Home > CD & DVD > New Releases
New Releases - 2025年02月 発売タイトル
Search results:64 件 見つかりました。
【ダナ・ゼムツォフが綴る、自らのルーツのメロディ】メキシコシティ生まれのヴィオラ奏者ダナ・ゼムツォフは、色鮮やかなラテン・アメリカの文化に日頃から深い愛着を抱いてきたといいます。そんな彼女がガルシア=マルケスの小説『百年の孤独』に出会い、そこに描かれた黄色い蝶の生き生きととした文学的イメージに強く触発され、自らの最初期の音楽的記憶を巡る旅へと出ることにしました。ここに収録された曲は、スペイン語圏の人々であれば空で歌うことの出来るメロディばかり。アレンジはスペインの作曲家ジョアン・アルベルト・アマルゴスとここでバンドネオンを担当するクラウディオ・コンスタンティニを中心に、一部ゼムツォフなども担当しており、ラテン・アメリカに漂う哀愁、荒々しさ、活気、そして喜びを伴うシュールさを自然に呼び起こす詩情豊かなものです。盟友アンナ・フェドロヴァが多くの曲で参加しているほか、オランダの名トランペッター、アンジェロ・フェルプルーヘンが活躍し、味わい深い演奏を聴かせます。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :Channel Classics |
---|---|
カタログ番号 | :CCS47525 |
【後期バロックの豊かさを示すムファットの傑作、名手フォクルールの解釈で!】ゲオルク・ムファットはフランスとイタリアの間にあったサヴォワ公国で生まれ、リュリの楽団でフランス流儀の弦楽奏法を学んだ後ドイツ語圏に移り、ザルツブルク大聖堂でビーバーと、ローマでコレッリと知遇を結んだ末ドイツ南部のパッサウ大聖堂の楽長を務めました。ドイツ語圏にフランス宮廷音楽のノウハウを伝えた傑作合奏曲集『音楽の花束』(1695)で有名なこの大家は、欧州各地の音楽語法を一つの美意識のうちに調和させようと腐心したことでも知られています。1690年に刊行された『オルガニストのための曲集』はその意識が鍵盤音楽の領域で示された意欲作で、欧州各地の名手たちから学んだという多様なオルガン語法を12のトッカータを通じて網羅的に示した内容。ここではバッハ以前のドイツ・オルガン音楽を徹底追究してきたベルギーの名匠ベルナール・フォクルールが、ヴェルサイユのフランス古典式楽器を用い、きわめて自然な音運びでムファットの多面性を解き明かしてゆきます。プログラムの中盤にはチェコの世界遺産宮殿に残る写本で知られるムファット唯一のヴァイオリン・ソナタも収録。フランスを中心に近年ソリストとしても注目されつつあるバロック・ヴァイオリン奏者マリー・ルキエが、大オルガンの響きの中で伸びやかに美しく旋律線を綴り、この作曲家の芸術性の奥深さに改めて気づかせてくれます。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :Château de Versailles Spectacles |
---|---|
カタログ番号 | :CVS131 |
ユダヤ人医師を父としてヴォルムスに生まれたゲルンスハイム。1848年、革命を避けて一家が移住したライプツィヒでモシェレスにピアノを学び、やがてパリに留学。ロッシーニ、ラロ、サン=サーンスらと親交を結び作曲家、ピアニストとして活躍を始めるとともに、指揮者として同世代の作品を積極的に演奏するなど活躍しました。このアルバムには、ゲルンスハイムの3つの作品を収録。ピアノ協奏曲は初期の傑作で、ブラームスやシューマンの影響が感じられる技巧的かつ豊かな旋律が特徴です。1870年にブラームスの支援でウィーン楽友協会で初演され、ゲルンスハイム自身がピアノを演奏しました。円熟期に書かれたチェロ協奏曲は、ラプソディックな自由形式による単一楽章の作品です。チェロが主導的役割を果たし、美しい旋律と巧みなカデンツァが特徴で、響きは保守的ながら実験的な要素も含まれ、ドホナーニの同時代の作品と通じるものがあります。交響詩「あるドラマのために」はチェロ協奏曲以前の1902年頃の作曲とされ、1910年にベルリン・フィルによる初演、1911年にはアメリカ初演も行われました。後期ロマン派らしい劇的な性格を持ちながらも明確なテーマは示されていない謎めいた作品です。指揮者のボイマーは、これまでにゲルンスハイムの4つの交響曲(777758、777848)を録音。いずれも高く評価されています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555152-2 |
美しいピアノ曲「春のささやき」で知られるノルウェーの作曲家クリスティアン・シンディング。この2枚組には1893年から1908年に作曲されたピアノ三重奏曲を中心に収録。第1番は勇壮な旋律で幕を開け、アンダンテ楽章では楽器の複雑な絡み合いを通じてアール・ヌーヴォーの美学を表現、終楽章では第1楽章の動機を再現させて統一感を持たせています。第2番では第1楽章展開部の力強い旋律でヴァイオリンにスル・ポンティチェロ奏法を使って効果を上げ、第3番はグリーグ、ワーグナーへのオマージュを取り入れた創意あふれる作品です。1903年のチェロとピアノのための「6つの小品」はシンプルな構成ながら、物語性と感情的な深みを持つ曲集。第5曲「ロマンス」の憂愁に溢れたチェロの旋律がとりわけ印象的です。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555375-2 |
テレマン作品の復興に力を注ぐcpoレーベルのシリーズ、1714/15の教会歴(典礼歴)のために作曲されたカンタータ全72曲の録音プロジェクト。このカンタータ集はフランス風舞曲の要素や、オペラ・アリアを思わせるソロ・パートと聖書詩句の融合が特徴です。第4集には10曲のカンタータを収録。待降節の音楽と、教会暦の通常の日曜日のために書かれたカンタータは、どちらにも瞑想的な瞬間があるものの、全体を通して豊かな色彩感に溢れており、牧師であり詩人でもあったエルトマン・ノイマイスター(1671-1756)のテキストによる礼拝のメッセージの核心を的確に伝えます。また途中におかれたシンフォニア「暁の星のいと美しきかな」TWV 31:37は、1735年から1740年にかけて書かれた、テレマンのハンブルク時代の作品です。もともとオルガン用ですが、ここではこのアルバムのアンサンブルにふさわしいスタイルに編曲されています。フェリックス・コッホの指揮によるこのプロジェクトは、バロック歌唱に実績のあるヴェテラン歌手とともに、このプロジェクトのために選抜された若き歌手たちが組織するヴォーカル・アンサンブル「グーテンベルク・ソロイスツ」が演奏します。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555439-2 |
アドルフ・ブッシュは、ドイツを代表するヴァイオリニストの一人で、ソリスト、弦楽四重奏団のリーダー、教育者として活躍しました。当時のドイツの伝統的な音楽家として演奏と作曲の両立を志向し、交響曲から器楽曲、歌劇に至るジャンルで作品を遺しています。このアルバムに収録されたピアノ協奏曲は、1922年に出会い意気投合したルドルフ・ゼルキン(後に娘婿となった)のために作曲し、1924年12月19日に兄フリッツの指揮、ゼルキンの独奏により、ドレスデンのゼンパーオーパーで初演が行われました。全体的にブラームスやレーガーの影響が感じられる調性的で明確な構造を持ち、独奏パートには高度な技巧を要求するとともに、オーケストラの伴奏は対位法を駆使した豊かな響きを持っています。この曲を大切にしていたルドルフの息子、ピーター・ゼルキンが病床で当盤のピアニスト、ミレーに作品を紹介するように勧めたということです。他のピアノ曲は、ブッシュの家族や友人のために書かれたもので、最晩年の作品「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」はピーターがアンコール曲として愛奏していたことでも知られています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555574-2 |
フォーグラー弦楽四重奏団によるドヴォルザークの弦楽四重奏曲集。およそ13年間にわたる全集録音がこの第5集で完結となります。今回のアルバムにはワーグナーとリストの影響が感じられる1862年作曲の第1番と、冒頭からスラヴ民謡風の旋律が印象的に用いられた1874年の第7番、ウィーンで演奏するために書かれたため、スラヴ色の表出が比較的抑えられた1881年の第11番を収録。最後に置かれたワルツはもともとピアノのために書かれた「8つのワルツ」からドヴォルザークが2曲を選び弦楽四重奏用に編曲。後にコントラバスをオプションで加え、弦楽オーケストラでの演奏も可能となった作品です。演奏するフォーグラー弦楽四重奏団は1985年、ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミーの学生たちによって結成されたアンサンブル。創設以来、メンバーの交代をすることなくハイドンからバルトークまで幅広いレパートリーを演奏、時にはタンゴやポップスも演奏することで知られます。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555672-2 |
フランシスコ・デ・ゴヤの芸術にインスパイアされてグラナドスが作曲したピアノ組曲「ゴイェスカス」。後にオペラに発展したこの作品は、スペイン音楽史上重要な位置を占めています。グラナドスがゴヤに魅了されたのは1896年、プラド美術館での展覧会がきっかけで、その後、1909年から「ゴイェスカス」の作曲を開始、1911年までにピアノ組曲を完成させました。全体はゴヤの版画「カプリチョス」の印象やスペインの民俗音楽、詩的表現を取り入れた多彩な楽章で構成されており、愛、死、幻想的な物語が織り込まれています。特に、「愛の言葉」や終曲の「幽霊のセレナード」はその象徴的な楽章として知られています。また、「ゴイェスカス」と関連する別の作品「わら人形 エル・ペレレ」では、スカルラッティ風の技巧的な表現を取り入れ、躍動感あふれる音楽を作り上げました。演奏するディナ・ストイルコヴィチは1994年生まれの才能豊かなピアニスト。13歳から活動を開始し、いくつかの国際コンクールでの優勝歴を誇り、早くから注目を集めました。彼女はグラナドスの熱心な支持者であり、彼の作品についての修士論文を執筆しています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :555677-2 |
アメリカ合衆国の多様な響きをテーマにした「ユナイテッド・サウンズ・オヴ・アメリカ」は、心地よいラップのようなストリート・ポエトリーの力強さとリズムを、交響楽団の表現力と融合させ、緊急性の高い社会問題をシンフォニックな舞台で問いかけます。重いテーマに触れる一方で、心温まる幼少期の思い出や、希望とユーモアに満ちた高揚感ある瞬間が織り込まれ、最終的には力強い団結の呼びかけへと昇華しています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :Delos |
---|---|
カタログ番号 | :DE3612 |