Home > CD & DVD > New Releases

 CD & DVD/BD



New Releases - 2020年11月 発売タイトル

Search results:43 件 見つかりました。

  • 詳細

    フュルステンタール:室内楽作品集 3 (ロゼッティ・アンサンブル)

    フュルステンタールは1920年にウィーンのユダヤ人家庭に生まれた作曲家。1938年のドイツのオーストリアへの侵攻の際にアメリカに亡命し、音楽の道を捨てて会計士として生活。彼が若き日に音楽家であったことは忘れられていました。ところが、亡命から35年たったある日、偶然、初恋の人に再会すると、恋の炎と同時に創作への意欲に火が付いたのです。それ以来、歌曲や室内楽が彼のペンからあふれるように流れ出し、2016年に96歳で亡くなるまでたくさんの曲を書き続けました。この第3集に収録されたソナタと弦楽四重奏曲には比較的若い作品番号が付されていますが、どれも1990年から2005年までに書かれた最近の作品です。とはいえ、どの曲にも美しい旋律が溢れており、彼が生涯愛し続けた19世紀ウィーン音楽風の甘く柔らかい雰囲気が感じられます。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0577

  • 詳細

    カリージョ:管弦楽作品集(サン・ルイス・ポトシ響/サパタ)

    メキシコで生まれたフリアン・カリージョ。19人兄弟の末っ子ということもあり、幼い頃に正式な音楽教育を受けることがなかった彼は、独学で作曲を続けていましたが、1894年に自作の「ミサ曲」が認められ、メキシコシティ国立音楽院に留学、この時に初めて接した「微分音」の仕組みに魅了され、独自の研究を発展させました。1916年に「Thirteenth Sound=13番目の音」と名付けた理論書を発表、4分音ギター、8分音ピッコロ、16分音ホルン、16分音ハープなどの特殊な楽器の製作にも携わったことで知られています。このアルバムには、活動の初期に作曲された調性的な4作品を収録。交響曲第2番は、ブルックナーやワーグナーの影響が感じられる壮大な仕上りを見せています。ヴェルディを思わせる《1810年のマチルデまたはメキシコ》はメキシコ独立戦争を題材としたオペラからの抜粋、「イザベル: スコットランド風」はサロン風の気楽な音楽。実際に結婚式で用いられたというワーグナー風の「結婚行進曲」も含めて微分音を採用する前のカリージョがどのような音楽を書いていたのかを知る1枚です。(2020/11/13 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0583

  • 詳細

    R. シュトラウス:歌劇「インテルメッツォ」からの4つの交響的間奏曲/ブラームス:交響曲第4番(ラスト・コンサート)(バイエルン放送響/ヤンソンス)

    *初回限定特典:バイエルン放送特製パンフレット・・・輸入盤、国内仕様盤、どちらにも付属します。ヤンソンスとバイエルン放送響の全コンサート記録とBR-KLASSIKでのディスコグラフィを掲載(A5サイズ、英語のみ。全64ページ)。この録音を聴いていると、様々な想いが去来する。私の知るヤンソンスは、音楽の核心だけを見つめる真摯で虚飾のない音楽家だった。ニューヨークで当演奏会が行われた時、彼を愛するバイエルン放送響の団員たちは、これが最後の機会になることを心の奥底では感じていただろう。ブラームスの「第4」には、彼らの波打つ感情が表れており、聴き手としても、とても普通の気持ちではいられない。--城所孝吉(音楽評論、在ベルリン)2019年に世を去った名指揮者マリス・ヤンソンス(1943-2019)の最後の演奏会がCD化されます。首席指揮者を務めていたバイエルン放送交響楽団とのカーネギーホールでのコンサートです。ヤンソンスの健康状態がすぐれないことは現地の聴衆にも知られていたようですが、そのことがある種の緊張感をもたらしたのか、「ひとたび指揮台に立つと、驚くほど生気のみなぎった演奏を繰り広げ」、最後は「数十年にわたる音楽への献身に加え、その不屈の精神によってニューヨークの聴衆から敬意に満ちた心からの喝采を受けた」と伝えられます(Seen and Heard Internationalの演奏会評)。ヤンソンスは翌日以降の演奏会をすべてキャンセル、その3週間後には不帰の人となりました。プログラムは、彼が生涯愛したリヒャルト・シュトラウスの「歌劇《インテルメッツォ》からの4つの交響的間奏曲」と、「4つの最後の歌」(このアルバムには収録されておりません)が前半、後半はブラームスの「交響曲第4番」でした。いずれもたいへん美しい演奏ですが、とりわけブラームスが素晴らしく、終楽章でのたたみかけるような響きの交差のなかから立ち昇る、フルート・ソロの澄み切った音色、トロンボーンから始まるコラールの繊細さなど、オーケストラと巨匠との深い絆と信頼が成せる業と言えるでしょう。ヤンソンス辞世の句、そう思わせる特別な一夜の記録です。(2020/11/06 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900192