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アメリカン・クラシックス

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    ハドリー:交響曲第4番/大海(音詩)/罪な妖精(ウクライナ国立響/ウィリアムズ)

    これはまた大変にユニークなオーケストラ作家の登場です。オーケストレーションの腕自慢にとっては、一度は手がけてみたい題材であろう「大海」ですが、前半の荒れ狂う凄まじい嵐から、後半の雄大なスケールで歌い上げられる大海原の描写まで、お約束のベタベタな展開をR.シュトラウスもびっくりの職人技で展開していて、期待を裏切りません。交響曲第4番は各楽章を、作曲者がイメージする東西南北の4つの方位に見立てるというアイデアに基づいたものですが、特にユニークなのはラグタイムのリズムと曲調を大いに取り入れた第3楽章「南」で、ゴキゲンというかノリノリというかノーテンキというか、ともかく楽しい音楽に仕上がっています。(2001/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559064

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    カーペンター:乳母車の冒険/交響曲第1番、第2番(ウクライナ国立響/ウィリアムズ)

    イリノイ生まれのカーペンターの音楽は、作曲当時にはブルーノ・ワルターやフリッツ・ライナー、あるいはパーシー・グレインジャーといった錚々たる面々によって取り上げられていました。彼の特色である温かみのあるロマンティックな楽想が、その後の時代にマッチしなかったのは不幸ですが、今あらためて耳にしてみれば実に見事な作品たちです。ハープやピアノ、種々の打楽器を大々的に動員したオーケストレーションの冴えも随所で光っており、例えば交響曲第2番の終楽章、マーチ風のリズムに乗ったノリノリの楽しさは圧倒的ですし、「乳母車の冒険」の「湖」や「夢」などの楽章に代表される、柔和な部分の美しさにも耳を奪われます。(2001/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559065

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    W. シューマン:ヴァイオリン協奏曲/ニュー・イングランド三部作(クイント/ボーンマス響/セレブリエール)

    ニューヨークに生まれ、ジュリアード音楽院の校長も務めたウィリアム・シューマンの手による、演奏効果の高いヴァイオリン協奏曲の登場です。緻密に書き込まれたオーケストラパートと、全編がヴィルトゥオジックな技巧に彩られたソロパートが、室内楽的な細やかさで絡みあったり、思う存分にパワーを開放したりと、ドラマティックな展開が聴きものです。当盤がデビュー録音となる、シャープな切れ味とセンスを兼ね備えたクイントの独奏もご注目ください。また「ニュー・イングランド三部作」と「アメリカによる変奏曲」はより縁取りのハッキリした旋律的要素と、華麗なオーケストレーションが特色で、華麗なショーピースといった趣の小品です。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559083

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    マッケイ:月明かりの儀式より/港の物語(ウクライナ国立響/ウィリアムズ)

    ご当地色の豊かな作風が楽しく美しいマッケイの管弦楽作品集です。彼の音楽を一聴してまず感じるのは、透明感溢れるオーケストレーションの巧みさと、伸びやかな旋律の豊かさがマッチした独特の瞑想的で涼しげな雰囲気でしょう。「港の物語」は元々ピアノ曲として作曲されたものをオーケストレーションしたものということもあって、ピアノが重要な役割を果たしていますが、表題どおりの情景が眼前に表出するような、豊かな描写力を見せています。フォークの要素を取り入れた「月明かりの儀式より」、そして「シアトルのための交響曲」では内省的な傾向も強まり、特に後者では緊張感の高い響きを随所で耳にすることができます。(2001/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559052

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    スーザ:吹奏楽のための作品集 1 (ロイヤル・アーティレリー・バンド/ブライオン)

    「マーチ王」の称号を戴くスーザの作品は、そのごく一部は極めて広く知られ親しまれ、さらには実用にも供されていますが、そういった曲以外にもスポットを当てるのが当シリーズです。組曲「上を向いて」では、正調クラシック風の楽想も沢山現れ、ブラスバンドだけでフル・オーケストラばりに豊かな展開を見せたり(途中でムリヤリ?行進曲が挿入されたりするのが、またご愛嬌で楽しいかも)するあたりは、隠れた彼の才覚に触れる感があります。それにしても20世紀の前半に量産的に書かれた音楽でありながら、21世紀になってもちっとも古びることなく、世界中の聴衆を鼓舞するパワーを持続させているということは、物凄いことではないでしょうか?(2001/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559058

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    マクダウェル:組曲第1番、第2番/ハムレットとオフィーリア(アルスター管/湯浅卓雄)

    マクダウェルの音楽はその師であるラフ(リストの弟子にして友人)の作風によく似て、アメリカ音楽といってもジャズやフォークといった要素からは最も縁遠く、徹頭徹尾純ヨーロッパ風・お坊ちゃま系ロマンティシズムに貫かれたものです。すなわちメンデルスゾーン、グリーグ、ブルッフといったあたりの作品と同様に、照れ臭いくらいにストレートな爽やかさと華やかさを感じさせてくれるものとなっています。「夏の牧歌」や「愛の歌」でのちょっと切ない甘さ、「葬送歌」ので密やかな悲嘆の情、「村祭り」の賑々しさなど、多彩な表情のいずれからも、健康的で品のよい音楽を満喫しすることができるのが、マクダウェルの魅力といえましょう。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559075

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    バーバー:チェロ協奏曲/組曲「メディア」/弦楽のためのアダージョ(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/オルソップ)

    今や欧米の音楽雑誌で巻頭を飾るほど話題の存在となったアメリカの女性指揮者オルソップによるバーバーの管弦楽作品集第2弾です。何と言ってもバーバーといえば「弦楽のためのアダージョ」は聴かねばなりません。有名人の葬式の定番からヒーリングの定番へと使われ方は変化していますが、間違いなく20世紀ならではの名曲を、オルソップ率いる英国オケが暖かい響きで奏でます。若手女性チェリストのワーナーを独奏者に起用した「チェロ協奏曲」と、バレエ音楽から組曲としてまとめられた「メデイア」も、現代的感覚ときどきロマン、な楽想が楽しめます。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559088

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    ベヴァリッジ:イズコール・レクイエム

    「レクィエム」はご存知と思いますが、「イズコル」という聞き慣れない言葉はヘブライ語で、ユダヤ教の死者のための追悼式のこと。当作品は、両宗教それぞれの死者のための典礼に共通項を見出し、両者を結合するという意欲的な声楽曲なのです。ユダヤ教に関係するアメリカ音楽と言えば、バーンスタイン「カディッシュ」などがピンときますが、その種の作品に興味がある方なら面白く聴けるでしょう。自ら歌手として活躍する作曲家ベヴァリッジが、2や6のリズミカルな展開のように、アクセスし易い音楽に仕立てています。歌詞は英・ラテン・ヘブライ語です。(2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559074

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    スーザ:「稲妻の翼に乗って」(ラズモフスキー響/ブライオン)

    (2001/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559029

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    シフリン/シュラー/シャピロ:ピアノ三重奏曲集(イーケン・ピアノ三重奏団)

    ちょっとイカした現代アメリカのピアノ三重奏曲集です。当盤収録の3曲に共通しているのは、ジャズの要素が導入されていることです。そのこと自体、特にアメリカ音楽においては定番で珍しいことではありませんが、まだまだいろんなやり方があるんだなと納得の一枚です。いずれの曲もクラシカルな近・現代音楽の書法がベースとなっていて、そこにジャズ的な響きやリズムが被せられるといった感じですが、旋法的な響きが支配的で表題の通り、近代フランス音楽を髣髴とさせるシフリン、音列技法と濃密な楽器書法で武装を固めたシュラー、時に甘い旋律やミニマル風の書法を聞かせるシャピロと、それぞれに個性的な展開が楽しめます。(2001/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559062