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ブルックナー、ベートーヴェンとはまた違う孤高の世界を見せてくれるスクロヴァのブラームス。以前にもハレ管、読響など他のオーケストラとの演奏が話題になっていて、「できることなら、手兵ザールブリュッケンとのブラームスを聴いてみたい!」と思っていた方も多いのではないでしょうか?この演奏は、期待に違わぬ素晴らしいもので、快適なテンポ、重厚な音色はもちろんのこと、とことん丁寧に奏される内声部にもおどろかされます。もちろん要所要所では、絶妙なアゴーギクがつけられています。第4楽章で輝かしいテーマを導くコラールの荘厳さにも圧倒されること間違いありません。艶やかな弦の音色はいぶし銀の如く。まさに満を持してのブラームスです。(2011/10/12 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC408 |
最近大躍進中。コロンビアの指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダと、2014年まで彼が首席指揮者を務めていたトーンキュンストラー管弦楽団(次期は佐渡裕氏が予定されている)によるブラームス(1833-1897)の交響曲全集です。これまでのベルリオーズとメンデルスゾーンでは、極めてオーソドックスな解釈に情熱的な音色を載せた共感溢れる演奏を聴かせていた両者ですが、このブラームスでは、更に深化した音楽が味わえます。緊密な第1番、伸びやかな第2番、清冽な第3番、そして古典的な様式感を大切にした第4番と、驚くほどに正統派であり、聴いていて安心できるものです。ウィーンが自慢する2つのホールの響きの違いもぜひ味わってみてください。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1813 |
2005年からハンブルク州立歌劇場総支配人と、ハンブルク・フィルの音楽総監督を務めるシモーネ・ヤング。彼女が登場した頃は「注目の女性指揮者」という肩書がついて回ったものですが、最近は誰も彼女の事を「女性指揮者」だとは思わなくなっているに違いありません。彼女の創り上げる音楽は、ワーグナーにしてもマーラーにしても、一本筋の通った明快なものであり、感情に任せて音楽が揺らぐこともなければ、泣きが入ることもありません。作曲家が表現したかった世界を極めて丁寧になぞって見せてくれます。そんなヤング、今回はブラームスの交響曲のなかでも、とりわけ、瑞々しさを要求される第2番を取り上げます。伸びやかで美しいブラームスは、ブルックナーとはまた違うアプローチです。 ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC676 |
( 発売)
レーベル名 | :2012.01.11 |
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カタログ番号 | :/sharedfiles/images/cds/others/OC676.gif |
シモーネ・ヤングのブラームス(1833-1897)交響曲全集、ここに完結です。第1番の冒頭では、思いっ切りテンポを落とし重厚に歌わせるかと思えば、第2番では朗々と明るく、まるで地中海の風を思わせるような爽やかさで迫るヤング。彼女の演奏は基本的に対位法と内声を重視するよりも、感情の起伏に沿った流動的で柔軟な音楽を追求することにあるのかもしれません。そのため、ドイツ音楽に堅固さと構造性を期待する人には「緩く」感じる場合もあるかもしれませんが、それはそれ。ブラームスに快楽を求めるのもなかなか良いものです。流麗さが際立つ第3番、過去の巨匠たちの演奏とは一線を画した感のある第4番。どちらも聴きものです。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC677 |
「ミスターS」スクロヴァチェフスキによるブラームス(1833-1897)交響曲ツィクルス、ここに完結。この交響曲第4番はブラームスの円熟期の作品であり、複雑な管弦楽技法が用いられている上に、終楽章はバロック時代の変奏曲形式である"シャコンヌ"が使われるなど、指揮者にとっても力の見せ所が盛りだくさんの、充実の極みと言った感のある最高作品と言っても過言ではありません。この4番、ツィクルスの締めくくりとなりますが、実際は2011年の2月から3月にかけて全曲が一気に録音されているため、第1番から第3番と比較しても音楽の流れが滞ることは一切ありません。音色、テンポ、解釈全てにおいて理想的なブラームスです。特に終楽章は圧巻の一言です。スクロヴァチェフスキ。まだまだ進化し続けてます。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC410 |
ポーランド出身の“ピアノ・デュオ”アンナ&イネス・ヴァラホフスキーは、アンナが4歳、イネスが6歳の時に音楽を学び始め、1983年に家族がドイツに移住したのをきっかけに、ハノーヴァーの音楽・演劇大学とザルツブルク・モーツァルテウムに入学、アルフォンス・コンタルスキーに薫陶を受けてピアノ・デュオとして活動することを決意します。彼女らを絶賛したのは、アメリカの伝説的音楽評論家、ハロルド C.ショーンバーグで、彼女らの演奏について「幅広いデュナーミクと、無尽蔵のテクニックを備え、リズム感に富み色彩も豊か」と絶賛、これが世界的な名声を得る足がかりとなりました。これまでの20年間近くの活動の中で、彼女たちはモーツァルトからガーシュウィンまで様々なアルバムを録音していますが、今回のアルバムはブラームスとシューマン、そしてシューマンの妻クララの3人の作品を演奏、ロマン派の時代に花開いた3人の天才たちの愛情と深い友情を暗示しながら、あまり耳にすることにない作品も含めて素晴らしい演奏を聴かせています。(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC449 |
マーラー、ワーグナーなどの後期ロマン派作品を得意とするメゾ・ソプラノ歌手ミヒャエラ・シュースター。あの名歌手ブリギッテ・ファスベンダーも彼女に最大の賛辞を贈るほどに、素晴らしい歌手として知られています。そんな彼女の魅力を最大に引き出したこの歌曲集は、本当にロマンティックであり、また言葉と音楽の融合から生まれる美をしみじみと味わわせてくれるものです。選曲も良く練られており、ブラームスのドイツ民謡歌曲の1曲でひっそりと始まり、シューマン、レーガーで少しずつ人生の深淵を伺わせながら、最後はリヒャルト・シュトラウスの「明日の朝」で希望の光を見せてくれるという、1枚を聴きとおすと何となく嬉しくなるというものです。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1833 |
2018年は誰もが知っているクリスマス・ソング「きよしこの夜」が初演されてから200年目にあたる年です。この歌のドイツ語のタイトルは「Stille Nacht」であり、ピアニスト、ムイジはこの言葉「Stille=静かな」と「Nacht=夜」をモティーフにしたアルバムを想起、バリトン歌手であるフィンガーロスとともに、ユニークなアルバムを作り上げました。これは単なるクリスマス・アルバムではなく「夜」の新しい形の表現であり、愛に満ちた美しい作品を散りばめられた感動的な1枚です。もちろん最後には「きよしこの夜」でアルバムが締めくくられています。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1879 |
2010年9月25日に、ドミニク・ブルンナー財団が主催したコンサートのライヴ録音です。その1年前にミュンヘンで起こった暴行事件の被害者ブルンナー氏(駅で強請られていた子どもたちを守ろうとし、2人の犯人に殺害された)の勇敢な行為を記念して開催された演奏会。ここで選ばれたのはブラームスの「ドイツ・レクイエム」でした。普通のレクイエムのように死者だけを悼むのではなく、全ての人々の上に平等に訪れる死に対しての、尊厳と心の平安を聴き手に意識させるために、これ以上ふさわしい曲目はありません。この演奏では、スコア上「任意で追加してもよい」とされるオルガンも加わり、その響きに更なる深みを与えています。感動的な名演です。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC787 |
2011年、クリーブランド国際ピアノ・コンクールで優勝した後、輝かしい経歴を歩んでいるピアニスト、アレクサンダー・シンプ。彼は北米大陸を中心に活発なコンサート活動を行い、素晴らしい結果を出しています。そんな彼の新譜はブラームスとドビュッシー、ベートーヴェンという一見脈絡のない作品で構成されています。しかし、全て作曲家の後期の作品であるという綿密に計算されたプログラムであり、前作のラヴェル、スクリャービン、シューベルト作品集(OC867)と同じコンセプトに貫かれたものなのです。深部に沈むものを丁寧に掬い上げるかのような優しいタッチと色彩感は、彼の美点の一つでしょう。ひたすら美しい音色に潜む陶酔感は、聴き手を幽玄な世界へといざないます。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1820 |