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リチャード・フルーリーはスイスの作曲家。ゾロトゥルンを中心に活動し地元のオーケストラや合唱団を指揮しながら、自作の演奏を通じて広く活躍するとともに、音楽教育にも力を注ぎました。彼の3作目の歌劇《カサノヴァとアルベルトーリ》は、スイスの祝祭日にまつわるエピソードを題材にしたもので、プッチーニ風の豊かな旋律に加え、ティチーノ地方の民謡やヨーデルの合唱を取り入れるなど意欲的な作風が特徴。当時フルーリーは多忙を極めていたため、友人の作曲家エドゥアルド・ファーブル(1872-1946)がオーケストレーションを手助けし作品を完成させました。1938年に行われた初演は大成功を収め、その後も序曲や主要なナンバーがラジオで頻繁に放送されるなど、フルーリーの代表作の一つとして広く知られるようになります。本録音では、ディエゴ・ファソリス率いるスイス・イタリア語放送管弦楽団と歌手たちが、この作品の魅力を余すところなく引き出しています。(2025/02/14 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0653 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。大学時代にロマン派の作曲家ハンス・フーバーから作曲のレッスンを受け、卒業後にはヨーゼフ・マルクスから作曲を、フェリックス・ヴァインガルトナーから指揮を学び、音楽家としての道を歩みました。この歌劇《破戒の聖僧ヴィターリス》は、彼の4作あるオペラの最後の作品で、1962に年完成、その翌年に初演されるも、その後は今回の録音が行われるまで演奏されることがありませんでした。原作となったスイスの作家ゴットフリート・ケラーの同名の小説は、あらゆる手段を用いて娼婦を真人間に戻すべく翻弄するヴィターリスを巡る物語。陽気な村の生活に隠された不穏な空気が見事に描かれており、フランツ・ヨハン・ダンツの台本は物語を忠実に再現。そしてフルーリーは登場人物たちの独唱と合唱に美しい旋律を与え、オーケストラから後期ロマン派風の色彩豊かな響きを引き出すことで、聴きごたえのある作品にしています。演奏は、知られざる作品の演奏に力を注ぐ指揮者ポール・マン。独唱者たちの熱唱も聴きどころです。ブックレットにはドイツ語の歌詞とその英訳を掲載、また1963年初演時の写真も掲載されています。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0632 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。音楽一家に生まれ、地元の音楽院でフェリックス・ワインガルトナーに指揮、ウィーンではヨーゼフ・マルクスに作曲を学びました。やがてゾロトゥルン市のオーケストラを30年間指揮するとともに、作曲家としても活動。後期ロマン派の作風を踏襲する雄大な作品を数多く遺しています。このアルバムには1920年代の交響曲第1番と50年代の交響曲第4番を収録しています。抒情的で壮大な第1番はブルックナーを彷彿させ、またハリウッド映画の音楽のようなゴージャスな響きを味わえる第4番は、彼が幼少期に訪れたリヒテンシュタインでの思い出からインスパイアされたという作品です。ポール・マンが指揮するBBC交響楽団が作品の持ち味を存分に生かした演奏を聴かせます。(2023/03/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0643 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリーの管弦楽作品第4集。収録されている交響曲第2番は彼がしばしば訪れていたスイス南部のティチーノ地方からインスパイアされた作品。イタリア語圏スイスの旋律が用いられており、第1楽章はルガーノの教会の鐘のモチーフを、第2~4楽章は民謡を基にしています。ブルックナーの交響曲の形式を踏襲していますが、彼の親友ヨーゼフ・マルクスがオーケストラで描いた自然画にも似た雰囲気を持っています。1936年8月1日、スイス建国記念日にルガーノで自身の指揮で初演、スイス全土のラジオで放送されました。「夜想詩」は夢の中の幻想的な場面を音楽で描写した作品で、リヒャルト・シュトラウスを思わせる曲想です。こちらも作曲家自身の指揮、ベルン市立管弦楽団によって1939年10月16日に初演されています。(2025/05/16 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0727 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリーの弦楽四重奏曲集、第2集には1929年と1938年に作曲された第2番と第3番が収録されています。フルーリーは才能あるヴァイオリニストでもあり、友人たちと演奏するためにこれらの作品を書きました。どちらの曲もコルンゴルトやツェムリンスキーを思わせる後期ロマン派風の抒情を湛えた美しい旋律に満ちています。第3番は、フルーリー自身が生活が困窮していた時期に書かれましたが、明るく活発な音楽からはそんな苦悩は微塵も感じられません。1997年にベルン交響楽団のメンバーによって設立されたコッラ・バルテ四重奏団の演奏です。(2024/09/20 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0717 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。ヨーゼフ・マルクスから作曲、フェリックス・ヴァインガルトナーから指揮を学んだ彼の作品は、どれも20世紀音楽の先進的な技法も取り入れながらも、後期ロマン派風の雰囲気も湛えたユニークなものばかりです。TOCCATAレーベルではこれまでに彼の管弦楽作品、歌劇、歌曲を発表していますが、当盤からは室内楽にも目を向けます。この第1集には世界初録音となる2曲の弦楽四重奏曲を収録。彼自身が才能あるヴァイオリニストであり、この弦楽四重奏曲も、彼自身が友人たちと演奏するために作曲されました。とはいえ、第1番と第4番の作曲年代には14年の隔たりがあり、この間に彼の作風も新古典派風のモダニズムから後期ロマン派風に変化しています。ベルン交響楽団のメンバーたちによって1997年に設立されたコッラ・バルテ四重奏団による演奏で。(2023/12/15 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0712 |
スイスの作曲家リヒャルト・フルーリー。大学時代にロマン派の作曲家ハンス・フーバーから作曲のレッスンを受け、卒業後にはヨーゼフ・マルクスから作曲、フェリックス・ヴァインガルトナーから指揮を学び、音楽家としての道を歩みました。彼の作風は師のフーバーやマルクスからの影響を受け継いだ後期ロマン派風の雰囲気を帯びていますが、その作品には20世紀初頭の新古典主義や印象派の影響も感じられる、さまざまな手法が取り入れられているのが特徴です。このバレエ「魔法の鏡」は、彼が若い頃から情熱を燃やしていた劇場のための音楽で、男女間の「秘められた恋愛」から生まれるいざこざを魔法の呪文とダンスのステップで包んだ“大人のメルヘン”といえる内容。場面ごとに様々なスタイルを融合させた曲が付けられた楽しい作品です。そのほぼ30年前に作曲された「小さなバレエ音楽」も、無邪気な各曲のタイトルの背後に、きわめて躍動的な音楽が隠されています。ポール・マンが指揮するニュルンベルク交響楽団の演奏が、彼が表現したかったであろう「ざわめく世界」を見事に描き出しています。(2020/02/07 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0552 |
ウクライナのハリコフで生まれ、1974年からはフィンランドに在住する作曲家ブルク。専ら「タンゴ」の作曲家として知られますが、彼の作品の中で最も重要な位置を占めるのは、18曲ある交響曲と、ユダヤ教のテーマに基づく作品、そして第2の故郷とも言えるフィンランドの神話「カレリア」に触発された作品群です。このアルバムには2曲の交響曲を収録。ピアノを伴う交響曲第17番「人生の喜びに」は、度重なる障害を乗り越えた彼自身の自伝的な作品で、賑やかな終楽章が勝利を表しています。交響曲第18番はラトビアに伝わるユダヤの民謡がモティーフであり、ラトビアの家から追放されたという彼の祖父母に敬意を払って書かれた作品です。変奏曲形式による終楽章は神秘的な美しさに溢れています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0455 |
1937年、ウクライナのハリコフで生まれ、現在はフィンランドに住むブルク。タンゴの作曲家として知られていますが、彼の作品の中で重要な位置を占めるのが、自身のルーツであるユダヤ教や、1974年に移り住んだ第2の故郷、フィンランドのカレリア神話などにインスパイアされた21作の交響曲です。このアルバムに収録されているのは2018年に作曲された3つの交響曲。これは20世紀前半に起きたユダヤ人迫害についての三部作であり、ブルクの特徴である万華鏡のような色彩感や、表情豊かな旋律、そしてドラマティックな音楽語法で、自身も体験してきた壮絶なユダヤ人の歴史を描きだしています。バルト諸国で最も古い歴史をもつラトビアのリエパーヤ交響楽団と、1989年に設立されたリトアニア国立交響楽団による演奏です。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0543 |
1937年にウクライナのハルキウ(ハリコフ)で生まれ、1974年からはフィンランドに住むブルク。この交響曲第3集では、2019年と2021年に作曲された直近の交響曲を紹介しています。すでに80歳を超えている作曲家の作品としては、驚くばかりの生命力を有しており、いずれも社会問題に目を向けた渾身の仕上がりとなっています。交響曲第21番は、世界の海の汚染への懸念が作曲の原動力となっており、環境問題への取組を促す作品。第23番はフィンランドとロシアの国境にひっそりと住む"イングリア人"へのオマージュ。イングリアの民謡を素材にした作品です。どちらの作品も精緻な対位法とオーケストラの豊かな響きが用いられており、どこかしら荒々しさも感じられる多彩な表情を持っています。ブルク作品を得意とするクプチスと、1989年に設立されたリトアニア国立交響楽団による演奏です。(2022/08/12 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0645 |