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パガニーニの演奏旅行の「追っかけ」をして、その秘術を盗まんとしたエルンスト。小協奏曲では、技巧と音楽の作りそのものの双方に、彼のアイドルであったパガニーニの影響が強く現れており、若きエルンストの野心を窺うことができます。一方「悲愴協奏曲」においては、過度なアクロバットが抑制されており、シリアスで円熟した味わいが濃くなっています。といっても、超絶路線が忌避されているわけでもなく、終盤の18小節連続に及ぶ高音域でのオクターヴの連続など、「見せ場」に事欠くことはありません。もちろん「オテロ幻想曲」や「ロンド・パパゲーノ」いった自由な形式による作品でも、ストレートな超絶技巧の披瀝を楽しむことができます。(2007/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557565 |
フィンランド音楽に強い人でないと名前も知らないエングルンド、20世紀を代表する交響曲との評もある、人類の凶暴さを描いた交響曲第2番を早速聴いてみると…これは驚き!何故録音が少ないのか理解できないほどの傑作です。戦争の影響の色濃さは、ショスタコーヴィチのファンなら一聴の価値あり。そのショスタコとストラヴィンスキーの死を契機に、自身の人生を回想して書かれた交響曲第4番、バルトーク風のピアノ協奏曲第1番、共に決してわかりやすい音楽ではありませんが、確かな個性を感じさせます。21世紀を見ることなく、1999年に惜しくも亡くなりました。(2000/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553758 |
1942年、イベリアに残っていた最後のイスラム政権は、スペインにおける大規模な排撃によって滅ぼされました。住民たちは祖国を追われ、その多くは南ヨーロッパから中東、北アフリカのオスマン帝国の領域へ移住したのです。彼らをセファルディと呼び、その子孫は今でも世界中で活躍しています。このアルバムに収められたのは、そんな人たちの愛した音楽です。彼らは、記憶の中に残る失われた母国の歌や葬式での挽歌、そして生活に即した歌を、あたかも元からスペインにあったかのように、スペインの言葉で歌い、伝えていくことにしたのです。そして時の流れとともに、言葉や楽器、音楽が追加され、バルカン半島、トルコ、モロッコへと伝わり、独特の様相を帯び「エンデチャー(哀歌)」と呼ばれるようになりました。ここに収録されているのは、そういった時の流れを超えて伝えられてきた歌たちです。(2010/08/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572443 |
モロッコ生まれの作曲家、オアナは本来はユダヤ系の血筋を持ちながらも、父親がジブラルタル(イベリア半島のイギリス領土)出身だったため、イギリス国籍を取得しました。パリで学び、ドビュッシーとファリャから強く影響を受け、一時期はローマでカセッラにも学び、少しずつ独自の作風を模索、円熟期には、フラメンコとアフリカの民族音楽、そして中世音楽にも魅了されるなど、様々な風土の影響を受けた情熱的な作品を多く書いています。ギターの作品も多く書いていて、どれもスペインの音楽に現代的な味付けを施した熱い曲ばかり。ここでは名主デヴァインの弾く十弦ギターの深い響きを心行くまで堪能することができるでしょう。(2009/12/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570948 |
スペイン王朝がその絶頂にあった頃、国内には文化の花も咲き誇りました。宮廷ではここに聴くヴィリャンシコやロマンセと呼ばれる世俗的歌曲も歌われるようになりました。お上の堅いイメージとは程遠い、民衆の活気や先住のアラブ人やユダヤ教徒の文化がほどよくブレンドされた不思議な魅力に溢れる音楽が培われたのです。静かな切々とした歌も素敵だし、各楽器の音色の豊かさが楽しい踊りの曲もあります。トラック22など最高のノリの良さ。こんな古楽を身にまといましょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553536 |
モーツァルトが「楽器の王様」と呼んだパイプオルガン。大聖堂や教会で、何千本ものパイプが輝く巨大な楽器から生み出される迫力ある音色を聴けば、彼が称賛した理由も理解できるでしょう。このアルバムでは、オルガンと言えば誰もが思い浮かべる、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」を冒頭に置き、ロマン派や近現代の作品をバランス良く配置することで、オルガンのさまざまな響きを楽しむことができます。最後には、同じく良く知られているヴィドールの「トッカータ」が置かれています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578179 |
1925年9月、作曲家ポール・ギルソンの60歳の誕生日を記念して、彼に師事する7人の学生たちがブリュッセルに集まり、ベルギー音楽史上初となる作曲家集団「Les Synthetistes」を結成しました。「フランス六人組」のベルギー版とも言えるこのメンバーたちは、後期ロマン派のスタイルとは一線を画す最先端の音楽を模索しながら、当時、交響楽団が少なかったベルギーにおいて、吹奏楽のためにオリジナル作品の作曲と編曲を行いました。彼らは1918年から45年までベルギー・ギィデ交響吹奏楽団の指揮者を務めたアルテュール・プレヴォーと協力し、ブリュッセルでモダンな音楽を生み出したのです。しかし、現代ではこれらのレパートリーはすっかり忘れられてしまいました。このアルバムでは地元である王立ベルギー空軍バンドの演奏で、メンバーの内の6人の作品を聴くことができます。(ポール・ギルソンと7番目のメンバーであるルネ・ベルニエの作品は配信限定で6月にリリース予定。商品番号9.70351)(2023/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579135 |
当盤を手にとった貴方が古楽にそれほど馴染みがなければ、まずは名高い作品からお聴きください。チロル地方の美しい町のイメージそのままの名曲12、リズムが楽しい11、19などです。ルネッサンス期に音楽文化満開だったフランドル地方。当盤は、ミサ、モテット、シャンソン、舞曲と、あらゆる分野の魅力を明らかにします。オケゲム、ジョスカンらの天才の音楽に混じって、秘曲は酒神バッカスを称える超お気楽ソング10。ベルギーのアンサンブル(男声歌手たち、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ)の美演も聴きどころです。(2000/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554516 |
大木正夫(1901-71)はベートーヴェンを愛し、音楽が民衆の幸福に貢献できると信じた、信念の人でした。そしてまた、早坂文雄が「情熱の人」「ロマンティスト」と評した作曲家でもありました。戦前の楽壇においてはワインガルトナー賞を受賞するなど大きな業績を残しましたが、現在はわずかにカンタータ「人間をかえせ」が知られるのみになっています。1953年に発表された「ヒロシマ」は、第6番まで存在する大木の交響曲の中でも、極めて特異な性格を持つ大作。丸木位里・俊夫妻による連作「原爆の図」に寄せて作曲された、8つの楽章からなる大木の「展覧会の絵」とも言える作品です。全編を覆う陰鬱な不協和音、激烈なトーンクラスター、うつろな旋律。ロシアで演奏された際にペンデレツキに影響を与えたとも言われるこの「ヒロシマ」は、当時の日本からすれば、異常な先進性を持った作品と言えます。恐怖と怒りの音響の中に私たちは耳ざわりのよい旋律を探しますが、大木はそれを許しません。いかなる理由によってもヒロシマに「救い」などありえなかったのだと、作曲家は考えたのかもしれません。同時収録された底抜けに明るい「日本狂詩曲」との著しい対照には驚かされますが、大木は本来、情熱的で直截的な作曲家。それが「ヒロシマ」のような作品を書かなければならなかった事実に、いっそう強く胸を打たれます。新日本フィルはこれがNAXOS初登場。湯浅卓雄の大胆なタクトの下、素晴らしく切れのあるアンサンブルを披露しています。記念碑的世界初録音! (2006/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557839 |
現代日本の優れた才能が、必ずしも東京から発信されるとは限りません。大阪フィルのホルン奏者を経て作曲家となった大栗裕は、故朝比奈隆の薫陶を得て、独自のカルチャーを誇る大阪の文化を音楽で描き出しました。言葉の抑揚、濃密な味わいの生活思想、熱狂的な祝祭、バーバリズムに彩られたエネルギー……。それらが作用して生まれた作品は、「大阪発のバルトークまたはハチャトゥリアン」とでも呼びたくなる民族性を有して、聴き手に強く訴えかけてきます。期待の俊英・下野竜也の棒を得て、吹奏楽界ではスター作曲家である彼の音楽を再評価へと導く作品集です。(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555321 |