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1921年にレハールの元をタウバーが訪れて以来、二人の間には音楽的にも人間的にも深い友好関係が築かれました。1925年の「パガニーニ」の初演を務めたのはタウバーでした。またこのCDには収められていませんが、同じくレハールの1933年の作品「ジュディエッタ」の主役オクターヴィオは、タウバーの存在を念頭に作曲されたものです。またレハールの付随音楽でタウバーのトーキー映画も撮られています。甘く表現力豊かな彼の声は、人間味あふれたオペレッタの主役にふさわしく、浮世の憂さを忘れさせてくれるひとときの夢を演出しています。(2004/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110779 |
リンツ生まれの名テノール、リヒャルト・タウバー(1891~1948)は1920年代後半から活動の主舞台をオペレッタ、とくにレハールの作品に移して大衆的な人気を獲得しましたが、20年代の半ばまではドレスデン、ベルリン、ウィーンなど超一流の国立歌劇場で、本格的なオペラの分野に活躍した歌手でした。ここに収められているのはその「オペラ」時代、19年から26年にアコースティック録音したドイツ・リートなどの歌曲集です。人気オペラ歌手らしく堅苦しいリートの枠にとらわれない、情熱的で甘美な声と歌いぶりをお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110739 |
スクリャービンが過酷な練習を自らに課し、危うく右手を損なうところになったのは、レヴィーンの演奏するリストの「ドン・ジョヴァンニの回想」を聞いたため。このあまりに有名なエピソードが示すよう、レヴィーンは19世紀の名技主義を代表する巨匠の一人として、押しも押されぬ存在でした。生前開いたコンサートの回数も録音も少ないため、一般の知名度はさして高くないものの、ピアノ愛好家の間ではこのCDに収録されている「美しき青きドナウ」の絢爛たる演奏は、伝説とも目されています。競演する妻ロジーナも同じく名をはせた名演奏家かつ名教師で、中村紘子氏がニューヨーク留学時代に薫陶を得たことでも知られています。(2002/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110681 |
ロシアに生まれ、ミハイロフスキー、ドホナーニらに薫陶を受けたレヴィツキー。わずか45歳で早世しましたが、存命中は、スタインウェイ社によるピアニストランキングに、ホフマンと並んでカテゴリーAに入れられるほど高い評価を得ていました。卓越した技巧、何よりも旋律線を歌わせる能力に秀で、しかも過剰にならないロマンティックなアプローチと、ロシア流派の最優等生的ピアニストでもありました。ショパンのワルツなどで、若干和声を変更する、バス音をさげる、といった仔細な改変も見られますが、当時の基準からすると、これは、彼のモダンな姿勢の反映と見ることもできるでしょう。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110688 |
生前、スタインウェイ社によるピアニストのランキングでトップクラスの“A”に属していたレヴィツキー。硬質で職人芸ともいえる堅実な技巧を武器に、数々の難曲を苦労の痕もなく弾きこなしました。独特の緊張感を常に維持しつつも、旋律線をうたわせることにも秀でており、かつ同時代のピアニストと比べ、過剰な表現を回避するなど、モダニストとしての側面も、彼の演奏を特徴付けています。シューマンの第1楽章でのダッシュと第2楽章の対比、自作のワルツにおける融通無碍なリズムが、彼の本領とも言えるでしょう。(2004/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110769 |
技巧面でまったくの苦労のあとが見られないピアニストが少数存在しますが、レヴィツキーはその中の筆頭に数えられる一人でした。同じく技巧の達者だったモイセイヴィッチが、一種の冷静沈着さを見せていたのに対し、レヴィツキーのピアニズムは常に優美な軽快さを伴い、それが軽薄さではなく良き外向性の発露に結びつくという特長を有していました。このCDに収録された、録音形態としても興味深い「放送録音」においては、選択されたショパンの曲目からも、彼自身の本領がどこにあったかうかがい知ることができることでしょう。(2004/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110774 |
1910年22歳でハンブルクでデビューした後、レーマンは着実にキャリアを重ね、24年から33年にオペラ歌手としての絶頂期をむかえました。オペラにとどまることなくリートの世界にも関心を向けていた彼女は、それまで散発的に行っていたリートの録音を、集中的に行うと決意。過度な表現や技巧の披露に陥ることなく、「音楽的表現」が何であるかということに常に心を砕き、卓越した録音を多数残しました。そこにはオペラで学んだ全体像の優れた構築性が現れており、短いリートが一つの有機的な世界として結ばれている点こそ、彼女の最大の長所といえるかもしれません。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111093 |
レーマンがいかに深い心象風景を表現していたか、まずヴォルフの10曲を聴いただけで得心されることでしょう。オペラはもとより、朗読の才能もあったレーマンは、単に歌詞が表す内容だけではなく、その背後に潜まされた精神的なアトモスフェールをきわめて自然に表出することができたのでした。シューマンの二重唱は、メルヒオールと組むという豪奢な顔ぶれ。オペラの時とは違い丁々発止とはならず、相調和する喜ばしい、とびきりの愛の歌。そしてシューベルトは抜粋ながら、「冬の旅」では絶望に至る苦悩を。レーマンがこのような様々な表現技法を持って、ドイツ・リートの世界にいかなる貢献をしたか、この一枚でその一側面を検証することも可能といえるでしょう。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111094 |
ドイツ・リート界の二大歌姫と言えば、エリーザベト・シューマンとロッテ・レーマン。可憐なシューマンに対し、レーマンは馥郁たる成熟した声と、比類無きドラマ作りをトレードマークとしました。単曲のリートにおいては凝縮された物語を、連作においては小宇宙を形成するかのような、構成力と集中力を発揮。レーマンの秀でたそれら能力がもっとも現れたのが、オバート=ソーンの見事な手腕によって復刻された「詩人の恋」と「女の愛と生涯」。彼女の息づかいまで再現されたこの盤は、シューマンの精神世界をもっとも情緒豊かに表現した歌唱として、録音史上語りつがれること間違いなしの傑作です。(2007/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111244 |
エリーザベト・シューマンと並んで称される歌姫ロッテ・レーマン。彼女の目指したものは、ドイツ系の作品にほぼ限りながらも、その枠で歌唱表現の可能性を広げることでした。天性の馥郁たる声を武器とし、1曲ごとに細やかな解釈を施すことによって、歌う曲各々にまったく異なった色と香りを付与することが出来た稀有な歌手でした。このCDに収録されている、ブラームスの民謡集とワーグナーの「温室にて」における歌い分けは無論のこと、レーマンの愛唱したもう一つの分野、トラック21「わが夢の都ウィーン」以降のウィーン世俗歌曲を聴くと、一人の歌姫の歌唱とは思われない別世界が展開されています。(2007/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111095 |