シュワルツ, ジェラード(1947-)
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シアトル交響楽団の主要な奏者たちをソリストとして演奏されたバロックの名曲の数々です。ヘンデルの合奏協奏曲は、バランスの取れた響きと、渋めの音色が魅力的。最近はどちらかというと軽快で刺激的な録音の多いヘンデル作品ですが、この演奏はある種の懐かしさを感じさせてくれます。エレガントなヴィヴァルディの「ごしきひわ」とC.P.E.バッハで煌めくように美しいフルートを吹いているゴフは2011年までシアトル交響楽団の首席を務めていた人で、彼は42シーズンに渡ってこのオーケストラで活躍していました。味わい深い音色がたまりません。(2012/07/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.571208 |
「スノッブのためではなく大衆のために音楽を創作することが目的」と自ら語ったホヴァネス。その音楽は、雄大な大自然を我々に想像させ、ヒーリング感覚にも富み、21世紀にはもっと聴かれて然るべきでしょう。著名なギタリスト、レイズナーをソロに迎えた「ギター協奏曲」のロマンは、他の作曲家には無い独自の音世界。随所に日本的な感触があります。「交響曲第60番」は作曲者のアパラチア地方への愛が生んだ傑作。冒頭の郷愁に満ちた音楽は忘れがたい美しさ、そして全編に聴きどころ満載です。日本人の妻による英文解説付きで、彼女はナクソスによる交響曲の世界初録音について「アランと私(妻)の夢がかなった」と述べています。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559294 |
アルメニア系の父親と、スコットランド系の母親の元に生まれたアラン・ホヴァネス(1911-2000)は、生涯に400曲以上の作品を書き、とりわけ、交響曲はなんと67曲も残しています。彼の作品に漂う神秘的な雰囲気は、両親から受け継いだ民族音楽の影響に加え、若い頃に影響を受けたシベリウスの作品と、インドやハワイ、日本、韓国の伝統音楽などが密接に絡み合って醸し出されたものであり、類を見ない美しさに満ちています。彼の記念すべき第1番の交響曲は、「追放」と名付けられたもので、オスマン帝国によるアルメニア人虐殺の史実から着想を得て作曲されています。第50番の交響曲は、1980年に噴火したセントヘレンズ火山の恐るべきパワーにインスパイアされた曲。マリンバが驚くほど日本風のメロディを奏でる「幻想曲」も聞きものです。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559717 |
生涯に67曲の交響曲を始めとした400曲以上もの作品を残したアラン・ホヴァネス(1911-2000)。主な活動の地はアメリカでしたが、父はアルメニア系、母はスコットランド系とそのルーツは複雑であったことが知られています。彼の作品の多くは神秘的であり、天文学からの影響も強く受けています。彼はまた美の概念は年代を追って変わると主張していて、その作品にも独特な雰囲気が漂っています。このアルバムに収録された初期の作品「前奏曲と四重フーガ」はもともと二重フーガを書くように依頼されていたのですが彼自身の挑戦のために複雑なものを書いたのです。他には彼の作品の中で「最もロマンティックな」(彼の妻ひなこの言葉)サクソフォン協奏曲と巨大なアンドロメダ星雲に触発された交響曲第48番が収録されています。(2015/03/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559755 |
何となく耳にすることはあるのだけど、じっくり聞くことはあまりない・・・。そんな超名曲、それもクリスマスにまつわる曲を中心に集めた1枚です。とはいえ、良くあるようなコンピレーションではありません。このアルバムのために名指揮者シュワルツが新録音を発動したのです。なんともゴージャス!まるで静粛なコラールのように金管で奏される「きよしこの夜」の冒頭部分などは、背中がぞくぞくするほどの美しさです。一味違う味付けの施された「ああベツレヘムよ」にも心洗われますし、クリスマスといえばおなじみの「くるみ割り人形」の組曲も絶妙に挟み込まれています。夏のイメージがある「水上の音楽」は隠し味でしょうか。心憎い1枚です。(2011/12/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572673 |
ロシア5 人組の一人、ボロディン(1833-1887)の交響曲です。もともとは科学者として活躍していたのですが、ムソルグスキーと知りあい、シューマンの曲を知ってから音楽に興味を持つようになりました。1862 年に着手し、作曲に5 年を費やした第1 番は、どうしてもメンデルスゾーンやシューマンの影響が感じられもしますが、ロシアらしさも存分に感じられる完成度の高いもの。もっと演奏されても良い作品です。1869 年に作曲された第2 番は良く知られた作品で、名演、名盤が凌ぎを削っていますが、この演奏は、かなりすっきりとしたもので、泥臭さを求める人には、ちょっと物足りなさが残るかもしれません。でも、こういうのもいいですよね?さて、1884 年に着想された交響曲第3 番は、完成を見る前にボロディンがこの世を去ってしまいました。残されたスケッチを元にグラズノフが形にしましたが、本来ならば、変奏曲とフィナーレも付け加えられる予定でした。永遠に聴くことができないのが残念です。(2011/09/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572786 |
フランス人作曲家ミヨーと言えば、陽気で楽しい音楽を書く人というイメージが、何となくできあがっているのではないでしょうか。当盤は、知られざるミヨー像を提示してくれます。「金曜日の夕べのための追加の祈り」と組み合わせることで、初めて作曲家が意図する完全な形で「神聖祭儀」が録音されました。こんなにも美しく、敬虔で、慈愛に満ちた宗教的声楽曲がミヨーにあったとは、嬉しい驚きであり、多くの方々に知っていただきたいのです!巨匠指揮者たちとの数多くの共演で有名なプラハの合唱団と、伝統のチェコ・フィルという豪華布陣でお届けします。(2005/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559409 |
イタリア移民の家庭に生まれ、W.シューマンやD.ダイアモンドらと、アメリカ近代音楽の基礎を作ったピーター・メニン(1923-1983)の作品集です。先進的な作風が特徴的で、半音階手法を駆使したダイナミックな音楽は、当時の聴衆にはうけが悪かったようですが、今になって改めて聞いてみると、逆に伝統に則った素晴らしい音楽として耳に残るものです。彼の作品のほとんどは、純粋音楽であり、具体的な内容を持つものではありませんが、唯一の例外が、ハーマン・メルヴィルの「白鯨」によるコンチェルタート「モビー・ディック」です。最初はオペラとして着想されたのですが、結局、彼は一つの音楽物語としてこの作品を書きあげました。途方もないエネルギーを秘めた熱い曲には驚きを禁じ得ません。伝統的な3楽章形式で書かれた「第3番」、瞑想的な雰囲気で始まり、大きな起伏が素晴らしい「第7番」の交響曲も見事です。(2012/08/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559718 |