Home > CD & DVD > Labels > Alpha
レーベル別検索
Search results:440 件 見つかりました。
【ベイエ&リ・インコーニティ快挙の名盤『四季』、待望の復活!】2008年にZig-Zag Territoiresレーベルで制作されリリース直後から熱烈な反響を巻き起こし、リ・インコーニティという古楽器合奏団の名を世界に知らしめた名盤がALPHAで新装再登場!2015年にALPHA COLLECTIONシリーズの1枚として限定再発売され、そのプレスが切れて以来の待望のカタログ復活です。自身もバロック・ヴァイオリン奏者でバロック・ダンスの専門家でもある音楽学者オリヴィエ・フレの全面協力により、『四季』のほか録音プロジェクト進行中に発見された曲も含め3曲の協奏曲を併録(RV 578a と 372 は当時世界初録音)。弦楽は各パート1人ずつに絞った室内楽編成で、通奏低音にはチェンバロと撥弦奏者が加わり、南フランスやイタリア、スペイン、コロンビアから集まったプレイヤーたちが緊密なアンサンブルで繰り広げる演奏はきわめてスリリング、それでいてヴィヴァルディ作品の魅力を隅々まで精緻に捉えた充実度。カフェ・ツィマーマンやアンサンブル415でも活躍していた時代を経て、本格的にリ・インコーニティに活動の軸を移した頃にあたる録音時を振り返って、ベイエ自身が内容を紹介する2015年再発売時のインタビュー(仏・英・独語)も、アルバムの面白さをよく伝える内容になっています。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1047 |
【ジョナタン・フルネルによるショパンとシマノフスキ】2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネル、ブラームスとモーツァルトに続くALPHA第3弾は、長年弾き込んできた作品を組み合わせたプログラム。なかでもショパンのピアノ・ソナタ第3番とシマノフスキのOp. 10は、2024年1月の日本公演でも披露して大きな評判となりました。「私はショパンの第3ソナタが好きです。メロディだけですでに美しく、さらなる装飾を必要としないからです。それはモナ・リザに化粧がいらないのと似ています。シマノフスキによる、より技巧的な作品も同様です。それらは急速に発展したスクリャービンを思わせますが、時にはウィーン風のスタイルに近づくこともあります。私はその内面を探求することが好きですが、ラフマニノフほどには技巧的でありません。彼らの作品の素晴らしいところは、すべての要素が重要で、何かを表現していることです」と語るフルネル。作品の陰影を巧みに描きながら輝かしいクライマックスへと自然に導く、彼の持つ技術と感性が最大限発揮されたアルバムです。(2024/08/09 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1064 |
【イタリア初期バロックの知られざる撥弦芸術2相に迫る新解釈】ノルウェー出身で早くからジョルディ・サヴァールの楽団の撥弦楽器奏者として活躍してきたロルフ・リスレヴァンドが録音技師および共演者として参加し、17世紀前半のイタリアで際立った活躍をみせながら長く忘れられていた2人の重要作曲家の撥弦楽器作品を幅広く取り上げるアルバムを制作。アルバーヌ・インブスはフランスのストラスブール出身で、今やリスレヴァンド同様サヴァールのエスペリオンXXIの通奏低音セクションを支えつつ、さまざまなアンサンブルで幅広い実践経験を積んできた実力派です。演奏曲のうち、バロックギター向けの作品は教養都市ボローニャで世紀半ばに楽譜出版がなされたペッレグリーニの曲集からのもの。この作曲家は詳細が未だ詳しく判っていないものの、生前は鍵盤におけるフレスコバルディや声楽におけるモンテヴェルディ同様の巨匠として高く評価されていました。多くの弦をそなえた通奏低音楽器テオルボの可能性を独奏、ないし小型テオルボに相当するティオルビーノとの二重奏で十全に引き出す作品を数多く書いたカスタルディは、ALPHAレーベルが記念すべき最初のCDでフィーチャーした17世紀の貴族音楽家。分散和音や舞曲のリズムを効果的に活かし、謎めいた表題で想像を掻き立ててくれる作品の魅力を、古楽のみならず現代ギターで近現代やジャンル越境型の作品も弾きこなすインブス、深い音楽性に満ちた大御所リスレヴァンドの妙演でじっくり味わえる1枚です。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1066 |
【これぞフランスの美! 俊才集団ヴァン・カイックSQが綴る馥郁たる小品集】ALPHAレーベルでモーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーン……と正統派のレパートリーを中心に着実な録音活動を続けてきた2012年創設のフランスの弦楽四重奏団、ヴァン・カイック四重奏団。ドビュッシーとラヴェルの四重奏曲にショーソンの重要作を加えた2017年作(ALPHA295)以来となるフランス音楽アルバムとなった今回の録音は、これまでとは趣の異なる瀟洒さに貫かれた小品集。フランス近現代のピアノ伴奏歌曲の傑作とピアノ曲を弦楽四重奏向けに編曲、ジャンル越境型のピアニスト作曲家バティスト・トロティニョンがそれらの作曲者5人それぞれに捧げた小品を交えて送る「言葉のない歌曲集」と形容すべきアルバムに仕上がっています。打鍵した瞬間から減衰してゆくピアノの音のテクスチュアを離れ、人間の声のような抑揚をしなやかに描く弦楽器の音に移し替えられたそれらの音楽を、そこかしこで原曲に秘められていた意外な魅力にさりげなく光を当てながら綴ってゆく彼らの演奏は、単なる表面的な洒脱に終わらない深い洞察に裏打ちされており、心地よい流し聴きから一歩踏み込んだ聴き方でも刺激に富んだひとときを与えてくれることでしょう。ジャズ・シーンでの活動も目立つトロティニョンのトリビュート的作品の数々も「なぜそうなるのか」を考える程に面白い、それぞれにスタイリッシュかつ知的な佳品に仕上がっており興趣が尽きません。ヴァン・カイック四重奏団はこのプログラムの一部を2024年5月にサルビアホールで披露して喝采を浴びました。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1067 |
【パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナー第九を15年ぶりに再録音】パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管によるブルックナー後期三大交響曲のラストを飾るのは、フランクフルト放送響との録音から15年ぶりとなる第9番。版は今回「原典版」としか表記されていませんが、旧録音で使用したコールス版ではなくノーヴァク版を基調としている模様です。旧録音と比較するとスケルツォを除いて両端楽章は大幅に速くなっており、第1楽章で約1分40秒、第3楽章に至っては約3分も演奏時間が短くなっています。旧録でゆったりめであった第1楽章は今回全体が引き締められた印象ですが、緩急を大きめに取って各主題の特性を生かしており、コーダでは思い切ったためも聴かせています。第2楽章では詳細なスコアリーディングに基づくコントロールで各パートが埋もれることなく明快に鳴り、オーケストレーションの面白さを鮮明に打ち出してブルックナーの意図した響きを強調。加えてタイトなアクセントで躍動感のある音楽を生み出しています。音楽的な流れを強く意識した第3楽章はたっぷりとした表情で速いという印象はほとんど無く、コラールが際立った極めて美しい演奏に仕上がりました。オーケストラは前作第8番同様ヴァイオリンを両翼に配置し、チェロの後ろとなる左奥にコントラバス、その右隣りにホルン・セクションが並び、その後列ワーグナー・チューバ持ち替えの隣、全体の中央奥にバス・チューバ、その右にトロンボーン、一番右にトランペットというもの。低音金管楽器とティンパニが中央に配され、独特の安定感が得られています。[パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ブルクナー交響曲第9番、演奏タイミングの比較]2008年 フランクフルト放送交響楽団 第1楽章 27分41秒 第2楽章 10分50秒 第3楽章 27分06秒2023年 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 (実測値) 第1楽章 26分03秒 第2楽章 10分46秒 第4楽章 23分55秒(2024/08/23 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1068 |
【詩聖ロンサール生誕500周年。徹底して古楽器で巡る、同時代と近代の瑞々しい作曲例】フランス文化の転機ともいうべき16世紀、ラテン語ではなくフランス語で高雅な韻文を吟じ得ることを数々の名作で実証し歴史に名を残した七星詩派(プレイアード派)の一人ピエール・ド・ロンサール(1524-1585)。その作品は多声音楽の技芸を追求していた同時代の音楽家たちから注目されるにとどまらず、過去の文化遺産の魅力にヨーロッパ人が改めて開眼した19世紀以降も多くの作曲家が関心を示し、歌曲化してきました。フランスの老舗古楽集団ドゥース・メモワールは詩人生誕500年に寄せ、多様なレパートリーを広い音域にわたり緻密な表現で歌いこなす名歌手マルク・モイヨンと共に、ロンサール作品を歌詞にした声楽作品を集めた2枚組アルバムを制作。ドゥース・メモワールは詩人存命中から活躍をみせた作曲家たちの多声シャンソン、モイヨンは19世紀以降の歌曲を演奏しています。Disc 1ではリラの弓奏に合わせて朗読された詩に続けて複数作曲家による同一詩に基づく作例が続き、Disc 2ではグノーやグヴィなど19世紀半ばの作例からラヴェルやフランス六人組の頃まで、ピアノ伴奏歌曲の多様さを聴き比べられます。モイヨンの頼れる共演者アンヌ・ル・ボゼクが奏でるピアノは、透明感とニュアンスに富んだ美音を響かせる1905年製プレイエル。中世音楽とピアノ音楽の両方に抜群の実績を持つ録音技師ジャン=マルク・レネも、さまざまな古楽器の味わいを歌唱の魅力と共に克明に伝えてくれます。16世紀と19世紀の名画をカラー掲載したブックレットも充実、文学側からの関心も満たす内容になっています(仏英独語)。(2024/09/06 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1069 |
【フランス・ヴィオール音楽の精髄に触れる温故知新のプログラム】フランス語ではヴィオールと呼ばれ、ブルボン王朝時代の同国を象徴する楽器として愛され続けたヴィオラ・ダ・ガンバ。生まれて初めて学んだのがこの楽器だったというフランス古楽器演奏シーンの申し子リュシル・ブーランジェは今回、その黄金時代とも言うべき17世紀に活躍した名匠4人の無伴奏作品を厳選。エルサン、ペソン、シニュベールと世代の異なる現代作曲家たちの新作(ライナーノートに各作曲家自身による解説も仏、英、独語で掲載)を組み合わせ、使者のごとく17世紀と21世紀を行き来しながら、この楽器の本質と可能性を鮮やかに引き出す無伴奏アルバムを作り上げました。気負いを感じさせない自在な音作りで綴られながら、一貫して端正な様式感に貫かれたバロック作品群の傍ら、ヴィオラ・ダ・ガンバを通じて描き出しうる音響表現を多面的に活かした21世紀作品の数々は「響きに耳を澄ます」という鑑賞体験をより明敏にし、交互に演奏される17世紀音楽とその解釈に秘められた繊細な機微にも改めて気づかされます。画家カラヴァッジョに関する映像のためモンテヴェルディの『オルフェオ』に基づき作曲されたエルサン作品、リュシル・ブーランジェに捧げられ彼女の愛奏曲となったシニュベールの独奏曲、アルバム発売年に仕上がったペソンの最新委嘱作と、突飛な表現に走らない現代の古楽器音楽の味わい深さに気づかされ、同時にフランス・バロックの奥深さや各作曲家の作風の本質をより深く味わえる充実のプログラムを、ALPHAレーベル初期からの名技師アリーヌ・ブロンディオが細やかな感性で克明に収録した好アルバムです。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1070 |
【クレア・フアンチが描く、故国アメリカ】「次世代ソリストたちによるモーツァルト」に続くクレア・フアンチのALPHA第2弾は、ソロによるアメリカの作品集。9歳にして奨学金を得て国際的なキャリアをスタートし、カーティス音楽院で学んだ後、2006年浜松国際ピアノコンクール奨励賞、2011年ミュンヘン国際音楽コンクール最年少出場で第2位、2018年にゲザ・アンダ国際ピアノコンクール優勝など輝かしい経歴を持つ彼女にとって、育ったアメリカの音楽を集めたアルバムは待望のものと言えるでしょう。絞り込むのにかなりの苦労をしたというプログラムの中でも、ビーチの『バルカンの主題による変奏曲』はフアンチによると「アルバムの中心であり魂」であって、登場する4つのバルカン半島の伝承曲のうち冒頭に現れる”O Maiko Moya”は隣国の支配下で迫害される人々の訴えであり、今日の世界にとっても不気味なほど重い意味を持っていると語ります。アメリカを体現する作曲家とも言えるガーシュウィンについては、代表作『ラプソディ・イン・ブルー』のほか、ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、アール・ワイルドが超絶技巧練習曲に編曲した数々の歌を収録。ウラディミール・ホロヴィッツが初演したバーバーのソナタともども、持ち前の軽やかなテクニックと表現力で洒脱に聴かせています。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1071 |
【待望すぎる古楽器初録音! リュリとワーグナーを繋ぐグルック快挙の傑作】オーストリア出身のグルックによる《オーリードのイフィジェニー(アウリスのイフィゲニア)》は彼のパリ進出の成功を決定づけた重要作品で、リュリが確立したフランス・オペラにおいて新境地を拓いた傑作。ワーグナー編曲版で序曲だけ単独演奏されることも少なくありませんが、グルック自身の想定した姿に迫る古楽器での全曲録音CDはなぜか全くありませんでした(ミンコフスキ指揮は映像ソフトのみ、ERATOのガーディナー盤はリヨン国立歌劇場管弦楽団との現代楽器演奏、OEHMSのシュペリング盤はワーグナー編曲版)。その渇を潤して余りある当録音は、近年ハイドンの『パリ交響曲集』やモーツァルトの後期作品の録音でシーンを賑わせるフランスの古楽器集団ル・コンセール・ド・ラ・ロージュによるもの。指揮者ショーヴァンは細部まで徹底して作曲家の企図を読み解き、ソリストも初演歌手たちの個性をふまえて選出、後に付加された女神ディアーヌ降誕の場面は大道具での劇的効果をきらったグルックの考えに沿うよう排し、神官カルカスへの託宣でフィナーレが導き出される初演版を採用(この版も当盤が世界初録音)。随所で存在感をあらわす合唱もヴェルサイユの精鋭陣が見事に歌い上げます。レチタティーヴォとアリアが延々交互に続く形式を避け、オペラ全体を一続きの音楽として通作する「改革オペラ」の真骨頂、名歌手たちのドラマティックな歌唱と迫真の古楽器演奏でじっくりお楽しみ下さい。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1073 |
【充実を極めるムラロのリスト解釈、大本命『巡礼の年』がALPHAから登場!】17歳までサクソフォンを吹き独学でピアノを弾いていた後、パリ音楽院に入学しイヴォンヌ・ロリオ門下に才能を伸ばし、彼女のパートナーであるメシアンの音楽にも深く親しむようになったフランスのピアニスト、ロジェ・ムラロ。超絶技巧のヴィルトゥオーゾ作品でも精緻なフランス近現代曲でも深い解釈を聴かせるそのピアニズムは、度重なる来日公演と録音を通じて多くの人々を虜にしてきました。深い作品愛に裏打ちされたリスト解釈はライヴでもCD録音でも話題を呼んでいますが、このたびリスト中期から後期にかけての作風変遷を象徴する充実曲集『巡礼の年』全3巻を補遺『ヴェネツィアとナポリ』を含めて完全収録したアルバムがALPHAから登場。並外れたテクニックでパリを席捲した若き日、ダグー伯爵夫人との3年にわたる逃避行の最中リストがスイスやイタリアで書き留めたスケッチをもとに後年再編され、断続的に刊行されたこれらの曲集は、リスト特有の先進的和声とダイナミックな展開とが併存する難曲揃い。ムラロは作品の細部まで徹底して掘り下げた解釈を機微あざやかな演奏に昇華させ、鍵盤から繰り出される響きの起伏を追いながら音楽を聴き深める喜びを堪能させてくれます。この連作を「世界に及ぶ親しみ Intimite universelle」と表現し、作品への愛着を強く感じさせるムラロ自身のライナーノートも端的かつ興味深い内容(仏・英・独語)。「異質さを際立たせるべく」ハルモニウム演奏で始まる「第3年」まで次々聴き進めずにおれない充実の録音です。(2024/10/04 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1075 |