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ヤロスラフ・クルチェクは、プラハ音楽院で作曲を学んだ後、CDレーベル「Suraphon」の音楽ディレクターを務め、プラハの放送局で働くなど現代チェコ音楽界を牽引する人物の一人として知られています。このアルバムは作曲家としての彼の本質を示すシリアスな合唱作品が収録されており、中世音楽の伝統とチェコの民族音楽のエッセンスが融合された興味深い作品を聴くことができます。冒頭の「アラム語による主の祈り」では東洋的な雰囲気を持つ清冽な合唱と、これを包み込む美しいオーケストラの響きが融合し、素晴らしい効果を上げています。「ミサ曲」にはジャズ風の要素も盛り込まれるなど、ジョン・ラターを思わせる親しみやすい作風も魅力です。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0202 |
18世紀古典派時代に活躍したチェコ出身の2人の作曲家クルムフォルツとドゥシェクのハープ作品を、この時代に作られたシングル・アクション・ハープ(Louis XVI)を用いて演奏したアルバム。このハープは、パリのハープ製作者ルノー&シャトランが1779年に製造した楽器を、240年後の2019年、ドイツのハープ製作者ライナー・トゥラウが復元したモデルです。演奏しているのは、プラハ音楽院とブリュッセル王立音楽院で学び、ノルウェー音楽アカデミーでイザベル・ベリンに教えを受けたハープ奏者バルボラ・プラハー。クラシックだけではなく、マルチなジャンルで活躍するアーティストです。(2020/08/07 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0216 |
チェコ・フィルのコンサートマスター、ボフミール・コトゥメル(ヴァイオリン)、フランチシェク・ホスト(チェロ)をはじめトップメンバーによる六重奏団。お国もののマルティヌーでの自然な表現はもちろんのこと、コルンゴルトやシェーンベルクといった後期ロマン派の伝統を継承する作品でも、濃厚なハーモニーを聴かせます。とりわけ「浄められた夜」の後半部、ゆったりと歌うヴァイオリンを支えるチェロとヴィオラのバランスが精妙。温かい響きが耳に残ります。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0019-2 |
チャイコフスキーとシェーンベルク、それぞれタイトルを持つ弦楽六重奏曲を収録した1枚。20代後半から30代後半でチェコ出身の若手演奏家たちによるライヴ録音です。チェコ・フィルの若きコンサートマスターのムラーチェクと、ソリストとして国際的に活躍し、スプラフォン、MDG、Arcodivaに録音も多いチェロのノウゾフスキーを軸に、若き音楽仲間たちが熱のこもった演奏を披露。温かみのある弦の響きが美しい。(2020/12/11 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0223 |
1976年チェコ生まれのピアニスト、マルティン・カシークのリサイタル・アルバム。4歳からピアノを始め、ヤナーチェク音楽院とプラハ音楽・舞台芸術アカデミーで研鑽を積み、ラザール・ベルマン、パウル・バドゥラ=スコダらにも指導を受けました。1998年「プラハの春国際コンクール」で優勝したほか、国内外のコンクールに多数入賞、チェコを代表するソリストとして世界的に活躍しています。2004には小林研一郎が指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の日本ツアーに同行、ショパンやドヴォルザークの協奏曲を演奏しました。このアルバムは「プラハの春国際コンクール」優勝直後に録音された1枚で、シューマンとラフマニノフ作品を詩情豊かに演奏、溢れる才能を存分に発揮しています。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0018-2 |
18世紀、ボヘミアで生まれ、ウィーンに移り住んだ作曲家ヨーゼフ・アントニン・シュチェパーン(オーストリア名:ヨーゼフ・アントン・シュテファン)のチェンバロ協奏曲集。ボヘミアの小さな村でオルガニストの息子として生まれたシュチェパーンは、1741年のプロイセン軍の侵攻を逃れウィーンに移住、ヴァーゲンザイルの元で音楽家としての研鑽を積みました。モーツァルトにインスピレーションを与えたとされる40曲以上のチェンバロ協奏曲を含む多数の鍵盤作品を作曲、一時はマリー・アントワネットの教師を務めるほどの名声を得ましたが、現在、彼の存在はほぼ忘れ去られています。このアルバムではシュチェパーンの4曲の協奏曲を収録。ソリストを務めるのは、ピルゼンとプラハでピアノとチェンバロを学び、その後ロンドン王立音楽アカデミーに留学、数々の国際音楽コンクールに入賞経験のあるチェンバロ奏者エディタ・ケグレロヴァーです。 (2020/06/19 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0211 |
作曲家ヨゼフ・スークはプラハ音楽院でドヴォルザークに師事、卒業後、師の娘であるオティーリエと結婚。作曲家としてだけでなく、演奏家としてはボヘミア四重奏団の第2ヴァイオリンを務め、教師としてはプラハ音楽院でマルティヌーらを指導するなど、広く活動しました。また、同名の孫は世界的なヴァイオリニストとなるなど、チェコ音楽の伝統を伝える重要な人物の一人です。彼の作品は後期ロマン派の影響を受けながらも、民族的要素の強いものが多く、このアルバムに収録された曲の中にも「村のセレナード」など民謡由来の旋律が聞き取れることでしょう。またこのアルバムには、彼の妻となったオティーリエの作品と、同名の息子ヨゼフの作品も収録。伝統の継承を目の当たりにできます。(2019/09/20 発売)
レーベル名 | :ArcoDiva |
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カタログ番号 | :UP0025-2 |