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Naxos Historical: アルバム一覧

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    プロコフィエフ/バルトーク/ブロッホ:ヴァイオリン協奏曲集(シゲティ)(1935,1939)

    シゲティの大きな業績の一つに、同時代の作曲家達の作品を数多く取り上げたことが挙げられるでしょう。古典作品のみならず、モダンな作品を取り上げることがヴァイオリン音楽振興のためになると考えていたシゲティは、積極的に新しい作品を初演し、また録音するなどの普及活動に努めました。その姿勢が評価され、多くの作品が彼に献呈されることになります。プロコフィエフの協奏曲第1番は、他の演奏家による初演後、彼がレパートリーに入れることによって実質世に送り出された作品で、プロコフィエフ自身、その解釈を認め、作品を献呈するに至ったものです。ブロッホの協奏曲も、シゲティのために書かれたもので、やはりこれも彼に献呈されています。(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110973

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    プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番/束の間の幻影 Op. 22 (プロコフィエフ)(1932,1935)

    ピアノはもともと弦をハンマーで叩くことによって音を出す構造なのだから、打楽器として扱えばいい。プロコフィエフの提唱したこの理論は、まさに反ロマンティシズムの先鋒とでも言うものでした。胸のすくような推進力、当時としては斬新な不協和音、デジタル的リズム。これら新種のピアニズムを満たした作品を、プロコフィエフは苦労の跡も見せず、弾ききっています。しかし同時に小品に垣間見られる甘美なメロディーなどは19世紀的なアプローチで、とりわけ旋律線の絶妙な歌わせ方は、ピアニストとしての彼の力量の高さを物語っています。(2001/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110670

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    フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(フィルハーモニア管/カラヤン)(1953)

    ワーグナーによって確立されたドイツ的歌劇も、イタリアで勃興したヴェリズモ歌劇の前に衰亡の道をたどるかと思われたさなか、彗星のように現れたのが「ヘンゼルとグレーテル」。それはフンパーディンクの妹が興じていた家庭劇が始まりでした。いつものように音楽をつけて欲しいと頼まれた作曲家は、その優れた台本に着目し、ついには一編の歌劇に仕立て上げたのでした。作品はリヒャルト・シュトラウスの指揮によって初演されて以来、すぐさま高い人気を勝ちえました。童話という親しみやすい題材を元に、耳なじみのよい旋律を用いているという点だけではなく、ワーグナーが確立した楽劇の手法~ライト・モティーフによる緊密な構造を踏襲していることでも高い評価を受けています。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110897-98

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    ベートーヴェン:5つのチェロ・ソナタ/他/ブラームス:チェロ・ソナタ第2番(カザルス)(1930 - 1939)

    1942年にチェロの「神」になるはずであったE.フォイアマンが早世したあと、チェロ界に「王」として君臨したのはカザルスでした。ホルショフスキーやムーア、バウアー、シュルホフといった名伴奏ピアニストが常に座右にいましたが、もっとも相性が良かったのは、ホルショフスキーであったようです。二人の息が一心同体となったともいえる第5番の緩徐楽章における叙情性の気品高さ、続く最終楽章の困難なフーガの堅固な構築性はまさに圧巻とも云うべき箇所。そのボウイングについての解析すら研究対象になっているほどの名演です。華麗なブラームスのソナタは、チェロの求道者としてだけではなく、名人としての側面を見せています。(2002/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110949-50

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    ベートーヴェン/シューベルト/グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集(クライスラー/ラフマニノフ)(1928)

    ラフマニノフのピアニストとしての活動は、主にリサイタルと協奏曲におけるソリストが中心でしたが、イザイ、エルマンを始めとした同時代のヴァイオリンの巨匠達との共演も行っています。その中で録音が残されているのは、このCDに収録されているクライスラーとの共演が唯一で、19世紀末から20世紀にかけて活躍した巨匠達のデュオを聴くことが出来る貴重な資料ともいえるでしょう。柔軟な演奏スタイルのクライスラーと、安定感のあるラフマニノフという絶妙なコンビネーションは、発売時から高い評価を得ていました。収録時、楽天的な性格のクライスラーがすぐにOKを出したのに対し、神経質なラフマニノフが再テイクを何度も主張したという逸話が残されていますが、その逸話を証明する未発表テイクも収録されています。(2003/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110968

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    ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番、第9番/他/シューベルト:華麗なロンド(メニューイン)(1934-1938)

    わずか12歳でワルター指揮のベルリン・フィルと共演し、一夜にして楽壇の寵児となった天才ヴァイオリニスト、ユーディ・メニューイン。彼は神童だけが持つ迷いのない音楽を青年期に見事に開花させた数少ない人物です。この二十歳前後に録音されたベートーヴェンにはメニューインの太い力の漲った豪快な弦のエネルギーが全開。師匠エネスコがレッスン中感動して聞き惚れてしまったというエピソードもさもありなんと思わされます。名伴奏者として活躍した妹ヘフシバとの共演。マーストンの復刻も万全です。(2004/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110775

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    ベートーヴェン/ブラームス/フランク:ヴァイオリン・ソナタ集(ハイフェッツ)(1937 - 1951)

    通常「ヴァイオリン・ソナタ」と呼ばれる作品は、正式には「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」であることが多く、このCDに収められた3作品もそれに該当します。しかし実際に演奏されるときは、ヴァイオリニスト+伴奏者という形態になりますが、もしこれが伴奏者ではなく「ピアニスト」であったら・・・。ハイフェッツの伴奏者として有名だったのは、エマニュエル・ベイとブルックス・スミス等でしたが、このCDではハイフェッツの横に並ぶ形で、ラフマニノフと並ぶ巨人であったモイセイヴィッチ、夭折のヴィルトゥオーゾ=カペル、そして"あの"ルービンシュタインが「ピアニスト」として演奏に参加しています。強烈な個性を持つもの同士のこのような"競"演は、今では聴かれることのないスリリングなものです。(2005/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110990

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    ベートーヴェン/フランク/ルクー:ヴァイオリン・ソナタ集(メニューイン)(1936 - 1940)

    天才児メニューインの、音楽的早熟ぶりを目の当たりにすることの出来る録音の一つがこのCDです。ベートーヴェンは24歳、フランクは19歳、ルクーは21歳にそれぞれ録音されたものですが、すでに完成された大器であったことが証明されます。フランクの弟子で最優秀とされたルクーは、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の前奏曲を初めて聴いたとき、興奮のあまり失神したほど感受性の鋭敏な若者でした。わずか24歳で没しましたが、もし長生きしたのならばフランクのあと、フランスの音楽界において重要な位置を占めたに違いありません。ルクーがソナタを書いた同じ年齢(21歳)でメニューインがこの曲を取り上げたのも、興味深いといえましょう。(2005/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110989

  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集(ブッシュ)(1931-1941)

    (2001/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110954

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    ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 1 (フックス/バルサム)(1952)

    ナタン・ミルシテインに「アメリカで訓練された最も偉大なヴァイオリニスト」と評されたジョセフ・フックス。93歳までカーネギー・ホールで演奏するなど実に長い経歴を持ち、アメリカの主要オーケストラ全てと共演、ヒンデミットやヴォーン=ウィリアムなど多数の曲の初演、録音を行うなど本当に多大なる業績を残した人です。このベートーヴェンは長年のパートナーであった名ピアニスト、バルサムとの共演で、あのハロルド・C・ショーンバーグも大絶賛した名演です。(2008/07/16 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111251