Home > CD & DVD > New Releases
New Releases - 2019年03月 発売タイトル
Search results:90 件 見つかりました。
イギリスを代表する女性クラリネット奏者、エマ・ジョンソン。このアルバムは彼女が率いる仲間たちとカルドゥッチ弦楽四重奏団による極めて親密なベートーヴェンを中心に、いくつかの楽しい作品が収録されています。ベートーヴェンの七重奏曲は発表当時から大人気となりましたが、これまでにはなかった新鮮な楽器の組み合わせであり、奏者を集めるのも困難であったため、のちにピアノ三重奏版など様々な形に編曲されました。貴族たちやアマチュア音楽家たちが仲間内で楽しめるように、程よい難易度と明るい楽想を持っています。以前はウェーバーの作品と考えられていた「序奏、主題と変奏曲」は現在キュフナーの作品と断定されていますが、その美しさは不変です。エマ自身が編曲した2曲のシュトラウス作品は、まさにアンコールにぴったりの遊び心が溢れています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0190 |
イギリスのピアニスト、ピーター・ドノホーによる全6巻からなるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集の第1集。ここでは2曲の初期のソナタと、モーツァルト研究家アルフレート・アインシュタインが「晩年の傑作であり、モーツァルトのソナタの理想的な形」と呼んだ第17番(ヴァイオリンのオブリガードが付けられた版も有名)を演奏。途中にニ短調の幻想曲を挟むという構成になっています。ドノホーは真摯に曲を演奏、モーツァルトのメロディの美しさを存分に感じさせてくれます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD0191 |
1974年、英国王立音楽院の学生たちによって創立、以降イギリス作品を中心に活発に活動を続けるコウル四重奏団。メンデルスゾーンやシューベルトなどのロマン派作品から20世紀近代作品まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに30作を超えるレコーディングを行うなど、40年以上に渡る長いキャリアを誇っています。「数多くの作品の中でもモーツァルトは格別」という彼ららしく、端正で流麗な演奏を披露しています。「アダージョとフーガ」での緊張感あふれる表現が見事です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD040 |
17世紀のヴァージナル作品から現代曲まで幅広いレパートリーを持つピアニスト、グリムウッド。彼はピアニストとして活躍する他、編集者としてジョン・フィールドとアドルフ・フォン・ヘンゼルトの作品を校訂、ペータース社から出版しています。またBBC放送の「Radio 3」へ定期的に出演するなど多彩な活動で、イギリスのみならず世界中から注目を集めています。このアルバムは2003年に録音されたスクリャービン作品集。繊細なタッチと表現力に加え、小品1曲1曲のニュアンスの違いが見事に描き出し、揺れ動くハーモニーを的確に捉えた精緻な演奏で聴き手を魅了します。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD041 |
技巧派ピアニスト、グリムウッドとチェリスト、ウォルトン。彼らは学生時代からしばしば共演を行い、親密なアンサンブルを築いてきました。このアルバムではフランスとスペインの代表的な作曲家たちの作品を演奏。ラヴェルでの情熱的で濃厚な歌いまわし、ドビュッシーの洗練された表現、ファリャ、グラナドスで楽しめる抜群のリズム感、感傷的なフォーレ作品と、各々の作品から良いところを引き出しています。最後に置かれたカサドの組曲が絶品です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD042 |
愛らしい小品集「森のスケッチ」で知られるアメリカの作曲家マクダウェル。ヨーロッパ生活が長く、とりわけグリーグを尊敬していたという彼の作品は、アメリカ民謡の影響を受けつつ、抒情的な雰囲気に満たされています。このアルバムで一連の作品を演奏しているカーロックは、ノルウェーのベルゲンにあるグリーグの家で初めてマクダウェルを弾いたピアニスト。このアルバムでは「森のスケッチ」の代表作“野ばらに寄す”での優しい曲調とは全く違った激しさを持つ「演奏会用練習曲」を含む興味深いプログラムを披露しています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD043 |
ソル、ジェラールとロドリーゴ、このスペイン生まれの3人の作曲家による歌曲集。ジェラールはカタロニア出身。ウィーンとベルリンでシェーンベルクに師事、一旦はスペインに戻るも、その後イギリスに移住、亡くなるまでこの地を離れることはありませんでした。民族音楽を取り入れた彼の「カンタレス」は現代的な雰囲気を持ちながらも、熱い心情を反映させています。ソルとロドリーゴの歌曲はギターの持ち味を存分に生かしたもの。郷愁溢れる雰囲気が心に迫る美しい歌曲です。ジョン・タヴァナーやマクミランなどの現代声楽曲を得意とするソプラノ、パトリシア・ロザリオが強烈な存在感を持つ歌唱を聴かせています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD078 |
イギリスの女性ピアニスト、フィリス・セリック(1911-2007)。1937年に結婚した夫シリル・スミスとデュオを組み、たびたびプロムスで演奏。夫が病気で左手の機能を失ったときには、マルコム・アーノルドが彼らのために「3手のためのピアノ協奏曲」を作曲、大切なレパートリーとして演奏活動を続けたことでも知られています。このアルバムは2007年に95歳でこの世を去った彼女への思い出として制作されたもの。明快な表現と巧みなテクニックで演奏されたバロックから近代に至る一連の作品は、セリックの優れた資質を克明に描き出しています。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD079 |
イギリスの作曲家、指揮者、コンスタント・ランバート(1905-1951)。若い頃には作曲家として頭角を現し、デイアギレフから委嘱を受け、バレエ・リュスのための「ロメオとジュリエット」の音楽を作曲するなど活躍していましたが、1930年代後半から指揮を始め名声を確立、晩年は指揮活動に専念しました。このアルバムは彼が愛したサドラーズ・ウェルズ管との1939年と1940年の演奏を収録、彼のお気に入りだったバレエ作品での闊達な演奏を楽しめます。早世が惜しまれる指揮者の一人です。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
---|---|
カタログ番号 | :SOMMCD080 |