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New Releases - 2022年01月 発売タイトル

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    テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 8 (ウォルフィッシュ/ウォルフィッシュ・バンド)

    cpoの人気シリーズ、テレマンのヴァイオリン協奏曲集の第8集は、2つまたは3つのヴァイオリンをソロ楽器とする協奏的作品を収録しています。これらはアイゼナハ時代(1708-1712)及び1730年代の作品で、荘重な序曲で始まる組曲や「ヴィオレッタ」というソロ楽器を指定したTWV 52: G3はフランス風の表情記号を持つ楽章で構成される一方、TWV 52: B2とG2は緩急緩急、TWV 53: F1は急緩急とイタリア的な構成。テレマンの作曲技法やアイディアの豊かさにあらためて感心させられる1枚です。バロック時代に「ヴィオレッタ(ヴィオレット)」と呼ばれた楽器は多種多様で実態は不明ですが、このディスクではフランス・バロックに見られる2種類の変則調弦を施したバロック・ヴィオラを使っているとのこと。(2022/01/27 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777882-2

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    音の錬金術~ハイデルベルクのリュート写本(ミールズ/コボウ/アレント)

    16世紀ドイツのリュート奏者・作曲家、ゼバスティアン・オクゼンクンが編纂した「リュートのためのタブラチュア集」は、ラテン語のモテット、ドイツ語の詩篇と歌、イタリアとフランスの曲を含む当時最先端の音楽をリュート独奏用に編曲して1558年に出版されました。ジョスカン・デ・プレを筆頭にニコラ・ゴンベールやイオアネス(ヨハネス)・ムートンなど、当時の宮廷で流行した音楽をうかがい知ることができます。オクゼンクンはプファルツ選帝侯のオットー・ハインリヒお抱えのリュート奏者。当時のリュート用編曲(インタブレーション)は、多声音楽を2声か3声に編曲するのが通常でしたが、リュート奏者のアーレントと歌手のクリストフ・ブルメスターはオクゼンクンのアレンジが声のパートを付け加えるのに向いていると考え、独自に歌のパートを加えています。ここではドロテー・ミールズとヤン・コボウによる優れた歌唱を聴くことができます。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555267-2

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    ビーチ:ピアノ・デュオ作品全集(ジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオ)

    近代アメリカにおける「最初に成功した女性作曲家」として知られるエイミー・ビーチ。当時、男性が主流であった作曲の分野に進出することでアメリカ音楽界に刺激を与えた人物としてその功績が称えられています。ドイツ・ロマン派音楽に影響を受けながらも、イギリス民謡の旋律を積極的に採り入れた作品を数多く発表しましたが、一番愛着を抱いていたのはピアノであり、26曲の独奏作品の作曲年代は1880年代から1930年代までとバランスよく配置されています。連弾と2台ピアノのための作品はこのアルバムに収録されたものが全てですが、どれもビーチの才能が証明される見事なものです。なかでも「バルカン半島の主題による変奏曲」は彼女の民謡への傾倒が示された美しい作品です。ラフマニノフのデュオ全集(555326)をはじめとした数多くのアルバムで知られるジェノヴァ&ディミトロフ・ピアノ・デュオは、ここでも息のあった演奏を披露しています。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555453-2

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    弦楽のためのイギリス音楽 3 - スマイス/スペイン=ダンク(南西ドイツ・プフォルツハイム室内管/ボストック)

    ダグラス・ボストックが指揮する「弦楽のためのイギリス音楽」シリーズ第3集では、4人の女性作曲家の作品を紹介しています。「プロムナード・コンサート」(BBCプロムス)を長らく指揮したヘンリー・ウッド卿と、ボーンマス交響楽団の創設者ダン・ゴドフリーの2人は、新作の発表に熱心であり、才能あふれる作曲家を支援していました。これは、当時新作を発表したいと考える女性作曲家たちにとっても素晴らしいチャンスであり、1893年から1934年にかけて合計で25人の女性たちの作品が2人の指揮者によって紹介されることとなりました。とりわけエセル・スマイスとスーザン・スペイン=ダンクの2人はこの支援を最大に活用し、大きな人気を獲得したのです。もともと弦楽五重奏曲として1883年に書かれたスマイスの作品は、1890年にロンドン交響楽団のコンサートで披露される際、コントラバス・パートが加えられ響きが増強されました。スペイン=ダンクの組曲は1924年にヘンリー・ウッド卿によって演奏されたロマンティックな作品。その後も彼女の作品はしばしば取り上げられています。コンスタンス・ウォーレンはヨーク・ボウエンに師事し、学生時代にいくつかの作品を発表。これらはヘンリー・ウッド卿によって演奏されましたが、彼女は1932年に作曲活動を停止、以降は教育者として後進の指導にあたりました。ルース・ギップスはゴードン・ジェイコブとレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに作曲を師事、作曲家・ピアニストとして活動し1942年には彼女の交響詩をヘンリー・ウッド卿が演奏しています。ボストックはオーケストラの音色を最大に引き出すことで、これらの知られざる作品に光をあてました。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555457-2

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    D. スカルラッティ:ソナタ集(コルスティック)

    ベートーヴェンのソナタ全集をはじめ、リストやカバレフスキー、フランスのケクランやドビュッシーなどの数多くの録音を出し、多くの受賞歴を持つピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。今回彼が挑んだのはドメニコ・スカルラッティのソナタ集です。スペインのマリア・マグダレーナ・バルバラ王女の教育用として書かれたとされる500曲以上のソナタは、原則として2つの部分で構成されており、どれも洗練された書法を特長としています。作品自体はシンプルですが、装飾の付け方は奏者に任されており譜面には書かれていません。またアクロバティックな技術や、様々な楽器の音色の模倣、喜びから深い瞑想まで演奏者には幅広い表現が求められます。コルスティックは、これらのソナタの中から有名曲を含む37曲を選び出し「ベスト・オブ・スカルラッティ・ソナタ」と呼ぶべきセットを創り上げました。優れたテクニックと解釈、そしてスタインウェイの輝かしい音色が聴きどころです。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555473-2

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    ライネッケ:ピアノ三重奏曲全集(ハイペリオン・トリオ)

    85年という当時としては長い生涯を送った作曲家カール・ライネッケ。7歳までに作曲をはじめ、ライプツィヒ音楽院の教授とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の楽長を務めながら作曲活動に従事、1902年に公職から引退した後も亡くなる直前まで作品を書いていました。300とも1000とも目される彼の作品はどれもロマン派の風情を湛えた魅力的なものですが、保守的な作風のためか、一部の曲を除いて彼の死後はほとんど演奏されることがありません。このアルバムにはライネッケの活動の初期から晩年にわたるピアノ三重奏曲がすべて収録されています。1853年に出版されたシューマンの影響が強く感じられる第1番ニ長調、そのほぼ20年後の1873年頃に書かれた、豊かな質感を持つた2つのセレナード、そして1895年に出版された精緻なアンサンブルによる第2番ハ短調。これらからはライネッケの優れた作曲技法がうかがえます。またアルバムには、ベートーヴェンの三重協奏曲をライネッケがピアノ三重奏曲に編曲した版も収録。1999年に設立され、メンバーを変えることなく数多くの世界初演を含む250作品以上を演奏してきたハイペリオン・トリオの演奏です。(2022/01/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555476-2