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このチェリスト、ウェン=シン・ヤンも古典から現代の幅広いレパートリーを持つ人です。彼はスイスのベルンに生まれた台湾系で、シューリヒとベルリンで学び、24歳の時にバイエルン放送交響楽団の首席チェリストとなりました。1991年のジュネーブ国際音楽コンクールで1位を受賞後、その後、ソリストとして世界中のオーケストラと共演し、多くの作品を演奏しています。このアルバムでは、彼が恐るべし超絶技巧を駆使して、指揮者なしのアンサンブル(コンサートマスターはゲオルグ・エガー)アカデミア・ダルキ・ボルツァーノと丁々発止の演奏を繰り広げます。彼自身の編曲による「ヴァイオリン協奏曲」も、ため息のでるような素晴らしさです。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC782 |
ハイドンの名作、2曲のチェロ協奏曲のライヴ録音。このアルバムでソロを務めるイギリス出身のチェリスト、ナタリー・クラインは、16歳の時「BBCヤング・ミュージシャン・コンクール」とワルシャワで開催された「若い人のためのユーロヴィジョン・コンクール」で優勝、一躍注目を集めました。以降、充実したキャリアを築き、エルガーやブラームス作品の録音では高い評価を受けています。この録音で彼女はガット弦を張った1777年製のグァダニーニを使用するとともに、普段よりも軽い弓を使用。カデンツァは即興演奏を行うことで、ハイドン時代の響きと精神を再現しようと試みています。バックを務めるのは、バロック期から古典派作品を得意とするホフシュテッターが指揮するグラーツ大管弦楽団「レクリエーション」。ヨーロッパ諸国の優れた演奏家が国境を越えて集結するオーケストラです。(2020/05/15 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1895 |
NAXOSレーベルにも、シューマン、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチなど数多くの録音があるドイツのピアニスト、ベルント・グレムザーの新録音。ドイツ国内では"ピアノの魔術師"と称えられているグレムザー、OEHMSレーベルには更に多彩なレパートリーを録音しています。前作のメンデルスゾーンは、彼自身において最善の出来映えとのことでしたが、今回のハイドン(1732-1809)はそれ以上に力が入っています。バッハの時のように、ショスタコーヴィチを組み込んだ「前奏曲とフーガ」(OC738)や「バッハ作品のトランスクリプション」(OC706)といった企画物ではなく、真っ向からハイドンに取り組んだ作品集となっています。選ばれたソナタは全て「短調」で書かれていると言うグレムザーのこだわりもお楽しみください。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC455 |
1968年ウィーン生まれのベンヤミン・シュミット。バッハからジャズまで幅広いレパートリーを持ち、世界中で音楽性と超絶技巧で聴き手を魅了しているヴァイオリニストです。このアルバムは、彼が愛奏するアンコール・ピースの中から“パガニーニにまつわる作品”を中心に集めた1枚。パガニーニのオリジナル作品だけではなく、クライスラーがピアノ伴奏用に編曲した無伴奏カプリースから2曲、ミルシテインの「パガニーニ変奏曲」、現代作曲家のミューレンバッハによる奇想曲などバラエティ豊かな選曲が魅力的。うれしいことに、最後はタルティーニの名曲「悪魔のトリル」(こちらもシュミットの得意曲)が置かれています。(2019/04/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1893 |
ドイツ、ニュルンベルクに生まれ、若い頃にイタリア留学を果たし、16世紀当時最先端のイタリア音楽の様式をドイツに持ち帰った功績が讃えられる作曲家、オルガニスト、レオ・ハスラーのオルガン作品集。このアルバムでは名手ケレメンがオーストリアとドイツにある2ヶ所の教会のオルガンを駆使、各々の曲にふさわしい楽器を選び演奏しています。ヨハネス・フロイント・オルガンは1642年に建立された規模の大きな楽器で、何度も改築を繰り返しつつもその伝統ある音色を保持しています。また、マルクス・ギュンツァーのオルガンは規模は小さく、軽快な音色が特徴です。楽器の響きが存分に捉えられたSACDハイブリッド盤です。(2017/04/28 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC658 |
「リローデッド(再充填)・ハッセ」とは、なんともステキなアルバム・タイトルではないでしょうか? ( 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC830 |
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( 発売)
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レーベル名 | :2012.03.07 |
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カタログ番号 | :/sharedfiles/images/cds/others/OC830.gif |
ドイツ、バイエルン集のキームガウで生まれたメゾ・ソプラノ。ステファニー・イラーニのソロ・アルバムです。1997年にミュンヘンのムジークホッホシューレに入学、004年にツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクールで優勝、2006年に優秀賞を得て卒業という、新進気鋭のソプラノです。ドイツ内外で、ピアニストのヘルムート・ドイチュと歌曲のリサイタルを行い、また2005年には、日本の金沢で行われたペーター・シュライアー指揮の「マタイ受難曲」でソリストとして来日もしていた逸材です。これまでに、若干のCD録音がありますが、残念ながら、どれも満足がいくほどに聴き倒せるものはありません。今回の「ラメンティ」と名付けられた1枚は、そんな彼女の魅力を余すことなく伝えるものです。抑制された悲しみに彩られた表現力豊かな歌をサポートするのは、ホフシュテッター。艶やかなオーケストラの音色もご堪能ください。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC811 |
バッハ一族の中でも、少しだけ異端視されているヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784)。彼は大バッハの長男であり、当時は「バッハの息子たちの中で最も才能に恵まれている」と評価されていたものの、性格の悪さから人望をなくし、結果、良い職にもつけずに失意のうちにこの世を去ってしまった人です。膨大な作品を書いたにもかかわらず、前述の理由でほとんど出版されることはなく、多くは散逸してしまいました。しかし残された作品は、どれも独創性と多様性に満ちたものであり(これは伝統を無視した結果と評する人もいます)、どれも興味深い音楽であることは間違いありません。まだ彼の作品の全貌は明らかになっていませんが、最近になってキエフでいくつかの作品が発見されたりと、再評価が進んでいます。今回ピアノを演奏しているのは、ヨーロッパを中心に大活躍しているピアニスト、アントニー・スピリです。現代音楽も得意ですが、バッハ一族の作品にも深い関心を寄せていて、いくつかのリリースが継続しています。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC431 |
前作「ゴルトベルク変奏曲」(OC628)で「グールドの再来か?」と称されたグルジア生まれの若手ピアニスト、イルマ・イサカーゼのバッハ第2弾です。若手ピアニストが出現してバッハを弾くと、どうしてもグールドと比較してしまいがちですが、彼女は自らの世界を構築することに熱心です。ここでも1曲1曲を磨き上げ、音に宝石のような輝きを載せて聴かせます。「パルティータ」とは、17世紀にはほとんど「変奏曲」と同じ意味であったジャンルですが、18世紀になると、舞曲と変奏曲の境が曖昧になり、「統一の主題と気分を持った組曲」という意味合いに変化したもので、このバッハの作品も大きな舞曲集に近いものと言えるでしょう。そんな曲集を彼女は丁寧に音にしていきます。ゆったりとした曲の叙情性がたまりません。(2011/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC781 |