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さてさて。「チストゥって何?」と思われた方も多いのではないでしょうか?これはバスクに伝わる舞曲用の小型のフルートです。3つの穴を持ち片手で演奏できるため、空いたもう片方の手で打楽器などが演奏可能という優れものです(ちなみにビゼーの「アルルの女」の“ファランドール”で使われるガルベも同種の楽器です)。バスクの作曲家ガルビスは、鄙びた音色を持つこの楽器とピアノ、そして、こちらもバスクの特有の楽器であるタンブリル(双頭のドラム)の音色を合わせ、実に楽しい音楽を作り上げました。ここで演奏しているのは、バスク地方で最も名高いチストゥ奏者(タンブリル奏者でもあります)ホセ.I.アンソレーナ。聴いているだけで元気になれそうな楽しい1枚です。(2010/02/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572096 |
20世紀末に改めてブーム到来となった感のある、オルフ作曲の管弦楽付き合唱曲「カルミナ・ブラーナ」。ところでそのタイトルってそもそも何だっけ?という貴方の疑問を氷解してさしあげましょう。オリジナルのカルミナ・ブラーナとは、13世紀頃のドイツの世俗歌曲で、放浪する聖職者たちが主に愛や酒、道徳などを主題に歌ったものです。まず冒頭1をお聴きください、ナクソスの看板古楽奏者たちの手にかかれば、かくも新鮮に、ノリノリの中世が現代に蘇ります。こんなに楽しい世界があったとは、オルフが魅せられたのも納得至極。なお13の詞はオルフ作品にも登場します。(2002/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554837 |
ニュルンベルク出身のドイツ・ルネサンス期の歴史家、ハルトマン・シェーデル(1440-1514)。この時代におけるもっとも重要な博学者であり、また医師、人道主義者でもあった彼は、印刷機を使用した最初の地図製作者の一人としても名を遺しています。彼は書籍や美術、音楽のコレクターでもあり、これらを編集したおよそ600冊の本は、人々の知識向上のために大いに役立つものとなりました。この「Carmina Predulcia」はシェーデルが編纂した歌集の一つ。ほとんどは作曲者不詳の歌ですが、中にはデュファイなどの名前も含まれており、この時代にどのような曲が流行していたのかを知ることができます。バーゼル・スコラ・カントルムで学んだエリザベート・パヴェルケが主宰する古楽アンサンブル「アルマーラ」の演奏で。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.551440 |
名ギタリスト、ジョン・ウィリアムズは「ベネズエラでは“先住民族たちの伝統音楽”と“国を侵略したスペイン人の音楽”そして“ベネズエラに奴隷として持ち込まれたアフリカ人たちの音楽”、この3つが融合して独特の活気ある音楽が生まれた」と言いました。中でも、スペインの人々が持ち込んだビウエラは強い人気を誇り、そのままギターの人気にもつながっています。19世紀後半から20世紀中ごろにかけて、ベネズエラの作曲家たちは軽やかなリズムと民族的要素に彩られた、特色豊かな楽想を持つ数多くのギター音楽を作曲、これらは広く人気を博しました。1981年ベネズエラ生まれのギタリスト、ゴンザレスの共感溢れる演奏です。(2018/02/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573631 |
1983年に起きた航空機事故(大韓航空機撃墜事件)からヒントを得て、台本を書き起こしたというアントン・ピアティゴルスキー(1972-)。彼はこのストーリーを、ギリシャ神話に登場するイカルスの寓話…太陽に近づき過ぎたため翼を失う青年…に見立て、緊迫した物語を創り上げました。これに曲をつけたのは2011年のイタリア、フェドーラ賞を受賞した若きカナダの作曲家、ブライアン・カレント。彼はコンパクトな編成によるアンサンブルと最低限の歌手、そして多彩な音響効果を用いて、眩いばかりの世界を見せてくれます。一刻を争う緊急の時を迎えた航空機の中で起きている、ごくありふれた日常。乗客は不安を感じながらも客室乗務員にコーラを注文し、出張中のビジネスマンは、同行している女性上司に邪な感情を抱いています。ああ、しかし最後は…全てが…(2014/12/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.660356 |
カナダの名アンサンブル、グリフォン・トリオは1993年からこれまでに、75作の新作を演奏し、世界中の作曲家から委嘱作を受けています。このアルバム「永遠の要素」はジュノー賞を獲得。演奏もさることながら、アルバムのコンセプトも高く評価されたものです。第1曲目のカレントの「炎の始まり」は作曲家がムスコカ湖のほとりで、湖面に反射する夏の日光を見て想起されたといい、煌く光をピアノが表現し、炎が燃え盛っていく様子が捉えられています。スタニランドの「至点の歌」は永遠に繰り返される季節の節目である「冬至、夏至について」の曲です。この日は特別であり、文化を越えて祝される日でもあります。「百年祭」は3人の文化人の100回目の誕生日について。各々の人々を独自の形で音として表現しています。最後の「不滅の恋への手紙」は良く知られるベートーヴェンの手紙のエピソードにインスパイアされた作品。アンダンテ・ファヴォリの旋律が引用された美しいものです。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573533 |
マリピエーロやカセッラ、ピッツェッティと同じ時期に生まれたイタリアの作曲家ガローファロの作品です。若き頃は神童ともてはやされ、多くのオルガン作品や宗教曲を作曲した人ですが、あまり表だった活動をしなかったため、すっかり忘れ去られてしまったという良くあるパターン。そんな作曲家を忘却の彼方から掬いあげたのがアメリカの作曲家=指揮者、スピーゲルマンだったのです。彼は1994年のモスクワ公演でこの作曲家の「ロマンティック交響曲」を演奏。聴衆から大絶賛されたのでした。ずっとMARCOPOLOレーベルで安定した人気を誇っていた魅力的なアルバムですが、この度NAXOSに再登場。確かに一度聴いたら忘れられなくなるほどの佳作です。(2010/10/13 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570877 |
「ギリシア音楽の父」として称賛される作曲家カロミリス(1883-1962)。もともとはオスマン帝国スミルナ出身、イスタンブールで音楽を学びましたが、ウィーンに留学後はアテネに在住。アテネに国民音楽院を創設し、ギリシア音楽の発展を目指しました。民謡に基づくオペラや交響曲が有名です。ワーグナーとリムスキー=コルサコフを賛美していたといい、自身の作風もドラマティックで重厚なものとなっています。このアルバムには、ピエルネが管弦楽用に編曲した狂詩曲や、朗読を伴う「聖ルークス修道院にて」など6つの作品が収録されています。作品はギリシアの民族音楽のリズムと複雑な対位法を多用した、独特の息の長い旋律線を持つ特異なものばかり。どことなく東洋的な雰囲気も漂わせるという、まさに百花繚乱の世界です。(2011/01/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572451 |