4つのヴァイオリン、ヴェネツィアにて~17世紀イタリアの弦楽芸術(クレマティス)

    (2019/09/27 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC404

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    アルカデルト:マドリガーレ、シャンソン、モテット集(カペラ・メディテラネア/ドゥルス・メモワール/ナムール室内合唱団)

    マドリガーレ「真白で優しい白鳥は」(CD2 Tr.1)の作者であり、イタリアン・マドリガーレの創始者の一人として知られるジャック・アルカデルト。彼の作と伝わる「アヴェ・マリア」は、特にアマチュア合唱団にとって大切なレパートリーとなっていますが、実際はシャンソン「男たちは愛を徳と見る」(CD3 Tr.20)を元に19世紀の音楽家ディーチュが作った偽作であり、あのリストさえも騙されたと伝わります。そんなアルカデルトですが、今現在、世界の音楽界で相応しい地位を得ているとは言えません。メディチ家に、さらにフランスの教皇と王に仕えた彼は、音楽史の中でも重要な作曲家の一人であり、もっと有名であってもよいでしょう。珍しいものを含めた彼の作品が、新録音で体系的に収められたこのセットを聴くと、たいへん感動的あるいは衝撃的な瞬間が度々訪れます。ジャック・アルカデルトは真の天才であり、同時代人からも特別な人物と考えられていた理由を、今改めて明らかにしてくれる内容と言えるでしょう。(2018/08/29 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC392

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    ヴェストホフ:無伴奏ヴァイオリンのための組曲第1番 - 第5番/ヴァイオリン組曲 イ長調(ニキタソヴァ)

    【ドイツ・バロックの名手が弾く、バッハに先立つ無伴奏ヴァイオリンの名作】当時ドレスデンで活躍した多くのヴァイオリストの中でも重要とされ、ヨーロッパ各地の演奏旅行で名声を博したヴェストホフ。大バッハの一世代上の彼が残したこれらの組曲(パルティータ)は、一挺のヴァイオリンのみによる多声的な技術がふんだんに盛り込まれている点で、バッハ以前で最も注目すべき作例とされています。ここには主に1696年ドレスデンで出版された作品集から収めらていますが、1曲(9-13)はヴェルサイユ宮殿における演奏でルイ14世に称賛された1683年にパリで出版されており、当時の彼の名声を伝えるものと言えるでしょう。演奏は、ドイツにおけるバロックから古典派にかけての作品を重点的にレパートリーとするヴァイオリニスト、ニキタソヴァ。名手の作らしく、技巧的であるばかりでなく流麗な美しさを湛えたこれらの作品を、しなやかに歌い上げています。(2020/03/13 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC412

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    エッカールト/フランク/ポール/シャイン/トゥンダー:ドイツの声楽と室内楽作品集(クレマンティス/ブンジェン)

    「天にまします我らの父よ…」で始まる、キリスト教で最も有名な祈祷文の一つと言える「主の祈り」。これに基づいたゲオルク・ベームのコラール前奏曲を軸に、ドイツ・バロックの宗教的な器楽作品と、アルト(カウンターテナー)独唱によるルター派のカンタータを集めたアルバムです。これらの作品は器楽全盛だった当時のイタリア音楽に強い影響を受けており、声楽の伴奏においても、器楽が大きな役割を担っています。また収められた純器楽作品は全て宗教的題材に基づいており、その多くは、当時のコラールの旋律をもとにしたものです。演奏は、「シャコンヌ」を始めとしたヴィターリ父子の作品をめぐる刺激的なアルバム(RIC326)をリリースしている、ヴァイオリンのステファニー・ド・ファイーとアンサンブル「クレマティス」。ここでも宗教的な敬虔さを大切にしながら、それぞれの作品が持つ抑揚や旋律の美しさを聴き応えたっぷりに歌い上げています。(2018/08/29 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC389

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    エルレバッハ:トリオ・ソナタ全集(ラシュロン/ジュベール=カイエ)

    Ricercarならではの充実企画の登場です。エルレバッハはコレッリ、ムファット、マレ、パーセルなどと同世代で、大バッハの故郷からも遠くないルードルシュタットの宮廷楽長として活躍、数多くの声楽・器楽作品を書きました。本人の歿後、主君の居城の火災で自筆譜は全て失われてしまいましたが、愛好家たちが彼の作品を好んで筆写していたおかげで質の高い作品の楽譜がいくつか現存。バロック後期でも群を抜いて感性ゆたかな混合様式の魅力は現代の古楽器奏者たちをも魅了せずにはおきません。Ricercarレーベル主宰者の絶大な信頼のもとマラン・マレ全曲録音を進行中のジュベール=カイエは、ガンバとヴァイオリンを双方主役格に扱いながらフランス風の組曲様式でまとめられた『六つのソナタ』を充実メンバーとともに全曲録音。変則調弦やヴィオリーノ・ピッコロも用いながらのコントラスト豊かな演奏内容については解説書(国内仕様は全訳付)にも詳述されています。(2019/01/30 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC393

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    カーラ/ジョスカン・デ・プレ/ゴンベール:声楽と器楽アンサンブル作品集(ル・コンセール・ブリゼ/ドンゴワ)

    ガナッシの『フォンテガラ』といえば、リコーダーを本格的に学ぶ人が必ず通るといっても過言ではないルネサンス変奏技法の必携書。いわばリコーダー世界のチェルニーかバッハかショパンか……というような存在で、その教本のなかで縦横無尽に解説されている装飾技法を学ぶことは、リコーダー奏者のみならずルネサンス音楽を演奏するプロにとって欠かせない過程のひとつといってよいでしょう。ただ観賞する側からすると、その著者ガナッシの存在感はいまひとつピンとこないところ。本盤の重要性はそこにあります。ラルペッジャータやエスペリオンXX、コンチェルト・パラティーノなど世界的なグループでの活躍をへて自らコンセール・ブリゼーを立ち上げた木管コルネット(ツィンク)の天才奏者ウィリアム・ドンゴワは、頼れる演奏仲間たちとともにガナッシの著作にあらためて立ち返り、そこに説明されている声楽作品を器楽で奏でる技法によって、ジョスカン、ビュノワ、ゴンベール...など、ガナッシの時代からみた「古典」ともいうべき15~16世紀の巨匠たちの声楽作品をあざやかに演奏してゆきます。装飾音を機微たくみに織り込みながら、さまざまな古楽器の音色を交錯させてゆく名手たちのなかには、Alphaレーベルでの数々の名盤で知られるバグパイプ&古楽笛奏者フランソワ・ラザレヴィチの名も……他にも欧州シーン最前線をゆく多忙な名古楽器奏者たちの名が続々。なにかと声楽偏重になりやすいのでルネサンスを敬遠してきた方々にも、この興奮必至の器楽合奏世界は是非お勧めしたいところ……ルネサンス名画の画集観賞にも合いそうです。国内盤は充実解説の日本語訳付。(2018/12/19 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC395

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    F. クープラン:室内楽作品集(デ・ネグリ/セイリー/ラ・シャンブル・クレール)

    今年(2018年)、生誕350年という節目のフランソワ・クープランの魅力を凝縮した一枚。その創作活動の中心であったクラヴサン曲集から多くを収録してますが、合奏曲(コンセール)集「諸国の人々」「王宮のコンセール」「趣味の融合」や、世俗歌曲も含んでおり、彼が残した幅広い作品群のうち宗教曲以外をほぼ網羅しています。主役を担うのは何と言っても、全編のディレクターであるブリス・サイー。クラヴサン曲だけではないクープランの世界を音楽的肖像として描き出すことに成功しています。クリストフ・ルセの信頼篤いヴィオール及びチェロ奏者の酒井 淳のほか、ニケなど古楽界の大物との共演歴を誇るメンバーによる「ラ・シャンブル・クレール」も名人芸を聴かせます。(2018/08/29 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC387

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    コロンナ:モテット集 Op. 3 (抜粋)/オルガン・ソナタ第7番/ソナタ第8番、第16番(スケルツィ・ムジカーリ/アクテン)

    【17世紀ボローニャで活躍したコロンナによる、先鋭的小モテット集】ジョヴァンニ・パオロ・コロンナは、その経歴のほとんどをボローニャのサン・ペトロニオ教会の聖歌隊楽長として過ごしました(その生涯の晩期は1653年生まれのコレッリがローマに向かう前、この古都で活躍していた頃と重なります)。2つのオルガンを有し、素晴らしい響きを持つこの堂々とした聖堂の責任者になって以来、コロンナはたくさんの壮麗な声楽曲と器楽曲を書きましたが、それとはまた別に小さなモテットを集めた2つの曲集も出版しており、今回録音されたのはそのうち1681年に世に出たモテット集からの作品です。これらは幅広い形式で書かれており、伝統的な手法と、後の世代に影響を与える革新的な側面を併せ持ち、小規模なモテットでありながら後代のコンチェルタンテ形式による音楽の先駆とも言えるような音楽になっています。どの曲もソロのレチタティーヴォから、混声の二重唱、三重唱などの組み合わせと、多彩な手法でそれぞれに個性を与えられており、テキストの内容に自然に沿った構造で作られています。テオルボやバロックハープ、チェンバロやオルガンなどを弾きこなす通奏低音奏者としても活躍しながら、同時にバリトン歌手として自ら歌い伴奏することもある、ニコラ・アクテン率いるベルギーの精鋭古楽集団スケルツィ・ムジカーリ。メンバーそれぞれの技巧や持ち味を十二分に生かしながら、17世紀ボローニャで生まれた作品の魅力を伝えてくれます。(2019/12/27 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC406

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    コンソートの記念碑 - フェラボスコ2世/モンテヴェルディ/ウォード(ジュベール=カイエ/ラシェロン)

    【凝った再現楽器が奏でる、瑞々しいヴァイオル合奏】多彩な音楽家であり音楽理論家であったトーマス・メイスが1676年に著した『音楽の記念碑 Musick’s Monument』は、ヴァイオル(ヴィオール)の合奏が全盛期を迎えていた当時のロンドンで聴かれた様々な音楽の形がまとめられているほか、演奏にむけての練習法や楽器の作り方までが書かれた大変貴重な資料です。ジュベール=カイエ率いるラシュロンは、この記述に沿って1セット6挺のヴァイオルを作り、さらに今回新たにヴァージナルとコンソート・オルガンも新調し、ヴァイオル合奏黄金期の作品に取り組みました。モンテヴェルディのマドリガーレ以外は、イタリア風の名前も含めて全て当時イギリスで活躍した作曲家たち。ともすると、しめやかな表現に終始してしまうコンソート・オブ・ヴァイオルズですが、ここでのラシュロンの演奏は時に躍動的なまでの動きが感じられ、鍵盤楽器も大変効果的で音楽の流れが実に鮮やか。これらの作品の新たな魅力を発見できる、美しくも楽しいアルバムです。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC413

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    シェドヴィル:春、または愉快な季節(アンサンブル・ダンギ/ミラー)

    ヴィヴァルディの『四季』は20世紀に劇的復権を遂げるよりはるか昔、18世紀のパリでも大人気でした。とくに「春」はモーツァルトが最初にパリを訪れた1764年にも公の場で演奏されていたほど。この人気を見逃さなかったのが、楽譜出版業界でも活躍をみせた音楽家シェドヴィル……ヴィヴァルディの既存作品の数々から切り貼りで『忠実な羊飼い』というソナタ集を(堂々ヴィヴァルディの作品13として)発表したこともある彼は『四季』を下敷に、同様の手法で編作した2曲を加えた全6曲からなる『楽しい四季』という曲集を出版。折しもパリのアマチュア音楽家たちのあいだで人気だった楽器ヴィエラルー(ハーディガーディ、弦をこする車輪をハンドルで回して弾く弦楽器)で有名曲を弾ける楽譜として成功を収めたこの曲集を、フランス・バロックの作曲家たちの作品集(『美しきヴィエル弾き』RIC382)でめざましい技巧を聴かせてくれた新世代ヴィエラルー奏者トビー・ミラーが室内楽編成で、隅々まで流麗な最新解釈で聴かせてくれます。古楽通には知られた曲集ながら詳細を知る機会も少ないところ、充実した解説(国内仕様では全訳付)もありがたい1枚です。(2019/02/13 発売)

    レーベル名:Ricercar
    カタログ番号:RIC398