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New Releases - 2025年02月 発売タイトル
Search results:64 件 見つかりました。
【イムラーとドイチュが誘う、忘れられたウィーンの歌】ロベルト・グントはスイスに生まれウィーンで活躍、ピアニスト、教師、作曲家として大きな成功を収めました。60曲以上を出版したほか、100曲を超える未出版作品を残していますが、今日ではほとんど忘れられています。ヴィルヘルム・グロスはウィーンの裕福なユダヤ人の家庭に生まれて音楽教育を受けた後当地で活躍、やがてベルリンに移り映画音楽で成功しますが、ナチスの台頭を受けイギリスを経てアメリカへ移住、ポピュラー音楽で成功し、ヒュー・ウィリアムズの別名で発表した「Red Sails in the Sunset」はビング・クロスビー、ルイ・アームストロング、ナット・キング・コール、ビートルズらにカバーされて大ヒットしました。しかしながらその作品の多くもまた、現在ほとんど顧みられることがありません。ドイツ出身でドイツ語圏の知られざる歌曲作品の発掘に力を入れているクリスティアン・イムラーは長年手を組んでいる名手ヘルムート・ドイチュと共に、後期ロマン派の流れを汲みながらジャズなど他ジャンルの影響も色濃い、これら知られざる作品の魅力を紐解いていきます。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1117 |
【フェリックスとファニー、2人の「無言歌」をパシチェンコが1836年製オリジナルのグラーフで奏でる】イル・ガルデリーノとの共演によるモーツァルトの協奏曲録音が世界的に高い評価を得ているオルガ・パシチェンコ。久しぶりとなるソロ録音は、2人のメンデルスゾーンの作品集です。フェリックス・メンデルスゾーンが残した愛らしい小品集として人気の『無言歌集』ですが、その創始者は姉のファニーという説もあり、彼女もまた多くの「無言歌(ピアノのための歌)」を残しています。この2人による数多くの無言歌からの抜粋を中心に、その作品の魅力をCD1枚めいっぱいの30曲盛り込みました。パシチェンコがここで選んだ楽器は2人が存命中に製造されたコンラート・グラーフのオリジナル。美しい声で語り掛けてくるようなその音色は、詩情豊かなこれらの作品を表現するのに実にふさわしく、パシチェンコが持ち前の高い感性で瑞々しく歌い上げています。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1119 |
【ロウヴァリ&エーテボリ響のシベリウスここに完結!】2019年初頭からリリースが開始された、スウェーデンの名門エーテボリ交響楽団と当時その首席指揮者に就任したばかりだったフィンランドの俊英サントゥ=マティアス・ロウヴァリによるシベリウスの交響曲全集。これまでになく個性的で踏み込んだ解釈と深い説得力とを両立させたその演奏は、シベリウス演奏史に新風を巻き起こし、世界中から注目されてきました。ほぼ作曲順に発表されてきたそのチクルスも、今回の第6番、第7番をもっていよいよ完結となります。シベリウスの作曲活動最後期に書かれたこれらの交響曲は、ゆったりとした曲想を基調とした観想的な面が突き詰められ、併せてその高度な作曲技法と思想に基づく様々な実験的要素も共存したもの。ロウヴァリの作り上げる音楽はこれまで同様実に活き活きとしつつ心地よい鋭さを併せ持っており、隅々まできめ細やかに歌いこみながら力強い流れをごく自然に作り上げ、クライマックスの雄大さもまた格別という、作品の特色を最大限生かし切ったものとなっています。またこのチクルスの特色として凝った管弦楽作品が組み合わされておりますが、今回はシベリウスがその後半生約30年の作品をほぼ発表しない生活に入る前、最後に書かれた大規模な作品の一つであり、その作風の頂点をなす傑作とも目される『テンペスト』から、管弦楽部分の抜粋を収録。その管弦楽法の面白さを明確に示しつつ内容に深く寄り添った演奏で、聴かれる機会の少ないこの作品の素晴らしさを存分に知らしめています。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA1130 |
クラシックを基盤に、ジャズ、ロック、テクノなど多彩な音楽要素を融合した現代のエチュードを収録。カプースチンのジャズ要素を融合した「エチュードOp.40」、ゲーム音楽の名手、浜渦正志の印象派的かつノスタルジックな「エチュードOp.4」、スパンズウィックが森麻衣子のために書いたミニマリズムの作品「カズム」、田中カレンの「テクノ・エチュード」は、スピード感と中毒性のあるリズムで聴衆を引き込みます。森麻衣子北海道育ち。英国王立音楽大学を卒業。クラシックピアニストとしての基盤を持ちながら、幼少期からジャンルを超えた音楽を追求。現在はイギリスを拠点に世界的に高く評価されるソリスト・室内楽奏者として活躍中です。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :Blue Cloud Music |
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カタログ番号 | :ORC100367 |
ウクライナ出身のユダヤ人音楽家ヨアヒム・ストゥチェフスキーは、若い頃からクレズマー音楽に親しみ、12歳でチェロを始めるとすぐさま才能を発揮、音楽家を志しました。以降、ユダヤ音楽を追求し、クレズマー特有のメロディを取り入れたチェロのための作品を数多く生み出しました。ヤブウチンスキは、ストゥチェフスキー作品を編曲する際、ただ楽譜をコントラバスの音域に移し替えるだけではなく、独自の音色とその微妙なニュアンスを追求することに努め、時にはすすり泣くような高音から、コントラバスならではの重低音までを駆使、アルバムの冒頭と最後に自作曲を加え、作品に込められた心情を描き出しています。コントラバス奏者で作曲家、編曲家としても活躍するヤブウチンスキは、ヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽アカデミーで学び、ベルン芸術大学で博士課程を修了しました。2015?2016年にはザクセン州立歌劇場管弦楽団で演奏し、スコットランド室内管弦楽団や他の著名なアンサンブルとも共演。ソリストとしてもベルン交響楽団などと共演しています。編曲家としては特にコントラバスの独自編曲に情熱を注いでいます。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD323 |
ポーランド国立ユース合唱団が歌うアンジェイ・パヌフニクの合唱作品集。このアルバムは、彼が政治的な理由で1954年にポーランドを離れ、亡命先のイギリスで活動した時期の作品で構成されています。これらはイギリスで書かれましたが、ポーランドの伝統的な旋律や民謡の影響が大きく、彼の祖国への思いが窺える仕上がりとなっています。例えば「聖母マリアへの歌」は中世のポーランドの詩に基づき、五音音階や独特の和声で祈りの雰囲気を醸し出しており、「平和への祈り」はポーランド時代に作曲した交響曲の一部を基に再構成されています。カンタータ「普遍的な祈り」はイギリスの詩人アレキサンダー・ポープの詩を用いた4人の独唱者、3台のハープ、オルガン、混声合唱のための作品。パヌフニクの作品中でも重要なものの一つとされています。「冬至」はクリスマス用の曲で、ソプラノとバリトン独唱、混声合唱、器楽アンサンブルのために書かれています。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD341 |
ミェチスワフ・ヴァインベルクの弦楽のための作品集。このアルバムに収録された全ての作品は、モスクワとその周辺地域で書かれ初演されたもので「ロシアの作品」と思われがちですが、彼自身はロシア人ではなくポーランド出身のユダヤ人で、ワルシャワからの亡命者でした。作品を初演したヴァイオリニストたちもウクライナ出身のユダヤ人で、ヴァインベルクの父がかつて劇場でヴァイオリン奏者として働いていた、オデッサ在住の奏者でした。今作では、ポーランドの名手クシェショヴィエツ兄弟と友人たちがこれらの作品を演奏。三重奏曲の4楽章版は世界初録音です。(2025/02/28 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD344 |