吹奏楽コレクション
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1925年9月、作曲家ポール・ギルソンの60歳の誕生日を記念して、彼に師事する7人の学生たちがブリュッセルに集まり、ベルギー音楽史上初となる作曲家集団「Les Synthetistes」を結成しました。「フランス六人組」のベルギー版とも言えるこのメンバーたちは、後期ロマン派のスタイルとは一線を画す最先端の音楽を模索しながら、当時、交響楽団が少なかったベルギーにおいて、吹奏楽のためにオリジナル作品の作曲と編曲を行いました。彼らは1918年から45年までベルギー・ギィデ交響吹奏楽団の指揮者を務めたアルテュール・プレヴォーと協力し、ブリュッセルでモダンな音楽を生み出したのです。しかし、現代ではこれらのレパートリーはすっかり忘れられてしまいました。このアルバムでは地元である王立ベルギー空軍バンドの演奏で、メンバーの内の6人の作品を聴くことができます。(ポール・ギルソンと7番目のメンバーであるルネ・ベルニエの作品は配信限定で6月にリリース予定。商品番号9.70351)(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579135 |
【吹奏楽ファン必聴!2021年に没後100年を迎えるサン=サーンスの旋律をたっぷりと】86歳という長い生涯を生きたサン=サーンス。ロマン派から印象派への変遷を目の当たりにしながらも、古典的な作風を捨てることなく、晩年に至るまで、東洋的な雰囲気を融合させた美しい旋律を生み出し続けた作曲家です。交響曲や協奏曲、室内楽など多彩なジャンルにわたる膨大な曲を書きましたが、残念なことに吹奏楽のための作品は「東洋と西洋」くらいしかありません。しかし、彼の旋律に魅了された後世のアレンジャーたちがいくつかの名作に編曲を施し、素晴らしい吹奏楽作品を創り上げています。名アレンジャーとして知られるダニエル・ゴッドフリーによる「ダゴンの乙女たちの踊り」や、ルイ=フィリップ・ローレンデューによる歌劇《ヘンリー八世》のバレエ音楽など、原曲を凌駕する壮麗な音色で彩られた作品を、準・メルクル指揮するロイヤル・エア・フォース・カレッジ・バンドの演奏でお聴きください。(2021/02/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574234 |
ジョアン・ファレッタが指揮する作品集(8.559824)で第61回グラミー賞(ベスト・クラシカル・コンペンディアム部門)を受賞したアメリカの作曲家ケネス・フックス(1956-)の吹奏楽作品集。フックスは高校時代に初の吹奏楽作品を作曲、その後、アルフレッド・リードからシンフォニック・ウィンドのオーケストレーション指導を受け、ジュリアード音楽院ではパーシケッティに師事、吹奏楽作品への造詣を深めました。フックスはこれまでにもアメリカ空軍をはじめとした多くの団体のために吹奏楽作品を書いており、このアルバムに収録された作品も様々な団体や個人から委嘱されたもの。フックスが愛する絵画からインスパイアされた2曲の「牧歌」、サクソフォン協奏曲、ファンファーレなど楽器の特性を生かしたユニークな7作品を楽しむことができます。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573567 |
次々に新しい作品が生まれるアメリカの吹奏楽。このアルバムでは世界初録音を2曲含む、2010年以降に作曲された3つの作品が収録されています。マスランカは全ての吹奏楽作曲家の中でも、最も多作で、現在までにおよそ150作品を発表。この2010年の「解放」は“日本管楽合奏指揮者会議”の委嘱作で、初演は光が丘女子高校の吹奏楽部と合唱団が行っています。ペリンの「In the Open Air、In the Silent Lines」は2018年の最新作。ホイットマンの詩集「草の葉」の序文に触発された、豊かな空間感覚を持つ作品です。ピューリッツァー賞とグラミー賞にノミネートされた作曲家ヴァルツィックの「恐怖からの解放」は戦争や紛争に巻き込まれた人々の悲劇を描いた4つの楽章で構成された大作。聖書や、シリアの民の物語をはじめ、自由の女神像の台座に刻まれたアメリカの詩人エマ・ラザルスの詩「新しい巨像」など、多彩なテキストを用いた物語を、カンザス大学ウィンド・アンサンブルを中心にソプラノとボーイ・ソプラノ独唱からジャズ・アンサンブルまでが一丸となって壮大な演奏を行っています。(2020/03/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574169 |
アメリカ、ハート大学の学生たちによって組織されている「ハート・ウィンド・アンサンブル」は過去20年間に40以上の作品を初演するなど、卓越した技術と革新的な選曲で注目を浴びている団体です。このアルバムにはアメリカを代表する3人の作曲家の協奏曲が収録されており、各々のソリストとともにアンサンブルの多様性を追及しています。女性作曲家ボッティの「sull'ala」は翼を意味し、飛行する際に発せられるさまざまな音をサクソフォンとオーケストラで表現しています。ターナーの「Heavy Weather」は熱暑や嵐などの気象現象を表現した劇的な音絵巻。第2楽章の嵐での迫力ある描写が見事です。グリックの「ギニョール」はフランスで生まれた指人形芝居の主人公の名前。コミカルなファゴットが主役を演じます。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574087 |
第1集(8.573547)の大人気を受けて作られた「カタロニアの吹奏楽作品集 第2集」。今作でも指揮者ブロトンスは現代カタロニアの作曲家たちの作品を紹介、これらは全て世界初録音となります。モンサルバーチェの「日曜日の音楽」はタイトル通り、カタルーニャ音楽堂で毎週日曜日の午後に行われたコンサートのために書かれた作品。ユーモラスな第1楽章から祝祭的ムードの漂う第3楽章まで、打楽器セクションが充実した音楽です。アマルゴスの「Jocs tematics」は“テーマ別のゲーム”とでも訳される作品。断片的に現れるテーマが次第にまとまっていくというユニークな曲です。エリセンダ・ファブレガスはカタロニアを代表する女性作曲家。現在はソウルに住み、後進の指導を行っています。「交響曲第1番」は勇壮なファンファーレで始まる印象的な第1楽章、抒情的な第2楽章、躍動的な第3楽章を経て、熱狂的な終楽章へと進んでいきます。最後に置かれた、コントラバス協奏曲の形をとるベルトランの作品は、5つのセクションで構成されており、コントラバスの音色が存分に生かされています。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573915 |
グレインジャーの「吹奏楽のための音楽全集」最終巻となるこの第3集には、このジャンルにおける彼の最初の作品「ワムフレイの若者たちの行進曲」を始め、良く知られる「リンカンシャーの花束」などバラエティ豊かな作品が集録されています。1905年に作曲された「ワムフレイの若者たちの行進曲」の原曲は男声合唱とオーケストラ(または2台ピアノ)のための作品。ウォルター・スコットの叙事詩に基づいていますが、民謡の素材は用いられておらず、全体的に引き締まった行進曲です。「リンカンシャーの花束」はグレインジャーが自ら録音機材を携えて、イングランドで採譜した民謡を元にした吹奏楽曲。民謡の微妙な歌い回しも全て描かれた型破りな手法も見られる、吹奏楽ファン必携の作品です。(2018/06/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573681 |
メルボルンで生まれたグレインジャーは、まずフランクルトでピアノと作曲を学び、若い頃からコンサート・ピアニストとして演奏旅行を繰り返していました。彼は若い頃から吹奏楽に興味を抱いており、1901年にイギリスを訪れた時にはBoosey&Hawkes社に行き、お気に入りの楽器を持ち帰っています。1914年にはアメリカ軍のバンドマンとして2年間働き、その後も吹奏楽のための作品を何曲も書きました。彼は作品に数多くのアイデアを盛り込むことで知られており、このアルバムに収録された作品の中では、バッハの作品を編曲した“朗らかな鐘”(トラック7)での打楽器やファゴットのメロディなど、飛びぬけた自由さを誇っています。(2018/04/27 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573680 |
オーストラリア出身の作曲家グレインジャーは、10代の頃にピアニストとして才能を開花させましたが、1907年の夏にノルウェーに出かけ、グリーグに会ったことで「民族音楽」への関心を抱きました。当時発明されたばかりの蝋管蓄音機を携え、イギリス中を回り各地の民謡を収集、積極的に自作に取り入れ、親しみやすい作品を次々と生み出したグレインジャーですが、興味の対象は民謡だけにとどまらず、当時の最新鋭の楽器を創り出したり、様々な楽器編成を試みたりと、常に好奇心に満ち溢れていたようです。吹奏楽作品も多く残しており、アイルランドやイングランドの民謡を用いた作品や、アメリカ移住後に依頼された「リンカーンシャーの花束」など現在でも愛奏され続ける作品が数多くあり、NAXOSでの全曲録音は吹奏楽ファンにとっても大きな喜びとなることでしょう。第1集では「浜辺のモリー」や「カントリー・ガーデン」など良く知られた曲や、J.S.バッハ、フランク作品の編曲など面白い作品を聴くことができます。(2018/01/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573679 |
アメリカの吹奏楽最新作を紹介する人気シリーズ、今アルバムにはピューリッツァー賞受賞者シュワントナーと、日本でも高い人気を誇るマスランカ、コリリアーノに作曲を学んだブライアントの3人の作品を収録しています。シュワントナーの「ルミノシティ」は天体の光度の意味を持つタイトル。“光の明るさ”を音で示すために、打楽器とピアノがステージ前部に配置され、その後ろに金管、木管楽器が並ぶ目にも鮮やかな楽器編成を取り、豊かな響きがもたらされています。マスランカの「ホザンナ」はJ.S.バッハのコラールを元に、彼自身の表現を加えたというもの。自作からの引用も含めた多彩な作品です。ブライアントの音楽は高いパフォーマンス性で知られ、不協和音を大胆に配しながらも煌めく抒情性が感じられるユニークな味わいを持っています。この「全ての夢のロジック」は大規模な連作「静かな場所の錬金術」の中の1曲で、ピアノ、パーカッションなども駆使した華やかな響きが楽しい作品です。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573587 |