期待の新進演奏家シリーズ
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2015年に開催された「タルレガ国際ギター・コンクール」の優勝者ホアン・カルロス・ビクターのリサイタル・アルバム。彼はブラジルのサルヴァドール(バイーア)で生まれ、バイーア連邦大学のマリオ・ウリョーアのクラスで学士号を取得、2008年にはDAAD(ドイツ学術交流会)の奨学金を獲得し、ニュルンベルク音楽大学に留学。フランツ・ハラーシュに師事し、その後はスイスのルツェルンでも研鑽を積んでいます。2014年7月にはスイスで最も重要な学術称号を得て、最高ランクの演奏家として認められています。この初アルバムでは、自らがギター用に編曲したダウランドから、ビクターが初演した現代の作曲家フィリョの作品までと多彩なレパートリーと技巧を存分に披露しています。 ※日本語帯なし(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573670 |
2015年に開催されたハインスベルク国際ギター・コンクールの優勝者、パヴェル・クフタのリサイタル・アルバムは、彼の故郷であるベラルーシを始め、キューバ、スペイン、カタルーニャ、ブラジル、フランスの作品がバランス良く配された、この若きギタリストの可能性を探る興味深い1枚です。1984年に生まれ、ミンスクの音楽アカデミーで学び、ベラルーシ政府から奨学金を得た後、ミケーレ・ピッタルガ国際コンクールで第3位、アンドレス・セゴビア国際コンクールで第2位など、数多くのコンクールに入賞、着々と実力をつけてきたクフタ、現在、最も将来を嘱望されているギタリストの一人です。どの曲も技巧と表現力を駆使した素晴らしい演奏ですが、とりわけ冒頭に置かれたベラルーシの女性作曲家、ゴレローヴァの「ミールの城」は、当地の有名な16世紀の要塞を音で表現したアルバムの冒頭を飾るにふさわしい1曲です。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573577 |
第56回ハエン国際ピアノ・コンクールを制した若きピアニスト、崎谷明弘。彼は1988年西宮生まれの神戸出身、6歳からピアノを始め、ブゾーニ国際など数々のコンクールで受賞歴を持っています。パリ高等音楽院(CNSM)で研鑽を積み、帰国後も東京藝術大学大学院に進学、修士課程を首席で修了。2015年春からは博士後期課程に進学し、さらなる研鑽を積むという凄腕です。まあ、現代の若手ピアニストは多くのコンクール歴を持つのが割と普通ではありますが、なんと言っても彼の凄いところはその音楽性と、ユニークな個性、そしてすでに獲得しているファンの多さに尽きるのではないでしょうか。たとえば彼の演奏するブラームスを聴いただけで、そのカリスマ性に納得いただけるはずです。一つ一つの音を噛みしめるかのような深い打鍵、そして生まれる美しい音。これがドビュッシーになると一転、まるでビロードの布で撫でられたかのような優しい肌触りが楽しめるのです。コンクールの課題曲であったローマンの「ガイエーナ:ハエンの10の風景」でのミステリアスな響きも聴きものです。この才能、聞き逃すべからず!(2016/01/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573502 |
1982年、キューバの首都ハバナで生まれたギタリスト、アリ・アランゴは2014年のアルハンブラ国際ギターコンクールをはじめとした数々のコンクールで入賞しています。また彼はすでに優れた作曲家として活動し、スペインやラテンアメリカの伝統とイディオムを継承する作品をいくつも発表しています。もともと20世紀に活躍したギタリストたちは、同時にこの楽器そのものを熟知している作曲家でした。そこで自身で演奏するために高い技術を駆使した作品を書きあげ、ギター音楽の発展に寄与してきたのです。ここでのアランゴはまさにギターと一体になったかのような見事な音楽を聴かせています。それはブローウェルの作品であれ、パコ・デ・ルシアの作品であれ、また彼の娘ルーアのために書いた子守歌であれ、どの曲にも渾身の愛情を込めているのです。時には激しく、時にはまるで愛しい人を愛撫するように、彼の手はギターをかき鳴らします。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573506 |
1987年、トルコのアンカラで生まれたエレン・シュアルプのリサイタル・アルバムです。9歳でギターを始めた彼は国際的に名前を知られる名手、アフメット・カンネッチに師事、1998年からは数多くのマスタークラスに参加し研鑽を重ねてきました。コンクール歴は、2011年11月にスペイン、ルナレスで開催されたアンドレス・セゴビア国際ギターコンクールで二位を獲得したのを皮切りに、2014年6月にはドイツのフーベルト・カッペル国際コンクールで二位、そして同年9月にイタリアのミケーレ・ピッタルーガ国際ギターコンクールで最優秀賞を獲得しています。このアルバムは、ミケーレ・ピッタルーガのコンクールの優勝記念として製作されたもので、ベネズエラ、キューバ、イギリスの作品を始め、自国の作曲家バイラクタルの作品も含めた多彩な曲が並びます。彼自身の作品も魅力的。しかしながら、ギター1台でこれほどまでに多彩な音色が紡ぎだされるとは・・・。将来が楽しみなギタリストです。(2015/10/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573487 |
GFA(Guitar Foundation of America=アメリカ・ギター財団)国際ギター・コンクールにおける、初のアジア人優勝者となったギタリスト、エカチャイ・ヤラクールのリサイタル・アルバムです。彼は1987年に生まれ、13歳からギターを学び始めました。そして奨学金を得て、マヒドン大学に入学。ここでポール・チェザルツキに学び、学士号を取得します。以降、ザルツブルクのモーツァルテウムでマルコ・タマヨに師事、2003年から2014年まで、世界16カ国以上で演奏しています。このアルバムでは、自身の編曲によるヴァイスの端正なリュート曲から、古典作品、ジャズ風の作品までの音による時間旅行を楽しむことができます。そして注目は、2011年に彼が3人のギタリストに編曲を依頼した「タイ国王の作品」です。国王は優れたサックス奏者であり、ベニー・グッドマンやスタン・ゲッツなど主要なジャズ・アーティストとも共演しているというツワモノ。ジャズ要素あり、タイの民俗音楽要素ありと、なかなか聴き応えのある曲となっています。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573481 |
ピアノの魔術師フランツ・リスト(1811-1886)は先人シューベルトの歌曲の持つ詩的な香りと深い思索に特別な愛情を持っていました。それ故、いくつかの歌曲をピアノだけで演奏できるように編曲を施して、リスト自身のコンサートでのプログラムに取り入れたのです。もちろんいくつかの作品は、あまりにも華美になり過ぎていて、原曲が放つ厳しい雰囲気とは程遠いものになっていますが、それはご愛嬌。リストの心を通して見たシューベルトの世界(時には曲の順番を入れ替えても)が美しく再現されています。ここでピアノを演奏しているのは、2012年にシドニー国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした香港生まれの若手ピアニスト、エイヴァン・ユー。すでに世界中のオーケストラと共演し、数多くのリサイタルを行い、その実力が高く評価されています。重厚なタッチと繊細な表現力が素晴らしく、一度聴いただけで虜になること間違いなしです。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573349 |
2011年11月にタイで開催されたタイ国際ギター・コンクールで第1位を獲得した中国のギタリスト、カン・ユンホン。このアルバムの録音時、わずか14歳という驚くべき才能です。すでに世界中で活躍を始め、様々なコンサートホールで好評を博しています。四川音楽院でのコンサートでは、ペペ・ロメロとマヌエル・バルエコと共にステージに登場、ここでも素晴らしい演奏を聞かせました。またドイツで開催された第23回イーザーローン国際ギター・シンポジウムではオープニング・コンサートに出演し、ここでもその才能を見せつけました。彼の演奏の特徴は、とにかく繊細な音色と若さ溢れる楽天的な表情にあると言えるでしょう。若干の線の細さは今後の成長によってカヴァーできるはず。とにかく、この若さに賭けてみたい。と思わせてくれるギタリストです。(2015/01/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573432 |
1987年トリノ生まれの若手ギタリスト、エマヌエレ・ブオーノのリサイタル・アルバムです。。幼い頃からギターを学び、18歳の時にはジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で優秀賞を獲得しています。ミラノ音楽院に進学し、2008年のアレッサンドリア国際ギターコンクールではヤングアーティスト賞(翌年、あのパク・キュヒも同賞を受賞)に輝き、その後も数多くのコンクールで優勝していますが、やはりこのミケーレ・ピッタールガ・ギターコンクールでの優勝は、彼のキャリアに大きな転機を齎すことは間違いありません。この受賞記念のアルバムは、彼の得意なレパートリーがふんだんに用意されていて、イタリア・ルネサンスの典雅な作品から20世紀のモダンな作品まで、その多彩な表現をたっぷり味わうことができるもの。ジャケ写の落ち着いた雰囲気そのままの「大人の演奏」をする逸材です。(2014/09/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573362 |
2013年GFA(Guitar Foundation of America=アメリカ・ギター財団)国際ギターコンクールの優勝者である、1984年ロシア生まれのギタリスト、アントン・バラノフ。彼は同時期にフランシスコ・タルレガ国際コンクールでも優勝するなど、その才能を嘱望されている人で、現在はサンクトペテルブルク音楽院で後進の指導にもあたっています。そんな彼のリサイタル・アルバムは中南米の4人の作曲家の作品集で、それぞれ世代の異なる作曲家たちの曲を見事に弾きわけています。アルゼンチン生まれのプホールのソナチネは、ギタリスト、ホルヘ・ラバンカに捧げられた作品。リズミカルな第1楽章と表情豊かな第2楽章、そしてエキサイティングな終楽章が魅力的。もう少し後の世代に属するブラーボのソナタはタンゴとクラシックが融合されたもの。アングロのソナタは短いながらも印象的な音楽。そしてサントルソラのソナタは、現代的なメロディと超絶技巧を駆使した華やかなパッセージ、そして美し過ぎる第2楽章が印象的な作品です。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573306 |