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リスト ピアノ作品全集

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    リスト:ピアノ曲全集 41 - オペラ編曲集(チェン・ハン)

    着々と進行するNAXOSのリストピアノ曲全集の第41集は、ウェーバー、ベッリーニの名オペラに基づくパラフレーズと、リスト(1811-1886)の親友であった作曲家フェレンツ・エルケルの歌劇「フニャディ・ラースロー」からの編曲、そしてビクトリア女王の義理の兄弟でザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト2世のオペラ「トニー、または報復」からのメロディのパラフレーズです。ウェーバーとベッリーニについては説明不要でしょう。原曲がどれほど見事にピアノ曲に変貌しているのかを楽しんでみてください。エルケルが歌劇の題材とした「フニャディ・ラースロー」とは15世紀ハンガリーの貴族、政治的指導者です。陰謀に巻き込まれ24歳の若さで処刑されたという波乱万丈な生涯を描いたという歌劇、ぜひ全曲を見てみたいものです。エルンスト2世は音楽好きの領主として知られ、1887年にはヨハン・シュトラウス2世をゴータ公国の国民として迎え入れたというエピソードを持っています。トラック7の「 E.H.z. S.-C.-G」とは Ernst, Herzog zu Sachsen-Coburg und Gotha(ザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト)の略です。華麗なピアノを演奏しているチェン・ハンは2013年、第6回中国国際ピアノ・コンクールの覇者です。確かなテクニックと音楽性は輝かしい将来を予感させます。(2016/02/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573415

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    リスト:ピアノ曲全集 40 - マイアベーアの歌劇からのトランスクリプション集(ガッロ)

    現在では、マイアベーアの作品はほとんど忘れられてしまい、たまに上演されると言うだけで話題になったりするのですが、リストが生きていた時代には、マイアベーア(1791-1864)は人気者であり、その作品も熱狂的に迎えられていました。もちろん一部の有識者たちはマイアベーアの作品の凋落を予言していたという説もありますが・・・。さて、そんなマイアベーアの作品の中の名旋律をリスト(1811-1886)がピアノ用に編曲したのが、このアルバムに収録されている一連の曲です。とは言え、歌劇「予言者」は比較的良く知られており、「スケートをする人々」はフレデリック・アシュトンによるバレエでもお馴染みだったり、「戴冠式行進曲」も耳にする機会が多い曲と言えるでしょう。もちろんピアノで聴くと、違った印象になるかも知れません。ショパンが強い感銘を受けたと言われる「悪魔ロベール」、そして、こちらも全曲を聴く機会がほとんどない「アフリカの女」の3つの作品、このアルバムを聴いたら、やっぱり全曲を聴いてみたくなりますね。素晴らしい演奏をしているスタインウェイ認定ピアニスト、ガッロはロマン派を得意とする人で、このリストでも卓越した技巧を披露しています。(2015/08/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573235

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    リスト:ピアノ曲全集 39 - J.S. バッハ作品のトランスクリプション集(ウッソン)

    1841年と1842年、ワイマールでコンサートを開いたリスト(1811-1886)は、この地で大切にされていたバッハ(1685-1750)の作品に注目します。以降たびたびバッハ作品に基づく作品を書いていくことになるリストは、これらを以前のような華やかなパッセージを付け加えたりするのではなく、「バッハの音世界を崩すことなく、忠実にピアノに移し替える」ことに心を注ぎます(もちろんバッハのオルガン作品はもともとスコアが3段になっていて、これを通常のピアノ譜に移し替えるというだけでも困難な仕事であることは間違いないのですが)。リストの思いの中では、バッハへの尊敬と、ピアノ奏法の追求の2つの意味があったのでしょうが、確かにこれらの曲集はピアニストたちにとって大きな遺産となったことは間違いありません。リストと言えば過剰な装飾を思い起こしてしまう聴き手にとっては、まさに安心して聴ける1枚かも知れません。(2015/06/24 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573390

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    リスト:ピアノ曲全集 38 - ヘンデル、グノー、シュポア、ラフ編曲集

    ピアノの魔術師フランツ・リスト(1811-1886)による、さまざまな作曲家たちの作品のトランスクリプション集です。ヘンデル以外はリストの活躍した時代の音楽であり、恐らくリスト自身が聴いて気に入ったものを即座にピアノへと移し替えたのでしょう。ヘンデルの「サラバンド」はリストの晩年近くの作品で、若い頃を思わせる華美な装飾が魅力的な作品です。ラフの歌劇は現在では全く忘れられていますが、この断片的なメロディだけでも聴く価値はあるものです。グノーの一連の作品は現在でも聴く機会に恵まれており、とりわけ「ファウスト」は原作のオペラも、リストの編曲も良く演奏されますが、このソヨンの演奏は通常の演奏に一味違うスパイスが仕込まれています。シュポア作品もなかなかの名曲です。リスト好きなら外せない1枚です。2010年ナウムブルク国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得したピアニスト、リ・ソヨン。彼女は韓国系のアメリカ人ピアニストで、その華やかな演奏はすでに高く評価されています。(2014/02/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572589

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    リスト:ピアノ曲全集 37 - 3つのペトラルカのソネット(第1稿)/ヴェネツィアとナポリ/瞑想(王珏)

    最近話題になった「巡礼の年」ですが、実はかなり複雑な成立過程を経ていることをご存知でしょうか。ここに収録されている「3つのペトラルカのソネット」と「ヴェネツィアとナポリ」は、いずれも通常耳にする「巡礼の年」の第2年の中に含まれる作品の原型で、「ペトラルカ~」は、もともと歌曲として書かれた形に近い音楽となっています。「ヴェネツィアとナポリ」は全ての曲が「巡礼の年」に採用されたわけではありませんが、これはこれでなかなか興味深い仕上がりになっています。リスト(1811-1886)の場合、自作に手を入れることがしばしばあり、こういう異稿版を聴くのは「通の楽しみ」の一つと言えるでしょう。ピアニストの王?Jue Wangは第16回パロマ・オシェア サンタンデール国際ピアノコンクールで優勝、成功への足掛かりを掴んだピアニストです。すでにカーネギー・ホールとウィグモア・ホールでリサイタルでデビュー・リサイタルを行っています。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572808

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    リスト:ピアノ曲全集 36 - ワーグナー・トランスクリプション集(ウォルフラム)

    ロマン派の2人の巨匠たち。交響詩の創始者リスト(1811-1886)、そして楽劇の創始者ワーグナー(1811-1886)。ともに華麗な人生を送り、ともに生涯女性問題に悩まされ、壮大なる音楽を創り上げたことはご存知の通りです。そして、リストの娘コージマが最終的に伴侶に選んだのがワーグナー。そのため2人は義理の親子になるのです。リストは全面的にワーグナーの音楽を支持していたわけではないと言われ、歌劇や楽劇からの編曲を行ったのも一部の曲についてだけでした。とりわけ「指環」に関しては唯一「ラインの黄金」から「ヴァルハラへの入場」の場面の編曲があるのみ。「ヴァルキューレの騎行」などの編曲があればよかったのに。と思う人は少なくないのでは?ちなみにシリーズ第33集(8.570562)で、リストによる他のワーグナー作品の編曲を聴くことが可能です。(2013/09/25 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572895

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    リスト:ピアノ曲全集 35 - ロシアン・トランスクリプション集(ドッシン)

    ハンガリー生まれの作曲家&ピアニスト、リストについては、もう今更語ることもなさそうですが、この曲集に含まれている作品などを聴いてみると、まだまだ知られざる面が多いのではないか・・・と思ってしまいます。ヨーロッパ中をその華麗なる技巧で熱狂の渦に巻き込んだリストは、1843年から1847年にかけて、何度かロシアも訪れています。その際、出会った作曲家や、インスピレーションを受けた音楽をいくつか編曲し、自らのレパートリーに加えたのです。その中にはグリンカやキュイ、ボロディンといった知名度の高い人の作品もあれば、「アマチュア作曲家」によるマズルカも含まれていました。1847年、彼が最後にロシアを訪れた時に出会ったカロリーネ侯爵夫人は、その後の彼の生涯に大きな影響を与えたことはご存知の通りです。録音 2011年2月20日,3月8.19日アメリカ オレゴン州,ユニヴァーシティ・オブ・オレゴン・スクール・オブ・ミュージック,ビール・コンサート・ホール(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572432

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    リスト:ピアノ曲全集 34 - ファウスト交響曲(2台ピアノ編)(フランツ・リスト・ピアノ・デュオ)

    愛と波乱に満ちた生涯を送った、名ピアニスト&作曲家フランツ・リスト(1811-1886)。彼は多くのピアノ曲だけでなく「交響詩の創始者」としても偉大なる足跡を残しています。そんな彼の代表作の一つ「ファウスト交響曲」の2台ピアノ版の登場です。1830年代にベルリオーズからゲーテの「ファウスト」を奨められ愛読していたリストですが、1852年、ベルリオーズから「ファウストの劫罰」を献呈されたのを機に、1854年に管弦楽のための「3人の人物描写」を書きワイマールで初演。その3年後に合唱部分を書き加えます。2台ピアノ版の編曲は1862年に行われ、その後1874年には第2楽章「グレトヒェン」のピアノ独奏版も作られています。その後、幾度となく手を加え、最終的な改訂は1880年に行われています。大掛かりな作品ですが、2台ピアノで聴いても、原曲に匹敵するほどの色彩感が感じられるのはさすがリストと言う他ありません。もちろん最終部分には男声合唱を準備し、この演奏家泣かせの大作をとことん表現し尽くしているのも素晴らしいの一言です。(2011/08/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572560

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    リスト:ピアノ曲全集 33 - ワーグナー、ウェーバー・トランスクリプション集(メイヤー)

    娘コジマと、悪名高きワーグナーが結ばれると知った時、父であるリスト(1811-1886)の心情はいかがなものだったことでしょう?自らも奔放な恋愛を繰り返した彼だけに、色々と思うことは多かったに違いありません。そんな義父リストは、「息子」の作品を数多くピアノ独奏へと編曲しました。男女間の軋轢を重厚な音色であますことなく描いたワーグナーの楽劇は、内容的にも音楽的にもリストが興味を持ったことは間違いありません。ここで聞かれるピアノ版「愛の劇場」はコンパクトな響きとはいえ、ワーグナーの描きたかった世界をきちんと昇華しています。もちろんこれらの曲を弾きこなすには並大抵の技巧の持ち主では歯がたつわけもありません。そんな息苦しいまでの対決の後に聴くウェーバーは「楽しい」の一言に尽きるでしょう。(2011/06/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570562

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    リスト:ピアノ曲全集 32 - 旅人のアルバム第1巻/幻影(ウォス)

    この「旅人のアルバム」は、1834年から1838年に作曲され1842年に完成。当時恋愛関係にあったマリー・ダグーと共に、パリからスイスへと旅行した時の感動を音楽にしています。スイスの美しい風景に感動したリストは、その強い印象をまるで絵画を描くようにピアノにぶつけました。力強く野心的な曲が並びますが、その後リストはなぜか、この曲集を「巡礼の年」に改定、いくつかの曲をそのまま残した上で大きく改変。こちらの「旅人のアルバム」は無きものとしてしまったのです。巡礼の年第1年(8.550548)と聴き比べてみるのも楽しいでしょう。「幻影」も1834年頃の若きリストによる作品ですが、驚くほど瞑想的で、リストらしい「派手さ」は見られません。曲だけ聴いていると晩年の作品のような佇まいを持つ不可思議な曲です。そのせいかあまり演奏される機会もなく、忘れられた曲集となってしまっています。(2010/11/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570768