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グラズノフ, アレクサンドル・コンスタンティノーヴィチ(1865-1936)

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    グラズノフ:管弦楽作品集 11 - チェロと管弦楽のための作品集(ルーディン/モスクワ響/ゴロワノフ)

    グラズノフの協奏的作品といえばダントツでヴァイオリン協奏曲が有名で、当盤収録のようなチェロ(あるいはピアノ)をソロとする作品が、マイナーな存在に甘んじているのは大変に残念なことです。確かにヴィルトゥオーゾ性の発露という点では控えめな感がありますが、息の長い旋律を綿々と歌っていくという彼の音楽の一大魅力は、むしろこちらの方で一層発揮されているといっても過言ではありません。また盤末の2曲の悲歌は協奏的作品ではありませんが、両曲ともに、そのしみじみとした情緒には独特の味わい深さがあります。特に絶妙な長調・短調の使い分けが物悲しさを巧みに演出する「英雄の思い出に」はなかなかの佳曲です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553932

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    グラズノフ:管弦楽作品集 12 - 交響曲第3番、第9番(モスクワ響/アニシモフ)

    グラズノフの交響曲第3番は、彼が作曲家としての地歩を固めつつあった頃に作曲された作品ですが、まさにロシア叙情派の最も正統的な後継者たる気概を感じる素晴らしい仕上がりです。親しみやすい楽しさと、それと表裏一体をなすメランコリックな要素のバランスが絶妙で、演奏時間50分の長丁場も全く飽きることなく聴き通すことができます。一方交響曲第9番は、作曲者が「第9はその作曲家の生涯最後の交響曲になる」というジンクスを嫌って作曲を中断し、結局はジンクスの信憑度を上げてしまった?という作品(他者により補筆完成)ですが、以前にも増して澄み渡るような叙情的表現が見られるだけに、未完に終わったことが惜しまれます。(2000/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554253

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    グラズノフ:管弦楽作品集 13 - 交響曲第6番/幻想曲「森」(モスクワ響/アニシモフ)

    大好評の当シリーズ、当巻では圧倒的内容の豊富さを持つ交響曲第6番が登場します。なんといっても各楽章ごとの性格の書き分けは見事で、いかにもハ短調らしい悲愴・哀愁味と豪壮さをもつ第1楽章と、ハ長調らしく雄大で祝祭的力強さに満ちた第4楽章の鮮やかな対照、切ないメロディーの魅力を味わい尽くすかのように変奏を繰り返す第2楽章と、愛らしい躍動感に満ちた第3楽章の甘美な魅力と、多彩な楽想があとからあとから泉のように湧いてきます。カップリングの幻想曲「森」も若書きな作品ながら、神秘的な開始部や狩を描写する激しい部分をはじめとして、適度な描写的要素を持つオーケストレーションの面白さと、美しい旋律を堪能できる1曲です。(2000/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554293

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    グラズノフ:管弦楽作品集 14 - ピアノ協奏曲第1番、第2番(ヤブロンスカヤ/モスクワ響/ヤブロンスキー)

    グラズノフは職業的なコンサート・ピアニストではありませんでしたし、数の上から考えればピアノ作品をメイン・フィールドとしていなかったことも確かですが、残されたピアノ作品は第一級の出来映えを見せているものが少なくありません。大作となったピアノ協奏曲第1番もそんな作品の一つで、雄大で憂愁の味わいがあるメロディーと美しい和声が、いかにもロシア風といった感のある華麗で重厚なピアニズムをたっぷり盛り込んだピアノ独奏と、いつもながらに充実したオーケストラによって展開される聴き応え満点なものとなっています。なおこの作品は大ピアニストのゴドフスキーに捧げられていますが、そのことからも彼の作品に対する自負と自信がうかがえます。(2000/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553928

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    グラズノフ:管弦楽作品集 15 - 交響曲第5番、第8番(モスクワ響/アニシモフ)

    ついに15巻目を迎えたグラズノフ管弦楽曲全集ですが、ここでもしなやかなロシア的哀愁美と充実したオーケストレーションの見事さには耳を奪われます。当盤の中から聴きどころを選ぶなら、まずはなんといっても第5番の第2楽章、なだらかに上り下りする旋律線と対旋律の組み合わせの妙と効果的なハープの用法、あるときは温かく、あるときは情熱的に迫ってきます。その次には第8番第3楽章のスケルツォなどはどうでしょう。半音階的な細かい動きを伴う華麗で名人芸的なオーケストレーションには興奮させられます。そしてそれに続く第4楽章は対位法的技法を縦横無尽に駆使したもので、まさに威風堂々たるフィナーレを迎えます。(2000/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553660

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    グラズノフ:管弦楽作品集 16 - 幻想曲「海」/オリエンタル狂詩曲/バラード(モスクワ響/ゴロフチン)

    海を題材とし、描写的要素をたぶんに持つオーケストラ作品は少なくありませんが、当盤収録の幻想曲「海」はその中でも優れたものいうことができるでしょう。寄せては返す波のような雄大な音型は大海のうねりそのもの! 全曲を支配するやや暗めの抒情的雰囲気も胸に迫るものがあります。まさに船に乗って大海原に漕ぎ出すような壮大な気分にさせてくれる名曲です。その他もそれぞれに味わい深い作品ばかりですが、アラビアナイト風の異国趣味満点の「オリエンタル狂詩曲」は、グラズノフ版「シェエラザード」といった趣になっているのがユニークといえましょう(実際「これはパクりでは?」と思わせる楽想が散見されます)。(2001/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553512

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    グラズノフ:管弦楽作品集 17 - 組曲「ショピニアーナ」/ギリシャの主題による序曲(モスクワ響/ジヴァ)

    大好評の当シリーズ、本巻はやや「珍なる味わい」を持った一枚となっています。まずは何といっても「勝利の行進曲」、「権兵衛さんの赤ちゃんが風邪ひいた」のメロディーを主題としてしまった宿命で、テンション高く盛り上がれば盛り上がるほど、耳からは聴こえない歌詞が脳内で自然に湧き出し、思わず顔面の筋肉がほころんでしまいます。その名の通りショパンのピアノ曲を管弦楽仕立てにしてしまった「ショピニアーナ」(バレエ曲「レ・シルフィード」の原型)も、オーケストレーションとしては絶妙ですが、原曲の性格がやや過剰に強調されたきらいがあるところが、なんとも微笑ましいところです。(2003/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555048

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    グラズノフ:管弦楽作品集 18 - 仮面舞踏会/2つの性格的小品/ロマンティックな間奏曲(ロシア・フィル/ヤブロンスキー)

    最近は仮面舞踏会というと、ハチャトゥリアンの曲ばかりが有名になってますが、このグラズノフの作品も同じミハイル・レールモントフの作品を題材にしています。グラズノフはこの曲を1912~13年に作曲し1917年に初演しました。しかし当時はこの題材が「風紀を乱す」とされ30年もの間上演禁止となってしまいました。ハチャトゥリアンが同じ題材に作曲したのは1941年。その頃にはグラズノフの作品は古くなってしまったのかも知れません。とは言うものの、ハチャトゥリアンのように直截的な悲劇性を感じさせることはありませんが、人の心に潜む狂気は存分に描き出されている秀逸な曲集です。(2009/09/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570211

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    グラズノフ:管弦楽作品集 19 - バレエ音楽「恋愛合戦」(ヤシ・モルドバ・フィル/アンドレースク)

    MARCO POLOで発売時、大変な話題となったグラズノフの秘曲がついにNAXOSに登場します。この1900年に初演されたバレエ「恋愛合戦(別題…女の試み)」は、公爵家の娘イザベラが、婚約者の真の愛を確かめるために、小間使いに変装し誘惑するというお話。付された音楽は重厚なロシア風味ではあるものの、徹底的にフランスのロココ調を模しているという面白い作品です。この精緻な総譜は、グラズノフの師であるリムスキー・コルサコフにも称賛されました。ワルツを始めとした美しいメロディが満載。もっと多くの方に聴いて欲しい隠れた名曲です。(2010/03/17 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572447

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    グラズノフ:5つのノヴェレッテ/弦楽五重奏曲(ファイン・アーツ四重奏団)

    グラズノフは弦楽四重奏編成による「弦楽四重奏曲○×番でない」楽曲を多く作曲しました、「5つのノヴェレッテ」はそういった分野の代表作です。全体に嬉遊性が前面に出ており、民族的なタイトルを持つ楽章も、サロン風にそういった雰囲気を模した、楽しい音楽となっています。ヴィオラではなくチェロを2本にした編成による弦楽五重奏曲は通常の四楽章形式による作品ですが、こちらも夢見るように美しい音楽です。どこをとってみても上質なのですが、第3楽章の最終部分は極めつけといえましょう。憧憬に満ちたような音色でハーモニクスが静かに響くのですが、この特殊奏法の最も見事な活用例の一つといえましょう。(2007/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.570256