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アメリカン・クラシックス

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    ガーシュウィン:パリのアメリカ人/ポーギーとベス(ニュージーランド響/ジャッド)

    クラシックとかジャズといったジャンルの壁を超越して、20世紀の音楽界に聳える巨人ガーシュウィンのオーケストラ名曲集です。粋な雰囲気と華やかなオーケストレーションが光る「パリのアメリカ人」と、ノリのよいキューバのリズムとラテン系打楽器の饗宴が楽しい「キューバ序曲」の2曲のオリジナル曲はもちろん、無尽蔵のごとく湧き出てくる、歌曲や歌劇「ポーギーとベス」の名旋律を贅沢につなぎ合わせた、ベネットによる2つの編曲ものも素晴らしい出来映えです。どこかで耳にしたメロディーが次から次へと登場するのには、ガーシュウィンの天才を見せつけられる思いがします。(2002/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559107

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    コーツ:弦楽四重奏曲第1番、第5番、第6番(クロイツェル四重奏団)

    ウィスコンシン生まれの女流作曲家コーツの作風をひとことで言うならば、一がグリッサンドで二もグリッサンド、三四がなくて五がまたグリッサンド、とにかくグリッサンドの用法が異様なまでに特徴的です(それだけではありませんが)。特に第5番はすさまじく、第2楽章では全楽器がゆったりとした周期で、幅広い音域の上下動を延々と繰り返し、第3楽章ではせわしない周期で、振幅を徐々に変えての上下動を果てることなく続けます(どちらも弦楽器にのみ可能な技!)。また第1楽章は微分音程を用いてのカノンだったりします。耳慣れた響きはどこをとってもありません。軟体動物かアメーバのような音楽と申せましょう。(2002/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559091

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    アンダーソン:管弦楽名曲集(リチャード・ヘイマン & ヒズ・オーケストラ)

    まずは筆者の思い出話を。小学生の時分に、公会堂で子供たちに生のオーケストラを聴かせるという、ありがた~い行事があったのですが、その後のクラスのアンケートで「ペールギュント」や「新世界」といった並居る強敵?を打ち破って人気ナンバーワンを獲得したのが、番外のアンコールだったアンダーソンの「タイプライター」でした。でも単なる子供騙しだなんて思わないで下さい! 「そり滑り」や「ラッパ吹きの休日」といった、どこかで耳にした懐かしいナンバーの数々を改めてじっくり聴いてみれば、古き良き時代に生まれ出た、大人の耳にも立派に通用する、極上のエンタテーメント作品だということが感得できるのではないでしょうか。(2002/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559125

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    バラーティ:交響曲第1番「アルプス交響曲」/闇の歌/光の歌(ブダペスト響/コヴァーチ)

    ハンガリーに生まれ、その後半生をアメリカで送ったバラティの、非常にパワフルなオーケストラ曲による1枚です。「アルプス交響曲」といえば、R.シュトラウスの同名曲が思い起こされますが、楽曲の内容はかなり対照的ともいえ、アルプスの偉容を綴った音楽ではあっても直接的な描写的要素は余りなく、作曲当時スイスに滞在していた作曲者自身のエモーショナルな体験がぶつけられた、といった感のある音楽となっています。「闇の歌」は、作曲者自身が娘を亡くした悲しみを綴った音楽と語っていますが、確かにペシミスティックな雰囲気に満ちており、終結部の圧倒的盛り上がりにも、肺腑を抉るような痛ましさがあります。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559063

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    バーバー:ヴァイオリン協奏曲/弦楽のためのセレナード/組曲「思い出」(ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管/オルソップ)

    アメリカ産ヴァイオリン協奏曲の中でも、バーバーの作品は最もポピュラリティを得ているものの一つといってよいでしょう。抜ける青空のように爽やかな主題がいつまでも耳に残る第1楽章、ほのかな甘い叙情味を加え、ピアノも参加した絶妙なオーケストレーションが印象的な第2楽章、一転して技巧的な無窮動の嵐となる第3楽章のそれぞれが、ヴァイオリンという楽器の特性を余すことなく活かしきった名曲です。堅牢な職人芸に支えられた併録の「スーヴェニール」は、一層親しみ易い性格を持ち、特に「へジテーション・タンゴ」など、この作曲家の持つ良い意味での大衆性が満開となっている格好のサンプルです。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559044

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    キャドマン:ピアノ三重奏曲ニ長調/ヴァイオリン・ソナタ/ピアノ五重奏曲(ハーボー/ボスナック/ベルゴンツィ四重奏団)

    最初の世代の完全なアメリカ育ちの作曲家の一人になる、ペンシルヴァニア生まれのキャドマンの、まさに佳品づくしというにふさわしい一枚です。例えば冒頭に収録のピアノ三重奏曲、堂々とした力感が頼もしくすらある第1楽章、美しいメロディーと3つの楽器の絡み合い方が絶妙・絶美の第2楽章、ラグタイムのリズムを大いに取り入れた第3楽章と、各楽章の個性も豊かで、明るく楽しく美しいの三拍子がそろっており、作品の水準の高さには驚かされます。その他、シンフォニックな響きが充実した五重奏曲や、素晴らしい抒情美をたたえた第2楽章がたまらないヴァイオリン・ソナタなども、期待を裏切りません。(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559067

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    ストロング:夜(4つの小交響詩, 1913)/アーサー王(交響詩, 1916)(モスクワ響/アドリアーノ)

    壮大なシンフォニック・ワールドの世界にようこそ! 作曲者ストロングが、なるほどリヒャルト・シュトラウスの讃美者であったんだな、ということが強く感得できる大交響詩2曲をお届けします。収録2曲のうち特に凄まじいのは、演奏時間も40分以上にわたる規模も大きな「アーサー王」で、まさに波乱万丈の大河ドラマ、大管弦楽の中で動機が複雑に絡み合いながら、とてつもなくドラマティックな音劇が展開されており、圧倒的の一言です。一方の「夜」も、いささか小粒とはいえ壮大な構想はそのままで、各楽章に付けられたサブタイトルにふさわしい楽想が、十全なオーケストラ書法を持って展開されていき、聴き応えは抜群です。(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559048

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    ローレム:歌曲選集(ファーリー/ローレム)

    ナクソスが録音する理由は、知名度に関わらず良い曲だからというのは勿論ですが、それにしても、アメリカで現存する最高の歌曲作家という名声をかちえたローレムの音楽の魅力は、20世紀の日本で十分には紹介されなかったのではないでしょうか。調性が明確でわかりやすいというわけでは決してありませんが、言語への深い理解をベースに置いて、時にはクラシック以外の音楽の手法も交える多彩な音楽は、反復鑑賞するうちに必ずやハマります。歌曲のコンサートでこんな曲が一つ混じっていれば、最高のスパイスになるでしょう。作曲者自身がピアノを弾き、選曲・曲順までこだわれば、これはもう決定盤です。(2001/12/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559084

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    スーザ:吹奏楽のための作品集 2 (ロイヤル・アーティレリー・バンド/ブライオン)

    まさにアメリカの中のアメリカ、スーザの吹奏楽作品を、作曲者をこよなく愛する指揮者による演奏でたっぷりとお届けするシリーズの第2弾です。当然、スーザならではのマーチもご堪能ください。有名な3や12あたりは題名も覚えましょう。しかしもっと注目していただきたいのは、純粋なマーチ以外の作品。葬儀用の音楽に適した4ではヴェルディ「レクィエム」の楽想が登場して、ちょっと驚かされます、黒人霊歌なども引用される興味津々作。イギリス演奏旅行のために書かれた9の最後では、高らかと「ルール・ブリタニア」が鳴り響きます。(2001/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559059

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    アンタイル:バレエ・メカニック/弦楽オーケストラのためのセレナード(フィラデルフィア・ヴィルトゥオージ室内楽団/スポールディング)

    自称「音楽の不良少年」を標榜したアンタイルの代表作が、4台のピアノに2台のシロフォン、各種打楽器に加え、大小の電動ベルやプロペラ! までを動員する恐るべき画期的怪曲「バレエ・メカニック」です。この特殊な編成から容易に想像できるように、硬質な響きと騒音まがいのサウンドと刺激的なリズムの饗宴が全編を支配するこの曲ですが、19世紀以前には全く考えられなかった全く新しく、そしてカッコいい音楽といってよいでしょう。その他の収録曲はそういった前衛性が後退し、大分作風が丸くなってからの作品ですが、引き締まった編成から生まれ出てくる音楽はかなかに緊張度の高いもので、こちらも聴きごたえ十分です。(2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.559060