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アーリー・ミュージック・コレクション

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    イートン・クワイア・ブックからの音楽(トーヌス・ペレグリヌス/ピッツ)

    イートン・クワイアブックは15世紀末頃に編纂された、英語による神聖な音楽を集めた豪華な彩色写本コレクションの一つです。24人の異なる作曲家による音楽が含まれていますが、完全な形で残っているのはごく僅かですが、イギリスの初期ルネッサンス・ポリフォニーの発展の段階を示す重要な作品が含まれています。単声聖歌などの小さい編成で歌われる初期の作品から、J.ブラウンやR.デイヴィ、W.ラムの定旋律技法に基づいた曲への発展などが見てとれます。ルネサンス期の音楽の完璧なる解釈で知られる、トーヌス・ペレグリヌスの愉悦感あふれる演奏で。録音 2011年7月11-14日 UK ロンドン,ホルボーン セント・アルバン・マルトリー(2012/09/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572840

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    マンチェスター・ガンバ・ブック(ベルガー)

    この「マンチェスター・ガンバ・ブック」は1660年頃に編纂されたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の曲集で、22種類のチューニングによる248曲の作品が含まれた貴重なタブラチュア写本です。原本は1909年に音楽学者ヘンリー・ワトソンが入手し、彼の音楽コレクションとして保管されているもので、当時の奏法や装飾音の付け方など、興味深い事項が掲載された、演奏者のみならず研究者にとっても貴重な文献です。含まれている作曲家は多岐に渡り、ほとんどが現在では忘れられている人たちですが、中にはスマルテやフェラボスコの名前も含まれていて、好事家なれば垂涎間違いなしと言えそうです。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572863-64

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    ジェズアルド:マドリガーレ集第4巻(1596)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    「高貴なる殺人者」として歴史に名を残す大作曲家、ジェズアルド(1566-1613)のマドリガル集の第4集です。この曲集には、妻とその恋人を殺害するという大事件を起こした後に書かれた、ジェズアルドの苦悩が伺われる曲が含まれており、他にも死の影に覆われた作品など、全体的に暗く重々しい色調となっています。もちろん彼特有の予期せぬ不協和音や、激しい感情表現、半音階的語法が顕著であり、時代の流れからはみだしてしまった悲しい天才を物語るかのような、ドラマティックな音楽が奏でられます。今作もデリティエ・ムジケによる迫真の演奏です。(2012/08/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572137

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    カベソン:ティエントと変奏曲全集(ウィルソン)

    アントニオ・デ・カベソンはスペインのルネサンス時代の作曲家、オルガニストです。彼は幼児期に失明したものの、素晴らしい音楽的才能を発揮し、オルガンと鍵盤楽器のための作品を数多く残しました。当時はジョスカン・デ・プレの音楽が流行していて、カベソンも彼の声楽曲を鍵盤楽器用に編曲したものもありますが、一方、当時としては先鋭的な技法を用い、後のバロック音楽を先取りするかのような作品も数多くあります。彼の代表作であるティエントとは、イベリア半島に発生したポリフォニー様式の器楽作品の様式で、スペイン語の「触れる」という意味のtentarが語源と言われていて、その起源はフォリア(狂乱を表す舞曲)や、民謡にさかのぼることができます。形式は変化に富んでいますが、カベソンの曲は即興的な前奏とリチェルカーレを元にした、比較的厳格なもので、オルガン音楽の発達にも多大なる貢献をしています。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572475-76

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    ナイトハルト・フォン・ロイエンタール:宮廷歌人と彼の「涙のベール」(アンサンブル・レオネス)

    中世後期。ミンネゼンガーとはドイツの宮廷歌人で、徳の高い貴婦人をあがめ、その人のために愛の歌を歌うという役を担っていました。そんな時代、ナイトハルトは最も人気のある宮廷歌人のひとりとして知られています。とはいえ、詩人でありミュージシャン、所謂「シンガーソングライター」であった彼の歌は素朴で、ある時は暴力的であり、また時にはエロティックであり、宮廷文化を伝えつつも、また一味違った「市井の音楽」として人気を博したのです。憂鬱さを歌うかと思えば、必要に応じて舞曲を演奏、また季節の風物詩を取り入れた歌の数々は、当時の生活を彷彿させる興味深いものです。このアルバムに収録されている作品は「フランクフルト・フラグメント」と呼ばれる資料から修復したもので、少なくとも5人の作曲家の名前が認められますが、大部分はナイトハルトのものであろうと推測されています。1000年近くの長い年月を経て蘇る中世の響きは、聴き手を不思議な気分にさせてくれること間違いありません。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572449

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    フィリップス:5声のカンツィオネス・サクレとオクトニブス・ヴォチブス(サルム・コンソート/マッケイ)

    ピーター・フィリップス。良くある名前ではありますが、ルネサンス後期のイギリスでウィリアム・バードと共に最も有名な作曲家として名を馳せていた人です。最初はロンドンのセントポール寺院で少年聖歌隊のメンバーとして活躍、1582年に宗教上の理由でイギリスを離れローマへ行き、オルガニストに任命されます。この時期にイタリア風のポリフォニーを徹底的に学んだようです。その後はヴァージナル教師をしながらヨーロッパを巡り、1590年にアントワープに定住。残りの人生はアルベール大公の火度を受けながら1628年に亡くなるまでその地で過ごしました。彼の音楽は当時としてはとても複雑であり、見事な対位法に彩られたドラマティックなものです。彼の鍵盤音楽(8.557864)も、魅力的で、この当時の上流社会の生活の一端を見るような典雅さを味わうことができるでしょう。(2012/02/15 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572832

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    アニマ・メア - 中世の宗教音楽(アンサンブル・コスメディン)

    今からおよそ1000年ほど前のヨーロッパ。この頃は、ゲルマン民族大移動が収拾して定住化が進み、それと共にキリスト教が大衆へ浸透し、封建制社会が確立していったとされます。人々におけるキリスト教の概念は一体どのようなものだったのでしょう?このアルバムで、当時の聖なる音楽を聴きながら、純粋な魂を模索してみるのはいかがでしょうか?ローマの典礼聖歌、中世ノートルダム楽派の音楽、讃歌、そしてビンゲンの書いた神との交唱。ほとんどが作者不詳であり、その音楽も簡潔なものですが、1曲ごとに新鮮な驚きと、ぞくぞくするような快感を味わうことができるでしょう。トラック3のみは演奏者、編曲者であるC.ハースの手によるもの。少々違った味わいが、これまたステキです。(2012/01/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572632

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    バード:チェンバロのためのファンタジー全集(ウィルソン)

    イングランドで活躍したルネサンス音楽の作曲家、ウィリアム・バードは、トマス・タリスに師事し、王室礼拝堂のオルガニスト兼聖歌隊長として活躍した人です。しかし当時はイギリス国教会とカトリックが混在していたため、宗教的弾圧を受け、1585年にはブラックリスト(国教忌避者の名簿)に名が記載されてしまうほどでした。しかし、どちらの宗教にも熟知していたため、両方の典礼音楽を手掛け、最終的にはカトリックの擁護者から手厚い保護を受けエセックスで晩年を過ごし、そこで亡くなります。彼は宗教音楽だけでなく、ヴァージナル(当時は鍵盤楽器を全てこう呼んだ)曲も多く残し、また同時代の作曲家たちのヴァージナル曲も含めて、いくつかの曲集として編纂、貴族や愛好家たちを喜ばせました。この当時のファンタジアとは、ロマン派に見られるような自由な形式ではなく、曲の冒頭の主題が次々と模倣されるフーガのようなもので、舞踏音楽としての意味合いも持っていたようです。(2011/12/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572433

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    ジェズアルド:マドリガーレ集第3巻(1595)(デリティエ・ムジケ/ロンギーニ)

    1595 年に出版されたジェズアルド(1566-1613)のマドリガル第3 集は、彼のスタイルの変化が顕著に現れているものとして知られています。彼は当時の主要な詩人の作を用いることはせず、無名の作家、及び、匿名の作家の詩を用いることを好みました。これは詩の人気に頼ることなく、音楽の力で、詩にドラマ性と、すばらしい表現力を抱かせることができるジェズアルドならではのチョイスに他なりません。どの曲もタイトルから驚くものばかりですが、内容も音楽も摩訶不思議。とろとろと粘り気のある響きが耳にいつまでも残ります。第1 集(8.570548)、第2 集(8.570549)も大好評。必要以上に見捨てられてしまった音楽家の全貌がいよいよ明らかになりつつあります。(2011/09/14 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572136

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    エリザベスI世のための音楽(サルム・コンソート/マッケイ)

    全てのイングランド史の中で、最も偉大なる女王エリザベス1世。彼女は生涯独身を貫き、素晴らしき統治者として語り継がれています。その時代の芸術家たちは彼女のために挙って作品を献呈し、その処女性は時を経るに従っていよいよ神聖化されていったのです。このアルバムにはそんな芸術家たちの「彼女に捧げた作品」が集められています。(2011/05/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572582