オペラ・クラシックス
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聖書「出エジプト記」を題材に、神の啓示を伝えようとするモーセと、モーセを待ちわびる民衆のために偶像崇拝を許す兄アロンとの激しい対立を描く、シェーンベルクの未完のオペラ「モーセとアロン」。20世紀のクラシック音楽界は、人類が経験したことのない社会状況を背景に、いろんなことがありました。様々な新しい作曲技法も生み出されました。どの曲を聴いておかねばならないか、膨大な作品群から選ばれるのが、音楽的側面のみならずあらゆる観点からして、このオペラになるのではないでしょうか。シュトゥットガルト州立歌劇場が持てる力量を注ぎ込んだ演奏で、日本人歌手の石津なをみさんも出演しています。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660158-59 |
傑作《セビリャの理髪師》の二ヶ月前に同じローマで初演された、ロッシーニの知られざるオペラ(1815年ヴァッレ劇場初演)。舞台は北欧の片田舎。領主オルドウ公爵はトルヴァルドの妻ドルリスカを奪おうとたくらみます。公爵の城に幽閉された彼女は変装して現れた夫と再会を果たしますが、公爵から夫の命と引き換えに結婚を迫られ苦悩します。ベートーヴェンの《フィデリオ》同様「救出オペラ」のジャンルに属するこの作品は、村人の反乱で暴君が失脚して幕を閉じる点でも時代を先取りしています。旧作からの転用も含め、若きロッシーニのエッセンスを凝縮した音楽がとても魅力的。ドルリスカを歌うチーニャも大健闘!(2006/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660189-90 |
《悪魔ロベール》と《ユグノー教徒》でグラントペラの旗手となるマイアベーアが28歳で作曲したイタリア・オペラ(1819年トリノのレージョ劇場初演)。主人公セミラーミデはエジプト王女からバビロニア王妃となりながら訳あって男装し、自分の息子ニーノと偽っています。そこへバクトリアの王女タミーリの縁談が浮上し、セミラーミデのかつての恋人シタルチェ、彼女の弟ミルテオと腹心シバリが候補に。事態が紛糾するとセミラーミデは男装を解いて正体を明かし、タミーリとミルテオを結ばせ、みずからもシタルチェとよりを戻します。ロッシーニ風のベルカント技巧とアンサンブルを駆使したオペラ・セリアの秀作が、ボニングの指揮で見事に復活を遂げました。(2006/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660205-06 |
父親から医学を勉強するためにパリに送り込まれたのに、作曲を学んでしまった若き日のベルリオーズが読み耽ったのが、フランス語訳「ファウスト」でした。40歳を超え、彼はようやくオペラに仕立て上げます。それがこの「ファウストの劫罰」。アリアや合唱の聴かせどころも多いのに加え、超有名管弦楽曲「ハンガリー行進曲」や、やはり管弦楽だけで演奏されることがある「妖精の踊り」や「鬼火のメヌエット」も名場面。管弦楽を操る天才ベルリオーズならではと言えるでしょう。この名曲を、フランス人指揮者カザドシュがフランスのオーケストラを振ったライヴ録音でお届けします。(2006/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660116-17 |
タッソーの「解放されたイェルサレム」を原作とするオペラ。十字軍の英雄リナルドが、イェルサレムの王アルガンテや女魔術師に立ち向かい、最後は勝利する物語。ヘンデルが英国で発表した最初のオペラで、大変な成功を収めました。21世紀に入り、日本のテレビCMやドラマなどで使用され、降ってわいたような人気となったアリア「私を泣かせてください」(CD2の7)を含んでいるのが、実はこの「リナルド」。ナクソス価格だから、全曲を体験するチャンス到来です。さらに、演奏はマロン率いるアレイディア・アンサンブルが登場しますから、質の高さは保証済み。打楽器のサウンドが効果的です。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660165-67 |
ラインの川底の黄金から作られた指輪を巡る、神々、巨人族、ニーベルング族、そして人間たちの壮大な物語をワーグナーが楽劇に仕立てた「ニーベルングの指環」。4日間にわたり上映されるうち、「ラインの黄金」は最初の「序夜」の部分です。21世紀に入り、シュトゥットガルトの歌劇場による「指環」プロジェクトは、全4部それぞれで演出家と出演者を変える斬新な試みで、音楽ジャーナリズム、オペラ・ファンの間に大きな話題を呼びました。歌劇場付きの優秀な歌手たちを揃え、指揮は複雑なスコアの管弦楽曲が得意のツァグロセク。拍手付きライヴ録音です。(2006/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660170-71 |
気まぐれな恋に溺れたい女フィオリッラ、彼女と惚れ合うトルコの太守セリム、その二人の様子に怒り心頭のフィオリッラの夫ジェローニオ、周りで面白がる詩人を中心に繰り広げられるドタバタを描いた喜劇「イタリアのトルコ人」。「アルジェのイタリア女」の二番煎じとのレッテルを貼られた初演は大失敗、百数十年間の忘却にさらされますが、かの有名なマリア・カラスによる蘇演が評判となり、実は名曲だったと認められるようになったのです。例えば第1幕のフィナーレなど、立ち上がって拍手するしかない見事なアンサンブルで、ロッシーニの才能に敬服させられます。最新録音、ナクソス価格で聴ける喜びをお届けします。(2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660183-84 |
オイディプス王の悲劇の物語による、ルーマニアを代表する作曲家エネスコのオペラ「エディプ」は、20世紀屈指のオペラでありながら、ルーマニア以外で聴かれることは殆どありませんでした。その隠れた名作を、現代音楽を振らせたら右に出るものはいない巨匠指揮者ギーレンとウィーン国立歌劇場という、願ってもみない顔ぶれによるライヴ録音(拍手入り)でお届けします。神秘的で想像力豊か、変化に富んだ音楽は、オペラに耳の肥えた聴き手をも驚かせ、ごく一部の管弦楽曲程度しか知られていないエネスコの再評価を促すことになるでしょう。(2006/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660163-64 |
18世紀イタリアを舞台とした、誰もが知るシンデレラ(チェネレントラ)の物語。ただし教母は登場せず、12時の鐘の音やガラスの靴のエピソードもありません。ロッシーニの音楽も、お伽話的ではなく、いつものロッシーニ。美しい旋律と弾けるようなリズムを紡ぐ傑作に仕上がっています。序曲に続く第1幕第1場から聴き手の心を掴み、音楽的ハイライトである第2幕第2場の六重唱「あなたですね!」から終結まで、飽きさせることがありません。ロッシーニの第一人者として知られる巨匠ゼッダの指揮に、ディドナート、プラティコ、サパタと注目の歌手たちを揃えた名演奏。拍手入りのライヴ録音でお届けします。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660191-92 |
アイルランドの王女イゾルデは、コーンウォールのマルケ王に嫁ぎに行く途上で、かつて愛し合った騎士トリスタンと再び出会う。愛の魔酒の力で二人は激しく愛し合うが、遂にマルケ王に見つかり、臣下の剣でトリスタンは重傷を負う。イゾルデの胸の中でトリスタンは息をひきとり、イゾルデも後を追う。冒頭の前奏曲で提示されるモティーフがキーとなり、最後を締め括る「イゾルデの愛の死」まで、濃密この上ない音楽が展開されます。当盤の指揮は北欧が生んだ巨大指揮者セーゲルスタム。伝統あるスウェーデンの歌劇場を率い、名曲「トリスタン」の演奏史にその名を刻みます。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660152-54 |