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最晩年の作ながらも、精力的で雄大な響きが持ち味の弦楽五重奏曲、青年期の作らしいほのかな感傷味が魅力のピアノ四重奏曲、両曲とも連弾編曲は原曲との相性もよく、当シリーズの中でもツボのハマり度は最も良好な部類といえましょう。部厚い響きと、コロコロと転がるような軽やかなパッセージを、親密なアンサンブルのうちに両立させることのできる、連弾ならではの持ち味が遺憾なく発揮されています。両曲とも終楽章はお得意のハンガリー風ですが、このノリのよさは爽快です。また晩年の作らしい哀愁が滲み出ている五重奏曲の第2楽章も、ピアノでポツリポツリと弾かれると、原曲とは別の魅力が聴こえてくるようです。(2004/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554412 |
膨大なブラームスの4手のためのピアノ作品を紹介する当シリーズ、今回は弦楽六重奏曲2曲の登場です。演奏者の負担が増えたとしても、ある程度多くの声部があって、シンフォニックな響きを志向するような作品のほうが、一般にピアノ編曲に向いていること、そしてブラームスの全室内楽曲中で最も有名な楽章、すなわち「主題と変奏」として親しまれている、哀愁漂う第1番の第2楽章を含んでいることもあり、シリーズのハイライトの一つと申せましょう。編曲によって弦のしなやかな響きが、粒立ちのよい硬質な響きに置き換わるわけですが、そのことによって原曲にはなかった、鮮やかな立体感が浮かび上がってくるのが、聴きどころとなっています。(2005/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554817 |
自らの主要作品を徹底的に自らの手で、連弾、2台ピアノに編曲しまくったブラームス、今回の標的はピアノ四重奏曲第2番です。明るく柔和で、弦のしなやかさ存分に発揮された作品だけに、その弦をピアノに置き換えてしまうのは・・・という心配は杞憂に終わります。特に、緩除楽章での歌い込みが思いのほかに聴かせてくれるのは、嬉しいところといえましょう。また異稿、別ヴァージョンマニアの方々に注目していただきたいのは、ワルツ集です。当盤収録のピアノ2台版の他にも、ピアノ独奏版(8.553426)、さらには連弾版(8.553139)が存在していますが、特に2台版と連弾版とのビミョーな差を味わいつくしてみるというのも一興です。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554821 |
多くの自作オーケストラ曲、室内楽曲を、1台4手、あるいは2台4手用にピアノ編曲したブラームス、おかげで等シリーズも独奏曲集をはるかに上回る枚数に到達していますが、交響曲第3、4番はついに2回目の登場です。当盤は2台ピアノによる演奏ですが、絶対的なダイナミックレンジや音色の多彩さでは、もちろん原曲に及ばないものの、なかなかスケール感に富んでおり、十分に音楽的で雄大な味わいが楽しめます。編曲技法も巧みで、楽曲の細部の面白さを拾い上げると同時に、微妙なピアノ的な楽想への書き換えも見られ、興味は尽きません。同じ奏者達による連弾版(8.554117、8.554822)との聞き比べもぜひどうぞ。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557685 |
当シリーズで、ブラームスの莫大な自作品の編曲を紹介してきましたが、今回はついに他人の作の編曲です。名曲として名高いシューマンのピアノ四重奏曲ですが、原曲が持ち合わせているシンフォニックな感覚が、強調されたようにも響きます。第3楽章の哀感、第4楽章の対位法的書法を駆使したエネルギッシュな展開など、媒体が代わっても、魅力はしっかり翻訳されています。親友・ヨアヒムの序曲は、原曲とともに録音の機会は稀ですが、実は結構素敵な佳曲です。シューベルトのレンドラーは独奏曲を4手曲に、4手曲を独奏曲にと入れ替えたものですが、このような編曲が行われた動機の多くは、編曲者の私的な楽しみにあったのでしょう。(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555848 |
ブラームス最初の交響的大作であるピアノ協奏曲第1番には、初期の段階において2台のピアノのためのソナタとして構想され、試行錯誤を経て協奏曲になったという成立の経緯があります。当盤では、出来上がった協奏曲の2台ピアノ用編曲版という、先祖帰りのヴァージョンを聴くことができます。壮大さにおいては、ブラームスの全作品の中でも屈指のものの一つだけに、全く違和感なしに聴くことができるというわけにはいきませんが、耳が慣れてくると、この版なりの面白さも聴こえてきます。特にピアノの弱点である保続音を奏し難いという問題がほとんど生じない第3楽章など、ブリリアントで演奏効果にも優れたものといえましょう。連弾版(8.554116)と聴き比べも一興です。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555849 |
ブラームス(1833-1897)はその大規模な管弦楽作品を書く時に、しばしば同じ作品を2台ピアノ、または連弾のためにも書いていました。それはしばしば友人たちによって試演され曲の評判を諮るためのツールとしても使われていたのです。この第2番の協奏曲は1878年に作曲が開始され、その3年後の1881年にウィーン近郊のプレスバウムで完成されました。完成直後にブラームス自身と友人のイグナーツ・ブリュルで演奏し、11月の初公演(プラームスの独奏、A.エルケルの指揮)のために曲を練り直したのです。もちろん初演は大成功。オーケストラ伴奏版は彼の最初の師であるエドゥアルト・マルクスゼンに献呈されるとともに、この2台ピアノ版も公開され、多くの聴衆やピアニストたちが練習にも利用できるようにと便宜が諮られたのでした。同時収録のヨアヒムの作品もブラームスによる編曲版で、原曲を聴く機会が失われている現在、この録音は貴重なものとして評価されることでしょう。(2013/12/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570143 |
モスクワ生まれの新鋭・テベニヒンは、表のポートレイトのようにまだあどけなさを残す童顔をしていますが(77年生まれ、99年録音)、彼の演奏はそれとは似ず、落ち着いた佇まいを見せる、完全な「大人の音楽」です。ブラームスとドビュッシーの小曲、そしてプロコフィエフの所謂「戦争ソナタ」3曲の中でも、最も渋い第8番というプログラミング自体が、彼の音楽の特質をよくあらわしているといえるでしょう。彼は極端な表現など、奇を衒うようなことは決してしませんが、持ち前の透明感のある美しい音色を大きな武器として、独自の主張が感じられる音楽表現を成し遂げています。全く恐るべき才能の出現です。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554768 |
「あぁー、ええ曲やなぁ・・・。」ブラームスの3つのヴァイオリン・ソナタを聴くたびに、しみじみとそう思います。自然に溶け合いながら歌う、ヴァイオリンとピアノのコンビネーションの見事さや、美しくロマンティックな旋律美と、人生の酸いも甘いも知り尽くした、オヤジ作曲家ならではの渋みのバランスの絶妙さなど、どこをとっても理想的な音楽といえましょう。何度聴いても飽きがくるどころか、ますます深く楽曲の魅力に虜になるばかりです。第1番から第3番まで、それぞれ異なった個性を持つ、ロマン派ヴァイオリン・ソナタの至宝ともいうべき三幅対、どうぞお楽しみください。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554828 |
1877年に交響曲第2番を書き上げたブラームス。劇的で緊張感に満ちた交響曲第1番とは対照的な田園的な性格を持つ第2交響曲の流れを受け、その翌年に作曲されたのがこの「ヴァイオリン協奏曲」でした。やはり優雅で美しい旋律に満ちたこの作品は、サラサーテが演奏するブルッフの協奏曲を聴いて感銘を受けたのが直接の作曲の動機とされていますが、実際には同じ調性を持つベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の影響が強く、重厚なオーケストラ・パートと美しく情熱的な旋律のヴァイオリン・パートが絡み合う素晴らしい仕上りのため、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並ぶ「3大ヴァイオリン協奏曲」の一つと称えられています。二重協奏曲は1887年の作品。ブラームスの最後の管弦楽曲でもあるこの曲は、バロック期の“合奏協奏曲”を思わせる、各々の独奏楽器の対話と、オーケストラの掛け合いが見事な力作です。ヴァイオリン協奏曲でソロを務めるのは、これまでにもNAXOSからリリースした数々のアルバムでおなじみの女性ヴァイオリニスト、ティアンワ・ヤン。多くの名演が存在する名曲ですが、彼女は物怖じすることなく果敢に演奏。自身の音楽を朗々と歌い上げています。二重協奏曲で同じくチェロの独奏を務めるシュヴァーベは良く響く音色でブラームスの哀愁に満ちた旋律を高らかに歌い上げ、ティアンワ・ヤンとの素晴らしい共演を披露しています。交響曲にも匹敵する重要なオーケストラ・パートをまとめ上げているのは名指揮者アントニ・ヴィト。若き独奏者に負けない情熱でブラームスの音楽に対峙しています。ベルリン=ダーレムの「イエス・キリスト教会」で行われた録音にも注目です。輸入盤国内仕様:日本語解説付き(片桐卓也)(2019/05/31 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573772 |