アメリカン・クラシックス
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ナクソス価格で「マーチ王」スーザをまとめて聴ける幸せに浸るシリーズの第3弾は、行進曲の定番の一つでスーザ自身も音楽的にベストとみなしていた「忠誠」を含みます。しかし聴きどころはそれだけではありません!14のテーマはズバリ、メジャーリーグ・ベースボール、球場の歓声入りの録音です。さらにミュージカルあり、ラグタイムありで、正にアメリカ的バラエティ。また、作曲者が絶対の自信を持ち、何度も演奏会にかけた組曲「ポンペイ最後の日」は、ハルマゲドンを描く題材が興味深いのはもちろんのこと、単なる行進曲作家にとどまらないスーザの真の実力を見せつけます。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559092 |
驚異の"日曜作曲家"アイヴズの先進的な音楽は、21世紀においても決して色褪せることはありません。ナクソス価格で聴けるようになったのだから、新しい楽しみ方を追求しましょう。アイヴズとしてはわかりやすくインティメートな「交響曲第3番」は難しいこと抜きに楽しげな音をありのままに楽しみ、4ではお得意の複数旋律ごたまぜ重ね合わせ攻撃に酔い、有名な5と6は今日的にヒーリング風の側面を味わい(ただし6は途中で再びごたまぜ攻撃開始、大盛り上がりするけど)、7と8では音楽に合わせて身体を揺すってみたり。名高いアイヴズ研究家でもあるワシントン出身の指揮者による、共感に満ちた演奏です。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559087 |
「ウェスト・サイド物語」こそ、高度な芸術性とポピュラリティを併せ持つ、20世紀音楽最大の金字塔の一つです。20世紀アメリカの風俗を反映した物語内容と音楽的素材に、クラシック音楽の技法を最高度に展開し、かつ「誰の耳にも魅力的」という、最も困難な命題も達成してしまった驚異的な傑作といってよいでしょう。よく知られていることですが、「トゥナイト」や「アメリカ」といった御馴染みのナンバーの背後にも、対位法や変拍子の導入といった、いかにもクラシック的な技法を聴き取ることできます。が、そんな理屈による説明は、この作品のもたらす深い感動そのものの前には、何か空しく響く気もします。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559126 |
コープランドの音楽は、ジャズやラテン・アメリカの民俗音楽の要素と、デリケートな抒情性との絶妙なバランス感覚が持ち味です。例えばジャズ・クラリネット巨匠中の巨匠、ベニー・グッドマンの依頼により作曲されたクラリネット協奏曲、全編を貫徹する叙情性の透明度には、まさに圧倒的な感銘を覚えます。前半のセクションはとりわけしなやかで、クラリネットの透きとおるような音色の活かし方が見事ですし、後半ではソロパートの名人芸的な技巧色、そしてノリのよいジャズ色を強めながらも、ケレン味を発揮するというよりも、ここでもイヤミのない爽やかさが基調となっています。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559069 |
1961年、ミルウォーキー生まれのトークの音楽からは、屈託のないネアカパワーが放射されています。そのことを一番強く実感できるのは、「何を(で)叩くか」をそれぞれの楽章のサブタイトルに持つ、打楽器協奏曲「ラプチャー」(歓喜・恍惚といった意)、それも特に急速楽章に当たる第1、3楽章でしょう。はっきりとした調性を持ち、リズミカルな旋律を奏し続ける管弦楽をバックに、前者ではドンドコドンドコ、後者ではトンテンカンテンと、終始独奏打楽器がお祭り的に叩きまくられて、クライマックスに至るといった、大変にわかり易い音楽です。この陽気なノリのよさ、結構病みつきになりますゾ。(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559167 |
ストロングは、アメリカの作曲家といっても作風は全くドイツ・ロマン派で、その作品からは、リストやワーグナー、ラフ、メンデルスゾーンやシューマンといった先達の木霊が響いてきます。「オンディーヌ」は、人間となって、人間の王子と結ばれたいと思うもかなわぬ、水の精の悲劇を描きますが、ドラマチックな展開とオーケストレーションの練達ぶりには魅せられます。組曲にも面白いナンバーがいくつもありますが、荘重な「パルテノンへの入場」などは、最も見事な例でしょう。オスティナート的な低弦の付点音符のリズムと、お約束的にクサさを持った主旋律の組み合わせが、なかなかオツな味わいです。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559078 |
いわずとしれた最高のミュージカル「ウェスト・サイド物語」からのナンバーを、演奏会用のオーケストラ組曲に再構成したシンフォニック・ダンスは、愉しさとノリのよさに満ち満ちていますが、このような形で耳にすると、いかにクラシックの手法に練達した作曲家が、その持てる技術を惜しげもなく注ぎ込んだ作品であるかということに、改めて思い至らされます。交響曲第2番「不安の時代」は、彼自身の信仰心なども盛り込まれたシリアスな作品ですが、と同時にジャジーな楽想も多く登場するようなところに、バーンスタインという作曲家のルーツを聴くような思いがします。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559099 |
カーペンターは、必ずしも音楽だけを生業としていたわけではありませんでしたが、その音楽はセンスのよさと確かな技術に支えられた、耳に心地の良いものです。ヴァイオリン・ソナタや弦楽四重奏曲は、バックスやディーリアスといった、ノスタルジー系のイギリス音楽の味わいに近いものがあり、透徹したリリシズムが大変に魅力的です。しかし一層充実した、個性的な内容を誇っているのは、最も遅くに作曲されたピアノ五重奏曲というべきでしょう。全音階的な響きを巧みに使用し、濃密な感情表現に成功した第2楽章のクライマックスや、第3楽章を支配する踏みしめるようなリズムと和音打撃など、特に印象的です。(2002/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559103 |
生粋のニューヨーカーで、知る人ぞ知る映画音楽の大家モロス。早熟だった彼が「フランキーとジョニー」を作曲の素材として意識したのは何と12歳の頃。その後、コープランドの推薦で作曲に指名され、バレエ音楽として完成させたのです。2も20歳前の作品で、アイヴズ、カウエルといった先輩作曲家や、ジャズの影響を受けています。「ウィリー・ザ・ウイーパー」は作曲者の定義によれば"バレエ・バラード"と言う、歌と踊りの結合体。当盤の演奏家たちはメチャウマというわけではなく、特に合唱団の普通っぽさは独特の味。これもアメリカの音楽シーンの一つなのでしょう。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559086 |
まずは最高にカッコいいピアノ協奏曲、元々演奏者のヴィルトゥオジティを発揮することも意図されて作曲されただけあって、特に両端楽章では最高のノリと超絶技巧が炸裂し、爽快なことこの上ありません。もちろん軽薄なショーピースとは縁遠い、内実を伴った大変立派な作品です。その他「きよしこの夜」「もろ人こぞりて」などのクリスマス・キャロルを巧みに和声付けし、さらには対位法的に結合させた「クリスマスに」、まるでSF映画が始まるかのようなファンファーレが轟き、これでもかといわんばかりに盛り上げまくる「コマンド行進曲」など、ちょっと珍しく、そして楽しい曲が収録されているのも注目です。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559133 |