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Search results:654 件 見つかりました。
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ。彼はこれまでに17曲もの弦楽四重奏曲を作曲しています。このアルバムに収録された第8番の四重奏曲は彼の友人でチェコ人の作曲家、パーヴェル・ノヴァークの40歳を記念して作曲されましたが、最終楽章は1996年に亡くなったもう一人の友人、ベルトルト・ゴルトシュミットの思い出に捧げられており、第1ヴァイオリンの最後の2つの音は彼のイニシャルを表しています。第16番は2022年のビヴァリー室内音楽祭で初演された作品。こちらも2021年8月に世を去った友人、ヒュー・ウッドに捧げられており、ウッドの作品のモティーフが組み込まれています。第17番は30年近くにわたり協働を行ってきたクロイツェル四重奏団のための曲。第1楽章の冒頭では4人の奏者がそれぞれソロを弾くなどの見せ場があり、ピツィカートで全体が奏される第2楽章、瞑想的な第3楽章、夢の中を彷徨うような幻想的な雰囲気で始まり、精緻なフーガが続き最後は熱狂的に曲を閉じる終楽章と聴きどころの多い作品です。最後に添えられているのは、平均律クラヴィーア曲集第1巻 第24番。「バッハ作品の中でも最高の曲」と語るマシューズが弦楽四重奏版に編曲したものです。(2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0732 |
イギリスの作曲家デーヴィッド・マシューズは、現在までに7曲の交響曲と11曲の弦楽四重奏曲を書いています。彼の弟はコリン・マシューズ。あのホルストの「惑星」に冥王星を付けくわえた作曲家で、20代の頃は弟とともに、デリック・クックに協力してマーラーの第10番の補筆版の完成に寄与したことでも知られています。彼自身は「ティペットとブリテンの後継者として」また「ベートーヴェンを始めとしたウィーン古典派からマーラー、シベリウスと言った20世紀の初期の作曲家たちの音楽を継承すること」。この2つを融合するために作曲をしていると語ります。ここで聴く彼の音は、確かに前衛的ではありますが、不思議なほど明るさに満ちています。例えばベートーヴェンのピアノ・ソナタからインスピレーションを得たという、第4番の第1楽章などは、そこかしこで艶やかな弦の音を誇示するかのように高らかな歌が響き渡る、とても魅力的な作品です。簡素な造りの第10番は、13分という短いながらの曲ですが、彼も鳥の歌を愛しているそうで、驚くほど様々な音が凝縮されています。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0058 |
「ティペットとブリテンの後継者」と見做されるイギリスの現代作曲家、ディヴィッド・マシューズ(1943-)の弦楽四重奏曲第4集。ここでは、彼が大いなるインスピレーションを受けたという「ベートーヴェンのバガテルとピアノ・ソナタ」の弦楽四重奏編曲版と、彼自身による「ディアベリの主題による変奏曲」そして、新しい作品である「弦楽四重奏曲第11番」が収録されています。原曲を忠実に弦楽四重奏曲へと置き換えた「バガテル」は、ベートーヴェンの一つの新しい形として聞くことも可能でしょう。また自身の第11番は変奏曲の形式を持ち、最後はフーガで締めくくられるなど、こちらも明らかなベートーヴェンの影響が見てとれます。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0318 |
ロンドン生まれのディヴィッド・マシューズ(1943-)。彼の弟コリンも高名な音楽家ですが、実は、彼の生家は音楽に対して関心が低く、デイヴィッドは弟と互いに教え合いながら音楽家として成長したと言います(1960年代に巻き起こった第1次マーラー・ブームは彼らの創造性の発展に一役買い、一時期はデリック・クックとともに「第10交響曲」の補筆にも加わっています)。このアルバムでは、3つの無伴奏ヴァイオリンのための作品を収録。演奏家に異常なまでの技術的課題を提起する、シューベルトの「冬の旅」に触発された同名の作品、執拗なまでに音の動きを追求する「15のフーガ」、こちらも演奏困難な「3つの練習曲」と、どれもが興味深い作品です。卓越した技巧を持つスケアヴェズの完璧なる演奏で。(2013/08/21 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0152 |
ロンドン生まれの作曲家マシューズの作品集。音楽的な家庭に生まれたものの、彼自身は正式な訓練を受けたわけでもなく、16歳になるまで全く作曲する意欲もなかったのですが、1960年代に巻き起こった“マーラー・ブーム”の影響を受けて、彼の弟コリン・マシューズと共に音楽にのめりこみ、1970年代にはコリンを中心にマーラーの「交響曲第10番」の実用版を完成させるなど、目覚しい活躍を始めます。そして熱心に勉強を始め、25歳の時に最初の作品を作曲、以降は映画音楽に至る幅広い分野の作品を書いています。このピアノ三重奏曲集は、ショスタコーヴィチの深遠さとヴォーン・ウィリアムズの叙情的な面を併せ持つ、完成度の高い作品です。 /(2017/03/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0369 |
第1集(TOCC152)に続く、デヴィッド・マシューズによる無伴奏ヴァイオリン作品集の第2集。ここでも作曲家は高度な技法を駆使した作品を書いていますが、全ては演奏しているスケアヴェズへの高い信頼があってこそ。全ての曲は、まず彼が演奏することを想定して描かれており、これこそが現代における無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰が生まれる原動力にもなっています。鳥の声を模した「オーストラリアの4羽の鳥」、抒情的なメロディを持つ「15の前奏曲」他、多彩なヴァイオリンの音色をたっぷり味わえます。/(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0309 |
アメリカ、マサチューセッツ州生まれの作曲家デイヴィッド・マスランカ。これまでにオーケストラ、声楽、室内楽、吹奏楽など様々なジャンルを作曲していますが、彼の名を飛躍的に高めたのは吹奏楽のための一連の作品です。このアルバムには4つの作品が収録されていますが、「カリフォルニア」と「慈悲の天使」「聖フランシス」は実質的に交響詩であり、音楽の中に果てしなく広い風景や、自由奔放なドラマが織り込まれています。『アレックスとファントムバンド』はユーモラスな筋立てで、ブラスバンドで用いられる様々な楽器を次々に紹介していくという『ピーターとおおかみ』のような作品。年代を問わず、全ての人にオススメしたい楽しい作品です。(2020/12/18 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0563 |
1998年、ロンドンの音楽一家に生まれたノア・マックス。すでに作曲家・指揮者として着実にキャリアを築いています。また、彼は画家、詩人としても活動する多彩なアーティストです。このデビュー・アルバムには彼の様々な作品を収録。室内楽を好むというマックスの作品は、どれも独自の作風と現代的なテイストを持っていますが、ところどころに過去の英国の作曲家、エルガー、フィンジ、ハウエルズ、ヴォーン・ウィリアムズらの巨匠の作風に通じる抒情性が感じらます。新型コロナ感染症によるロックダウンの状況下で書かれた「孤独の歌集」はタイトル通り音楽で孤独を描いたもの。他のすべての作品も、友人たちの死についての瞑想や、仄かな喪失感を伴っているのが特徴です。(2022/03/11 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0638 |
いかにもTOCCATAらしい1枚です。レスピーギ以降のイタリア音楽史に重要な足跡を残した三人の作曲家、カセッラ、ピツェッティ、マリピエロ(1914-2003)は当時全盛を誇っていた「オペラ」からの脱却を図り、モンテヴェルディやフレスコバルディなどの「古いイタリア音楽」と「器楽音楽」の復興に尽力した人として知られています。そのフランチェスコ・マリピエロの甥であるリッカルドが今回の作曲家です。彼はミラノでピアノを学び、トリノ音楽院で作曲の学位を取得しました。1938年頃から12音技法に興味を持ち、手始めに「主題と14の変奏曲」でその技法を使ってみたのでしょう。その後、ダッラピッコラやマデルナとともにイタリアの12音技法を推進する先駆者となりました。他の5つの作品も精緻な技法を凝らして書き上げられていますが、とは言え、12音を徹底的に追求しながらも、表現や色彩を重んじているためか、時にはルールを破ることも厭わなかったようで、時として抒情的な響きが現れるところが面白いものです。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0129 |