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イタリア、バロック期の作曲家タルティーニ。優れたヴァイオリニストでもあった彼は、生涯最後の年に30曲に及ぶ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」を書き上げました。これらは「小さな」と題されているものの、J.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン作品に続く重要な作品と見做されていますが、これまでに全曲の録音はありませんでした。このシリーズは、最新の研究に基づいた校訂譜が用いられているだけでなく、これまで見落とされていた作品も全て含むという貴重なもの。イギリスの名手、ピーター・シェパード・スケアヴェズがどの曲も丹念に演奏しています。(2019/08/30 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0454 |
ポーランドで生まれ、ワルシャワで学んだ後、フランスで音楽活動を始めたアレクサンデル・タンスマン。基本的な作風は新古典主義であり(ストラヴィンスキーに影響された)、その中にフランス風の洒脱な雰囲気を感じさせるものですが、晩年になると次第に祖国であるポーランドの民族音楽も自作に取り入れるようになります。彼は数多くのピアノ曲を残していますが、これらが体系的に録音されたことはありませんでした。この魅力的な作品群を、TOCCATAレーベルは順次録音していきます。まず第1集は1919年に彼がパリに到着した直後から5年間くらいの時期の作品を中心に収録しています。「田園風」とされるソナタ第1番は、タイトルとはうらはらに、かなりオシャレな雰囲気を持っていて、確かにフランス風の味わいがあります。世界初録音も多数収録。興味深いシリーズです。(2015/05/27 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0170 |
ポーランド出身、フランスで活躍した作曲家タンスマン。基本的スタイルは新古典主義でしたが、ポーランドやユダヤの民族舞曲の要素を取り入れた作品は独特の光を放っています。数多くの作品を残し、「20世紀の最も多作な作曲家」の一人と見做されていますが、ピアニストとしても一流の腕を持ち、世界中に演奏旅行に出かけ(昭和天皇へ御前演奏も行った)ソリストとしても活躍しました。当然、彼のピアノ曲も華やかな技巧に彩られた作品が多いのですが、このアルバムでは、比較的易しい曲が紹介されています。1930年代に大流行したジャズの手法を用いた「ブルースの形式による前奏曲」は、ガーシュウィン風でもあります。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0265 |
アメリカ音楽界に大きな足跡を残したエイブラム・チェイシンズのピアノ独奏作品全集。チェイシンズはニューヨークのマンハッタンに生まれ、ジュリアード音楽院でアーネスト・ハッチソンにピアノを、ルービン・ゴールドマークに作曲を学んだ後、カーティス音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事。1927年から20年間コンサート・ピアニストとして活動し、南北アメリカとヨーロッパで演奏。ガーシュウィンと四手連弾をしたこともあります。ロマン派音楽を得意とし、ショパンの録音は人気を博しました。著述家としても才能を発揮し、スコトコフスキーやクライバーンの評伝を執筆、またラジオ局で番組を持ち、著名な演奏家をトークの相手に招いてクラシック音楽の魅力を身近に伝えることに貢献しました。作曲家としては、"Flirtation in a Chinese Garden"と"Parade"(どちらもチェイシンズ自身による管弦楽版)がトスカニーニが初演の指揮をとった初のアメリカ人作品となり、また「アジアに行かずに書いた」という「3つの中国の小品」はホフマンやレヴィーンがアンコールにしばしば弾いたこともあってヒット作となりました。チェイシンズの作品はヴィルトゥオーゾ系ピアニストに人気があり、チェルカスキーやカツァリスも演奏しています。教育者としてもすぐれ、教え子の中にボレットや野島稔がいます。この2枚組にはチェイシンズのピアノ独奏曲を全て収録。出世作となった「3つの中国の小品」をはじめ、すべての長調と短調による「24の前奏曲」、親交のあったラフマニノフ、ゴドフスキーの音によるカリカチュールなどを聴くことができます。演奏はロシア系アメリカ人ピアニスト、マルガリータ・グレボフ。TOCCATA CLASSICSにはリャプノフ(TOCC-218)とレヴィツキ(TOCC-334)のアルバムを録音しています。 (2023/02/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0678 |
現在フリードリヒ・チェルハ(1926-)の名前は、ベルクの未完のオペラ「ルル」の補筆者として知られています。チェルハ自身はウィーン音楽院でヴァイオリニストとして訓練を受け、1958年にはオーストリアの現代音楽発展のためにアンサンブル・ディ・ライエを結成、同時代の作曲家たちの作品を愛し、それらの解釈にも尽力しました。これらの作品のほとんどは1940年代から50年代の彼が自身で演奏するために書かれたもので、1947年のヴァイオリン・ソナタ第1番はヒンデミットやストラヴィンスキーらの影響「新古典主義」の影響を受けています。1997年に書かれた「6つの作品」はここでヴァイオリンを演奏しているコヴァチク(チェルハの友人)のために書かれたもので、この曲と「ラプソディ」にはチェルハが追求した音楽の理想の形が現れています。(2013/10/23 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0199 |
ロシアの作曲家、ピアニスト、教授であったチェレプニン(1873-1945)。とはいえ、その名前が知られているのは専ら息子アレクサンドルであり、父ニコライの作品は最近まで、まず演奏されることも聞かれることもありませんでした。ロシアでリムスキー=コルサコフに学び、サンクトペテルブルク音楽院の指揮科の教授を務め、指揮者としてはディアギレフのロシア・バレエ団に参加し、パリ公演を成功させてもいます。しかしロシア革命の余波を受け、パリに亡命。そこでフランス印象派の影響を強く受けています。TOCCATAレーベルからは以前ピアノ作品集(TOCC0117)がリリースされていましたが、今回は歌曲集の登場です。初期の作品は後期ロマン派の風情に彩られていますが、Op.50以降の作品はかなりモダンな雰囲気を持つものとなっています。注目は「日本の抒情」。彼の眼に映った日本がどのように表現されているかを聴いてみてください。(2014/03/26 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0221 |
ロシア生まれのピアニスト、作曲家アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集です。作曲家ニコライ・チェレプニンを父とし、5歳から音楽を教わります。父ニコライがバレエ・リュスの指揮者をしていたため、多くの音楽家から薫陶を受けたアレクサンドルが音楽の道に進んだのは当然のことであり、その後も数多くの友人たちと親交を深めながら、独自の道を模索していきます。ここに収録されたのは極めて初期の作品である「楽興の時」から後期の作品「ピアノ・ソナタ第2番」までと、その音楽的深化と変化を目の当たりにできる構成となっています。その上、これらを含む4つの作品は作曲家自身による演奏であり、初CD化となるものです。その他に収録されている7つの作品もほとんどが初録音という貴重なもので、このロシアの作曲家を知るための重要な足掛かりになることは間違いありません。ロシアのモダニズムを知る絶好の機会です。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0079 |
このアルバムに収録された曲を書いたチェレプニン(1873-1945)は、既に良く知られているアレクサンドルではなく、その父、ニコライです。サンクトペテルブルクで生まれ、リムスキー=コルサコフに作曲を学び、一時期は指揮者としても活躍。ディアギレフの「ロシア・バレエ団」でも指揮台に立っていた人です。フランス印象主義の影響も受けつつ、古典的なフォルムを持った愛らしいピアノ曲を多く書いています。このアルバムに収録された3つの曲集は、なんとも軽妙洒脱であり、また示唆に富むものです。ブックレットの中には、「ロシアのアルファベット」の元となったイラストも挿入されていますので、一層イメージが膨らむことでしょう。(2011/07/06 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0117 |
イギリスの作曲家、チャーニ=ウィルス(1975-)の苦悩に満ちた歌曲集です。もともとは優れたピアニストである彼ですが、その作品もヨーロッパで高く評価されています。「3つの歌」はナチスによって迫害されたハンガリーに住むユダヤ人の悲劇を描いた曲。「6つの歌」の詩を書いたA.E.ハウスマンはイギリスの作曲家たちがこよなく愛する「シュロップシャーの若者」の作者であり、その詩はどれも不安をやるせなさを漂わせていることで知られています。最後の「悲歌」は自動車事故で孫娘を失ったジェシカ・デステの悲痛な詩を用いた短い曲。印象的な音で幕を開け、最後は消え入るように曲が終わります。聴いたあと、何かが心に残るようなアルバムです。(2016/03/30 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0329 |