マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
新譜&来日公演情報
リヒャルト・シュトラウス
アルプス交響曲/死と変容
2016年12月2日 発売
BR-KLASSIKレーベルより新譜のリリースが決定いたしました。マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団の来日公演各会場にて先行販売を予定しております。CDの収録内容及び来日公演のスケジュール・演目は下記をご覧ください。尚、日時・演奏曲目等は変更になる場合がございますので、主催者発表のものをご確認ください。
■収録内容
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949) :
1)アルプス交響曲 Op. 64
2)死と変容 Op. 24
バイエルン放送交響楽団&マリス・ヤンソンス(指揮)
録音:
1)2016年10月13日-15日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク
2)2014年2月24日-28日 ミュンヘン ヘルクレスザール・デア・レジデンツ
発売日:2016年12月2日(金)
品 番:900148
価 格:オープン
■収録曲について
まるで映画音楽のように壮大で劇的な「アルプス交響曲」は、リヒャルト・シュトラウスの実体験に基づいて書かれた作品です。14歳、もしくは15歳のリヒャルト・シュトラウスが挑んだのはバイエルン州とチロル州の国境にあるドイツの最高峰ツークシュピッツェ(高さ2962m)。夏山の美しい自然と、荒々しい雷雨を体験した彼は登山の翌日にピアノでこの経験を再現したといいます。そして20年後の1902年に「アンチクリスト、アルプス交響曲」というタイトルでスケッチされ、一旦は4楽章の交響曲として構想されますが、結局は1911年、ガルミッシュの山荘で現在の形としての完成をみることになりました。
登山の道行きは夜明けから始まり、崇高な日の出を見つつ山道を辿り、多くの自然と触れ合いながら道に迷いつつも、頂上を目指します。下山中に雷雨に遭遇、自然の脅威に畏怖するも、無事下山。登山者は無事に帰途に着くのです。ヤンソンスは冒頭からゆったりとした歩みで、各々の場面を情感豊かに描いていきます。もちろん後半のクライマックスも万全の仕上がり。ヤンソンスの細部へのこだわりと、迫力ある造形により、聴き手はまるで自分自身が登山を終えたかのような満足感を抱くでしょう。
同時収録の「死と変容」は、20代の多感なシュトラウスの心情が反映された作品。ヤンソンスはオーケストラの持ち味を存分に生かし、うねる感情を丁寧に描き出しています。
艶やかな弦楽器、パワフルな金管楽器、滑らかな木管楽器など各々のパートが渾然一体となった輝かしい響きは、バイエルン放送交響楽団の特徴とも言える独特な音色です。
■来日公演スケジュール&プログラム
11月23日 兵庫県立芸術文化センター – Aプログラム
11月24日 愛知県芸術劇場コンサートホール – Bプログラム
11月26日 ミューザ川崎シンフォニーホール – Bプログラム
11月27日 サントリーホール – Aプログラム
11月28日 サントリーホール – Cプログラム
●Aプログラム
マーラー : 交響曲第9番 ニ長調
●Bプログラム
ハイドン : 交響曲第100番 ト長調 「軍隊」Hob.I:100
R. シュトラウス : アルプス交響曲 Op. 64
●Cプログラム
ベートーヴェン : ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61 (ヴァイオリン:ギル・シャハム)
ストラヴィンスキー : バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)
来日期間中のCD発売キャンペーン情報・イベント情報等はTwitter等でも発信いたします。
・ジャパン・アーツ(Japan Arts) 公式アカウント
・バイエルン放送交響楽団 公式アカウント(来日期間中は日本語で更新されます)
・ナクソス・ジャパン株式会社 公式アカウント
Photo: Koichi Miura
■マリス・ヤンソンスについて
1943年リガ生まれ。父は指揮者のアルヴィド・ヤンソンス。レニングラード音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮法を学び優秀な成績で卒業した後、ウィーンにてハンス・スワロフスキーに、ザルツブルクにてヘルベルト・フォン・カラヤンに師事した。1971年にカラヤン財団指揮者コンクールで入賞、同年にムラヴィンスキーのアシスタントとしてレニングラード・フィルに招かれた。1979年から2000年までオスロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め、楽団の国際的知名度を著しく向上させた。1997年から2004年にかけてピッツバーグ交響楽団の首席指揮者を務めた。2003-04シーズン以来バイエルン放送交響楽団およびバイエルン放送合唱団の首席指揮者を務めており、2021年までの契約に合意している。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ世界の主要オーケストラに客演しており、2016年は自身3度目となる「ニューイヤーコンサート」に登壇した。ウィーン楽友協会および英国王立音楽院の名誉会員。ベルリン・フィルからは「ハンス・フォン・ビューロー・メダル」を授与されている。2006年カンヌMIDEM賞にて「アーティスト・オブ・ジ・イヤー」を受賞。2013年10月、ベルリンにおいてヨアヒム・ガウク第11代ドイツ連邦共和国大統領よりドイツ連邦共和国功労勲章・大功労十字星章を授与された。
■おすすめプレイリスト「マリス・ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団 BR-KLASSIKレーベル録音集」
■おすすめプレイリスト「ギル・シャハム CANARY CLASSICSレーベル協奏曲集」
(CANARY CLASSICSはギル・シャハムが運営するレコード会社です。)
■バイエルン放送交響楽団オフィシャルサイト(ドイツ語/英語)
www.br-so.de