期待の新進演奏家シリーズ
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2022年に開催された第1回「European Bach Guitar Award ヨーロッパ・バッハ・ギター・アワード」コンクールで第1位を獲得した期待の新人ゲオルギ・ディミトロフのバッハ・アルバム(同コンクールでは山下愛陽が第3位に入りました)。2000年ブルガリア生まれのディミトロフは幼い頃からギターをはじめ、パコ・デ・ルシアに賞賛された才能の持ち主。ブルガリアの国立音楽アカデミーで学び数多くの賞を受賞,その後はグラーツ音楽舞台芸術大学での研鑽を積みながらバロック・ギターとヴィオラ・ダ・ガンバのクラスも受講し、現在はロンドンの王立音楽アカデミーで学んでいます。このアルバムでは、彼が得意とするJ.S.バッハのギター用に編曲された作品を演奏。バッハ自身が無伴奏ヴァイオリン・パルティータをリュート用に編曲した組曲第4番 BWV 1006aを冒頭に置き、バルエコが編曲した無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、リュートとチェンバロのどちらでも演奏できるBWV 998、そして最後に無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番のシャコンヌが壮大なクライマックスを築きます。(2024/04/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574541 |
中国系ロシア人でアメリカ在住のピアニスト、エンジェル・スタニスラフ・ワン。彼は2022年に開催された第63回ハエン国際ピアノ・コンクールの優勝者で、このアルバムにはコンクールで演奏した4曲が収録されています。このコンクールは、スペインの現代作曲家の作品の演奏が必須であり、第63回で新作を提供したのはグラン・カナリア島出身のラウラ・ベガでした。同じくグラン・カナリア島出身の詩人サンティアゴ・ジルの愛と死をモティーフとした詩からインスパイアされたという彼の作品は、決して超絶技巧を要求するのではなく、演奏者に詩人としての役割を求めたもの。8分程度の長さでありながら、起伏に富んだ内容をもっています。他にはリストのソナタとグラナドス、そしてブレトン弦楽四重奏団との共演によるショスタコーヴィチのピアノ五重奏の演奏を披露しています。(2023/12/08 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574569 |
1985年クロアチア生まれのロヴロ・ペレティッチのアルバム。ザグレブ音楽院を卒業後、ジュネーヴ音楽院でジュディカエル・ペロワに学び、2022年に開催されたGFA国際ギターコンクールで優勝を飾りました。2023年と2024年には全米各地とカナダで大規模なコンサート・ツアーが予定されているなど、その将来を嘱望されています。このアルバムでは18世紀から現代にいたる作品をチョイス。バリオスの官能的な作品やヘンツェのソナタなどを見事な技巧で弾き切るとともに、スカルラッティのソナタやブラームスの間奏曲では自身で編曲も行い、その広範な才能を披露しています。(2023/06/09 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574539 |
2021年にスペインで開催された「第62回ハエン賞国際ピアノコンクール」で優勝したロシア出身のピアニスト、ヴァレンティン・マリーニン。このアルバムではコンクールでの演奏と、その後に収録された演奏からマリーニン自身が選んだ曲を並べたプログラムが楽しめます。ショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲はマリーニンの高いアンサンブル能力が聴きどころで、聴衆からの温かい拍手も聞かれます。続くグラナドス作品は、コンクールの特色の一つである「優れたスペイン音楽の解釈者」たる資質を問う曲。冥界から帰ってきた亡霊が愛する人のために奏でるセレナードをマリーニンは巧みに弾きこなしました。コンクール後にロシアで録音されたスクリャービンとプロコフィエフ作品は、ロシア出身のマリーニンが大切にしているレパートリー。また最後に置かれたビゼーの「《真珠採り》より"耳に残るは君の歌声"」では、ラヴェルを思わせる曲調による大胆なアレンジを披露しています。(2022/12/09 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574468 |
2018年に開催された“パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール”の優勝者、ドミトロー・チョニのリサイタル・アルバム。このコンクールは、アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院の創設者として名高いパロマ・オシェアが、1972年に創設した歴史あるピアノコンクールです。1993年、ウクライナ出身のチョニはすでに国際的に活躍の場を広げており、将来が期待されるピアニストの一人です。全てが20世紀の作品で占められたこのアルバムでは、彼のユニークな個性が如何なく発揮されており、とりわけ抒情的なドビュッシーと力強くリズミカルなプロコフィエフでの鮮やかな対比が見事です。技巧的なヒナステラ作品や、ドビュッシー作品へのオマージュであるリゲティの練習曲での美しい音色も聴きどころです。(2020/05/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574136 |
2018年に開催された「ハエン国際ピアノ・コンクール」の優勝者キム・ホンギ。1991年韓国生まれの彼は、これまでにも数多くのコンクールに出場、優秀な成績を収めています。「ハエン国際ピアノ・コンクール」は1956年からスペインで開催されている歴史あるコンクール。1970年代に国際コンクールとなり、レベルの高い戦いを勝ち抜いた優勝者は、すぐさま世界中での活躍を約束されています。予選曲目には、必ず新作が委嘱されることでも知られており、2018年の課題曲にはスペインの現代作曲家サンチェス=ベルドゥの「鏡の庭」が用意され、各コンテスタントが腕を競いました。ホンギは優勝記念のアルバムのために「鏡の庭」を含む様々な作品を周到に用意し、瞑想的なヴァインのソナタの美しさを紹介するなど、自身の才能を存分に披露しています。なかでもシューマンは彼が最も得意とする作曲家で、最後に置かれた五重奏曲での伸び伸びとした演奏は、聴き手の耳を魅了します。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574232 |
2018年にスペインで開催された「アルハンブラ国際ギターコンクール」の優勝者ペドロ・アギアルのリサイタル・アルバム。このコンクールは、世界的にも最高難易度を誇ることで知られ、2012年にはパク・キュヒが優勝し、世界的な活躍への足掛かりをつかんでいます。ペドロ・アギアルは1990ブラジル生まれ。地元の大学で音楽を学んだ後、アメリカ、パリ、ミュンヘンで研鑽を積んでいます。アルハンブラ国際ギターコンクールではブラジル人初の優勝者となり、優勝記念となるこのアルバムでは故郷の「ブラジル音楽」を積極的に紹介。多種多様な舞曲や民謡、時にはジャズを素材とした作品を、見事な技巧を駆使し、表情豊かに演奏しています。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574069 |
2017年に開催された「神戸国際フルートコンクール」の優勝者エレーヌ・ブレグが演奏するジョリヴェのフルート作品全集第2集。第1集(8.573885)でその才能を余すことなく発揮した彼女、この第2集でも神秘的、あるいは呪術的な雰囲気を持つジョリヴェの作品を隅々まで研究し、ヒメノが指揮するルクセンブルク・フィルハーモニーをバックに表現力豊かな演奏を繰り広げています。アルバムの中心をなすのは2曲の協奏曲であり、とりわけ1949年、パリ音楽院の試験のために作曲された第1番では、弦楽とフルートの響きが見事に溶け合うことで、ジョリヴェの抒情性が遺憾なく発揮されており、変化にとんだ曲想は、一時も聴き手の耳を離すことがありません。1965年に作曲された協奏的組曲(フルート協奏曲 第2番)は、更に民族音楽の要素も加わったスリリングな旋律を持ち、フルートの超絶技巧が存分に駆使された見事な作品です。ここでも彼女のリズミカルな歌い口に魅了されます。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574079 |
1993年生まれの韓国出身のギタリスト、パク・ヒジョン。9歳でギターをはじめ2014年からはパリに留学し、数々のコンクールを制覇、直近では「第62回東京国際ギターコンクール」でも優勝を飾り話題を集めています。このアルバムは、2018年に開催された「第7回長沙国際ギターコンクール」の優勝記念の1枚で、ギタリストにも人気の高いスカルラッティのソナタや、アルベニスのイベリアからの抜粋、武満の「森のなかで」など彼のテクニックと音楽性が存分に発揮された選曲。即興性あふれるフレーズ運びが魅力的です。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574140 |